今日は夕方から予約していた歯医者へ麻酔されてキュインキュインされて虫歯治療。口の中痺れたまんま隣駅まで映画を観に行きました。早く着いてチケット購入。3D映画なので眼鏡料金が必要になるがマイ眼鏡持参で行ったので眼鏡代は無し。このシステム昔からやればいいのに・・って思ってたけどやっとなるようになったね。しかし今までと結局値段は同じってなんか全然お得感は無し。近くのラーメン屋さんにて辛いラーメンを痺れた口のまま食べてから劇場に戻って入場。おいら以外にはカップルが2組だけでたったの5人での鑑賞となりました。公開したばっかりなのにこんなにお客が少ないなんて驚き。雨降ってたからかなぁ~。混んでるのかと心配したけど全然でしたとさ。
さて、本日観た映画は「トロン レガシー」3Dの吹替え版にて鑑賞。80年代に作られた前作「トロン」は随分と昔に汚いVHSビデオ画質で観た記憶があるが内容は殆ど覚えておらず、スーツっぽい衣装とバイクっぽい乗り物のチェイス・シーンだけやたらと記憶に残ってる作品。今回の映画の予告編を観ると当時の映画の感じが最新のCGとデザインで洗練されて作られてるような印象を受け、そのチェイス・シーンと前作の主役ジェフ・ブリッジスの再出演と若い頃の姿のCGによる再現が見所のような楽しみにしていた部分でもあった。映画の内容は前作を忘れているせいもあり少々、とっつきにくい部分もあったが、大体の筋は前知識無くとも大丈夫な感じだったので問題なくは観れた。しかし、やはり細かい部分や設定みたいな所は完全には理解出来ないままただ観ていたような感じでした。
全体的に世界観やトーンにデザインや音楽なんかが良くて、その世界に3Dで入り込むというだけでも体感的な面白さみたいなものはあった。しかし、そんなに思った程、3Dの立体効果が感じられる映画では無かったと思う。
正直暗い世界に明るい発光した光など3Dのシステム的に画が2重に見えたり破綻しやすい条件の世界なのでその辺りをどのように処理しているのか技術的には興味を持って観ていたのですが、不思議と映像の破綻もなく自然に観れていた。
どうやってるんだろう?と眼鏡を外して2Dで時々観たりしてたんですが、成る程、そういう場面では眼鏡を外しても2重になっておらず、殆どそういう場面では立体効果はされてなかった模様。前半の現実世界なんて立体感が感じられないなぁと眼鏡外してみても問題なかったぐらいだから、ずっと2Dの映像だったんじゃないかな。
時々、映像のズレや破綻を感じる部分では眼鏡外しても2重になってたから立体効果は所々は確実にやっているのは分かるけど全体的に渋い視差とか2Dのままの混在が多かったんじゃないだろうか?
まぁ、うまく破綻しないように工夫がされた映画ですが、なんか誤摩化されたような気もしますね。
3D眼鏡をかけた分だけ映像は暗くなってしまうのはしょうがない部分ですが、この映画は眼鏡をかけた状態で観た感じのトーンがとても落ち着いた仕上がりになっており色のDI部分でのセンスは良いなと関心した。
色々と技術的な所で知りたい事もあったし映像のトーンも気に入った所も多かったので久々にパンフも購入しちゃいました。
音楽も良くて気に入った。色々と意欲的な試みをしている映画ですが、内容的にはそんなに面白いとは思えなかった。
だけど、普通に面白く観れたし最後は気分的にちょっと盛り上がりました。前半の期待感と80年代を感じる音楽やバイクのアクション・シーンは楽しく観れました。バイクチェイス場面はもう少し沢山観たかった気もしますが。