19世紀終わりから20世紀中ごろまで生きたフランスの画家、ラウル・デュフィーという名前を聞いたことがありますか? 彼の詳しいことは知りませんが、画風は印象派的ですね。でも典型的印象派ほど淡くない。
ニューヨーク時代、体育会系というより文系の私はよく美術館やミュージカルに行っていたのですが、メトロポリタン美術館のショップでラウル・デュフィーの絵をみて、直感的に好きになりました。そこにポストカードブックとポスターが売ってあって購入したのが、色んな作品を知るきっかけでした。今はどうか知りませんが、実はその頃はラウル・デュフィーの絵自体はメトロポリタン美術館には展示されていませんでした。
今も自宅の廊下に小さな額入りポスターを飾っていますが、最初に買った大判のポスターは「青いヤシの木」というタイトルのものでした。彼は色んな画風を取り入れたと言われていますが、私の他の好きな画家、マチスやブラックに共通したような色使いも感じさせます。ちなみに時代的にもマチスとの出会いもあったようですね。
そろそろ待合室&診療室のポスター、アート類を替えてみたいと思い、現在ラウル・デュフィーのポスターを検討中です。
これが「青いヤシの木」です。20世紀初頭のニースの海岸の風景です。