どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ヘルハウス」

2022年06月30日 | 映画
最近は暑い日々が続いているので昔ながらのホラー映画納涼という事で大好きな幽霊屋敷映画「ヘルハウス」を久しぶりにブルーレイにて大画面で鑑賞。古い映画だから音はクリアでは無くモノラルでヒスノイズが目立ちますが昔の映画の音ってこんな感じだったなぁと懐かしくも。無音じゃなくチリチリブツブツ音がするのも味というか緊張感というか雰囲気もあって良いなぁとさえ感じれた。広角レンズアップの様々な角度から撮られた表情や屋敷に装飾が実に良くて異様さを静かに盛り上げてくれてます。パメラ・フランクリンの部屋の赤い内装が「サスペリア」みたいな雰囲気で素敵でした。CGの無い時代で直接幽霊を見せないけど屋敷や装飾等で幽霊の存在感を見せる見事な演出でした。
役者陣はほぼ4人だけですが皆個性的で存在感もあり良かったです。不穏な効果音も効いてます。そして脚本が改めて見ると素晴らしく徐々に進行しつつ最後に全貌が明らかなるという謎解きの面白さでも惹きつけるものがありました。
劇場公開前には「地獄邸の伝説」っていう邦題でも宣伝されていたんですね。原題の直訳ですね。










コメント

「ソフィア・ローレンだったなら」

2022年06月29日 | 映画
Netflixで短編ドキュメンタリー映画「ソフィア・ローレンだったなら」を鑑賞。
ソフィア・ローレン懐かしい!と現在の姿も見れたり興味深いですがソフィア・ローレン主演の内容では無く一般の同年代?の多分制作者のお母さんがメインの内容でした。イタリアのお母さんの人生について、ソフィア・ローレンに憧れ影響受けていた事等が語られます。映画のソフィア・ローレンを楽しそうに鑑賞する姿は何だか素敵でした。思い出も含めて特別な見方に楽しみ方をしている感じがね。
そんな一観客とスターであるソフィア・ローレンが最後に出会い素敵な時間を過ごすという何だかほっこりとするものを見つつ映画や映画スターの良さを感じたり出来ました。




コメント

「クリスティーナ」

2022年06月28日 | 映画
Netflixで39分の短編ドキュメンタリー映画「クリスティーナ」を鑑賞。癌と闘病するクリスティーナさんという明るい笑顔が素敵な女性を追った内容でした。最終的には亡くなられてしまうのですが、どんな方だったのか?癌とどう向き合い闘ったのか?が周りの家族のサポート等も含めて描かれてました。見ていて快方に向かう事を期待したのですが残念な結末でした。だけど愛のある周りのサポートがあり、とても良いなと感じたりも出来ました。
今の時間をそれぞれの人達は大切に生きて!というメッセージが伝わりました。
最近日々ボーッと過ごしている気のしている僕にはいざ何かしっかりやらなきゃ!って思っても具体的に何がやりたい!やらなきゃ!っていうのが今はなかなか浮かばない。時間はあるようで無いんだけど。
ボーッと身体を休める事も大切ですが時間も有意義に使わないとですね。




コメント

「覗くモーテル」

2022年06月28日 | 映画
Netflixで「覗くモーテル」というドキュメンタリー映画を鑑賞。最初は劇映画なのかと思って見始めたからドキュメンタリー的な作りに驚きフェイク・ドキュメンタリー的なやつかな?と思ったりしましたが、どうやら本当のヤツだったみたいでした。
「サイコ」のベイツ・モーテルみたいな内容というか趣味で覗き部屋を作っていたオーナーの告白を長年に渡り取材し本にして出版した僕は知らなかったけどそれなりに有名なジャーナリストと覗きモーテルのオーナーとその奥さんを追ったものでした。何となく見始めたらズルズルと見れましたが後半で証言の信憑性に疑問点も出てきて…最初はジャーナリストの裏取調査とかしっかりしていて立派な方だなという印象だったものが結局は本を出したい為に自分に都合良く動いているような気もしたりも感じた。途中で疑わしき点が出てきた時にどうするのか?と思ったけど結局はウヤムヤなままだったし、実際のモーテルがあった場所が今は無くなっていた事さえ調べられて無かったしね。
何が真実なのか結局はよく分からないままで本も読んだ訳では無いので何とも言えませんが作家の真摯な姿勢は伝わりはしました。ドキュメンタリー映画を撮影しているという行為自体が何か作意的なものも感じてしまうものもありますが。
ミニチュア使った撮影とか凝った事したりしてました。何気にオーナーの奥様の心情とか複雑なものを感じましたが誕生日ケーキを用意したりする所で素敵な方だなと感じました。






コメント

「ホドロフスキーのDUNE」

2022年06月28日 | 映画
久しぶりに「ホドロフスキーのDUNE」という制作されずに終わった映画についてのドキュメンタリー映画を鑑賞。見始めると惹き込まれるようにズルズルと見てしまいました。映画作りへの情熱や信念に数々のイメージの断片に想像力を刺激されつつも精神的に大切な心意気みたいなものが伝わって来ました。映画作りは1人では出来ないが多くの才能ある人々が同じ目標に向かって一丸となって上手く達成出来たら凄い映画が出来る可能性というのを感じたり、その情熱やエネルギーは不思議と互いを呼び寄せ合うようなものもあるんだろうなぁという風にも感じた。
映画作りの戦士達が集められてゆく過程が興味深くも面白かった。
この企画が種となりいくつものその後の映画にも影響を与えているが、それらのイメージは記憶に残っている作品が多いですね。SFとファンタジーと美術はあの時代は独特の輝きというか魅力がありました。
何かキラキラとしてセクシーで美しいものとダークなものがあったように思います。
最近ではCGでそういう世界観がよく見られますがリアルに寄せている為、独創性が少し欠けるというか同じようなものが多い気もします。何か非現実だけど魅力のある新鮮なものというものが見たい気がしてます。案外昔のSFアートにそんなものがあったような気もしてます。
この企画が作りたいんだ!みたいな情熱注げるようなアイデアが浮かばず自主制作映画作りを何年も実現出来ていませんが新作を作りたい気持ちはとてもあります。
今年こそ情熱注げるようなものが作れると良いなぁ。






コメント

「ザ・ロストシティ」

2022年06月27日 | 映画
仕事帰りにレイトショーで「ザ・ロストシティ」という冒険アクション娯楽作っぽい映画を鑑賞。内容とか知らないけど頭空っぽにしてでも楽しめるかな?って感じで。
かなりコメディ色の強い「ロマンシング・ストーン」みたいな内容の映画でした。
普通に面白く見れたけど特別惹き込まれるようなものは感じられずでしたがブラット・ピットが絡む場面は面白く見れました。全体的に憎めない可笑しさのある映画でワチャワチャした感じが楽しく時に空回りな印象もあったりした。
何か盛り上がるフレーズがある音楽があれば良かったんだけど印象には残らずな音楽でしたが部分的に懐かしい楽曲が場面を盛り上げてくれている所もありました。
テレビ放送で吹替で見ても結構楽しめる娯楽作だとは思いました。




コメント

「グラートベック人質事件:メディアか超えた一線」

2022年06月26日 | 映画
Netflixで88年にドイツで起きた銀行強盗人質事件についてのドキュメンタリー映画「グラートベック人質事件:メディアが超えた一線」を鑑賞。全く知らなかった事件でどうなるのか?と見てましたが最悪な胸糞悪い結末が待っておりました。銀行強盗で2人の人質で始まった事件でしたが逃走中にバスをジャックして多くの人質を取りマスコミのインタビューに答えたりしていく内に大掛かりでカオスな展開に向かってゆきました。警察も何やってるんだ?って感じでしたがマスコミの暴走ぶりも全体を収拾付かない方向へ向かわせていた。そしてマスコミは正しい事と信じて動いていたり、野次馬根性で動いていたり厄介な存在でした。それは今も変わらないしエスカレートしているとも思えます。
当時のビデオ映像と音声と写真のみで構成されていてアナログなビデオの質感を生かしたイフェクトやテロップが生々しくも効果的でちょっとしつこいけど良い仕上がりのドキュメンタリー作品でした。
もう少し早いタイミングで解決出来るチャンスはあったんじゃないか?とも思ったりはしましたが事体は悪い方に向かい長引き全く関係の無かった若き2人の人質が殺されてしまったというのがショックでした。
人質が何故かそんなに怯えてないように最初は見えたのが不思議でしたが1人殺されてからは緊張感が変わりましたね。
事件が進行中で解決していないのに必要以上の報道や憶測やコメント等、四六時中やる意味ってあるのでしょうか?試聴者が興味を持ち見たがるからというのは分かりますが事件が終わってからしっかり検証して流れを報道するというのは逆に少ない気もしたりしてます。





コメント

「探偵!ナイトスクープ」

2022年06月26日 | テレビ
Netflixで「探偵!ナイトスクープ」の新着エピソードが配信されてるとの通知があり、なんとなく見始める。案の定ズルズルと見てしまい新着分を深夜まで全部見ちゃいました。前シリーズでは寛平ちゃんのオナラの回に大笑いしたのですが今回のシリーズでは大笑いというよりどちらかというと感動系というか生き様にジーンと出来るような回が多かった気がしました。
いくつかは既に見た事があったものもありましたが同年代の方や子供の回でどこか共感出来るものを感じたな。
この番組を知ったのは大学の大阪時代で就職活動では制作会社の面接も受けに行ったなぁ。落ちたけど。こんな長寿番組になるとは思わなかったですねぇ。




コメント

「ライトスタッフ」

2022年06月25日 | 映画
昔2巻組のVHSで観て良かった記憶が残っている映画「ライトスタッフ」DVDも持ってるんだけど3時間以上あるのでなかなか見直す気にもなれずで内容もかなり忘れていたので折角なら劇場でとスクリーンで鑑賞。久々に見ましたがやっぱり良い映画で役者陣も豪華でそれぞれの役者の良き芝居が堪能出来ました。長いけど見応えがあり戦闘機乗りから宇宙飛行士となる壮大な内容です。凄い能力と技術を持っているけど命懸けな仕事であり家族の想いや仲間達との関係性がしっかり描かれてました。理不尽な扱いを受けたりマスコミに追い回されたり政治的な背景かあったり色々な事が起き感情を刺激されました。群像劇で誰が主役って訳でもなくそれぞれの人物がリアルに魅力的に描かれていたと思います。飛行シーン等もリアルで音響も良くスピード感や美しさもあり見応えありました。一部合成バレしてる所もあったけどミニチュア撮影とか特撮の完成度も素晴らしかった。映像は全体的に甘い印象でしたが昔の映画ってこんなトーンでしたよね。なんか懐かしくも感じたな。
そして音楽が気分を盛り上げる素晴らしいものでビル・コンティが作曲されていたんですね。







コメント

「ハリウッドがひれ伏した銀行マン」

2022年06月23日 | 映画
ポスター見て気になっていたドキュメンタリー映画「ハリウッドがひれ伏した銀行マン」を鑑賞。80年代に見た沢山の独立系スタジオの面白かった映画がフランズ・アフマンという銀行マンの資金融資?によって作られていた事が分かりました。製作費を集める為のシステム作りにもディノ・デ・ラウレンティスと共に活躍された方。お金の事はよくは分かりませんが映画に対する興味や愛に勉強心のある的確な視点というか判断が出来たとても優秀な方だった事が分かりました。彼が後に銀行を辞めてからは独立系スタジオが次々と倒産してしまいましたね。活気のあった80年代の映画の数々は彼がいないと成し得なかったという事がよく分かります。
当時の色々な方がインタビュー等で証言されたりしてます。そんな今作の監督を務めたのは実の娘さんでした。興味深い内容で飽きる事も無く最後まで一気に見れる作品に仕上がっています。
そんな今迄、全然知らなかった方でしたが癌のため既に亡くなられたそうです。
最後のポール・バーホーベン監督のインタビューの言葉や人柄にウルッと来るものを感じました。信頼や関係性の大切さを感じ取れました。




コメント

「アイ・フランケンシュタイン」

2022年06月22日 | 映画
DVDで買ったまま見て無かった映画「アイ・フランケンシュタイン」を鑑賞。
僕の好きな哀愁のあるモンスター物語では無くアメコミ・ヒーローもののCGバリバリなアクション映画となっておりました。
「アンダーワールド」の制作陣が作ったというだけあって独特の世界観はあり映像のトーンとかもダークだけど色彩とか悪く無い感じで何気に役者陣も豪華だったりしました。フランケンシュタインの怪物の新解釈の別物物語として見ればそれなりに楽しめる娯楽作には仕上がってはいましたが、正直そんなに好みの内容では無かったです。CGだらけの映像もなんだかね。
天使と悪魔の戦いにフランケンシュタインの怪物が絡んでって話ですが天使も変な策略したりで何だかな面も。最後は何だか良く分かりませんが力技の都合の良い展開で解決というか終結しました。
部分的に安っぽい出来の所もありましたが全体的には完成度も高い映像で見せてくれるモンスターアクション娯楽作でした。






コメント

「悪魔の棲む家」

2022年06月20日 | 映画
久しぶりにオリジナル版の「悪魔の棲む家」を見直してリメイク版もまた見たくなりDVDで鑑賞。マイケル・ベイ制作のホラー名作リメイク・シリーズでは今作だけは良かった映画だと思います。オリジナル版の無駄なエピソードを削ぎ落としてテンポ良く家族の物語に絞って描いています。幽霊等直接見せないオリジナル版に対してこちらは結構直接的に見せてくれます。見せ過ぎず短くショッキングに描いているので飽きずに見れました。音響効果が良くて低音の不穏な音と雷の音が盛り上げてくれてます。サラウンドヘッドホンで堪能しました。
ちょっと音での脅かしがベタで多かった気もしますが…。役者陣が良くて子役も活躍して感情移入出来る展開となってました。
若き子役時代のクロエ・グレース・モレッツが良い芝居を見せてくれてます。幽霊の女の子も短いながら存在感ありました。
後半に新展開を見せてくれますが畳み掛けるような流れとショッキングなフェイントと音で呑まれるように見れました。
エンドロールの音楽もなかなか良かったです。




コメント

「悪魔の棲む家」

2022年06月20日 | 映画
ブルーレイで懐かしの映画「悪魔の棲む家」を衝動買いしちゃう。昔テレビ放送で見たきりであまり怖くも無く長かった印象が残ってましたが音楽とラストの展開は覚えておりました。後にリメイク版の映画も観に行きましたが、なかなか見応えあって怖くもあり昔のホラーのリメイク映画で良かったのはこの映画ぐらいしか無い気もしました。そんな訳でリメイク版も記憶に混ざったりもしてましたが久しぶりにオリジナル版も見直したくなったのでした。
テレビ版日本語吹替が収録されていたので日本語吹替で見る事にしました。途中で英語字幕に切り替わる箇所が結構あってテレビ放送ではカットされていたのが分かります。全体的にやっぱり間が長いというか無駄なエピソードも多い気もしましたが変な特殊効果や悪魔とかを直接見せたりするものでは無く静かに緊張感と不気味さを盛り上げる演出はなかなか見応えあって惹き込まれるものがありました。最後の展開は特に盛り上がるものがあった。雷に映し出される家の外観そのものの顔のようにも見える存在感がとても良かったです。
そして昔から頭から離れない音楽の旋律が素晴らしいです。何とも言えない不気味さと美しさを兼ね備えた音楽だと思います。
実話を元にしているそうだが眉唾ものな部分もあります。その辺については特典映像のドキュメンタリーで紹介されているようなので今後見てみたいと思います。
ジェームズ・ブローリンとマーゴッド・ギターの芝居がとても良かった。子役達はあまり印象に残らずでしたがリメイク版では子役の存在感もありましたね。
ちょっと長くて集中力のいる映画でしたが懐かしさもあり思ってたよりは面白く見直せました。
この映画は当時大ヒットして続編も沢山作られていますが、それらは見て無いです。
後で特典映像のヒストリーチャンネルのドキュメンタリー番組等も見ましたがなかなか興味深い内容で面白く見れました。







コメント

「ハッチング ー孵化ー」

2022年06月19日 | 映画
新宿シネマカリテで見たかったけど見逃した映画「ハッチング ー孵化ー」がまだやっていたので鑑賞。とても綺麗な映像の繊細な少女の物語で哀しみと恐ろしさのあるホラー映画でもありました。主役の女優の芝居が素晴らしく伝わるものがありユーチューバーで自己中な母親が恐ろしくもありました。車の中でキレる母の場面はゾッとするものを感じた。内容は殆ど知らずに見れたのですが、まさかの展開を見せてゆきました。部屋に突然入り込んだカラスが部屋の中をメチャクチャにして少女が捕獲に成功して外に逃がす?どうする?と母に渡したら母は何事も無かったようにカラスの首を折り殺して生ゴミに捨てて…という所から物語は始まります。幸せそうに見える家族ですが何か互いが見えてないような居心地悪さも感じたり。殺したカラスの卵を見つけて密かに育てていると…ここからはネタバレになるから書きませんが驚きと恐ろしさと哀しみが複雑に絡み合う展開を見事な芝居で真実味を持たせて見せてくれました。ラストは複雑な気持ちになる何とも変わった良さのある映画で結構気に入りました。




コメント

「炎の少女チャーリー」

2022年06月19日 | 映画
何気に大好きな映画「炎の少女チャーリー」のリメイク版映画が公開されているので久々に新宿までわざわざ観に行ってきました。音楽をジョン・カーペンターが担当しているという事でも期待が高まりました。見終わっての感想はちょっと期待外れでした。結構物語も変更されていてそれが何とも微妙というか昔のドリュー・バリモア主演の映画の良かった面が崩されていた印象です。原作も読んだのですが昔の方が原作に近いですね。本人は炎の力を使いたく無いのにコントロール出来ずに騙され利用され父を殺された怒りと虚無感から凄まじいパワーを爆発させてしまうという哀しみみたいなものが入り混じった感覚が感動で大好きな部分だったのだが、その感覚が失われていたのが残念でした。
念力発揮と炎の場面もCGの割に迫力が無くて昔の映画のワイヤー見えてても大迫力だった場面に負けていたと感じた。
今回のチャーリー役の女優さんも頑張ってはいたけどドリュー・バリモアには敵わなかったですね。
音楽はエンドクレジット部分の曲は最高だったけど本編での使われ方はイマイチ盛り上がら無かった気もしました。




コメント