どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「映像研には手を出すな!」

2021年06月30日 | 映画
「映像研には手を出すな!」を鑑賞。
ドラマ版は1話分だけ見てたけど殆ど内容知らないまま見ました。キャラクターの設定とか今迄の流れを駆け足で紹介されて前半はついて行くのが大変でしたが分かりやすく描かれてて要点は掴めた印象。編集や間の独特なテンポ感やキャラクターの面白さと魅力にハマって見てゆけました。VFXもしっかりしていて映像的にも見応えある場面もありました。かなりマニアックな会話が連発して映像と言ってもアニメ寄りな内容だったので意味分からない箇所もあったけど自主映画を作ったりしてる身からしても共感出来るような映像への拘りや情熱みたいなものが伝わり大感動とはいかずとも良い感じのものを感じれました。
全体的にテレビ番組のスペシャル版みたいな印象でちょいちょい突拍子も無いギャグが入って来るのが可笑しかったです。


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「ばるぼら」

2021年06月30日 | 映画
手塚治虫原作の映画「ばるぼら」を鑑賞。監督は息子の手塚真。全体的にちょっと怠い印象でしたが部分的に面白い所もありました。怪談のような摩訶不思議で変な所が好みでしたが段々とそのような面白さは減っていった印象。後半はエロティックな場面が多く二階堂ふみのヌードはとても美しかったです。内容的には正直よく分からない感じでした。何処か無邪気で幼稚な描写が手塚監督の魅力であると今迄の作品で感じていましたが今作にもそんな感覚は残っていて良かったです。
だけど全体的には主人公のキザな感じがなんだかなぁとも感じちゃうものもありました。原作を読んだ事は無いのですが変わった映画でしたね。




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「暴力脱獄」

2021年06月29日 | 映画
昔テレビ放送で見た筈だけどポール・ニューマンが茹で卵を沢山食べる所しか記憶に残って無かった映画「暴力脱獄」を久しぶりに鑑賞。見始めると面白くて最後まで一気に見れました。
茹で卵は50個も食べるんでしたね。
困難に負けず立ち向かう真っ直ぐな姿勢に共感出来て主人公が憎めない存在になってゆきました。
とても美しい撮影や夕日に暑そうな昼の描写が印象的。デニス ・ホッパーも出ていて脇役ですが凄く目立ってました。ジョージ・ケネディも良い存在感を発揮していて良かった。
古き良き見応えのある映画でした。
ポール・ニューマンの良さも助演陣の良きもバランス良く出た刑務所映画の傑作。




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「複製された男」

2021年06月28日 | 映画
「ブレードランナー2049」や「メッセージ」のドゥニ・ヴェルヌール監督の映画「複製された男」を鑑賞。
監督らしいトーンの撮影に演出の映画でした。独特の間とビジュアルに惹き付けられて自分と同じ姿の男を発見してどうなるのか?と興味深く面白く見れて最後はどうなるのか?と思いましたが「え?何?」という突拍子も無い終わり方でした。先日見た「聖なる鹿殺し」もそうだったけど良く分からないエンディングで今作は後味残すというよりも何かクスッと笑えるような可笑しさを感じました。
見てる間は面白く集中して見れたけどオチはなんじゃそりゃ?って感じでした。後でネットで他の人の作品解説なんかを読んでみたりして意図したものとかは分かりましたが、だから?って感じでした。エロい感覚とかは分かりましたが理解し難い映画でした。
役者陣は存在感があり魅力的でした。
ビル群の建築物や窓が印象的な映画でもありました。




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「モンスタートラック」

2021年06月27日 | 映画
モンスター映画?って感じで軽く見始めた映画「モンスタートラック」でしたが、なかなかの拾い物というか楽しい映画でした。「E.T.」のモンスタートラック版というか心温まるモンスターとの交流と救出を描いた娯楽作でした。アクションやCGにVFXもしっかりとした出来で音楽も盛り上がり役者陣のキャラクターも皆魅力的でした。
モンスターパニックものかと思ったり最初はしてたのですが、まさかなファミリー向けの青春映画だったのには驚きと共に久しぶりにこういう映画を新鮮に見れて楽しかったなぁという気持ちの良い見終わった印象を受けました。
モンスターとトラックという変な組み合わせとか見せ場が都合良く展開しますが楽しめました。




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「聖なる鹿殺し」

2021年06月27日 | 映画
どんな内容なのか殆ど知らぬままアリシア・シルバーストーンが出てる映画という事で「聖なる鹿殺し」を鑑賞。
丁寧で静かに展開する緊張感のある描写に惹き付けられ段々とどうなっていくんだ?と興味深々で集中して見れました。役者陣の魅力もあり先日みた「ポップスター」に出ていた女優さんが娘役で出ていて今作でもとても良かった。今後に注目の女優さんですね。
アリシア・シルバーストーンは少ししか出てませんでしたが久しぶりにお姿が見れて良かったけど随分と老けた印象でした。今作では独特の存在感を出されてました。ニコール・キッドマンの冷たい神経質な表情の緊張感に物語の異様な展開に主人公側の医者の医療ミスなのか分からないけど嫌悪感みたいなものも感じつつ若者の復讐劇としても動機とかは理解して見れたりしたけど、どうやってそんな事が出来るのかが分からないまま答えを期待しましたが、その答えは無かったです。
なので見終わって変な後味と後から色々と考えて無理矢理こじつけ理解も出来る部分はあるにしても、どういう事?みたいな感じでした。
見てる間はラストに向けてとても緊張感もありゾクゾクして見れただけにちょっと拍子抜け感を感じた。
しょうもない理由付けや理屈よりは良かったかもしれませんが…。
ラストが冒頭に繋がるような印象も受けました。変な後味を残す恐ろしい映画でした。静かなる「ポゼッション」に似た印象もあるカメラが動き続ける演出が良かった。




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「処刑遊戯」

2021年06月26日 | 映画
松田優作主演の「処刑遊戯」を多分初鑑賞。ちょっとキザでベタなハードボイルド・アクション映画でした。松田優作の仕草や動きがとてもリアルで魅力があり見応えありました。アクションも1カットで見せる緊張感のあるものだったり映像でじっくり見せてくれる映画らしい映画だったと思います。
撮影や照明も実に良くて当時の東映アクションものの匂いというか独特のものを感じれました。人間臭さみたいなものとアクションが堪能出来る印象的な映画です。こういう映画の虜になった人達も多いのも分かります。だけど当時は僕はこういう映画ってちょっと苦手でした。今の方が素直に楽しめる気がしてます。全体的にテンポはスローだけど魅せる力で分かりやすい内容の物語を緩急付けて飽きずに最後まで見せてくれました。


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「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」

2021年06月25日 | 映画
凄く久しぶりにアニメ映画「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」を鑑賞。昔テレビで見たような気もしますが記憶は曖昧。昔「油揚げの儀式」を作った時に脚本担当のTからこのシーンはこの映画のこの感覚がイメージの元だと参考資料として部分的に見せて貰ったのは薄っすらと覚えていました。後に押井監督とも仕事で関わらせて貰ったりしてから今見直せて色々と興味深くも面白く見れました。
変わった物語で何が起きてるのか良く分からないけど何か楽しい学生時代の気分のようなものも感じられ最終的には押井監督らしい世界感というか後の作品にも通じるものを色々と感じました。気付いて無かったけど「油揚げの儀式」と同じ台詞とかもありましたね。どこが参考資料として見せて貰った所だったのかは覚えてないけどワチャワチャした感じは当時漠然と意識した気もします。戦車とか戦闘機とか色々な映画のキャラクターが登場したりと好きなものを詰め込んだような楽しさが感じられました。ラムちゃんは思ったより活躍はしませんでしたが可愛かったですね。カメラワークとか構図なんかが結構見応えのある面白映画でした。


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「ポップスター」

2021年06月25日 | 映画
ナタリー・ポートマン主演の「ポップスター」っていうポスター見て少し気になってた映画を鑑賞。冒頭から意外な展開で始まりどういう映画なのか?と興味を惹きましたがナタリー・ポートマンは映画の半分過ぎるまで出てきませんでした。同じ役を2人の役者さんが演じていて若い時の女優さんの方がかなり良かった。大人になってからの娘役も同じ女優さんだったようです。大人になってからをナタリー・ポートマンが熱演してましたが良いんだけど内容的に段々と飽きみたいなものもありました。最後に煌びやかなコンサートが描かれて悪くは無いけど何かピンと来ないというか傍観するような感じで眺めてましたがそのまま突然終わってしまいました。なので最終的には何?って感じで伝えたいもののようなものが分からない印象でした。




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「13日の金曜日」

2021年06月24日 | 映画
公開時は怖い映画が苦手で新聞広告を見て怖そう~と恐怖心を抱いていた映画「13日の金曜日」ですがテレビ放送で初めて見てビデオやDVDにブルーレイでも何度も見た。そんな印象深い映画を初めて大画面で鑑賞。
音声も5.1ch で音楽の効果が最高に盛り上がり良かったです。何度も見てるからよく覚えてる場面が多いのですが一部焦らしの場面は忘れてて緊張感を持って見直せました。登場人物のキャラクターが魅力的で若さ溢れる感じが良かった。手持ちカメラのジリジリと移動する映像と音楽が相まって緊張感を盛り上げています。殺しの描写は短くて拍子抜けするような面もありましたが印象に残る名場面揃い。
公開時に見てたらトラウマ度が凄かったと思います。
久しぶりに見直したら殺人鬼である母親の存在感がとても良く感じました。
大画面で最後の首チョンパ場面を見ると知ってるからか手が男のものだと分かっちゃいましたね。
ラストの早朝の森と湖の映像は美しくてとても印象的でした。
大画面で見直せて良かったです。




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「推定無罪」

2021年06月23日 | 映画
ハリソン・フォード主演の裁判もの映画「推定無罪」を日本語吹替版で鑑賞。昔見た事あったかどうか曖昧で結末も分からず見れました。なかなか見応えある展開で少々難しい裁判の流れや経過を興味深く見れましたが何か呆気無く解決に向かいアレ?と思いましたがその後に大ドンデン返しが待っておりました。映画の最初の方でもしや?と頭をよぎったもののまさかそんな馬鹿みたいな展開は無いでしょうと思った結末となりました。色々とそんなのバレない訳無いでしょ。とか警察が見逃さないでしょ。と思える事がありましたが忖度とか事件と直接関係無い裏取引絡みから逆に都合良くバレない方向になったと考えればオォーッとも思えもする重い結末でした。
まぁサスペンス映画としては面白い映画でした。役者陣も他の映画での助演の演技とかが印象深い方々が豪華に顔を揃えていた感じで相変わらず皆良い芝居を見せてくれていました。
暫くするとまた犯人は誰かは忘れてしまうだろうから、ここには書きません。


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「ジャッキー・コーガン」

2021年06月21日 | 映画
ブラッド・ピット主演のアクション映画かなみたいな認識で見始めた映画「ジャッキー・コーガン」でしたがアクション映画としては少々地味でブラッド・ピットも主役という割にはあまり活躍しない映画でした。だけど脚本が面白く個性的な役のキャラクターがそれぞれ存在感を発揮した映画だった。何が起きるのかどうなるのか?と惹き付けられますが変な方向に行ったり一筋縄でいかない様が生々しくもユーモアさえ感じる展開で変な可笑しさがありました。音楽の使い方も好みでルー・リードの曲が2曲印象的に使われてました。味わいある撮影と編集が良い感じでスローモーションとか映像的にも盛り上げる効果が印象的でしたが全体的にはやっぱり思ったより地味な映画だった感じがしました。
裏社会の殺し屋の話ですがアメリカ社会の縮図として描いた内容だったんだと思います。




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「ステップフォード・ワイフ」

2021年06月21日 | 映画
「ステップフォード・ワイフ」という映画を鑑賞。ブラックなユーモアの効いた面白映画でした。何となく先は読めもしたけど。豪華な俳優陣で煌びやかな衣装に美術の古き良きアメリカの家庭のような魅力と逆に恐ろしく不気味な一面もある変わった映画でした。
ニコール・キッドマンが人形のような綺麗さがありました。クリストファー・ウォーケンの人形のような笑みも良い感じ。話は荒唐無稽ですが色々な風刺が効いていて面白い。
最初凄く嫌なキャラだったニコール・キッドマンが急に大人しくなるのはちょっと違和感あってもう少し嫌キャラが生かされているともっと良くなった気も少しします。ベット・ミドラーとかグレン・クローズみたいな個性的な役者が楽しそうに演じている特殊な役も見所。


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「インビジブル・シングス 未知なる能力」

2021年06月20日 | 映画
透明人間になっちゃった少女を描いたドイツ映画「インビジブル・シングス 未知なる能力」を鑑賞。子供向けな感じの健全な娯楽作でした。ちょっと物足りない感じもあって透明人間としての利点や見所もあまり生かされてない印象も途中からあり興味も失われつつの鑑賞となっちゃいました。でもまぁ普通に楽しめる映画でした。
もっと透明人間の見せ場は欲しかったかな。途中色々な映画へのオマージュ的な要素も感じられたりした。
ドイツ映画なんだけどハリウッド映画見てるみたいな感じはありました。


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「ニュー・ミュータント」

2021年06月19日 | 映画
「X-MEN」シリーズの最新作にあたる映画という事で興味を持った映画「ザ・ミュータント」を鑑賞。あまりシリーズとの関連性は感じられませんでしたが別物の物語としては普通に面白くは見れました。超能力を持った若者達の苦悩や覚醒が描かれてます。
新たなキャラクター達のそれぞれの能力や背景なんかを面白く見れました。
だけど物語としてはまぁ予想通りというかよくある流れだったかな。
今作で良かったキャラは狼女の子でした。特別美人とかそういう感じじゃない所が逆にとても良かったです。
眼力が凄いシャマラン映画にも出てた女優も相変わらずの存在感を出してました。この物語の続編的なものは今後作られるのでしょうか?
CGとか良く出来てました。


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