どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「若草物語」

2021年02月28日 | 映画
1994年に作られた当時の若手女優が沢山出ている映画「若草物語」を鑑賞。主演のウィノナ・ライダーが?剌としていて美しかった。有名なタイトルの映画ですが初めて見たかも。
女姉妹の名前を全員覚えきれなくて途中で少々混乱もしました。撮影が綺麗で丁寧に作り込まれた家族の絆を描いた映画でベスというピアノが得意の娘が病気になり亡くなる所で泣けました。男優陣も主演級の映画に出てるような人達が何人も出てました。
人生について生き方について等、色々と考えさせられる台詞やエピソードがあり最終的には主人公にとってもハッピーエンドを迎えるという温かい気持ちにさせる映画でした。


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「魂のゆくえ」

2021年02月28日 | 映画
イーサン・ホークとアマンダ・セイフライド主演のポール・シュレイダー監督・脚本の映画「魂のゆくえ」を鑑賞。4:3のスタンダード・サイズのきっちりとした構図で淡々とした流れで芝居をじっくり見せてくれる映画でした。環境問題や宗教をテーマにした堅苦しい内容や台詞でなかなかすんなりとは入り込めませんでしたが色々と考えながら見れました。正直、真面目に考える程、偽善的というか何が正しいかとかは何を信じるのかによって左右される気がして盲信する人程、苦しみ危ない方向に行くような気もして、その危ういヒリヒリするような感覚が上手く出ていたと思います。「タクシードライバー」にも通じるような歪んだ正義感というか一方的な想いみたいなものも感じれた。同じような展開になっちゃうのかとも思いましたがラストは何とか最悪の事態は避けられました。その結末のゆくえに興味深かったのですが、ある種の救いのようなものも感じつつも居心地悪さも感じました。そんな結末でいきなり終了で余韻を残しましたが正直そんなに面白い映画だとは感じられませんでした。
現代の色々な社会問題に当てはめて考えても主義主張に対しては両方の考え方を天秤にかけつつバランスをとって考えてゆかないといけない気がします。片方だけの考えに傾倒し過ぎるのは危険だと。テレビの報道ばかりを信用するのも危険ですよね。嘘やミスリードが溢れている真実が全然見えない
御時世で難しい時代だと思います。
声を大にしては言いませんが色々とおかしな事ばかりだと思ってます。


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「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

2021年02月27日 | 映画
ブルーレイで「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」を久々に鑑賞。劇場で2回見た映画です。初めて見た時は物語の展開の新鮮な驚きに引き込まれて面白く見れましたがある程度知った上で見直すと前半とか都合良過ぎと感じちゃうような流れや新しいルールが沢山あって何か安易というかそんなのあり?と思われる部分も目立ちました。後半はもう少し芯の部分がはっきりして展開するので良かったけれど冷静に考えるとおかしいとも感じちゃう部分もあります。今作はよく考えるとレイアがメインの物語だったようにも感じれました。演じるキャリー・フィッシャー亡き後に作られてるのにしっかりと存在感を失わせずに完成させている点が素晴らしいと思いました。
後に特典ディスクのドキュメンタリーとかも全て見ましたが面白くクリーチャーがCGでは無く実際に殆どちゃんと作られていたのには驚きました。
スケールの大きい映画作りの舞台裏が見れました。細部までの拘りが感じられそれが可能というのが凄いなと。
これでスターウォーズもシリーズとして完結したのでもう良いかな。とスピンオフはまぁ良いとしてテレビドラマ・シリーズとか次々と作られる新しいものまでは追いかける気はあまり無いです。見ればそれなりに面白いんだろうけど見てる時は良いけど見終わったらすぐに忘れちゃうというか記憶に引っかかるものが少ない気がしちゃうのでした。新3部作のエピソード7.8.9に関してもね。


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「霧の中の少女」

2021年02月26日 | 映画
イタリアの人気ミステリー作家が原作・脚本と初監督を務めたという映画「霧の中の少女」を鑑賞。どんな内容なのか殆ど知らずに見たので、どうなるのか先が読めず興味深く見れました。映像的にも美しく静かにジワジワと展開に惹き込まれるように緊張感を持って見れて脚本の構成や編集なんかも良く出来てたと思います。少し全貌が見えてくるまでが長いので謎が多く集中力が切れそうになる感じもありましたが色々と想像して明確な理由は分からないけれど犯人は一度は予想がつきました。途中でその予想とは違う展開に二転三転するので意外性があり面白かったけど最後には予想した犯人に落ち付きました。だけど何かスッキリしないというかよく分からないような部分も残ったりしました。
後半に犯人と間違えられた男の腕に丸の印が付いていたのか?が分からなかったです。
マスコミ報道を利用した捜査方法とか現実でも事実を歪める報道の恐ろしさを感じてるので興味深くも嫌な感じがありました。役者陣の存在感もあり濃厚なミステリー映画でした。


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「エスケープ・フロム・L.A.」

2021年02月25日 | 映画
「ニューヨーク1997」を久しぶりに見て続編の「エスケープ・フロム・L.A.」も見直したくなってDVDで鑑賞。スクイーズじゃないレターボックス・サイズのソフトだったのでテレビのズーム機能で拡大して日本語吹替版で見ました。こちらは劇場で見てサントラCDも持ってました。
痛快な娯楽作に仕上がっていて特撮やCGの出来はイマイチなんだけど見応えある作品です。久しぶりに見ると今作の方が単純に楽しめた気がします。
雰囲気や役者のキャラクターとかは前作の方が良かった気もしますが今作は面白い見せ場が次々にあって物語の展開も捻りも良い感じ。あっという間に飽きる事無く見れた気がします。
最後のタバコも美味そうだったしスネークの社会に対しての知るか!ボケ!みたいな反社会的な感覚が不思議と気持ち良いエンディングでした。
そこからのホワイト・ゾンビの主題歌が最高でした。CDでこの曲だけ何度も聴いたお気に入りでした。




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「ニューヨーク1997」

2021年02月24日 | 映画
買ったけどちゃんと見直して無かったDVDで「ニューヨーク1997」を5.1ch大画面で鑑賞。初めて見たのはテレビ放送だったかなLDも持ってて何度か見てました。DVDで見てもやっぱり画面は暗い印象の映画でした。食後に見たせいか画面が暗いせいか静かな場面が続いた所から睡魔と戦いながらの鑑賞となってしまった。要所要所で印象に残ってる場面があって久しぶりに見る確認みたいな見方してましたが出演者のキャラクターが良く荒れ果てた世界観や衣装なんかも良かったです。
今見ても何気に引き絵の街とか合成やミニチュア効果も良く出来てましたね。ジェームズ・キャメロンが関わってたみたいです。
音楽のメインテーマとか大好きなんですが思ってたより流れなかったですね。音楽も無く淡々と進む静かな場面で睡魔に襲われちゃいました。
物語に入り込めて1番ドキドキしながら見れたのはやっぱり初めて見た時だなぁ。スネーク・プリスケンというキャラクターが存在感があって多くを語らない魅力がありました。
後で見逃した所や特典映像なんかを見直したのですが結構重要な所を見逃してた。
筋は知ってるから良いんだけど字幕の訳が機械的で頭に入ってきにくいのが僕の持ってるDVDはダメですね。初めて見た時のように日本語吹替版で見直したいですがブルーレイでは出てるみたいだけど高いので躊躇してます。
特典映像は20分ぐらいあって色々インタビューで興味深い話も聞けました。
音声解説も面白そうだけど時間かかるからまたいつかに。
それより続編も見たくなりました。


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「殺人捜査線」

2021年02月23日 | 映画
「ダーティハリー」のドン・シーゲル監督の白黒映画「殺人捜査線」を鑑賞。主演はイーライ・ウォラック。麻薬ヘロインの密輸を巡るヤクの回収屋と警察との攻防戦が実にテンポ良くサスペンスとアクションを交え描かれていて面白く見れる娯楽作でした。
古い映画だけど見応えあって昔の風景や人々の描写も興味深かった。犯人達の乗る車が先日見た「クリスティーン」の車に似ていてカーチェイス場面とかその勇姿も素敵でした。
時間の制限とかも上手く使われていて最後のサイレンの音も効果的でした。
何とか無事解決という事でホッと胸を撫で下ろすような終わり方です。
サン・フランシスコ警察の全面協力で作られたようで感謝しますみたいなテロップとゴールデンゲートブリッジを見てサン・フランシスコがロケ地だったんだなと認識しました。
「ダーティハリー」や「ブリット」とか警察映画で印象的なのはサン・フランシスコの街が多い気がします。




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「ブレインデッド」

2021年02月23日 | 映画
買ったはいいけど画質が酷い某メーカーのDVDで少しだけ見て見るのを止めてた映画「ブレインデッド」を久しぶりに鑑賞。公開時に新宿ピカデリー3というスクリーンの凄く小さい劇場で見てぶっ飛んだクレイジーなスプラッター・ホラー・コメディ映画です。
後に大出世したピーター・ジャクソン監督の映画です。冒頭はキングコングに通じる島から始まり時代設定も古いという拘りも感じる世界観で始まり自主映画みたいな感じのアナログな工夫が憎めない手作り感覚が素敵な映画です。テンポの良いアホみたいなユーモアが連続してどんどんパワーアップしてゆき、そこまでやりますか!と思えるような無茶苦茶な展開になってゆきます。そのアイデアやクレイジーさに只々脱帽というか感心というか呆れるというか笑えるというか嬉しくなる程の突き抜け方が最高の映画です。
血まみれ具合は今まで見た映画でNo.1かな。沢山の印象的なゴア描写のある何とも愛すべき映画で大好きです。




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「エクス・マキナ」

2021年02月23日 | 映画
ポスター等でCGバリバリのロボット映画なのかな?みたいに思って敬遠して見て無かった映画「エクス・マキナ」を鑑賞。A.I.を題材にした興味深く先の読めない予想以上に面白い映画でした。映像も緻密で美しくも冷たくCGも見事な出来栄えでした。どんな内容か全く知らなかったので主人公と共に話に入って行けて色々と先を予想して想像通りな流れになるのですが、疑問や疑念がどんどん生まれてゆき結果は予想を裏切る展開と発展してゆき驚きと感動と失望と哀しみと複雑な感覚で終わる不思議な良さと後味を残す映画でした。色々と考えさせられるSF.A.I.映画でした。


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「マリリンとアインシュタイン」

2021年02月22日 | 映画
昔に見たかもしれないけど全く覚えて無かった「マリリンとアインシュタイン」を鑑賞。撮影がとても綺麗で雰囲気があり不思議な物語が描かれていて惹き込まれるように見始めたら最後まで見れちゃったという感じでした。
現在と過去や思考や哲学等、色々と難しい内容の話とかが続きよく分からないまま進みますが色々と考えながら状況や感情の流れに乗れました。
マリリン・モンロー役のテレサ・ラッセルの美しさは見応えがありました。
声は似てました。子供が欲しいけど産めないという悲しみに苦悩する姿が切なかったですね。
変わった内容の話ですが最後はまさかの広島の原爆への後悔や責任の苦悩が描かれていたのに驚きました。
その爆発の映像表現が素晴らしく見応えがあり美しくも悲惨で目と心に不思議な感覚を残してくれる瞬間でした。
終わり方は現実に戻りちょっと明るい感覚で見終える事が出来ましたが全体的に何が良いとは簡単には言えないけど独特の感覚的に良い雰囲気のある映画でした。
舞台劇が元になってる映画との事。監督はニコラス・ローグ。




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「ルーシー・イン・ザ・スカイ」

2021年02月21日 | 映画
ナタリー・ポートマン主演の「ルーシー・イン・ザ・スカイ」という映画を鑑賞。宇宙飛行士の恋愛映画?ぐらいの認識で見始めたのですが恋愛映画というよりストーカー女の実話を元にした映画でした。後で調べると実話とは違う部分もありましたね。変える必要あったかなぁ?と疑問に思いました。
実際に暴行を加えたのは不倫相手の男にでは無くその男が二又していた女の方にだったようです。
映像的には美しく画面サイズがスタンダードからビスタになったりシネスコになったり変化して面白い効果を出したりしてましたが正直特に意味を感じられはしませんでした。
ナタリー・ポートマンは良い芝居をしてましたが主人公の自分勝手な性格や行動は見ていてずっと感情移入出来ない嫌な感じがあり、ヤバいストーカー女に変貌してからはこんな内容の映画だとは思ってなかったので驚きと共にどうなっちゃうんだろう?と思いました。何となく先は読めたけど後半はそうなっちゃったんだなぁ~と複雑な感覚になりました。
飽きずに見れはしましたけど何か心に残るものはあまり無い映画でした。




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「オレの獲物はビンラディン」

2021年02月21日 | 映画
「オレの獲物はビンラディン」というニコラス・ケイジの相変わらずなクレイジーな芝居が見れる映画を鑑賞。
神の啓示を受けてビンラディンを捕まえに行くとパキスタンへ行った一般愛国アメリカ人のおっさんの実話を元にしたぶっ飛んだ物語でした。まぁ極端なアメリカ人というのはいそうな気はしないでも無いが実際にいたというのが驚きであり、その行動力が凄いですね。そんな中年男をニコラス・ケイジが過剰な顔芸に佇まいで演じているから可笑しくて笑えちゃう映画で楽しく見れました。やたらと喋るウザいおっさんという迷惑極まりない存在でしたが何処か憎めなさも感じれて徐々に親近感も湧いたりしました。同時にキリスト教の神の存在が段々と悪魔のようにも思えてくる感じもありました。
同級生だったという女性の存在が素敵な存在感を出してました。無茶苦茶な行動をする彼を冷静に何気に見守る彼女の存在の方が神のようにも感じれましたよ。映画の最後に実在の本人の姿が写り見れたりもします。極端に脚色して映画的に仕上げられているとは思いますが実際の本人もかなりキテル感じはありましたね。


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「ゴリラ」

2021年02月20日 | 映画
昔テレビ放送で見て正直あまり面白く無かった印象の残っていたシュワちゃん主演の映画「ゴリラ」を久しぶりに鑑賞。思ってたより面白く良い映画でした。アクションも派手で見応えあったし物語も強引な展開ですが面白く進み最後は何かスカッとするものと暖かい気持ちにさせる良いものもあり娯楽作として良く出来た作品だったと思います。ユーモアは少なく真面目な印象ですが銃撃戦の破壊っぷりや大爆発にカーアクションに殴り合いとアクション映画の見せ場が沢山詰まったシュワちゃん映画でした。
この映画の予告編を凄く覚えていて見せ場の断片は記憶に刻まれておりました。


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「スケアリーストーリーズ 怖い本」

2021年02月19日 | 映画
映画「スケアリーストーリーズ 怖い本」を鑑賞。?オムニバス・ホラー映画かと思って見始めたのですが一本のしっかりとした物語でした。ギレルモ・デル・トロ制作という事で彼の映画らしいトーンやデザインに雰囲気がありました。ホラーというより何処かファンタジー映画というような感じもあり幽霊側にも哀しい背景があったりもして良かったです。撮影も綺麗で良かったけど暗い場面が多かった。幾つかのエピソードで繋がる内容ですがゾワっと来るものやシュールだけど怖さと面白味もあり好みなものもありました。
主人公の女の子の雰囲気も良かったです。


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「クリスティーン」

2021年02月19日 | 映画
ブルーレイを購入してたけど通しではちゃんと見直して無かった映画「クリスティーン」を5.1chサウンドの大画面で鑑賞。前半は結構忘れてたけど後半は何度も見てたのでよく覚えてました。改めて見ると暗部の黒が多く暗い絵が多かったんですね。そんな闇からいきなりヘッドライトの光が差す瞬間がとてもぞくっと来る良さがあります。カーペンターの音楽の旋律が流れる場面が大好きです。後半は台詞で無く車とブルドーザーの闘いというかエンジンの唸る音や音楽が相まって盛り上がります。だけど物語としてはとても切ないものもあります。
初めてレンタルビデオで見た時はどうなっちゃうんだろうと最後までドキドキしてラストの余韻も印象的で記憶に残るものでした。今回はオチを知ってるのでそこまでドキドキとかはしませんでしたがやはり独特の良さのある映画でしたね。思ってたより残酷な場面というのは直接は描かれてません。
クリスティーンという赤い車はとても魅力的でした。


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