福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

居酒屋「みのる」

2007-01-17 | おすすめの店
おすすめの店でうっかり忘れていた処がありました。
福岡市中央区大名1丁目、我が家の近くの居酒屋「みのる」です。少なくとも今の場所で20年は営業されていると思います。場所は中央区役所のところから大名に入り、突き当たりを右折。200m位歩くと右手にあります。「みのる」は以前の私のボスの名前と一緒で、気になるけどちょっとどうしようかと何回か躊躇した後、初めて行ったのを思い出します。
大名付近は以前からおしゃれな飲み食い処が多かったのですが、まったくそれと違って店構えはどうみても小奇麗とは言えないカウンターと座敷の小さい居酒屋。大体、店主のみのるさんともう一人でやっていて、料理は基本的にみのるさんがつくりますので、オーダーして出てくるまで時間はかかります。ジョッキをキンキンに冷やした生ビールというのは今では特別ではありませんが、20年前からそうでしたから、これは元祖ものでしょう。まずはこの生ビールがイントロで結構食メニューが豊富なのですが、私の好みのパターンである普通のものが何気に美味しい。みのるさんのセンスの良さなんでしょうね。例えば卵焼きひとつでもこれが美味しい。
みのるさんは口数の多い人でなく、オーダーがあったら黙々と料理をつくります。オーダーが重なっている時はちょっと気を使って、しばらくおさまってから自分のオーダーをしましょう。お客さんは地域のオヤジもいますが、大名という場所柄、ちょっとマスコミ関係の人たちや店の雰囲気に似つかわしくないおしゃれな大人も珍しくありません。
野球のオンシーズンになるとカウンターの皆とみのるさんは隅の14型(もう少し大きかったかな?)の油で汚れたようなテレビの方を向いて、何だかんだ好きなことを言いながらスポーツ談義に花が咲きます。野球のいい場面の時は、みのるさんにオーダーして邪魔しないようお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エコライフ? その2

2007-01-16 | できごと

先日のブログ、エコライフ?で当院の近くにパックスの製品を置いているクロワッサンの店があると書きましたが、ランチタイムの途中で寄ってみたら、色々ありました。
青ざらしという衣服や靴の頑固汚れ用の硬い石鹸と、もうひとつはボディ用の石鹸を買ってみました。値段は安いですよ~。青ざらしが189円、化粧石鹸が3個で315円。ほとんど100円ショップ並みですね。まさに、エコロジー&エコノミー。
使用感はまたいずれ報告します。こういうものを見つけて買って喜ぶとは、自分はやはり家事好きのおっさんだな~とつくづく思ってしまいます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どんど焼き本番

2007-01-15 | できごと

昨日は、私たちの地域のどんど焼きが警固神社にて催されました。
朝8時に集合して、先週採ってきた竹でやぐらつくり、そしてぜんざいを振舞う場所の設営、集まった正月のお飾りや昨年のお札、お守りなどをチェックして燃えるものとそうでないものの分別などを進めました。さすが都会の商店街のど真ん中にある神社だけあって大量に集まっており、この分別作業にかかる時間がただ事ではありません。
作業終了後、神主さんのお払いを受けて、午前10時に大名小学校児童数名で点火してどんど焼きが始まりました。昨日は雲ひとつ無いくらいの晴天に恵まれ火の勢いも良く、ドンドンと竹が燃えて割れる音が響きました。火がおさまったところで、子ども達は釣竿状の竹串にお餅を刺して餅を焼き、それをぜんざいに入れて頂きます。
この日は(福岡市)中央区子ども会全体のどんど焼きと大縄跳び大会があって時間も重複しており、そちらは参加できませんでしたので、その後の反省会&新年会だけ出席しました。そちらのどんど焼きでは焼き芋をしておいしかったそうです。
そろそろ新年会ムードも終了して日常に戻りたいところです。

午前8時過ぎからやぐらつくり。針金の結び方とか特別かなと思っていたら、意外と素人でもOKの感じです。


今年は勢い良く燃えましたね~。


お待ちかねの餅焼き開始。この程度火がおさまっていても、子ども達は顔が熱い熱いと言って焼いていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エコライフ?

2007-01-12 | できごと

以前は九州大学病院に勤務していましたので、よく大学生協売店を利用していました。生協というのは、日常品などエコ的な考えで品目を選んでいますよね。
結構前からパックスナチュロンシャンプーというのを利用しています。たまたま生協売店に置いてあった2種類のうちのひとつだったのですが、使ってみると自然でいい。これが切れた時に他を使ってみると何だかいまいち。細かい形容詞は面倒なので書きませんが、単純に好みなわけです。
昨日家内が切れていたパックスシャンプーを買ってきてくれて、カタログも持ってきてくれました。ついでに台所洗剤も買ったとのこと。
カタログに目を通すと太陽油脂というところの製品で結構様々なエコ系洗剤類があります。エコ系というと割高というイメージがありますが、そうではありません。私自身、それほどエコ系に興味があるわけではないのですが、洗濯や住まいの洗剤などを重曹+クエン酸または重曹+石鹸洗剤に替えてから、次男の皮膚のかゆみがほとんど消えましたので、衣服への影響があるのでしょうね。
食べても飲んでもいいような成分でできており、洗浄効果は通常の洗剤以上ですので、文句はないですよね。


左がシャンプー、右が台所洗剤です。シャンプーは泡状に出てくるので結構長く使え経済的。もちろんレフィルあり。 http://www.taiyo-yushi.co.jp で通販もあり。
当院の近くの「クロワッサンの店」で販売しているとの情報あり。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見通しがつく

2007-01-11 | 子どもとの付合い
新しいことを体験したり挑戦する時、これくらいのあんばいで、こんな要領で、このような順番でやれば終わりとかうまくできるというように前もって情報があれば、不安や緊張感は軽減されますよね。また、1回ある経験をこなせば、次回からは加減が分かりますよね。
すなわち、これが見通しがつくということですが、初めての絶叫マシーンに乗る場合はこの見通しが無い方がドキドキ感が増して良いかも知れません。1回乗ってみると適度な見通しがついて、ほど良い快感になったりするわけで。
小児歯科の診査や治療の場面では、TSD法といって何をするかを事前に説明、器具などを見せたうえで実際の処置を行うという技法をよく行いますが、治療ステップを示す「絵カード」を使って処置全体の流れと各ステップの内容を子ども達に説明しながら行うと効果的とのこと。何と何と何をするとお終いというような、見通しがたつという効果が大きいのではないでしょうか。絵の内容と説明を理解するためには4歳以上くらいが対象のようです。
この「絵カード」、自閉症の子ども達の行動調整の1方法であるTEACCH法に出てくる方法ですね。自閉症の子ども達は、理解は視覚優位ということと、見通しがたつことで不安感の軽減度が大きく、日常行動ができるようになるといわれます。このような子どもが普段「絵カード」を使った生活に慣れている場合、歯科処置の場面でも絵カードの効果が期待されます。
当院でも、理解はできるが不安が大きい子ども達には、歯科衛生士にも頼んでTSD法を使ってトレーニングしています。子ども達の知っているキャラを使って絵カードを作れたら結構効果的ではないかな~と思っているところです。
勇気の出るウルトラマンとか、決してあきらめないNARUTO、ポケモンのサトシとか・・・。あとはイラストのセンスがある人が必要なのですが・・・・。


ラバーダムをして詰め物をするステップを示す絵カードです。大阪歯科大学小児歯科使用のもの。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

矯正装置について

2007-01-10 | 歯並び、矯正の話

歯並びの矯正装置というと、どのようなものを連想しますか? 歯の(外側)に接着した金属の装具をイメージする人が多いのでは。これは業界では「ブラケット」と呼ばれていますが、最近は金属でなくて、審美性が良いセラミックや硬質プラスチックのものを付けている人も増えていますね。
当院でよく行っている、予防矯正や咬合誘導といった歯の生え変わり時期の早期治療の場合、実はあまりブラケットは必要ありません。早期治療の場合、歯の1本1本を動かすというより、もっとダイナミックに歯並びの幅を広げたり、逆のかみ合わせの場合に上の前歯を前方に動かすなどして、歯の生え変りや成長発育がスムーズに行くように考慮します。通常は、歯の裏側に沿わせたワイヤーがメインの簡単な装置を使います。早期治療の利点としては、最終的に時間のかかる矯正治療が不要になったり簡単になったりするということです。そして経過観察の後、最終的に仕上げの矯正が必要か否か再評価します。この段階で仕上げが必要な際には、歯を3次元的に細かく動かしていきますので、ブラケットを付ける治療が必要になります。
ブラケットを使用すると良くも悪くも歯の根の部分に力がかかって移動しますので、出て間もない永久歯(まだ歯の根が充分に完成していません)では、根の発育に悪影響も考えられます。それもあって、ブラケット治療はある程度の年齢を待ってということになる訳です。


 この患者さんは10代半ばでいわゆる本格矯正をしている途中です。当院の宣伝ですが、通常の患者さんは、審美性の良い硬質プラスチックのブラケットを低治療費で提供しています。ワイヤーは透明にならないのであしからず(歯に結んである細いワイヤーは透明はもちろん、いろんな色のゴムリングでもOKです)。治療費は他院の半額くらいで、ほとんど地域貢献かな~?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シーラントの話

2007-01-09 | むし歯予防の話

奥歯のかみ合わせ部分は、むし歯になりやすい部位であることは皆さんご存知ですよね。皆さんの歯で前から6、7番目の第1、第2大臼歯の状態はいかがでしょうか?むし歯になって何らかの処置を受けている場合が多いのではないでしょうか? 
乳歯の場合、奥歯が2本ずつありますが、そのうち後ろの第2乳臼歯は乳歯の中でも最もむし歯リスクが高い歯です。これら奥歯のむし歯予防にかなり有効なのが、歯科用のプラスチックやセメントでかみ合わせ部分の溝をシール(封鎖)するシーラントです。
歴史的には歯に対して接着処理をして液状のプラスチックを流して固めるレジンシーラントが主流でしたが、最近、わたくし的にはグラスアイオノマーセメントを使用したシーラントを好んで使用しています。レジンシーラントは接着処理の時に唾液など水分が触れると接着力がかなり落ちるため、そのコントロールが重要です。しっかり出来ると外れにくく予防効果も高いのですが、そうでない場合、早期に外れてしまうという欠点があります。
それに比して、グラスアイオノマーは接着処理が不要でほどほどの接着力がありますので、乳幼児の場合すばやく出来ることもあって重宝します。またグラスアイオノマーは低濃度のフッ素が持続的に出ますので、出たばかりで未成熟な歯を強化したり、初期むし歯であればストップをかけることも可能です。この欠点は、相対的に磨り減ったり溶けてしまいやすいことですが、3~4か月おきの定期的健診を受けていれば、適宜材料を追加するのみで予防効果は維持されます。
それと、奥歯かみ合わせ部分のむし歯リスクは出てから3年間ほどですので、その間いずれの形でもいいから予防できればOKなわけです。シーラントは目的ではなく手段ですから、いずれ全て無くなってしまっても良いということです。

レジンシーラントの場合、唾液が混入しないように、ラバーダムというゴムシート状のものをクランプという金具で歯に留めて行うときちんとできます。これは乳幼児や歯の生え始めでは留めにくいというのが正直なところです。溝部分に流されている白いのがシーラントです。


向かって左はグラスアイオノマーシーラントです(歯の色に近いので何もしていないように見えます)。こちらはラバーダムなしですばやくできるので子どもに対する負担が小さく、適応範囲が広がります。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どんど焼き

2007-01-07 | できごと

来週の日曜日(14日)、地域行事なのですが警固神社にてどんど焼きが催されます。どんど焼きは竹で組んだやぐらが必要です。また、警固神社では、子どもたちが細い竹の先に餅を刺してどんど焼きの火で餅を焼き、その餅をいれてぜんざいを頂きます。
そういうわけで、やぐら用の太い竹10数本と150本くらいの細い竹を調達する「竹取り」が今日でした。昨日は寒く風も強く荒れ模様でしたが、今日は程ほどの天気で安心しました。
15名ほどの地域の人間が集まり、小郡の竹山まで竹取り、そして竹山オーナーの関係の肉屋で馬刺しを調達。帰路は牧のうどんを食べ、警固神社に竹を届けてとりあえず解散。竹切りは木工所のオヤジ、トラック運搬時のロープ固定は運送屋のオヤジなど専門家揃いで完璧です。こういう時は、歯医者は特に役に立ちませんね。
その後は夕方から、子ども会育成会主催の新年会(馬刺しが出ます)というのが、例年のコースだそうです。こちらは料理持ち寄りですが、プロの料理人がいたりしてこちらも完璧。料理に関しても、私のレベルではアウトオブザクエスチョン。この辺のノリ、本当に大名地区は都会の田舎だな~としか言いようがありません。


細い竹のほうは、枝を落として釣竿状にしていきます。


この竹の先に餅を刺して焼くわけですが、他の地域でも同じようなことをしているんですかね? 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

粕屋新光園の思い出

2007-01-06 | できごと

医療関係のダイレクトメールや雑誌など結構頻繁に届いているのですが、仕事始めの4日にメールボックスを開けてみたら、プロファイルMという雑誌が届いていました。月刊の雑誌でいわゆるフリー誌ではなく、医療関係の特集記事のボリュームがあって面白いので毎月読んでいます。
今月号は表紙を見て、オッと思いました。「脳性まひを手術で治す」世界の常識を覆した整形外科医、松尾 隆 氏という文字が目にとまったからです。早速巻頭インタビューのページをめくると、やはり粕屋新光園の園長をされていた松尾先生でした。福岡県の肢体不自由児施設である新光園を定年退官された後は、東京の南多摩整形外科病院の院長として福岡時代にも増して精力的に仕事をされているようです。
粕屋新光園は私は週1回ではありますが、15年くらい非常勤歯科医師として施設の中の子ども達、通園の子ども達を診てきました。肢体不自由児ということで、脳性まひの子ども達が多かったのですが、知的障害を持つ患者さんも多く、外来患者さんは自閉症などコミュニケーション障害を持つ患者さんも多くみえました。私の今の小児歯科医としてのスタンスである、子どもにあまり無理をさせるような治療はしない、そして予防を重視するということは、このような患者さんと保護者、周囲の看護スタッフの方々から学んでいったものです。
短期入園児には北海道から来ている子もいて、松尾先生はただの温厚な整形外科医ではないと思ってはいましたが、整形外科的手術を受けリハビリでだんだんと機能回復する子ども達を見て、これが障害者の整形外科なんだと当然のように捉えていました。
ところが松尾先生の記事を読んで、今更ながら、これはむしろ業界では良い意味で特殊だということが分かりました。益々のご活躍をお祈りいたします。
久しぶりにひょこっと新光園を訪れて、子ども達や看護師さんに「元気~~?」と言いたい気分。


まだまだお元気そうな松尾先生です。先生のさりげない情熱とパワーは見習いたいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仕事始めです

2007-01-04 | できごと

あけましておめでとうございます。
今日がふたつき子ども歯科の仕事始めです。開院2年目の年になります。
「こんな歯科医院にしたい」という私たちのモットーというか気持ちはありますが、患者さんとともにつくりあげていく部分も大きいのではないかと思います。
最近、子どもたちを取り巻く環境は厳しいものがあると思いませんか。経済的にかつてのような上向きの時代でないということもいくらかはあると思いますが、基本的な人間の生活や育ち方がスポイルされつつあるように思います。子どもも大人も疲れ(特に精神的に)、何だかちょっと問題がある人が増えているような・・・・。国や制度の歯車で「こうするべき、とか、ああしなきゃ」と振り回されて、拠りどころが無くなっているような。2007年はそのような事をちょっと違う面から見るとか、気持ちをリセットしてみるとか、世の中そしてマスコミが騒いでいるような実は大したことではない事柄を少し客観的に見てみませんか。私からの提案です。
ふたつき子ども歯科は言葉としては少し陳腐ではありますが、癒し系でハッピーな歯科医院として進化していきたいと思います。患者さんや保護者の方が癒されると、私たちも癒されます。そしてハッピーな気持ちになります。
今年もよろしくお願い致します。


歯医者は癒しとハッピーとスマイルを提供する商売か? 今年、初めて商売繁盛お守りを買ってみました。ちなみに、猪の猪突猛進はやめときます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする