どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「クリープショー season1 vol.1」

2023年11月29日 | 映画
海外ドラマ・シリーズで「クリープショー」が新たに作られたというのを知りずっと気になってた。レンタル落ちDVDを購入してようやく見る事が出来ました。
シーズン1は6エピソードで各30分が2話づつの作りで全12話というものでした。
DVDのvol.1の4話分を鑑賞。

1話「灰色のかたまり」
スティーブン・キングの短編小説が原作で大学時代に僕もこの小説をヒントに「かたまり」という8mm映画を作った事があるので興味深かった。だけど昔過ぎて小説の詳細忘れてたから新鮮に見れた。ちょっと展開が焦ったい感じもあったけど最後はそうそう、そうなるのよね!と楽しく見れました。最後のかたまり怪物の特殊造形とか見応えありました。
久しぶりにエイドリアン・バーボーさんも見れました。

2話「首の家」
綺麗な撮影で少女のドールハウスに異変が起きて…という話で変わった面白味はあったけどオチは地味というか決まらなかった感じでした。もっと派手な展開を期待しちゃいました。

3話「バッド・ウルフ・ダウン」
ナチスものと狼男ものの合体した戦場物語。特殊造形やアニメーションも楽しく内容も惹き込まれるものがあり、このDVDに収録されてる中では1番面白くて気に入りました。
ジェフリー・コムズが出てました。

4話「指」
拾った指がクリーチャー化してゆき友となり嫌いな者をクリーチャーが殺してくれるという変な話。特殊造形とCGで描かれたクリーチャーがなかなか良い存在感を出してました。物語展開としてはちょっと単調だったかな。







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「炎のいけにえ」

2023年11月28日 | 映画
DVDで「炎のいけにえ」を久々に鑑賞。部分的に印象深い場面があるけど物語の筋や内容は殆ど忘れてたので、どうなる?何が起きてる?と良く分からない展開を興味深く見直せました。沢山の自殺が起きて殺人の疑惑があり気持ちの悪い違和感や不安感が全編に漂っています。人物関係や愛憎関係がドロドロで殺人の動機は何なのか?がなかなか見えてきませんが後半に突然分かりやすく判明します。なんか釈然としないものも残りますが分かりやすい結末で終わりました。
ミムジー・ファーマーの神経質でヒステリックな芝居に殺気というか恐ろしさと気持ち悪さがあり恐怖に怯える姿やエロティックな姿がとても良かったです。
唐突な自殺やエログロにセクハラに遺体写真等が物語の大筋とは直接関係無くとも変な不安感や気持ち悪さを実に盛り上げておりました。今作の印象深い場面であります。






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「TUBE チューブ 死の脱出」

2023年11月27日 | 映画
前情報殆ど無しで「TUBE チューブ 死の脱出」という映画を大画面にて鑑賞。「CUBE」みたいな脱出ものでした。冒頭で主人公の背景が少し語られて気がついたら謎の空間にいて、そこからどう脱出するかという筋です。いつの間にか衣装もSFっぽいスーツになってるし妙に凝ったトンネルみたいな通路や美術で何か現実味が無くて醒めて眺めるような感じで見てました。
綺麗な照明と撮影と主演女優でしたが暗い場面が続き睡魔に襲われたりもしました。
殆ど1人の芝居で展開しますが段々と色々な事が起きて謎が興味深くも見れるようになり途中からは集中して見れました。
何か分からないけど宇宙人的なオチがあるのか?みたいな流れもあり死後の世界を描いているのか?みたいに色々と想像力を刺激されながら見れたけど最終的には明確な答えみたいなのは無かった。だけど何となく雰囲気では理解出来るものもあって、それなりには納得の出来る味わいのある映画でした。主演女優の芝居や表情が良かったです。
後で知りましたが沢山の賞を獲得してる映画なんですね。斬新で興味を惹くものはありましたが何か物語の設定的にボタンひとつ押せば何でも出来ちゃうような内容でもあったので助かるのかどうかみたいなドキドキはシナリオ次第みたいなある種都合の良い流れでもあったし謎過ぎてもはや理解不能というかどうでもよくなるような感じがずっとあったので何かイマイチな印象も拭えませんでした。






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「サイレント・ナイト」

2023年11月26日 | 映画
キーラ・ナイトレイ主演のホラーかスリラー映画?っていうぐらいの認識で「サイレント・ナイト」を鑑賞。イギリスっぽいブラックなユーモアで描く家族のいざこざものでした。その背景にある世界の状況というのが特殊でウィルスだか嵐だか霧が来ると皆死んでしまうという設定で最後のクリスマスを迎えるという内容でした。そして政府から楽に死ねる薬が供給されていてクリスマスを楽しく過ごして皆で死ぬという暗いお話です。
どこまで本当なのか良く分からない設定だったので、どうするの?っていう感じとユーモアでそんなに深刻で暗くならずに見れたけど最終的にはア〜って感じでしたね。最後に薬飲まなかった〇〇が起きる所は何故かは色々と想像出来ますが薄々読めてたオチでした。
洗脳集団自殺物語でしたね。信じるか信じないかは貴方次第ってヤツ。だけど何か真実味が無くて傍観してた感じ。
恐ろしくも哀しくも滑稽でもありました。






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「スカイ・ハイ」

2023年11月25日 | 映画
主題歌が有名な映画「スカイ・ハイ」を鑑賞。オーストラリアと香港の合作映画でジミー・ウォング主演のアクション映画でした。サモ・ハンも出てました。ユン・ピョウもちょい役で出てたかも。ヒュー・キース・バーン他「マッドマックス」のキャストも出ていてカーアクション場面なんかもあり迫力がありました。
どんな映画なのか殆ど知らずに見始めたのですが面白くて次から次へとアクションが連続する刑事物語で楽しめました。
最後は壮大な大爆発で締め括ってくれます。
「スカイ・ハイ」というだけあってハングライダーでの飛行場面とかヘリコプターとか空の場面も印象的。
オーストラリアのエアーズロックとか観光名所等の風景も色々見れます。
CGの無い時代の本物なアクションが見応えある映画でした。





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「ハロウィン・キラー!」

2023年11月24日 | 映画
配信でamazon制作の「ハロウィン・キラー!」というコメディ・ホラー映画を大画面にて鑑賞。「ハロウィン」と「スクリーム」みたいなスラッシャー・ホラーと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のタイムトラベルものを足したような娯楽作品でした。
1987年が舞台となるのでちょうど高校生だった時代だったし親近感も持って楽しく見れました。冒頭からタイムスリップして暫くはとても面白く見れてたけど中盤でちょっともたつくというか面白さも減少した印象でした。後半でまた面白さも増してきて犯人が判明したりどんでん返しがあったりで面白く見れたけど犯人の動機とか説明がイマイチ納得出来るものでは無くて色々と都合の良い展開だなぁとも感じたり。でした。だけど全体的に面白い映画だったと思います。
全員知らない役者達でしたが皆のキャラクターが良くて魅力的でした。主役の女優さんは特に良かったな。
80年代の映画やホラーをネタにした数々のギャグもなかなか楽しいものがありました。
DNA鑑定って87年ってまだ無かったんだっけ?タバコは皆吸ってたね。時代のギャップも面白く描かれていました。





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「LAMB/ラム」

2023年11月23日 | 映画
ポスター見て気になってた映画「LAMB/ラム」を鑑賞。凄く綺麗な撮影に風景の映像で淡々と何が起こるでもない日常が描かれて変な不安感というか緊張感はあるのですが段々と怠いなぁ…という流れが続きましたが途中で何だか変な方向へ向かいます。最初はアレ?どういう事?と思いましたが何だかそういう事らしい…となり色々と深読みして別な結末なんかも想像しちゃいましたが、そういう流れで予想外の結末が待っていました。
全体的には正直よく分からないんですが段々とホラー風でもある展開や見せ方に興味を惹かれて見れました。
ちょっとテレビで見るには集中力が続かない感じもありましたが変わった良さのある映画でした。






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「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」

2023年11月21日 | 映画
DAICON FILM制作の8mm映画「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」を大画面にて鑑賞。8mmで作られてると考えると凄い完成度と拘りが感じられました。埃やゴミ等のリストアも綺麗に出来てました。音声はちょっと聞き取りづらい面もあったけど懐かしき8mmアフレコ的な音声でした。
お話は普通にウルトラマンで放送されていた1話という感じですがウルトラマンは庵野総監督が人の姿のまんまで演じています。
それでもなんか違和感無く普通に見れた感じもありました。
話の内容よりも映像の力に惹きつけられて最後まで一気に見れちゃったような感じでした。ウルトラマンのマニアなら更に色々と注目する視点なんかもありそうでしたね。
何気にタイトルワークとかスーパーインポーズ等8mmで良くやったなぁと思える面がありました。一発で背景のOK映像を撮影するなんて難しいだろうと思うので、どうやったんだろう?って考えちゃいました。先にテロップを撮影したフィルム1本を使って背景素材を合成しながら撮影してOKテイクを編集してたのかな?




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「スポーン ディレクターズ・カット版」

2023年11月20日 | 映画
ブルーレイで久しぶりに映画「スポーン」をディレクターズ・カット版というので鑑賞。
劇場でも観ましたがディレクターズ・カット版との違いは特に分からず。激しい音楽とかCGがイマイチだったのを凄く覚えてましたが今見るとやっぱりイマイチだけど一周回って今やそれも何か当時の味わいのようなものも感じられて普通に面白くは見れました。
逆に特殊メイク効果の素晴らしさを再認識出来ました。特にジョン・レグイザモ演じるクラウンが最高過ぎる芝居っぷりで下品なギャグ連発な悪ノリが楽しいキャラクターでした。それだけでも見応えある映画だったとも感じました。物語もシンプルで分かりやすい芯がしっかりとしているので色々と脱線しても見れる娯楽作として遊び放題で挑戦的な色々な効果やイフェクトにアクションを楽しく見れました。
エンドロールのタイトルワークなんかも好きでした。






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「アイ THE EYE」

2023年11月17日 | 映画
DVDで2と3を見てから久しぶりに公開時に劇場に観に行き恐ろしくも感動的でもあり大好きになった映画「アイ THE EYE」を見直す。やっぱり良い映画だった。主人公に感情移入もスムーズに出来て色々と展開と共に判明する真実に恐怖や衝撃が感じられて見入ってしまいました。病院での子供とのエピソードに涙しちゃいました。ラストの展開は知ってはいても派手であり切ない哀しみもあって胸に来るものがありました。主演女優アンジェリカ・リーさんの芝居もとても素晴らしく良いものがあります。
「アイ」シリーズはハリウッドのリメイク作も含めて全部見れた筈ですが、やっぱり最初の今作がダントツで素晴らしい出来だと思います。






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「アイ3 THE EYE3」

2023年11月17日 | 映画
ネットのレビューでは評価はイマイチだった映画「アイ3 THE EYE3」をDVDで鑑賞。ちょっと軽いノリのコメディ要素も入った短編オムニバス映画風な作りの映画でシリーズのパロディ的な場面も入ってたりでシリーズ物感はあります。北川景子っぽい女優が出ていて印象的でした。
タイの宗教観やユニークな幽霊を見る方法というのが色々と見れます。
一見纏まりの無いエピソードのオムニバス映画のように見えますが全体的には繋がっていて最終話のVFXだらけなファンタジー物語として盛り上げてくれました。なんか感動的な優しさと哀しみもあったりして良かったけどオチとしてはちょっとでしたかな。
だけど何か変化球な面白味があって思ったより楽しめて2より内容的には好きかも…でした。






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「アイ2 THE EYE2」

2023年11月17日 | 映画
大好きなタイのホラー映画「アイ THE EYE」に2と3があって監督も同じと知って見たくなりauのポイント使ってDVDで1.2.3をゲット。届いて「アイ2 THE EYE2」を早速鑑賞。主演の女優さんは「トランスポーター」に出ていたスー・チーさんでした。
マタニティ・ブルー・ホラーというような内容でなかなか興味深く見る事は出来ましたが主人公は何か可哀想だけど自分勝手な感じもあり、あまり感情移入出来ずでした。なんとなく色々なパターンの展開が想像出来てどうなるのかなぁ?と思いましたが後半で予想外な展開を見せてくれました。
幽霊が見えるというだけで恐ろしい体験だろうと思いますが慣れるというか理解出来ると考え方次第では克服も出来るのかな。邪悪なだけの幽霊では無く描かれていたのでタイの宗教感なんかも興味深くて面白くも見れました。何度もアレする場面は驚きはありましたがどうなの?って感じで見てました。
なんか納得出来ない展開でしたが最終的にはまぁ無理矢理納得出来る終わり方となっていてまぁ良かったかなって映画でした。
前作と比べるとイマイチでしたが出来としてはなかなかな映画だったとは思います。






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「ミックマック」

2023年11月15日 | 映画
ジャン=ピエール・ジュネ監督の映画「ミックマック」をDVDで5.1ch 大画面にて鑑賞。一時期ジュネ監督の映画は色々と劇場で見てたけど随分と見て無かったので久しぶりでしたが相変わらずな独特の映像の雰囲気やユーモアは現在でした。変わった登場人物が沢山登場して変テコだけど最終的にはちょっと良い話が漫画のように描かれてました。サイレント映画のような台詞では無く映像や人の動きで見せ語る所が面白かったのですが、ちょっと何がしたいのか分かりにくくて物語に入ってゆくのに時間がかかりました。そんな訳で憎めない登場人物がいるんだけど感情移入まではして見れずで面白いけど何か物足りないというかドタバタを傍観したような鑑賞でした。
身体が柔らかい女役の人の動きや身体能力は凄かったな。役としてもチャーミングでした。






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「アウト・オブ・ブルー」

2023年11月14日 | 映画
大学時代に大好きだったデニス・ホッパー監督作「アウト・オブ・ブルー」を久々に大画面にて鑑賞。見終わって重たい気持ちにもなりますが衝撃的で哀しみと喪失感と解放感の入り混じった複雑な後味が残ります。
思ってたよりカットを割らない1カットでの芝居が多かった事に気が付きました。そんな芝居が見応えあって凄みも感じました。
色々と駄目な人達が必死にもがくけれど結局は上手くいかずに泥沼にハマってゆく流れがリアルで悲しく辛い。
デニス・ホッパーのアル中な芝居は見事!
主人公CBが唯一幸せそうに見えたのはパンクバンドのドラムを叩かせて貰う所だったように感じました。ドラマーのあんちゃんもなんかいい奴っぽくて良かったなぁ。
昔は破滅型のラストの映画で好きなのが沢山あったなぁ。デニス・ホッパーの映画は大体そんなラストが多かったな。
最近では破滅型映画で良かった〜っていうのはあまり思い出せないなぁ。なんか楽しいのが好みになってきた気がします。



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「ファクトリー・ガール」

2023年11月13日 | 映画
イーディ・セジウィックの伝記映画「ファクトリー・ガール」をDVDで5.1ch 大画面にて久しぶりに鑑賞。何とも切ないものがある映画でした。アンディ・ウォーホルのファクトリーが興味深く描かれていてフィルム調の映像がとても味があって良かった。元の映像や写真や音声なんかを良く知ってたので再現映像としては良く出来てると感じたけれど全体的にオシャレ感が強く出されているのが何か違和感も感じたりもしました。主演のシエラ・ミラーもなかなかの熱演で良かったけど本物の魅力というものとはやっぱり違う感じがしました。何処までが事実なのか微妙な感じというものもあってファッション・アイコンとして描かれている感じもしたのですが、彼女の芝居が真剣な部分が心にグッと来るものもあって切なくも何か憎めない映画ではあったと思います。
アンディ・ウォーホルが酷い人物だなぁと感じる内容ですがドラッグに溺れて自滅してゆく人間を止める事というのは誰であっても困難でどうしようもないという一面もあると思います。






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