どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「プラネット・テラー」

2023年05月30日 | 映画
「グラインド・ハウス」のUS公開版にてフェイク予告も含めて前半の1本目の映画「プラネット・テラー」を久しぶりにブルーレイにて5.1ch 大画面にて鑑賞。初めて見た時は最高!と盛り上がりましたが何回も見たせいで新鮮さには欠けて懐かしく見直したような感じでした。だけどチェリー・ダーリンが片足をマシンガン化してからはやっぱり良くて音楽も気分良く盛り上がりました。彼女のキャラクターのコメディアン的な所が今回は特に良く感じれた。メソメソ泣いてた所から独特のユーモア持ちつつ格好いい強い女になり最後は母になるという前向きな流れです。
他のキャスト陣も個性的で豪華な顔ぶれでした。VFXと特殊メイクを駆使した派手で血塗れな場面に爆発も沢山な下らないけどグッと来る楽しくもちょっとしんみりもするB級娯楽ホラーアクション映画ですね。
後で特典映像とかも色々と見ましたが拘り持って楽しんで作っているのが良く分かりました。




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「ロックンロール・ハイスクール」

2023年05月29日 | 映画
ラモーンズの音楽がゴキゲンなロジャー・コーマン制作の映画「ロックンロール・ハイスクール」を大画面にて鑑賞。
ワチャワチャと賑やかで元気いっぱいな映画で最後は楽しい気分で見終える事が出来る娯楽作です。何回か既に見てるから前半の流れは少々怠く感じちゃう部分もありましたが後半はやっぱり大好きな流れで学校爆破する所で最高な盛り上がりを感じます。
全体的に雑な作りにも感じる面もありますが、それがこの作品には合っていて物を壊したり音楽色々聴けたり細かい所でしっかり作り込んでる着ぐるみマウスとか素早い編集とか楽しく見れる仕上がりです。




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「アンドレイ・ルブリョフ」

2023年05月28日 | 映画
アンドレイ・タルコフスキー監督の1966年のモノクロ映画「アンドレイ・ルブリョフ」の中古DVDを衝動買いして鑑賞。3時間超えの映画で何回かに分けて見ました。大きく2部構成で更に細かくエピソードが分かれているので案外分けて見るのも問題無かったですが正直内容についてはイマイチ理解出来ないものも多く傍観しているような感じもありました。所々で考えさせられる部分もありましたが。
それでも案外飽きずに見れたのはやっぱり撮影の美しさと映像力で俯瞰の神の視点のようなものとモノクロのコントラストと移動撮影が印象的。沢山のエキストラや壮大な風景に凄い雨や炎に水。見応えある映像がありました。
ロシアってキリスト教なんですよね。キリスト教ってやっぱり血生臭いものが多いですね。
映画の中では殆ど絵を描かない肖像画家が主人公ですが映画の後半では鐘を作る若者が描かれてます。ものを創る芸術家の苦悩なんかが地味に伝わりました。
最後にカラーになって宗教画の細部を舐め回すように見せてくれます。




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「クリード 過去の逆襲」

2023年05月27日 | 映画
レイトショーで「クリード 過去の逆襲」を鑑賞。普通に面白くは見れる映画でしたが脚本が凝り過ぎというか上手く出来過ぎてるというか良いんだけど先が読める感じで大きな感動というものまでは無かったのはちょっと残念。ロッキーが全く物語に絡まないのも個人的にはちょっと残念だったかな。だけどアメリカではシリーズ中1番の大ヒットなんだとか!若いロッキーとかリアルタイムで知らない若い人達に素直に響いたのかもですね。僕はやはり古い世代で素直に響かなかった感じです。
クリードだけど今迄はロッキーのスピンオフ映画というか流れで楽しんでいた事を認識させられました。
合成感も変に気になったりもしたり余計な所に目が行ったりしての鑑賞だった気もしました。でも全体的には良く出来た映画だったとは思います。
映画終了後に特典映像?として新時代っていうアニメ短編というか予告?が見れましたが何だったのかよく分かりませんでした。監督が日本のアニメが好きで作ったとか?実際に本編として作られるんでしょうか?特に見たいとは思えませんでしたけど今後どうしたいんだろうか?このシリーズを。






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「大陸横断超特急」

2023年05月26日 | 映画
昔チラシを持ってて気になっていた映画「大陸横断超特急」のDVDをレンタル落ちで見つけて衝動買いして日本語吹替版にて鑑賞。
吹替と字幕が混在した見にくい仕様で差別的表現の吹替部分はピー音になってたりしてました。元は何と言ってたのかなぁ。
チラシを見た時はアクション・サスペンス映画だと思っていたのですが完全なコメディ仕立ての映画でした。下ネタ系のユーモアとドタバタでアホらしく展開しますが結構スベってる感じでした。ジーン・ワイルダーのとぼけた表情と芝居は独特の可笑しさはあったけれど。台詞で笑かそうとしてる所は何かイマイチ決まらなかった印象ですが映像や動きで見せる所は面白かったです。カーチェイスがあったり列車の屋根登ったり落ちたり空飛んだり銃撃戦があったり破茶滅茶です。そして最後はコメディ映画なのに大スペクタクルというか列車が駅に突っ込むという派手な場面も見せてくれました。役者陣も個性的な連中が沢山出てきて楽しませてくれました。
何気に列車の窓の外の合成というかスクリーンプロセスだろうけど…が上手く撮られていて見事に馴染んでいたし昔の撮影技術の職人芸に感心させられた。窓の反射を生かした演出も良かったです。






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「アイス・ロード」

2023年05月25日 | 映画
劇場で予告編見てちょっと気になってたけど見せ場は殆どCGでしょ!って感じでわざわざ見に行かなくても良いかなと思った映画「アイス・ロード」をテレビで鑑賞。
まぁ普通に面白く見れる娯楽映画でした。「恐怖の報酬」みたいな時限爆弾的なタイムリミットと危険との隣り合わせのドキドキに都合良すぎだけど変な陰謀と邪魔者との駆け引きやアクションもあり飽きずに見れました。それだけだとただのアクション映画になりそうでしたが主人公と弟との関係性や少数民族の女等のキャラクターの背景なんかが物語をより良いものにしていて脚本の骨格がしっかりしていて面白く最後はちょっと寂しくも心温まる前向きな感じで見終える事が出来ました。







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「アネット」

2023年05月25日 | 映画
レオス・カラックスの映画「アネット」を鑑賞。英語のミュージカル映画でした。原案と音楽はスパークスというバンドとの事。名前は聞いた事ありましたが詳しくは知らないバンドでした。冒頭から1カットの面白い見せ方でどんな話になるのだろうと興味を惹き見入って行けました。映像も美しく音楽と共に流れるように展開してゆきました。
だけど思いのほか長くて中盤で少々集中力に欠けてしまうものもありました。どんどん暗い内容になってゆき、そこからは興味深くはあったけど全体的に曖昧で何か強いものを感じる事無く終わってしまった印象でした。
奥さんの幽霊とかアネットとか指揮者の男とか物語的に深く絡んでくれば面白くなりそうだったりもしたんだけど。
もう一度見直したらまた違った見方も出来るかもですけど。音楽と映像はとても良かったので印象に残りました。






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「マッドゴッド」

2023年05月23日 | 映画
昨年劇場で見て1番衝撃を受けた映画「マッドゴッド」を久しぶりに見直す。全編台詞は無く内容も正直よくは理解出来ないんだけど圧倒的な世界観の美術と画力と予想外の展開にどんどん惹き込まれて見てしまいます。
何でか細かい部分が記憶に残ってたりしますが大筋は忘れてて再度新鮮に見直せました。
色々なテクニックを駆使して凄い世界を見せてくれます。グロいけど変なユーモアも感じる面もあり逆に色鮮やかで綺麗な面もあったりします。
やっぱり凄い映画でした。






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「フィル・ティペット 狂気と怪物たち」

2023年05月22日 | 映画
ドキュメンタリー映画「フィル・ティペット 狂気と怪物たち」を鑑賞。興味深い事柄や人柄も知れて面白く見れました。やっぱり天才的なセンスと技術を持った凄い人だという事が分かり、新たに知れたのは奥さんの力がとても大きかったのだという事。
数々の大好きな映画の印象に残っている名場面はフィル・ティペットによるものだったりします。そんな名場面の裏側も見れたりしました。今では他の映画でも真似されたりしてるからアレだけど最初に当時見た時は衝撃というかワクワク感が盛り上がるものがあり記憶に強く残ってます。
新しい事に挑戦して古くからの技術も新しい技術も上手く使い分けて最適な効果を抜群のセンスとデザイン力で形にしていますね。






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「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」

2023年05月20日 | 映画
レイトショーでワイルドスピードの最新作「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」を鑑賞。前作がどれだったか忘れちゃってたけど問題は無いでしょう。と見に行きましたが問題無し!相変わらずな無茶苦茶な漫画みたいなド派手バカ映画で何でもありな面白さと迫力で飽きずに見れました。
10作目という事でコレで最後だよ!全員集合‼︎というような映画でした。
面白く見れてたけれど突然の中途半端な所での終了でした。そう言えば最後は1本に収まらず2部作になるとかネット記事に書いてたなぁと思い出す。続きも絶対に見たい気分になりましたが公開はいつになるのだろう?
今回より登場の新悪役はアクアマンのジェイソン・モモアで狂った悪ノリが凄い無茶苦茶漫画キャラでしたが映画自体が無茶苦茶だからまぁ好きにやってくれ!って感じで見れました。思わせぶりで謎の悪役じゃなくて分かりやす過ぎるのが逆に良かったかもです。




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「ラストナイト・イン・ソーホー」

2023年05月19日 | 映画
劇場で見て気に入りブルーレイでも見直した映画「ラストナイト・イン・ソーホー」を久しぶりに5.1ch 大画面にて鑑賞。まぁ殆どまだ覚えてるので確認作業みたいな感じもありましたがやっぱり良い映画で音楽と編集が実に上手いですね。前半の流れはちょっと長くも感じたけど中盤からは一気に引き込まれるものがあります。色々と真実が明らかになるにつれて切なく恐ろしくなるものがあり被害者も加害者も可哀想でした。
キャスティングも完璧で映像的にも凝った場面で楽しませてくれました。






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「真実のJFK」

2023年05月19日 | 映画
オリバー・ストーン監督の映画「JFK」を補足するようなドキュメンタリー「真実のJFK」を鑑賞。映画は興味深く何度も見たものでしたが真相は謎のまま。オズワルドの単独犯では無いだろうという所までは真実だと思われるが、それ以上は確実な事は分からない。今日見たドキュメンタリーでは実際の映像が見れるのが凄く興味深く映画で役者が演じていた人物達の本当の姿が沢山見れました。内容的には基本的には映画と同じで特別新しい事が知れるというのは少なかったけれど。良かったのは一方の視点だけで無く単独犯説と陰謀説と両方をしっかり描いていた所でした。
見ていて思い出したのは日本でも起きてしまった阿部首相の暗殺事件です。暗殺後の検証が曖昧でこちらの真相もうやむやにされそうですが、犯人とされる男のお手製の銃で首相のみに致命傷を与えて暗殺出来たというのが本当なのか?と疑問も感じたりしてます。他の人にも被害が及びそうなんだけど奇跡的に大丈夫だったのか?と。
色々な説も出てますが情報も食い違いもあったりで真相は分かりません。
暗殺の瞬間の映像が残っていたりJFK暗殺と似たものを感じます。しっかり検証して欲しいです。





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「ロックン・ルール」

2023年05月18日 | 映画
大好きなロック・アニメ映画「ロックン・ルール」を5.1ch 大画面にて鑑賞。
古い映画で存在を知ったのは実は最近でしたが見るとお気に入りの一本となり最後の曲は頭から離れなくなるぐらい何度も聴きました。ルー・リードの曲も。音楽も良いけどアニメの絵や動きにデザインも素晴らしく良いです。物語も素敵で音楽愛のある内容でキャラクター達もパンクで憎めない連中が沢山出てきます。
大音量で聴く音楽・音響効果で今日も最後は気持ちの良い高揚感で見終える事が出来ました。






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「デッドゾーン」

2023年05月18日 | 映画
スティーブン・キング原作でデビッド・クローネンバーグ監督の映画「デッドゾーン」を久しぶりにDVDで見始めたら面白くて止まらなくなり一気に最後まで引き込まれて見ちゃいました。脚本も良くテンポ良く展開して切ないラブストーリーであり興味深いサイキック・スリラーでした。
ラストは「ザ・フライ」のエンディングに似たものがありました。初めて見た時はラストに涙も溢れたのですが何度か見て筋やオチを知ってるからか涙までは今回は出なく少し確認で見てるような感覚もありました。キャスティングも見事にハマっていてそれぞれが良い芝居と存在感を出していました。音楽も切なさ増して良かったし寒そうなロケ地も物語にマッチしてました。
とても完成度の高い優れた映画だと思います。








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「プラトーン」

2023年05月17日 | 映画
公開時に劇場で見てかなり衝撃と感銘を受けた映画「プラトーン」を久しぶりにブルーレイで5.1ch 大画面にて鑑賞。何度も見たから覚えてる部分も多かったけどラストに主人公がバーンズを殺すのは記憶が薄れていた。今の視点で見ると結局主人公も偏った正義感で殺人者となってる訳で完全に悪者だと当時は感じていたバーンズの言い分も理解出来るものがありました。色々と深く考えさせられる映画です。
大画面で見直すとジョニー・デップが出ていた場面もよく分かり途中から印象薄かったのですが撃たれて運ばれて死んではいなかったというのが分かりました。
そしてエリアスが亡くなる悲劇的な場面はやっぱり胸にグッと来るものがあり涙が溢れました。音楽も音響も素晴らしく心揺さぶられます。
戦場の混乱状態や正気を失うような感覚が画面から伝わってきて圧倒されますが一歩引いた視点で冷静に見ると本当に戦争というものの悲惨さや虚無感や絶望感ややるせなさみたいな色々な気持ちが感じられます。
最後の生き残った者として残された人生を有意義に生きる事が大切というメッセージが胸に染みました。






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