危うし。ディフェンディング・チャンピオン

 前半戦終了時点で48ポイントに3人が並ぶ激戦となったF1 2008年シーズンだが、その均衡は後半緒戦のドイツGPで崩れた。

 「48ポイントに3人が並ぶ」と書いたが、勝ち数及び上位入賞数で勝るハミルトンが1位、次いでマッサ、同じ48ポイントながらライッコネンが3位という順位でシーズンを折り返したわけだが、ドイツGPを終えて順位はそのままポイントは58/54/51と開く結果となった。

 ディフェンディング・チャンピオン危うし!とは言え、そのポイント差は1レースで逆転可能な範囲である。しかしながら今のマクラーレンのマシンパッケージとチーム力、そして今のハミルトンのモチベーションを考えると一発逆転は難しいか。

 思い起こせば3度ワールドタイトルを手にした名手、ジャッキー・スチュワートもニキ・ラウダもネルソン・ピケ(父)も、連続してタイトルを手にすることは出来なかった。それほどに2年連続のタイトル獲得は難しいわけだけれど、ライッコネンにはなんとしても頑張ってもらいたいものだぞ。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、猛暑となった先週土曜日のトトロの切り通し。切り通しには涼しい風が吹いていて、向こうに出て行くのにはかなりの勇気が必要でした。
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