どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「愛しのジャイアント・ウーマン」

2021年05月31日 | 映画
久しぶりにDVDで「愛しのジャイアント・ウーマン」を鑑賞。ダリル・ハンナが巨大化する所は面白かった記憶はあるが他は怠くてイマイチだった印象だったのですが、やっぱりそんな感じの映画でした。何というかドラマ部分にあまり面白味が無くて展開も怠いんですよね。オチも何か呆気ない感じ。
だけど全編から漂う昔ながらのB級映画ならではの味わいというか書割り背景のセットとか安っぽいUFOとか合成はとても好みでもありUFO絡みの場面は青が美しくて良かったな。
ダリル・ハンナは元から身体付きがなんかゴツくて長身だからノシノシと街を歩く場面とか良い感じだった。
女性の地位向上がテーマというかが薄っぺらく描かれていて男は絵に書いたような最低な奴だったのが何かイマイチ乗れない部分でもあったかな。
巨大化する女性の映画って色々とありましたが個人的に良かったのは「アタック・オブ・ザ・ジャイアントウーマン」かな。巨大化したセクシー・プレイメイト同士が最後に喧嘩するヤツ。




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「アンディ・ウォーホル/ザ・コンプリート・ピクチャー」

2021年05月30日 | 映画
久しぶりにDVDで「アンディ・ウォーホル/ザ・コンプリート・ピクチャー」を鑑賞。チャンネル4のテレビ番組の前後編でウォーホルの生涯を紹介するものでした。
大学時代にウォーホルにハマっていたのでアートや実験映画にベルベット・アンダーグラウンドにイーディと大好きでした。今も好きだけどウォーホルには親近感と嫌悪感との両方が今はあるかな。考え方とか色々と影響を受けたし憧れたのですが、何処か冷たい一面も感じられます。
全般的な時代の活動が分かりやすく説明された番組であらためてウォーホルを振り返れました。デニス ・ホッパーも出ててアートについて語ってます。
背景に飾られてた皿で描かれた絵も良かったね。
ウォーホルは58歳で亡くなったんですね。僕もその年齢に近づいてきております。何かアート的な活動を僕もしたい所です。


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「ウエスタン・スターズ」

2021年05月30日 | 映画
ブルース・スプリングスティーンが監督したという「ウエスタン・スターズ」という19枚目のアルバムの自宅の納屋でのライブ映像と語りで綴った映画を5.1ch サラウンドヘッドホンで鑑賞。ブルース・スプリングスティーンの音楽は昔よく聴いていて好きでしたが最近のものは聴いて無かったので新鮮に見れました。良い感じで歳もとっていて風貌に渋味もありました。
音楽に関しては変わらない良さや味わいがあり聴き入れました。曲と曲の間にイメージ映像と人生哲学や生き方や曲に込めた想いなんかが語られて興味深く見れたのですが歌の歌詞に字幕が付いて無かったので歌詞の意味までは分からなかったのは残念でした。
歌詞の内容を知りたかったです。歌詞の内容が分かればもっと良かったと思います。
色々と右葉曲折はあったようですがバンド仲間の妻と共に音楽活動を変わらず続けている姿というのは素敵だなと感じさせられました。
昔のミュージック・ビデオ集のDVDで好きだった曲も後で引っ張り出してきて懐かしくも聴き見直したりしました。




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「日本以外全部沈没」

2021年05月29日 | 映画
何だかチープで下らなそうだけど題名とジャケットに惹かれて中古DVDをゲットした映画「日本以外全部沈没」を鑑賞。予想以上にブッ飛んだ内容で自主映画みたいな作りでしたがブラックなユーモアと、もしこんな事になったらみたいな面白さがあって結構楽しく見れました。色々と日本が自虐的だったり弱かったりする現実の社会で感じもする閉塞感というか頼りなさみたいなものと解決しない問題を馬鹿馬鹿しい程に逆転させ描いてあるので変な痛快さも感じつつ考えさせられる側面もありました。有名俳優やそっくりさんタレントなんかがワチャワチャ出てきて賑やかな下らない見せ場も見せてくれます。片言の日本語とか芝居が妙な可笑しさもあり映画の安っぽい作りも味になっておりました。
先日ようやく見た「日本沈没」とは真逆の突き抜けた馬鹿馬鹿しさ満載の映画です。


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「HUNT 餌」

2021年05月29日 | 映画
「悪魔の密室」「アムステルダム無情」のディック・マース監督の新作「HUNT 餌」をDVDで鑑賞。
人喰いライオンが現れてのパニック・ホラー映画です。最初は正体を見せないで段々と姿も見せるという演出が良い。同時に上手くいってないカップルと元彼の片脚ハンターとの関係性や警察の行動なんかが面白く描かれてます。そして最後は解決したかと思ったら更なるドンデン返しが待っていたりで娯楽作として飽きずに楽しめる仕上がりでお見事でした。脚本やキャラクターの個性が上手く練られていて良かったです。
音楽も良かったのですが何と監督が担当しているという事でした。才能ある方ですね。
今作もちょっとユーモアを感じるキャラクターの見せ方や社会風刺的な視点や小さな女の子と対峙する恐怖の存在の見せ方とかが良かった。
吸血鬼っぽい八重歯が魅力の金髪女優さんも監督の好みを感じさせられました。
人喰いライオンはCGでしたが見せ過ぎずで効果的に上手く使われていました。だけど派手な見せ場は結構ありました。




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「ジョーズ 恐怖の12日間」

2021年05月28日 | 映画
大好きな「ヒドゥン」のジャック・ショルダー監督による映画「ジョーズ 恐怖の12日間」というDVDを見つけて衝動買いして鑑賞。1916年を舞台にした実話を元にした作品でスピルバーグの「ジョーズ」の元ネタになった事件との事。どうやらテレビ用の映画らしく脚本にはミック・ギャリスも絡んでるようでした。舞台背景の美術や衣装なんかもしっかりしていて真面目な作りのドラマでしたが期待していたような恐怖感とかサスペンスは無く実話の再現ドラマみたいな感じだったのは少々残念でした。普通に見れた感じです。
だけど昔こういう事が起きたんだなぁ。と興味深くは見れました。
サメの描写は本物実写とハリボテのサメとCGで描かれてましたがCGはイマイチでした。ハリボテはまぁまぁ。
「ジョーズ」みたいな良さは無かったですが沢山の人が犠牲になりあっさりと死んでしまう展開でした。昔は出血多量で簡単に死に至ってしまってたんですね。顔が青醒めて血の気を失っている描写がなんか真実味を感じれました。基本は「ジョーズ」と似た物語ですが主人公の男の片想いの気持ちや友情なんかの関係性が何気に良く出ていました。




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「ベルリン・アレクサンダープラッツ」

2021年05月28日 | 映画
ネット配信で公開の映画「ベルリン・アレクサンダープラッツ」を鑑賞。
3時間以上もある映画でした。そんなに長い映画とは知らずに軽い気持ちで見始めたのですが前半はなかなか内容も掴みづらく似たような展開も繰り返されるので集中力に欠けてネット配信なので途中何度も中断しての鑑賞となってしまいました。だけど半分ぐらい過ぎてからは主人公の境遇や善い人間になりたいという気持ちなんかと愛する女性との関係なんかが動き出し集中して見る事が出来て最終的にはとても見応えのある映画だったと感じれました。映像的にも照明の色彩感あるトーンとか暗いんだけど鮮やかな独特の良さがありました。
何とも恐ろしく残酷な展開が待ち受けておりますが最後に少し希望のようなものも見れたのは良かった。
生々しい人間関係と人物描写が見応えのある移民問題を扱った深い内容の映画でした。
個人的に感じたのはタイトルのせいかもですがルー・リードの「ベルリン」というアルバムを連想させられて、その詩の描くような暗いアンダーグラウンドな世界の人々の苦しみの中でも前向きに生きたいともがくがどうしても抜け出せないような感覚みたいなものが映像で上手く出ていたようにも感じました。なので長い長いミュージックビデオのような感じも少ししたのでした。


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「サイレント・ウォーター」

2021年05月27日 | 映画
「サイレント・ウォーター」という海での危機を描いた映画を鑑賞。サメとか出てくるような映画かと思ったりしたが岩に脚を挟まれ動けなくなった妹を救う姉という展開でした。サメは出ませんがチラッとシャチは出てくるノルウェー映画でした。
妹の方が冷静で頼れる存在で姉の方は変な過去のトラウマやら何やらあったりして冷静さを欠いたパニック状態の頼りない存在というのが見ていてイライラするような所があって、それがまぁ映画を面白くはしているのだけど、何でそうするかなぁ?とかオイオイって思っちゃう展開でした。結構余計な事しちゃうというか空回りしちゃってます。まぁリアルではそうだったりするとも思えますが冷静さって大事ですね。トランクって冷静にやれば普通に開いたんじゃない?とか人ん家に勝手に入って犬殺しちゃうとか酷いよねとか、姉には感情移入しにくかったなぁ。まぁ最終的には何とか助かる方向へ向かうのですが、その為の鍵となるアイテムは出てきた時に直ぐに使えるんじゃないかとは思ったんだけど姉が気付くのには時間がかかっちゃいましたね。尺は短くて見やすい映画でした。撮影とかもしっかりした映画でした。




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「夢の涯てまでも ディレクターズ・カット版」

2021年05月27日 | 映画
昔劇場で見たのですが内容とかは殆ど記憶から消えてしまっていた映画「夢の涯てまでも」をディレクターズ・カット版という5時間近くあるバージョンにて鑑賞。音楽と近未来的な世界観とかビデオアートみたいなイメージは薄ら覚えていて時折思い出しつつの鑑賞となりました。撮影や照明が美しく数々の国を音楽と共に旅するような感覚があって前半は不思議と内容は掴めずとも漂うように飽きる事無く見れました。だけど5時間はやっぱり長く途中何度か中断して続きを見てゆきました。後半は物語的にも興味深いものもありましたが一箇所に縛られて少々退屈する感じもありました。90年代に作られた映画で当時の未来である2000年前後が描かれていますが数々のガジェットや未来的装置が新しくも古くも感じられる独特の良さや面白さを感じられました。現在より進んでいるような部分とそうでない部分の混在が。
だけど現在に通じる未来や社会が興味深く描かれてました。人工衛星の軌道が制御出来なくなって墜落するとか先日あったばかりだしリモートの会話とか放射能とか昔よりも現実的に捉えられる社会となっておりますね。
映画の魅力は旅と音楽と人との出会いとテクノロジーや夢といった部分で良く出てました。過去や未来についてや人生についても考えさせられる映像で旅するような体験をさせられた気もします。役者陣も豪華で既に亡くなられた方も沢山出てましたが映画で時を遡って会えるというのが作品の内容とも合っていて感慨深く見れました。
記録デバイスや視覚の効果についても興味深く見れましたが昔から普通にある外の世界というか自然に目を向けてありのままを大切に受け入れる大切さも考えさせられました。




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「バグダッド・カフェ」

2021年05月25日 | 映画
大学時代にVHSで見て主題歌と共に印象に残っていた映画「バグダッド・カフェ」を久しぶりにニュー・ディレクターズ・カット版というので鑑賞。
元とどう違うのかは忘れてて分かりませんが長くなったのは分かりました。
何ともまったりとした時間が不思議な優しさに包み込まれるような良さがあります。色彩や撮影がとても良くて美しく妙なユーモアと人間味溢れるキャラクターが憎めない味わいを出しています。太った女性がどこにでもいそうな存在感を出しつつチャーミングな良さと神秘性を出してました。当時人気で他にも映画あったね。
映像は美しかったけどカットによりザラつきやデジタルっぽいノイズが気になってしまう所もあったのはちょっと残念。やっぱりフィルムで見るのがベストな映画ですね。
主題歌もやっぱり良くて耳に残ります。この曲と撮影の美しさとキャラクターがこの映画の柱ですね。
忘れてたけどラストの台詞はちょっと間が抜けた可笑しさがあって何か良かったです。


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「ブレインストーム」

2021年05月25日 | 映画
DVDで久しぶりに映画「ブレインストーム」を鑑賞。一部の映像は記憶に残っているのだが話の詳細とかは完全に忘れていました。画角がビスタからシネスコになったり映像的に博覧会映像とか体験型映像みたいな面白さのあるものでしたが物語的にはそんなに面白いものでは無かったかな。だけど興味深い題材が多くあり80年代に作られていたという事を考えると凄いとも思えました。技術的には似たものが色々と開発されておりますが映画のようなレベルにまではまだ行ってないですね。
テープが記録媒体というのが昔っぽくて良かった。インターネットやVRとかを予見していたような内容でした。
特撮映像も当時としてはハイスペックの65mm合成とかで質の良い映像を作り上げておりました。今日見たDVDは4:3画角の中でのビスタとシネスコで画質もあまり良く無いものでしたがHDテレビにズーム拡大して鑑賞しました。死後の世界の映像が美しくも興味深く見れました。所々でユーモアのある場面なんかもあり基本的に見世物的な映画だったと思います。
ナタリー・ウッドの遺作となった映画でした。




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「宇宙空母ギャラクティカ」

2021年05月24日 | 映画
家に帰ったら妹の家に移動されてた沢山のDVDが返却されてた。色々なDVDあったけど「宇宙空母ギャラクティカ」を見つけて懐かしく見始める。
音楽が良く覚えてる旋律で子供の頃にテレビシリーズを毎週見て聞いていたからだなと思う。色々と「スターウォーズ」に似た曲や効果音に特撮です。
特撮は何度も使い回しされてましたね。今日見たのはテレビシリーズを短縮して劇場版にしたような作品でした。話の内容は殆ど忘れてましたが平和ボケした決断力の無い大統領の無策のせいで人類滅亡の危機に陥り、脱出した人々や軍人が敵のサイロンから逃げて地球を目指すというものでした。
何気に政治的な問題や人間の欲や思想なんかが上手く描かれていて今にも通じるような問題が盛り込まれていたと思います。だけど物語の細かい部分はちょっと頭に入ってきにくい所もあったかな。役者陣は思ってたより豪華でこの人も出てたんだ!というような驚きもありました。
特撮はジョン・ダイクストラとは知ってましたがリチャード・エドランドやデニス・ミューレン他「スターウォーズ」チームが沢山関わっていたんですね。敵のキラキラしたサイロン兵やその戦闘機のデザインが素晴らしくて大好きです。昔プラモデルで作って部屋に吊るして飾ってました。






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「道」

2021年05月22日 | 映画
母が好きな映画だと言っててお勧めされて昔テレビ放送で見た時には感動して涙した記憶のある映画「道」を随分と久しぶりに鑑賞。
キャラクターは印象的で覚えていたけど話の結末は忘れていてどうなるんだったっけ?って見てましたが哀しい結末だったのは何となく覚えておりました。
ジュリエッタ・マシーナのピエロのような喜怒哀楽の表情がとても印象的で「ザンパーノ」と名前を呼ぶ声の響きも良く覚えておりました。
何となく最後はアンソニー・クイン演じるザンパノが亡くなるか刑務所に入れられて別れるというような内容だったっけ?と思いながら見てましたが、違って真逆の展開でしたね。
ラッパの物哀しい旋律とザンパノの男泣きがラストでした。そうだった…と思い出しました。
今回は泣けはしませんでしたが何とも言えない余韻を残すエンディングでした。




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「サボテン・ブラザース」

2021年05月21日 | 映画
久しぶりに映画「サボテン・ブラザース」を鑑賞。初めて見たのは大学の図書館のLDだったかな?色々と思い出深い映画でとにかく能天気で明るいハッピーな気持ちになれるおバカな映画で大好きです。
3人組のキャラクターがそれぞれ個性的で楽しくて3人が揃って決めポーズをする所は笑えます。
音楽も良い感じで楽しい歌が入ったりと深い事考えずに見れる娯楽作に仕上がっています。




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「恋人たちの予感」

2021年05月20日 | 映画
大学時代に試写会で見てとても印象深くVHSやDVDでも何度も見た好きな映画「恋人たちの予感」をかなり久しぶりに鑑賞。台詞のやりとりのリズムを音楽のように覚えておりました。
見始めたらズルズルと最後まで見れた感じです。若きメグ・ライアンが可愛かったなぁ。結構笑える場面も多くキュンとさせられる場面もある恋愛映画です。良い映画だけどやっぱり昔に見た時の方がより良く感じる事が出来た映画です。




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