どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

新人監督映画祭

2014年11月30日 | 自主映画
今日は昼過ぎから中野で行われてる新人監督映画祭に行って来ました。
色々な自主映画が上映されてましたが新人監督映画祭という割に全然新人じゃないような監督作品がいっぱいだった気もしますが、まぁいいか。結構大規模な上映会でした。
見た映画は4本。簡単にそれぞれ感想を書こうと思う。

「異し日にて」
「祭りの日」の松田監督の新作映画で撮影が美しく役者の芝居も良い。なんか綺麗に手堅く作られた映画だけど、どこか内容的に惹かれるものが薄かった前半でしたが途中から予想もしない急展開が起こりそこからは釘付けになって見れました。恐ろしいけど可笑しくて切なくて、やっぱり怖い。女優さんの熱演が素晴らしかったです。

「サメロメ 2014」
30年近く前の8mm映画に新たな音楽を付けたという作品で台詞は全く無い。正直内容は理解出来ず少し寝ちゃいましたが映像的に所々で凄く良いイメージなんかもあって8mmの質感も良いし惹きつけられる所もありました。音楽も良かった。舞台挨拶で30年後の出演者の姿が見れたのは新鮮でした。映画で繋がる仲間の再会って良いですね。

「おやじ男優Z」
魅力的なおやじ達と魅力的なAV女優さんの可笑しくも哀愁漂う面白い映画でした。笑えるけどおやじ達の切ない境遇に心揺さぶられるものもありました。役者の芝居がとても良くてみんな憎めない。人情味溢れる素敵な映画でした。

「MayPeacePrevailonEarth」
今日2本目に見た映画が全く台詞無しだったのと対称的にこちらは全編台詞だらけの映画でした。どこか舞台劇を見ているようでもありますがアップがあったり映画的でもあり何より役者の熱演が見応えあって時々笑えて面白く見れました。
なんか小難しい事とかも言ってたりしてたと思ったら痛ってー!って叫んだり素のような噛み合わない壊れたようなやりとりが可笑しかったです。

終わって自主映画仲間達と飲みに行ってビールに焼酎飲んでグダグダ楽しく過ごしてから帰宅。





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「大怪獣ガメラ」

2014年11月29日 | 映画
ブルーレイで「大怪獣ガメラ」を鑑賞。子供の頃、怪獣映画が大好きだったのでテレビで放送されてたゴジラやガメラは幾つか見てますがガメラはカラーのものしか見た記憶が、無いのでこの最初の白黒のガメラは今日初めて見た。
生まれる前の映画ですが特撮とかなかなか見応えあって子供心をワクワクさせるものがありました。何より久しぶりに聴くガメラの鳴声が萌えます。
何気に国際的な物語展開でゴジラのパクり映画なんでしょうが核に対して等の問題提起も見えたりします。
どちらかというと子供目線の作品で子供心に響きやすい映画だと思いましたが最初からそういう路線だったんですね。
まぁ展開は子供の行動や大人の対応が無茶苦茶というか突っ込みどころ満載でしたけど。
最後はなんだか呆気ない感じもしましたが世界平和を希望する緩い気持ちが伝わりました。
昭和シリーズ6作と平成シリーズ3作のセットを購入したので順番にゆっくり見てゆきたいと思います。


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映画の縁 お見舞い

2014年11月29日 | ノンジャンル
今日は昼過ぎから大学時代の友人と共に心配してたけど随分と回復しているY監督のお見舞いに行って来ました。じっくりお話するのは初だったのですが色々な映画の話やらアレな話をしたりしました。見てる映画についての記憶力が凄いというか詳細を説明してくれる話が面白く流石監督だなぁと感じる。
お疲れの中、長々とお邪魔して左手でDVDにサインもして貰いました。
何より元気そうで良かったです。
帰りに駅前で友人と軽く飲んで帰る。大学時代からの友人だが2人でサシで飲むのって何気に初めてだったように思う。卒業して随分経ってから趣味の映画が縁で再び繋がったのだが面白いですね。色々学生時代の知られざる一面も知れました。
帰りに新宿に寄ってブルーレイで「ガメラ」新旧セットと「インベージョン」を衝動買い。



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「バタリアン」

2014年11月29日 | 映画
DVDで久しぶりに見たくなった映画「バタリアン」。見始めたら面白くてあっと言う間に最後まで見ちゃいました。パンクな音楽もゴキゲンなドアバタゾンビコメディ映画。
台詞や音楽のリズムが良くて大袈裟でコミカルな芝居が楽しいです。
そんな憎めないキャラクター達がとことん酷い目にあう光景は悲しいけど可笑しくて笑えます。
特典映像も続けて見る。監督・脚本のダン・オバノンの話が興味深く面白い。この時代ダン・オバノン絡みの映画はみんな面白かったなぁ。
もうひとつある別の監督作品ってのは見た事無いから見てみたい。
でもDVDになってないようだ。


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三原カツカレー

2014年11月28日 | 食事
今日は新橋の方でアシスタント仕事。昼飯抜きで作業して早く終了。
帰りに旧銀座シネパトスの横にあった三原という店の新店舗が新橋に出来たとの知らせを貰っていたので行ってみた。
閉店お別れ会には映画「インターミッション」に関わったりしたのもあって参加したりしたのですが、実はこの店のカレーを未だ食べた事が無かったのでした。
やっと念願のカレーを食べれました。カツカレーをいただきました。
サクサク衣のカツが美味かったです。
店は常連さんが楽しそうにワイワイ話したりして飲んでおりました。


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「エリジウム」

2014年11月27日 | 映画
DVDで映画「エリジウム」を鑑賞。
近未来の光景がなかなか実際に将来こんな感じになるかも…って思えるようなデザインや技術でもあって見応えありました。
内容は社会派というか風刺が効いていて、かつエンターテイメントとしても良く出来た作品。
しかし医療用のマシンが万能過ぎてそこまで技術が発展してるなら地球にも無いのは変というか酷過ぎると思った。そこまで富裕層は酷いのか?って恐らくそんな事は気にしてないというか知らないという事だろうけど。ラストでやっと少しは当たり前に思える世界になったという感じでした。
どこか「銀河鉄道999」っぽい物語にも感じた。
CG合成が自然に溶け込んだ上手い見せ方ですんなりと世界観に入っていけましたが設定的にリアルな所とそうでない所と両方あるので時々違和感を感じたりはしたけど面白く観れました。
役者も良かったです。


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「THE IRON ROSE」

2014年11月26日 | 映画
今日は昨日の仕事の続きをやりつつ某所まで某映画のラッシュ試写見て打合せしてから帰宅。
寝る前に輸入盤DVDで今日もジャン・ローラン監督の映画を鑑賞。
PAL方式なのでパソコンで見ましたがパソコンだとなんか集中力に欠けてしまいますね。
観た映画は「THE IRON ROSE」という作品で予告編を見た時から気になってたもの。
いつもな海岸と墓場が舞台の映画ですがヴァンパイアも拳銃も出てこないです。案外カット割も多くいつもに比べると編集のテンポも多いのだが、逆に代わり映えしない同じような絵が繰り返されるので途中で飽きてくる感じがしました。出演者もほぼ2人の男女のみ。ヌードは少なめです。変わったラブ・ストーリーで独特な哀愁のある映画で部分的には凄く良い画があって印象的だけどやっぱり全体的には日本語字幕無しだから内容理解出来てないのもありますが退屈しちゃったかな。
謎や興味で引っ張る内容でも無く、何処か不思議な夢を見ているような感じでした。甘い夢から悪夢のようにもなるが、どこか不気味だけど惹かれるものもある変な夢。
海の場面と機関車でのキスシーンが美しい。
良い所はほぼ全部予告編で見れちゃってましたって感じかな。



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「KILLING CAR」

2014年11月25日 | 映画
輸入盤DVDで映画「KILLING CAR」を鑑賞。ジャン・ローラン監督の映画でヴァンパイアもお城も出てこないけどやっぱり拳銃は出てくるという作品。映画内に出てくる風景に「パラダイム」の上映中の映画館看板があったから80年代後期に撮られた映画だろうが作りはなんともチープで学生映画のようです。とてもそんな時代に作られた映画のように見えません。
内容も芝居も自主映画を見ているようでしたが所々でやはりジャン・ローラン監督らしさというか素晴らしい場面や瞬間がありました。前半とラスト辺りはかなり良いが中盤はもうダラダラのグダグダでした。
それでも主人公の東洋系女がバンバン銃で色々な人を撃って何かの復讐をしてゆく理由は何だろうか?と謎に惹きつけられます。
フランス語なので英語字幕を付けて見ましたがその辺りの理由や動機は理解は出来ませんでした。しかしラストの呆然とした主人公の佇まいは他作品と同じような哀愁が凄く出ていて何だか分からないけどラストカットは良かったです。
銃撃戦は学芸会のようです。


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「The Nude Vampire」

2014年11月24日 | 映画
輸入盤DVDでジャン・ローラン監督の映画「The Nude Vampire」を鑑賞。
日本語字幕無しなので会話の詳細は殆ど分からなかったんだけど、そんなに台詞が多い訳でも無く内容はいつもと同じようなヴァンパイアものなので大体は想像出来ました。
映像はいつものごとく美しく独特。
今回は特にシュールで不思議な世界観を醸し出していたと思います。
なので台詞を理解したとしてもきっとシュールで前衛的な映画だったんじゃないかと思う。
そして、そんなシュールな世界観が良くて見始めたら映像だけでも惹きつけられ見てしまいます。特に冒頭の15分程の奇妙なマスクの人物に追われる辺りは凄く良かった。
ロケーションや題材などおきまりというかいつもと同じだけど今やそれが好きなので見ちゃいますね。
他の映画でも出ていた双子の少女も良いです。
ヴァンパイアの哀しみなんかは内容を完全に理解しきれてない為かあまり感じられませんでしたがシンプルに考えるとこれは純愛を描いた映画だったのかもしれませんね。
今回のヒロインというか女ヴァンパイアも綺麗な人で無表情の彫刻のような美しさが出ていた。オレンジの透け透け衣装も綺麗でした。




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「ワイルド・スピード ユーロ・ミッション 」

2014年11月23日 | 映画
ブルーレイで映画「ワイルド・スピード ユーロ・ミッション」を鑑賞。
このシリーズは最初の映画と東京を舞台にした映画を少し見た記憶はあるが全部は見て無い。
この作品が何作品目の物なのか知らないまま見ましたが見ていない前作との話の流れが繋がりのあるような物語でした。冒頭の短いダイジェスト映像だけでもそれらの内容は結構分かりやすく描かれていて物語的に入っていきやすかったです。
主演者のキャラクターがはっきりしていて魅力的でした。
とにかくアクションが凄くて見始めると深い事考えずとも見魅ってしまう。音楽や音響効果も良くてヘッドホンで爆音状態で見てたのですが迫力満点でした。
全体的に見せ場の盛り上がりはアドレナリン全開モードで見れるアクション映画でした。CGも自然に使われていて実写とうまく馴染んでいて気持ち良く見れました。
これ映画館の大スクリーン、大音響で観たらもっと迫力あっただろうなぁとも思いました。
軽い気持ちで安かったから購入して見た訳ですがなかなかの拾い物というかハリウッド娯楽アクション大作の底力を見せて貰えて楽しめました。


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「フライト」

2014年11月22日 | 映画
DVDで映画「フライト」を鑑賞。
久しぶりに見るロバート・ゼメキス監督の作品。
墜落事故を起こしたジェット機の操縦士の話で奇跡的に多くの命を救った操縦を賞賛される一方でアルコール中毒の影響等の疑惑も出て来るという内容。実話なんでしょうかね。
映画は冒頭で墜落事故の詳細を映像で見せている為、実際のパイロットの行動について目撃している。
その行動についてどう感じるかをじっくり考えさせられるが、正直主人公には最初からどこか感情移入しずらかった。
事故に直接的な原因があったかどうかは判断出来ないがアルコールとドラッグ中毒なのは明らかで事故後も普通に酒飲んで車運転したり完全に駄目な奴。そんな彼が普通に生活出来てる所が異常な感じがしました。
同時に中毒患者としての分かっちゃいるけど止められない苦しさや葛藤もよく分かりました。
一時的に止めてた酒に再び手を出すあたりの描写がリアルでした。
デンゼル・ワシントンの芝居も見応えありましたが、なんか全体的には優等生というか綺麗にうまくまとまった映画で偽善的というか良い話で終わるのがアカデミー賞受けしそうな甘い内容だったような気がしました。
なので最後は結果的にはどこか救われる物語ですが、もっとどちらか方向に振り切れてくれた方が良かった気はします。
もっと途中で主人公が反省するか隠そうと躍起になるか、何はともあれ結果的には操縦の判断は立派だった事が認められるか逆に問題が露呈されるかそれらのどれが真実であるのか探り葛藤しつつ見れると良かったと思いました。
それらの要素もあまり無いにしては尺も長過ぎると感じました。
そんな訳で個人的には良く出来た映画だけどなんかもうひとつ感の残る映画でした。


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「リアリティーのダンス」

2014年11月22日 | 映画
ホドロフスキー監督の新作「リアリティーのダンス」を鑑賞。
全くどんな内容の映画か知らずに観たのですが色々と斬新な驚きを感じれる映画でした。
どこか「アンダーグラウンド」という映画にも似た感じもしました。
ポスターにも写ってる女の子だと思った子が男の子だったり、大量の魚が打ち上げられる光景とか喋り方が常にオペラなお母さんが面白く新鮮でした。
主演のお父さん役は監督の息子さん。なんだか昔の監督の姿を見ているようでした。身体全体を使った芝居が良かった。
監督も守護霊的存在?で出演していて真っ白な髪が良い感じ。
色彩や音楽も良くて見て物語を楽しむというより何か絵画を見るようにその時々で感じるものと言葉にしずらい内面的なものについて考えさせられる不思議な映画。
色々ともがきながらも生き抜く事自体が人生の修業のような事だと感じられました。


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「ホドロフスキーのDUNE」

2014年11月22日 | 映画
公開された時に見に行きたかったんだけどタイミングが合わず見逃したホドロフスキー監督のドキュメンタリーと新作がTAMA映画祭で上映されるという事で朝から行ってきました。
まずは「ホドロフスキーのDUNE」を鑑賞。
デビット・リンチ監督の「DUNE」よりも前に企画され頓挫した映画についてのドキュメンタリー。映画は作られなかったが「エイリアン」「スター・ウォーズ」「レイダース」等の映画にその影響を及ぼした貴重な絵コンテやデザインが見れました。
宇宙船のデザインというか柄とかは「スターシップ・トゥルーパーズ」のバグにソックリでした。
映画作りの構想が凄く明確に練られていたのが分かり凄いなぁ見たかったなぁと思うが22時間の大作との事でそんな長い映画は流石に作りたくても作らせてくれないよなぁなんて思った。
だけど当たり前と思われてるようなやり方にこだわらず新しい事を自分達で作りあげるという姿勢と恐れる事無く求めるものに突き進み仲間を増やしてゆく所は素晴らしいと感じました。
ダリとかオーソン・ウェルズとかミック・ジャガーを起用して主演は自分の息子にやらせるという大胆なキャスティング。
当時の事を分かりやすく面白く語るホドロフスキー監督は80過ぎても元気いっぱいで魅力的な人でした。
正直な意見が結構笑えました。
分厚い絵コンテデザイン集は全ページじっくり眺めてみたいものでした。
彼の映画は商業目的で無く芸術として作られている所が映画会社とうまくいかなかったんだろう。
作りたいものを気の合う仲間達と一緒になって作りあげるという自主映画と同じ情熱や勢いという所で共感出来て子供っぽさも感じる監督の人柄と凄すぎる才能になんか色々と考えさせられたり感心したり勇気付けられたりもしました。


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「運命のボタン」

2014年11月21日 | 映画
テレビ録画していた映画「運命のボタン」を鑑賞。
ある日、謎の男がやってきて赤いボタンの付いた箱を渡して、このボタンを押したら大金をあげる。しかし見ず知らずの誰かが命を落とす事になるという。さてボタンを押しますか?押さない?というその興味で見始めたのですが、やっぱり押しちゃいましたね。
そして、どうなる?って所が面白いのですが後出し条件やら聞いてないよな展開になってきて酷いよね。全て自業自得と言ってしまえばアレだけど無茶苦茶な展開。まさかそっち系の展開になるとは思ってなかったので驚きと同時になんか醒めました。
もはや何でもありでリアリティを感じられません。CGやマットペイントなんかの映像加工なんかも目立ち良くは出来てるんだけど妙な違和感を感じました。
こういう映画はネタバレしちゃうとこれから見る人の為に良くないからこれ以上は書くのは止めておきます。
見ている間は普通に飽きずに楽しめる映画なので見て損はないと思います。


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「パルプ・フィクション」

2014年11月20日 | 映画
ブルーレイで映画「パルプ・フィクション」を鑑賞。LD持ってたから何度か見てるんだけど久しぶり。もう20年も前の映画なんですね。そんなに昔の印象がしないけど改めて見ると懐かしくもあった。
当時はこれでタランティーノ人気が凄かった。当時はロバート・ロドリゲスの方がもっと面白いと思ってたんだけどね。タランティーノは新作作る毎に更に良くなって面白い映画を見せてくれているのが凄いと思います。
今作はシナリオの構成と普通の映画にありそうな題材で見せ場じゃないような所をじっくり描き捻りを利かせた展開に持ち込む辺りが面白い所。映像と音楽と会話のセンスも良くて楽しく見れます。
今回、特典映像満載のディスクがあってそちらを色々見れたのが興味深く面白かったです。
タランティーノのテレビ番組でのトークショーでの会話が特に興味深く色々な映画の話やら生い立ちや分析話など考え方が知れて面白かった。
映画作りへの夢や拘りが伝わりました。しかし彼は良く喋りますね。


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