2008年F1第13戦ベルギーGP

 2008年F1もいよいよ終盤戦に突入だ。終盤戦の中でも今週末のスパ・フランコルシャンでのレースは、今年のチャンピョンシップを占う上でも大切なレースになる。

 現在その予選はQ3に入ったところだが、スパ・フランコルシャンと云えば、あれは2000年だっただろうか、ケメル・ストレートエンドでのミカ・ハッキネンのエキサイティングなオーバーテイクを思い出す。

 何故か途中で遅れをとったハッキネンがケメル・ストレートを駆け上がる。その先にはトップを走るミヒャエル・シューマッハのフェラーリと、周回遅れのBARリカルド・ゾンタ。ストレートエンドでミヒャエルがインに飛び込んでくるだろうと、ゾンタはイン側を空けたのだが、何故かミヒャエルはアウトからオーバーテイク。そしてその空けられたインに飛び込んだのはハッキネンだった。

 つまり、ゾンタをアウトからパスしようとしたミヒャエル、そのミヒャエルとゾンタの2台をまとめてハッキネンがインからオーバーテイクしたわけだ。アウトからはミヒャエルそしてインからはハッキネンに挟まれて同時にパスされたゾンタはさぞかし怖い思いをしたことだろ。このオーバーテイクはF1史上もっとも素晴らしいものの一つとして語り継がれている。

 と書いたところで、予選終了。2列目まではハミルトン、マッサ、コバライネン、ライッコネンの順。昨日からタイムが上がらなかった一貴はスーティルにも先に行かれてブービー賞。一貴を高く評価していると伝えられているフランクも、さすがに渋い顔をしていることだろ。


 例によって記事本体とは何の関係も無く独自の連載が続く今日の一枚は、一昨日にご紹介した「三津屋レンガ蔵群」より更に3km程北にある杉山地区で撮影したもの。杉山地区は山間にある戸数20程の小さなだが、どの家も立派な土蔵を持ち一見に値する。
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