どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ブレードランナー ファイナル・カット」

2023年06月30日 | 映画
4KUHDの7.1ch 大画面にて「ブレードランナー ファイナル・カット」を久しぶりに鑑賞。スピナーの飛行場面でのサラウンド感が効いていて気持ち良かった。このバージョンは結構デジタルで細かい部分が修正されています。色々なバージョンを何度も見てるから少し違和感も感じたりもしましたが新たな追加カットとかもあり興味深く見れました。ラストに拾うユニコーンの折り紙が意味深でネットで昔読んだ解説ではデッカードもレプリカントだったという証拠みたいな説がありましたが、今日見てると何でそれが証拠になるのか等しっくり来ませんでした。途中に夢の場面でもユニコーンが登場したりもしますけど。
今日は素直に折り紙でガフの最後の言葉を思い出しレイチェルをこれから守ると決意するという風に捉えてみました。
今見ても撮影や美術が素晴らしい映画でした。






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「スーパーマン エクステンデッド・カット版」

2023年06月30日 | 映画
小学生の頃に初めて映画館で見たアメリカ映画で大好きな映画「スーパーマン」の劇場公開版より長いエクステンデッド・カット版というのをブルーレイの7.1ch 大画面にて鑑賞。凄く久しぶりで結構忘れてた場面とかもあり面白く見れました。サラウンド音響も効いていて迫力がありました。
2時間30分と結構な長尺になってて編集のテンポも丁寧でスローな感じもしましたが全編に流れる音楽が気持ち良く飽きずに見れる流れとなってました。今作における音楽は重要なものでしたね。空飛ぶ場面が大好き。そしてオープニングタイトルが大好きだったりします。
CGの無い時代のとてもお金のかかってそうな美術や特撮に爆発やダムの崩壊とか今見ても超大作感は凄くてハリウッドの映画ってスゲーと子供心に衝撃を受けた感覚も蘇りました。
スーパーマン役のクリストファー・リーブは完璧なハマり役というか僕にとってスーパーマンと言えばやっぱり彼ですね。
そしてあのテーマ曲です。
小学生の頃に愛用していた缶ペンケースに定規をネット検索したら画像見つけた。
懐かしいです。







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「日曜日が待ち遠しい!」

2023年06月28日 | 映画
フランソワ・トリュフォー監督の遺作映画「日曜日は待ち遠しい!」を大画面にて初鑑賞。ヒッチコックのサスペンス映画をトリュフォー風にユーモアを交えたように作ったような素人探偵恋愛サスペンス映画となっておりました。ジョルジュ・ドリュリューの軽快なテーマ曲がサントラ集で聴いた事ありましたが、とても良かったです。話の内容は結構都合の良い無茶な面も目立つものでしたが犯人はなかなか分からずで興味をそそりました。まぁ途中で犯人は読めはしましたが…。
殺人の動機とか犯人と思われ逃げ続ける男を匿い続けたり色々と何か釈然としない部分が引っかかりましたが不思議な緩いユーモア感覚が印象に残る作品でした。
主演女優のファニー・アルダンの存在感がモノクロの映像と共に際立っていて良かったです。







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「がんばっていきまっしょい」

2023年06月27日 | 映画
友人が大好きな映画でおすすめされて昔見た映画「がんばっていきまっしょい」を久しぶりに鑑賞。どの場面も絵になる美しい撮影と風景と人物の青春の記憶映画でした。主演の田中麗奈の若々しい自然体な魅力が光ってましたね。青春をボート部で精一杯頑張る姿が素敵です。
今見ると更に昔の記憶のように感じられて自分の遠い学校時代の記憶や一生懸命に頑張った事とか思い出したりしつつ暖かい気持ちで眺めるように見直す事が出来ました。






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「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」

2023年06月27日 | 映画
ポイント鑑賞で「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」というアニメ映画の2作目を鑑賞。前作は見たけど内容は忘れてました。アニメの色々な技法や表現で見せてくれる芸術的な世界観がとても良かった記憶だけは残ってました。今作も全編に渡りアニメの表現や見せ方等素晴らしくて映像だけでも見応えのあるもので楽しく見れました。冒頭のタイトル出るまでの流れで一気に世界感に入ってゆけて物語的にも興味深く見れてたんだけど、またマルチバース的な展開で世界がとっちらかり何だか分かったようで分からない流れが続いて何か映像はすこぶる良いんだけど話の展開が怠くて長いなぁと感じてしまった。ようやく後半に物語も進展して面白く盛り上がってゆきさぁこれからだ!って所で…つづく…となり中途半端に終わってしまいました。何かマーベルの映画って1作だけ見ても完結しないものが多くて何かこの流れはあまり好きじゃないなぁ。タイトル出るまでの短い時間でも色々と物語を進めれるのに長い時間使って結局途中迄というのはいかがなものか?続きも気になりますが更に2時間もかけて描くようなしっかりした内容があれば良いけど次に見る頃にはここまでの流れも忘れちゃってると思います。
物語としては中途半端でアレだったけれどアニメの映像としては最高に素晴らしい芸術的な映画だったと思います。






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「貞子DX」

2023年06月27日 | 映画
ちょっと気になってた映画「貞子DX」を鑑賞。DXってデラックスって読むのかと勘違いしてましたがディーエックスらしい。DXって何?
ホラー映画としては何だか微妙な感じでしたが少しコロナ禍とか現実でも起きた集団感染やネット社会のSNSの書き込みとかを絡めたような新しい切り口が興味深く脚本の面白さで惹きつけられました。暫く見てると完全にホラーコメディとして見る感じとなり下らないやりとりとかが連発されてゆきましたがツンデレな主演女優のキャラが良かったり怖いけど笑えるシチュエーションに何だこりゃ?と思いつつもなかなか面白可笑しく楽しく見れました。
ちょっと最終的にはイマイチ纏まりの無い終わり方でしたが変わり種ホラーコメディとしては思ってた以上に良かったです。
役者陣も知らない人達が多かったけど皆良かった。






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「マーティン 呪われた吸血少年」

2023年06月25日 | 映画
ロメロ監督が亡くなって追悼発売されていた「マーティン 呪われた吸血少年」のブルーレイが気になってたのですが高値の為、躊躇していた。JCBギフトカードがdisc unionで使えるって事で中古を衝動買いしちゃう。昔VHSで見たのだが一部の場面を除いて話の内容は殆ど忘れてしまっていたので見直したくなっていたのでした。
5.1ch HDビスタサイズの大画面にて鑑賞。
16mm撮影かな?フィルムの質感に味があり沢山のアングルと細かい編集で飽きさせない計算された映像設計も見所でした。役者陣はロメロ監督とその仲間たちという面々で自主制作映画のような一面も感じられる拘りの手作り力作という印象も受けました。記憶に残っていた注射器持って人を襲う場面がやっぱり素晴らしい。
物語全体としては思ってたよりまったりした静かで変わった吸血鬼物語でした。
吸血鬼映画としては何か地味でしたが、吸血の衝動が抑えきれない性癖の少年の妄想と病気という風に捉えると何とも病んだ切なさもありラストも実に暗くも切ない余韻を残しました。
派手さには欠けますが何か憎めない良さのある暗い屈折した青春物語でした。
今作は昔見た4:3のスタンダードサイズの方がしっくりときそうで、そのサイズも収録されているし今度は日本語吹替版でも見てみようと思います。







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「ザ・フラッシュ」

2023年06月24日 | 映画
レイトショーで映画「ザ・フラッシュ」を鑑賞。マーベル映画は沢山ありすぎて内容に付いていけてないものもあるのですがDCものはスーパーマンとバットマンの映画は昔から見続けてるので比較的に理解しやすくて今迄も面白く見れてます。「ジャスティス・リーグ」で大活躍だったザ・フラッシュという超絶速いヤツが主役の物語で最近流行り?のマルチバースな内容でした。脚本が色々と工夫があって今までのDC映画を見てた人には分かる嬉しい驚きや展開がありました。「アベンジャーズ」とかでハマってた人の嬉しい感覚ってのはこういう感じだったのね!というのは理解出来ました。今作は結構コメディの要素も強くて楽しく見れつつも最終的にはしっかりとした芯のような筋が通っていて、その流れに派手なVFXやら過去シリーズのファンに向けた見せ場など盛り沢山に入れ込んで娯楽大作として仕上げられた映画って感じでした。普通に楽しく見れて最後はちょっとウルッと来るものもありました。
旧作スーパーマンや実現しなかったスーパーマン企画等のキャストが登場して盛り上がりましたがCG臭さもありましたね。
バットマンは懐かしいあのバットマンも登場で音楽もワクワク盛り上がりました。







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「ミーガン M3GAN」

2023年06月24日 | 映画
劇場で予告編を何度も見ちゃったホラー映画「ミーガン M3GAN」をようやく鑑賞。なかなか混んでて前から2番目の真ん中の席で久しぶりにスクリーンの小さな穴の存在を意識しながら見上げるように見ました。
映画は大体は想像の範囲内でしたが脚本が良く出来ていて最後も上手く収まって全体的に面白く見れました。人間ドラマもしっかりしていて感情も伝わりました。色々と簡単に都合の良く展開する流れもあったけどまぁそこは長々と描かれてもアレだしテンポ的にも良かったと思います。「チャッキー」と「ターミネーター」を足したような存在のミーガンの異様な動きとか冷たい瞳が不気味かつ魅力的でもありました。急にミュージカルみたいに歌い出すとか面白かった。トイ・ソルジャーの曲をピアノで弾く場面が静かなる怖さが出ていて印象に残る場面でした。




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「スモール・ソルジャーズ」

2023年06月23日 | 映画
DVD持ってたけどブルーレイも安くなってきたのでジョー・ダンテ監督の「スモール・ソルジャーズ」を衝動買いして5.1ch 大画面にて鑑賞。ジェリー・ゴールドスミス節の音楽がとても良く盛り上がり、他にも数々のヒットソングが流れるファミリー向けな娯楽作です。久しぶりで忘れてた場面も多くあり凶悪な元バービー人形が活躍する所とか面白く見直せた。人形の声の出演キャストがなかなか豪華な顔ぶれでしたね。グレムリン みたいな要素も結構あって人形達の活躍と弾けぶりが楽しいですが個人的にはグレムリンの方がもっともっと好きなので今作は似た憎めない映画という印象が強いです。中盤がちょっと怠いというかアーチャー達側の人形が全く活躍しないので何かイマイチ乗れない感じがありました。CGとパペットを上手く組み合わせた人形の動きやらは今見ても楽しくて良く出来てたと感心しました。キャスティングもいつもな常連に子役達がそれぞれ良い演技を見せてくれてます。
大人になってから見た映画でしたが子供の頃にこの映画を見てたらもっと好きになったに違いない映画です。







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「愛と宿命の泉」

2023年06月21日 | 映画
昔バイトしていた映画館SY角座で公開時に観たフランス文芸映画「愛と宿命の泉」が4Kレストアされブルーレイ化されたので購入して第一部・二部を連続して久しぶりに大画面にて見直しました。
初めて見た時のような衝撃や沁みるものは内容を知っちゃってるから無かったものの切ない感覚や因果応報ながら救いようの無い悲劇に改めて心が震えて見終わった後には何とも言えない感覚を残しました。
4Kレストアされた映像も美しく撮影は全編に渡り素晴らしかった。脚本も役者陣も音楽も素晴らしく完成度の高い映画です。
第一部は少々長いなぁと感じる面もありましたが第二部はグイグイと引き込まれて集中して見れました。
エマニュエル・べアールがとにかく美しかった。
長い映画なので通して見直す事はあまり無いとは思いますが高画質で久しぶりにじっくりと見れて良かったです。








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「マチネー 土曜の午後はキッスで始まる」

2023年06月20日 | 映画
かなり久しぶりにブルーレイにて映画「マチネー 土曜の午後はキッスで始まる」を大画面で鑑賞。
B級映画愛に溢れた楽しくも愛らしい映画で素敵な作品です。ジョー・ダンテ監督の少年時代の想いなんかも詰まったような感じでスピルバーグの「フェイブルマンズ」よりも気持ち良く見れる娯楽作でしたね。
お馴染みなキャストも登場して賑やかに面白可笑しく展開しますが、何気に社会派なブラックなコメディとして仕上がっております。
微笑ましくも大切な事柄がちゃんと描かれておりました。
映画に出てくる劇中映画「MANT!」も特典映像で短編映画として1本化されたものでじっくり見れました。
これはLDに収録されてた4:3スタンダードサイズに焼付け縦書字幕のバージョンの方が好き。









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「ハウリング」

2023年06月20日 | 映画
随分と久しぶりに大好きな狼男映画「ハウリング」を大画面にて鑑賞。
初めて見た時の衝撃は凄く特殊メイク効果とかに夢中になったものです。今見直すと思ってたより出来はイマイチなメイク場面もありましたがCGじゃない魅力がやはりあります。音楽も良かったですね。美術では細かい拘りと遊びがあって小道具に狼ビールとか悪魔のいけにえの婆様がいたりしてました。ロジャー・コーマン監督やフォレスト・J・アッカーマンがチョイ役で出てたりもしてます。コマ撮りの狼も登場します。緊張感あるホラー演出も良かったですが全体的にコミック調の面白さもあってダンテ監督らしい仕上がりとなってました。
見所はやはり狼への変身過程の描写で何度見てもワクワクするものがあります。最後のテレビカメラの前での変身は可愛くなり過ぎで違和感感じたけど、その後のユーモアある視聴者の反応が面白く良かった。そして最後に素敵なアップの表情と「レアで」という決め台詞で締め括られます。








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「ビヨンド」

2023年06月19日 | 映画
DVD持ってたけどブックオフで特典満載のブルーレイが安くなってたので衝動買いしちゃった映画「ビヨンド」を5.1ch 大画面にて鑑賞。カトリーナ・マッコール主演のフルチ監督の映画は3本あり、どれがどれだったか記憶も混ざっている面もありましたが改めて今作の流れを整理しながら見直せました。何気に3本の中で個人的に好きなのは「地獄の門」だったりします。
物語は何だか良く分からないファンタジー映画みたいな面もあり美しく幻想的な悪夢の中に入り込むような良さがあり、殺しの場面は必要以上にしつこく血生臭く描かれてますが最近の良く出来た特殊メイクのゴア描写よりも印象に残る名場面揃いでした。見せ方の演出と工夫を凝らした特殊メイクや造形がやっぱり素晴らしいですね。音楽もとても印象に残る旋律でとても良かった。アルジェント監督の「インフェルノ」を彷彿させるような所もありました。
今作の魅力は盲目の白目の表情に姿の女の存在感で不気味かつ儚く美しく切ない良きがありました。幻想白目屋敷怪談ゴア増し映画でしたね。






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「スターシップ・トゥルーパーズ2」

2023年06月19日 | 映画
フィル・ティペットの初監督映画「スターシップ・トゥルーパーズ2」を久々に5.1ch 大画面にて鑑賞。昔銀座シネパトスに観に行って見たけど前作の予算の半分以下で作ったという低予算感は凄くあったけれど脚本と見せ方の工夫もあり面白く皮肉も効いた反戦映画として気に入った映画でした。久しぶりに見直すと思ってたよりCG効果は良く出来てて見応えありました。全編画面が暗くて途中で中弛みする所もありますが後半は盛り上がりラストの皮肉の効いたオチで締め括ります。
キャスティングも魅力的で知らない役者が多かったけど、それぞれ良き存在感がありました。音響も銃の音とか雷とかサラウンド効果が効いてました。
調べると前作の10分の1以下の予算で元々はテレビ用だったとか!よく低予算でここまでのものを仕上げたなぁと感心しちゃいます。






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