どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「狂気の愛」

2019年01月29日 | 映画
大好きな映画「ポゼッション」のアンジェイ・ズラウスキー監督による映画「狂気の愛」のDVDをブックオフで見つけて定価より高かったけど衝動買い。帰って早速鑑賞しました。冒頭からハイテンションでクレイジーな展開で面白く見応えのある映画でした。だけど内容を理解してるかというとそうではない。意味不明な所は沢山あるけど画面から伝わる狂気の愛とパワーが感じられ衝撃や笑いが感じられました。期待していたものもそういうものだったので予想以上のぶっ飛び具合だったので嬉しくなりました。
動き回るカメラと登場人物。静かな顔のアップ。綺麗な撮影にヌード。激しい銃撃に爆発。意味が分からずとも映画的な面白さに満ちていて飽きずに見れました。何度か見るともう少し内容も理解出来ると思うので、また見たいと思いますが暫くは最初に見た印象を脳裏に残しておこうと思います。
ソフィー・マルソーともう1人の女優さんが綺麗なヌードを沢山見せてくれました。ソフィー・マルソーのあどけなさも残る大人の芝居が良かったです。


コメント

「マイ・フェア・レディ」

2019年01月28日 | 映画
ブルーレイで7.1ch 大画面で映画「マイ・フェア・レディ」を鑑賞。
随分と昔にテレビ放送で見て以来です。3時間近くある映画なのでなかなか見直す気になれなかったのですが見直すと驚く程綺麗な映像に衣装に7.1ch の音の配置やら、とても良くて前半の一部は睡魔に襲われたりもしたけど集中して面白く見れました。とても見応えのある昔の華やかなハリウッド映画の良さを堪能出来ました。
部分的にとても覚えてる箇所や音楽があったりしました。結末がどうなるのかは忘れてましたが思ったよりあっさりというかスッキリしない終わり方でしたね。価値観だとか今とは違うベタな金持ちと貧乏人の描き方がされていて今だと一部の人から差別的とか何とかイチャモン付けられそうな面もありましたが映画としては良かったと思います。オードリー・ヘップバーンが美しく衣装が変わる度にハッとさせられるものがある衣装や美術も映画でした。物語は案外単調ですが部分的に考えさせられる面もある内容でした。
映画はスーパーパナビジョン70mmで制作されていたんですね。
久しぶりに他のヘップバーンの主演作品も見直してみたくなりました。


コメント

「サスペリア」

2019年01月25日 | 映画
アルジェント監督の映画の中で一番好きなホラー映画「サスペリア」のリメイク版が本日公開で早速観に行きました。真っ赤なプレミアスクリーンで見れました。今回のリメイク版の監督の映画は初めて見ます。元の映画が好き過ぎるから別物の映画だと思って見るようにしたのですが正直、気取った何じゃそれ?な映画だと感じてしまいました。部分的には斬新で面白いと思える所はあったのですが長くて傍観してるような時間ばかりでした。
殺し方が斬新でそんな方法あり?って感じでしたがそこは評価出来た所。前半はまったり前衛芸術ぶった綺麗に良く出来てる感じが僕には退屈に感じてしまったけれど後半の真っ赤な世界になっての展開とかは狂気も少し感じれて良かったです。最後はなんかいい話風に終わるけど全体的にオシャレな美大生とかが好きそうな自己アピールの強いというか計算され過ぎな自主映画にありがちななんか僕が好きになれない感じの匂いがありました。
何か感覚的に感じれる怖さみたいなものに欠けた印象です。だけど気持ち悪さみたいなものはありました。
タイトルのグラフィックとか映像や構図はとても良かった反面、狙い過ぎと感じた所でもありました。
役者陣はみなとても良かった。後で知ったけど老人と魔女と同じ役者が演じていたのだとか!アルジェントのジャーロで刑事と犯人を同一人物が演じていたというのを知った時も驚いたけどだから作品を何も知らずに見ると分からない面白さですよね。まぁそんな所も含めてアルジェント映画への敬意みたいなものが含まれている面は感じられました。


コメント

「レ・ミゼラブル」

2019年01月25日 | 映画
ブルーレイで久しぶりに映画「レ・ミゼラブル」を7.1ch サウンドで鑑賞。
ミュージカル版のヒュー・ジャックマン主演の映画です。公開時に劇場で観て以来かな。何度か映画化されてるから色々と混ざった印象になってますがミュージカルじゃなかったリーアム・ニーソン主演かジェラール・ドパルデュー主演だったかの映画の方が物語としてジャン・バルジャンの苦悩に胸が押しつぶされそうになったりした記憶があります。片想いの女が死ぬ所も。
今回見たミュージカル版は最初、何でも歌う感じに入ってゆきにくいものがあり前半は睡魔に襲われたりもありましたが段々と音楽も気持ち良く入ってゆけるようになり最後は忘れてた展開もあって歌も音楽も映像も役者も素晴らしく思わず涙が溢れて頬を伝いました。長い映画ですがテンポは良く最後は涙で良かったと思える映画でした。
役者陣が豪華ですね。アン・ハサウェイがこの映画では凄く心に残り響く芝居と歌を披露してました。アマンダ・セイフライドも透き通るような美しさがあり良かったです。

コメント

「ミスター・ガラス」

2019年01月23日 | 映画
先日映写機トラブルで見れなかった映画「ミスター・ガラス」をレイトショーで鑑賞。「アンブレイカブル」を見直してて良かった。映画は徐々にどうなるのかが判明してゆく展開が面白く「スプリット」と「アンブレイカブル」の主要キャストが再登場してゆく度にワクワク感も増しました。ただシャマラン映画全般に言えるのですが各シーンの描写が長いと感じる箇所が結構あって集中力が切れそうになる所もありました。その間色々と考えたりするのですが予想を裏切る展開に驚きと楽しみと今作では何とも不思議な感動も感じました。ラストカットは音楽の盛り上がりもあって涙も流してしまいました。全体的に音楽がとても良くて感情を揺さぶらせてくれました。
ネタバレになるから詳しくは書かないけど凄く独特の世界観を持った物語で力技でその世界に入れられる感じ。
冷静に考えるとかなりぶっ飛んでます。何を信じるのか?信じたいのか?色々な視点で考えて感じて混乱しつつも最後はすっきりと纏まり変わった映画だけど個性的で憎めないものを感じました。とりあえずシリーズ全て劇場で見れて良かったです。
アメコミが絡む物語ですが「アベンジャーズ3」よりもずっと面白かったです。派手なCGやアクションが無くても物語やキャラクターが良ければ面白いですね。
ただ釈然としない展開や突っ込み所も沢山ありますが付いてゆくのに精一杯で勢いに呑まれて感覚的に面白く見れた印象もありました。
見直すと新たな発見とかありそうです。


コメント

「虹をつかむ男」

2019年01月22日 | 映画
DVDで映画「虹をつかむ男」を鑑賞。
山田洋次監督の映画と映画館と渥美清に対する愛情を感じる暖かく楽しい笑える寅さん映画のスピンオフみたいな感じもある娯楽映画でした。
色々と映画も登場して最後には「男はつらいよ」と寅さんまで登場するという邦画版ニューシネマパラダイスという感じもしました。「ニューシネマパラダイス」と「男はつらいよ」がまた見たくなりました。映画「男はつらいよ」の1作目って僕の生まれた昭和44年に公開されたんですね。
渥美清は顔見ただけで何だかほっこりしちゃいます。寅さん映画は映画館でバイトしてた頃によく観てました。
台詞が分かりやすく聴こえやすいのも好きでした。この映画の主役は西田敏行で当時は同時上映の「釣りバカ日記」の主役でしたね。今見るとそんな印象も薄れていたのもあり、どこか寅さんに通じる良さのある役を自然に見る事が出来ました。恋がうまくいかない感じとか寅さんそのものって感じ。
今作には続編があるそうです。そちらも見てみたいです。


コメント

「ホーボー・ウィズ・ショットガン」

2019年01月21日 | 映画
ブルーレイで映画「ホーボー・ウィズ・ショットガン」を鑑賞。DVDで1度見てるけどブルーレイで買い直しちゃったのでした。感想は前に見た時と殆ど同じですがパワー溢れるグラインドハウス的な映画です。勢いとクレイジーぶりはトロマ映画を彷彿とさせます。何と言っても主役のルドガー・ハウアーの存在感とヒロインの魅力で惹きつけられました。色がやたらとビビットなのがちょっと安っぽいビデオ感もありましたが夜のカラー照明はとても良かった。音楽も良くてサラウンドヘッドホンで聴くと低音に迫力がありました。復讐に燃える痛快な展開とホーボーの哀愁とスプラッターな見せ場が面白く見れました。後半の展開は忘れていた部分も多く驚きと共に感情移入も出来て見れました。


コメント

「レインメーカー」

2019年01月20日 | 映画
隣駅の映画館まで映画を観に行ったのに映写機トラブルで見れず残念な気持ちで帰宅して封も開けてなかったブルーレイでコッポラ監督の見た事無かった映画「レインメーカー」を鑑賞。
若き新人弁護士が保険会社を相手に裁判で争う内容の物語にDV夫に苦しむ若き人妻との恋愛物語が絡むものでした。個人的に恋愛物語は余計で裁判物語だけで完結してた方が良かったんじゃないかと感じました。日本の当時のポスターではマット・デイモンとクレア・ディーンズがフューチャーされ恋愛物語の方に目を向けようとしてるようにも思えますけどね。
そこはちょっと強引な展開だったように思えて本筋から離れてる気がしたのでした。
だけど安定の仕上がりの作品で面白く見れました。キャスティングもとても良かった。ダニー・デビートの存在感が印象的でした。
色々と裁判とかって本当の正義を貫くのは大変なんですよね。お金もかかるし。




コメント

「アンブレイカブル」

2019年01月19日 | 映画
最近公開されたシャマラン監督の新作「ミスター・ガラス」が見たくなってて前作にあたる「アンブレイカブル」という映画をおさらいしておこうとDVDで凄く久しぶりに鑑賞。劇場で観て以来かなぁ?昔過ぎて結構忘れていました。この映画の予告篇には凄くそそられて期待したものでした。オチの部分は知っちゃってるのでアレですがちょっと何ソレ?っていう感じも当時感じたのも思い出した。見直すとぐいぐいと引寄せられる展開で面白く見れたと同時に夫婦関係の人間ドラマとしてもしっかりしてて見応えありました。そしてミスター・ガラスの正体というかラストの展開は完全に忘れてたのでどんでん返しの展開に素直に驚きを持って見れました。これは新作見る前に見直ししといて良かったなぁと思いました。
そして翌日、楽しみにして隣町の劇場へ「ミスター・ガラス」を観に行ったのですが映写機トラブルの為、上映中止という事で観れませんでした。残念!今まで色々な映画を観に行きましたが上映中止で見れないっていうのは初かも。自主映画ではあったけど普通の劇場では。



コメント

「リベンジ」

2019年01月18日 | 映画
ポスター見て気になってた映画「リベンジ」をDVDで鑑賞。初めて見る女優さんがとても良かった。お尻がセクシーで眼力もあって。基本は予想通りのレイプ・リベンジものの内容ですが血塗れの描写が凄く見応えありました。ヌード場面は無く陰惨さは控えめですが復讐のアクション映画としての痛快さとホラー映画のような緊張感のある映画でした。全裸で演じるのは悪役の男の方でしつこく最低ぶりを発揮してくれてました。監督は女性の方だったようです。女性よ!黙っていてはいけない!戦え!みたいなフェミニズム映画でもあります。強い女性版マッドマックスみたいな感じもありました。
しかし死んだと思ってたら生きてた主人公の女性の生命力強過ぎでしょ!って思ってしまいました。その辺のリアリティはゼロです。だけどまぁ映画だし良かったです。色鮮やかなセンスある映像に編集が良く音響も良かったです。アメリカ映画だと思ってたのですがフランス映画でした。


コメント

「ネイバーズ」

2019年01月18日 | 映画
VHSで前から気になってた映画「ネイバーズ」を鑑賞。ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドが出てる映画で監督はなんと「ロッキー」のジョン・G・アビルドセン。コメディー映画も撮ってたんですね。映画はコメディー版のトワイライト・ゾーンみたいな奇妙な面白さのあるものでした。音楽がその雰囲気を上手く盛り上げていてドタバタ劇とスリラーっぽい緊張感を出していた。なかなか面白い映画でしたが無茶苦茶面白いかというとそうでもない変な味わいのあるアメリカらしいコメディーです。ちょいちょいセンス感じる良さとベタ過ぎて微妙なものとか交錯します。何でもありの展開が楽しいです。だけどジョン・ベルーシとダン・エイクロイドの役柄が逆だった方がもっと面白かったような気もしてならないものもありました。


コメント

「ロボコップ」

2019年01月14日 | 映画
台場まで「ロボコップ・コンベンション東京2019」を観に行き高校生の時に観て以来に大スクリーンで「ロボコップ」を4Kリマスターのディレクターズ・カット版で鑑賞。
久しぶりに観ましたがやっぱり面白いパワフルな映画でした。改めて見ても色褪せない出来で社会風刺も効いてました。色々な場面が記憶に残っていてバイオレンスな場面も血塗れで派手です。今回ディレクターズ・カット版でそういう場面は更に強調されてましたね。だけどブルーレイで既に見てたので特に印象は変わらず。ただブルーレイでは絵だなぁと感じたマットペイントがスクリーンで見ると馴染んでて全く気にならなかったです。全体的に明るさが暗い印象もありましたけど。
メインテーマの音楽も盛り上がりました。フランケンシュタインの怪物のような悲哀を感じる部分が心に響きつつもヒーローとしての活躍に心躍るものを感じれる映画です。悪者が徹底的に悪く殺される様も見所。有毒液体被ってドロドロになった奴が仲間の車に轢かれてぐちゃぐちゃになる場面は強烈だけど好きな場面。全く意識して無かったけれど自作「ミルクマン2」のラストの場面に影響あったんじゃないかと思わされた。上映後のイベントで知らなかった話とかも聞けて興味深かった。イベントには友人知人も沢山来てました。帰りに有名な漫画家さんやクリエイターの方々と一緒に飲みに行く事となり楽しく過ごさせて頂きました。
帰ってからイベントで購入した「メイキング・オブ・ロボコップ」というDVDを鑑賞。もっと長いソフトかと思ってたのですが22分という短さでした。当時のメイキング番組で短いながら興味深い舞台裏が見れました。しかも全編日本語吹替も付いてるという拘りあるソフトでした。
今日は「ロボコップ」三昧な日を満喫出来ました。




コメント

「ロッキー4 炎の友情」

2019年01月14日 | 映画
「クリード 炎の宿敵」を見て「ロッキー4 炎の友情」を見直したくなりブルーレイで日本語吹替版で鑑賞。
公開時に劇場で2度続けて見た程、感動した映画です。当時の流行りの音楽と編集で見せる軽快で飽きない展開に見始めたらあっという間に見れちゃう映画でした。今見ると皆若さを感じますね。まさか当時はこの続きにあたるドラマが作られるなんて思いもしなかったです。色々と強引で突っ込み所はありますが気持ちの流れで勢いに呑まれて面白く心熱くして見る事の出来る映画です。結構隅々まで覚えてましたね。
ポーリー叔父さんが試合前に語る場面がユーモアある人柄も出てて感動的で好きです。


コメント

「クリード 炎の宿敵」

2019年01月13日 | 映画
前作をブルーレイで見直してそのまま劇場へ続編の「クリード 炎の宿敵」を観に行きました。
久しぶりに見た前作で感動したのですが今作は内容的には興味深かったけど出来としては前作程は良く無かったかもと感じました。だけどしっかり楽しめて感動も出来ました。
大筋は大体予想通りの展開でしたが前作のロッキーの病気に関するエピソードが殆ど忘れ去られているような展開がちょっとどうなのか?と思ったりしました。展開の為に無駄を省いたのかもですがもう少しちゃんと納得のいく見せ方や展開にして欲しかった。病気との闘いは前作からの重要なテーマだったと思うので。クリードの物語としては良かったけど想定内の内容でしたが宿敵ドラゴのドラマ部分ではこの作品はとても良かったです。僕にとっては「クリード2」というよりも「ドラゴ」という程、ドラゴとその息子と別れた家族の境遇なんかか胸に来るものがありラストのここでは書かないけれどドラゴのとった行動に感動出来ました。その直前にクリードがドラゴの内面に共鳴したような場面も良かった。
寡黙なキャラクターですが台詞で無く映像と佇まいで見事に心情なんかが伝わってきました。
クリードの奥さんになる女性も相変わらず良かったけれど歌手活動が何だかイマイチな音楽というか魅力を感じられませんでした。ロッキーの良さは前作程は無かったかな。実の息子とのエピソードは印象的でしたけど。


コメント

「クリード チャンプを継ぐ者」

2019年01月13日 | 映画
公開されたばかりの「クリード2」を観に行きたくて、その前に前作を見直しておこうとブルーレイで「クリード チャンプを継ぐ者」を鑑賞。今回は日本語吹替版で見てみた。ロッキーの声がしっくり来て自然に見れました。
久しぶりなので随分と忘れてる所もあり新鮮に見れました。昔のブログを読むとポーリーが亡くなっていた事が判明する墓参りの場面はもちろんグッと来るものがありましたが今回は他にもトレーニング場面や試合のラストにも素直に感動出来て台詞にも気持ちが揺さぶられる所が結構ありました。
とてもシナリオが良く出来ていると再認識。とても感動出来る良作だと感じました。そんな感動気分のまま隣駅へ続編映画を観に行きました。


コメント