どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「怪物はささやく」

2020年08月30日 | 映画
どんな映画なのか前知識も無くホラー映画かな?みたいな感覚で見始めた映画「怪物はささやく」ですが、とても緻密に作られた繊細な内容を描いたファンタジー映画でした。役者陣も豪華で見ていくうちに惹き込まれてゆきました。そして最終的には感動で涙してしまいました。途中に語られる物語も独特の世界観で分かりやすく描かれていて内容もありきたりでなく考えさせられる現実味のあるもので興味深かった。その辺りにモンスター愛も感じられました。徐々に結末は予想出来る展開となってゆきましたが伝えたいものが伝わってきて良かったです。
CGバリバリのVFXの世界と現実世界のメリハリのある映像が混在していますが何気に絶妙な調和も感じられて繊細で丁寧な作り込みが良かったです。
久しぶりにこの手のファンタジー映画の良作に巡り会えた感じです。


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「バタリアン」

2020年08月28日 | 映画
久しぶりに「バタリアン」を鑑賞。
何度も見ている好きな映画。ドタバタしたやりとりやリズミカルな台詞の聞こえ方や変テコな展開にパンク音楽に様々な特殊メイクの面白キャラクター等、見ていて楽しい映画です。
初めて見た時はこの状況、どうなっちゃうんだろう?と思いましたが最終的になんじゃそりゃあ~な結末に驚きと可笑しさと恐ろしさみたいな変な感覚にやられました。
全キャラクターが今や憎めない感じで好きなのです。
昨日見た「トータル・リコール」に続きダン・オバノンの脚本の映画って面白くて好きな作品が多い。


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「トータル・リコール」

2020年08月27日 | 映画
久しぶりにシュワちゃん主演の「トータル・リコール」を見始めたら面白くて最後まで見ちゃいました。覚えてる場面は沢山あるのですが改めて特殊メイク効果による様々な変テコで意外性のある面白い場面は何度見ても良いなぁと感じました。脚本も良く出来てて面白いです。今見ると特撮には荒も目立ちますがアナログでも良く出来てたしミニチュアとかも良かったです。ジェリー・ゴールドスミスの音楽の旋律も最高!キャストも皆特徴があって持ち味が生きてました。リメイク版もテレビで見たのですがCGとアクションは派手だけど今作にあるような楽しさみたいなものが感じられずで、やっぱり僕はこちらの方が好きなのでした。
初めて見たのは難波の南街劇場の大スクリーンでした。大画面での鼻からアレを取り出す場面はインパクトありました。


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「クライング・ゲーム」

2020年08月24日 | 映画
随分と昔にLDで見たきりだった映画「クライング・ゲーム」を久しぶりに鑑賞。殆ど内容は忘れていたけど鍵になる女が実は男というのは覚えていました。初めて見た時は最初に少し違和感はあったけど女だという風に見てたので驚きがありましたが今回は違い知った上で興味深く見れました。
中身は完全に女として理解出来るキャラクターでした。女性としての視点と女性からの理想というか共感の出来るような部分もあったんじゃないかな。
前半は単調で何が起ころうとしているのか分からない状態が続き少し怠い感じもしましたが、それが後半に効いてました。急展開からのまた何が起ころうとしているのか分からない展開が続きドラマに厚みが増してゆきました。
主題歌も印象的。ラストに向かい色々と展開し緊張感も増して面白く見れました。根っこが良い人は変わらないというかそういう所が何か見ていて考えさせられたし共感出来る部分もありました。言いたいけど言えないようなモヤモヤ感が張り詰めた人間ドラマでした。


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「ピッチ・パーフェクト ラスト・ステージ」

2020年08月23日 | 映画
「ピッチ・パーフェクト ラスト・ステージ」を鑑賞。パート3で完結編ですね。最初の映画を劇場でパート2をDVDで見てました。最初のがとても良かった印象が残ってますが詳細はかなり忘れてます。パート2はあまり面白くは無かった印象です。さて今回のパート3はというとまぁ普通に楽しい映画って感じで話の内容自体はどうでも良い感じで軽いノリのおふざけな感じで音楽的には見せ場はいっぱいあったけど知ってる曲は殆ど無くて普通に楽しめた感じです。良かったのはお気に入りキャラの太っちょエイミーが大活躍する所ですね。その父をジョン・リスゴーが演じているのも可笑しかった。いい味出してます。何やかんやで楽しくは見れるけど話の内容がやっぱり浅くて都合良く上手く纏めたなぁという印象が残ります。最後は何か明るい気分にさせてくれる展開で良かったけどね。パート1はベタだけど、もう少し物語にも深みがあった筈。
女子のワーキャー仲良しアピールみたいな部分がちょっと苦手。だけど後半はそういう感じは上手く消化されてて良い感じ。パート2よりは面白かったと思います。


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「キラー・ビー 殺人蜂大襲来」

2020年08月23日 | 映画
タイトルが懐かしい「キラー・ビー」に惹かれて見始めた映画「キラー・ビー 殺人蜂大襲来」ですが僕が期待していた昔の映画ではなく最近作られたであろうフランス映画でした。なので蜂とかCGで描かれてました。フランスの綺麗な風景に独特の太陽の光が良い映像でズルズルと見始めたら最後まで見れる映画でした。話の内容はまぁありがちですが良く出来てて飽きずに見れる仕上がり。特に目を惹いたのは主人公の娘役の女優さんで凄く綺麗でした。CGの蜂はなかなか良く出来てて上手い見せ方してたと思う。だけど最後の解決のくだりはあっさりし過ぎで良く分からない内に全て終わってしまった印象。親子の物語でメインに考えたらまぁ良いか・・ってエンディングでしたね。
最近の映画ですが昔ながらなB級パニック映画でした。タイトルのテロップとかの感じからテレビ映画かもしれないですね。


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「フラットライナーズ」(1990年版)

2020年08月22日 | 映画
リメイク版の映画を見てイマイチだったのと主人公って死んじゃう内容だったっけ?って記憶が曖昧でオリジナル版も見直したくなりブルーレイで前半は早送りしつつも鑑賞。途中からは最後まで見入ってしまいました。
役者や脚本がオリジナル版の方がやはり良かったですね。主人公は死んだりはしてませんでした。まぁ一度は死ぬ設定ですけどね。
今作の撮影というか照明が素晴らしくて原色を活かした独特の感じが好きです。CGの無い時代でセットを動かしたり照明効果やカメラワークで面白い効果を出していたり良かったです。
撮影はヤン・デ・ポンでした。
監督のジョエル・シュマッチャーは最近亡くなられてしまいましたが80年代後期から90年代頭で面白い映画を沢山作られていた職人的な監督さんでしたね。ちゃんと作品に個性も出てて良かった。


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「フラットライナーズ」(2017年版)

2020年08月21日 | 映画
リメイク版の「フラットライナーズ」を鑑賞。オリジナル版はバイトしてた映画館で上映していた思い出深い作品。だけど結構詳細は忘れていた。
今回のリメイク版は基本的には同じ内容だけど設定や背景等で違う面もあったりして最初の方はその違いなんかも興味深く案外面白く見れてました。
そんな感じで映画は進み半分ぐらいした所から急にホラー映画みたいな展開になってゆきました。全体的に娯楽作としては良く出来てはいたけど何かパターンというかテレビシリーズの一編を見てるような感じもありました。
主人公が死んじゃうとか、そんな展開だったっけ?って思う所もあったりで段々と素直に楽しめない微妙感が増してゆきました。キャストのキャラクターとか役者は悪く無かったけどオリジナル版の方が個人的にはやはり良かったな。結果的には何だかイマイチな印象が拭えないリメイク映画だったと思いました。


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「非情の罠」

2020年08月20日 | 映画
スタンリー・キューブリック監督の初期の白黒映画「非情の罠」を初鑑賞。
制作・監督・脚本・撮影・編集を担当しているようです。ノアールな陰影の美しい撮影が素晴らしくて目を惹きます。物語も映像で語られるような流れで何が起きるのか分からない感じから突然大きく展開したりで驚きと緊張感のあるものがあったりで見応えがありました。尺は67分と短めですが無駄無く見やすく楽しめました。ラストはハッピーエンドのキス・シーンで終わるというものですが何かスッキリしない微妙な後味を残すものもありました。
ファム・ファタールな魅力の女性の本性が何とも恐ろしい面も感じられたからね。時代を感じる舞台や背景等も興味深く見れました。



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「フルメタル・ジャケット」

2020年08月19日 | 映画
久しぶりにキューブリック監督の映画「フルメタル・ジャケット」を鑑賞。ベトナム戦争映画が沢山公開されてた時期に劇場で見ました。前半訓練、後半戦場と大きく分かれていて兵士の1人となって一緒に体験するような映画でした。淡々と進むのですが結構厳しく辛い面を見せられます。同時に日常のようなグダグダした感じも。その時々の日常感から現実味を凄く感じたりも出来ました。前半後半の最後にショッキングな展開が待っていて何度か見てるから知ってるんだけど独特の惹きつけるものがありゾクゾクする怖さと緊張感が感じられました。そして、色々と考えさせられます。
何にせよ戦争っていうのは厳しく恐ろしいもので起きないようにあって欲しいですね。


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「死霊のはらわた3 キャプテン・スーパーマーケット」

2020年08月17日 | 映画
ブルーレイで久しぶりに「死霊のはらわた3 キャプテン・スーパーマーケット」をディレクターズ・カット版で鑑賞。ちょっと荒いけど工夫に満ちたアナログな合成や効果が満載で楽しいコミカルなコメディ映画でした。ブルース・キャンベルの身体を張った1人自虐ギャグが見もので面白いけどちょっとクドいと感じる所もあったかな。
「死霊のはらわた」1作目の印象からはかけ離れたギャグ満載の展開に驚きもありつつ何やかんや言っても好き放題やってる感じが楽しい映画でした。
ラストのオチも下らなくてバッドで面白いけど知ってたから後で後半だけ見直したインターナショナル版のエンディングの方が楽しくて今作の作風には合ってたような気もしました。後のテレビシリーズにも繋がるしね。


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「ピザ男の異常な愛情」

2020年08月16日 | 映画
レンタル落ちブルーレイで気になり選んだブラック・コメディ系ホラー映画「ピザ男の異常な愛情」を鑑賞。
思ったより変態チックなキモい展開でしたが段々とブラックなコメディ要素も加わってきて何だか変な方向へ向かってゆきました。色々と突っ込み所はありますが勢いでアホな展開へまっしぐら!皆の歯車が狂いまくって収拾不可能な可笑しくも恐ろしい展開へ。
キャラクターの個性が活きていて意表を突く急展開が面白かったです。
ママ役の女優さんは先日見た「誘う女」でも印象的だった人でした。


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「パンドラム」

2020年08月15日 | 映画
レンタル落ちブルーレイでジャケットの女の人がなんか良かったので選んだSF映画「パンドラム」を鑑賞。
VFXや美術も良く出来てて何も知らずに見たのでどういう映画かも分からず先が見えそうで見えない裏切りや驚きのある展開で興味深く面白く見れました。
サラウンド・ヘッドホンで聴く音楽や音響効果も良かった。
前半は暗い場面が多く「エイリアン」的な映画なのかと思いましたが物語的に「猿の惑星」的なちょっと捻りのある展開が待っていて飽きずに見れました。ジャケットで気になった女優さんもとてもクールで逞しくも美しくて良かった。アンチュ・トラウェという「マン・オブ・スティール」でクールな女悪役を演じていたドイツの方でした。今作の方が目立っていて凄く良かったです。




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「となりのトトロ」

2020年08月14日 | 映画
超有名なジブリのアニメ映画「となりのトトロ」ですが今迄、見た事は無かった。テレビ付けたら放送されていて下の子がトトロを見たという所から見始めたのですが面白くて最後まで見ちゃいました。絵が綺麗で動きも繊細だったりダイナミックだったりでアニメの良さも満喫。昔の田舎の光景とか人や自然との繋がりとか子供の頃を思い出させてくれるような懐かしい空気感のようなものを感じれました。
何か忘れかけていた大切なものを思い出させてくれる映画でした。
トトロも可愛く素敵な存在として描かれてますが冷静に実際に見たら恐ろしさも感じるだろうし気持ち良さそうに空飛ぶ場面も落っこちたら怖いなぁとか思うだろうなとも同時に思っちゃったりしたのは僕が子供心を失ったせいでしょうかね。


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「ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖」

2020年08月13日 | 映画
随分と昔にVHSで見て以来に「ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖」を鑑賞。
ブルーレイにて日本語吹替版で。
最近のコロナ禍状況を考えるとタイムリーで考えさせられる細菌や感染の恐ろしさを描いた映画です。防護服に身を包んだ軍隊の顔の見えない恐ろしさが昔から印象的です。初めて見た時は映画だからと何処か空想的な恐ろしさだったのが今や現実味を持って見れました。色々と問題定義や風刺が生きてました。そんな映画を随分と昔に作られていたのも凄いというかゾンビもそうだけど社会の問題を先取りした内容の映画をしっかり娯楽作としても仕上げているロメロ監督はやっぱり凄いなと思ったりします。
キャストの1人は何処かで見た顔だなと思ったら「死霊のえじき」の医者役の人だと気付きました。「ゾンビ」にも出てた人とか仲間内の昔からの繋がりや絆が垣間見れて良い感じ。
リン・ローリーの死に様がはかなくも美しく印象的でした。特典映像も見ましたがその辺りのエピソードの解説もありました。ロケ地とか8mmの当時の記録映像とか興味深いものも見れました。久しぶりに見れて良かった。
次は「マーティン」も久しぶりに見たいな。




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