どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」

2023年04月30日 | 映画
トム・クルーズ主演の新生ユニバーサル・モンスター映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」を鑑賞。テレビ放送で途中から一度見た事はあったのですが通して見たのは初。トム・クルーズ主演だからか「ミッション・インポッシブル」のアクション映画みたいな感じにホラー要素を加えたような娯楽映画になってました。ジキルとハイドの要素も中途半端に入ってたりアマゾンの半魚人の手だけ出てたりしてました。アクションやVFXが派手で良く出来てて見応えはあったし迫力もありましたが、全体的には面白くは見れるけど何かイマイチ感もありました。ユニバーサル・ホラーの味というか魅力には欠けた印象です。
色々と工夫はされてますが脚本が良く無かったかな。
今作があまりヒットしなかったせいで新生ユニバーサル・ホラー・シリーズという構想は中止となってしまったようですね。
シンプルに変に基本はいじくらず元のモンスターのそれぞれの物語でリメイクして欲しかった気もしました。





コメント

「血まみれギャングママ」

2023年04月30日 | 映画
随分と昔にテレビ放送で見たきりだったロジャー・コーマン監督の映画「血まみれギャングママ」を鑑賞。実話を元にした内容というが結構メチャクチャな家族の物語でした。今作のシェリー・ウィンターズのインパクトは強くマシンガンを撃ちまくる姿をよく覚えていた。他の映画でとても優しい役をやってたりしたのとのギャップもあります。他に若きロバート・デ・ニーロやブルース・ダーンも出てました。
極悪非道なギャングママと家族達でしたが家族愛と何処か憎めない部分と切なさもありクレイジーだけど面白さもあって良かったです。最後は破滅へまっしぐらで勢いある終わり方でした。






コメント

「殺人者はライフルを持っている!」

2023年04月29日 | 映画
ピーター・ボグダノヴィッチ監督のデビュー作「殺人者はライフルを持っている!」を鑑賞。いきなりロジャー・コーマンのB級怪奇映画の映像から始まりボリス・カーロフが怪奇映画スターとしての役で貫禄たっぷりの眼力で存在感ありました。
淡々と展開するのですが予想外な急展開を見せたりするので驚きと共に見れてラストの展開も読めませんでした。最初の妻を殺す場面は撮り方も衝撃的でした。当時のドライブイン・シアターの雰囲気なんかも興味深く見れてフィルムの映画を皆で見る感じとか映画のアメリカっぽい楽しみ方が良い感じでした。
案外物語自体はシンプルですが力強い流れがあり低予算映画ならではの斬新な面白さがありました。







コメント

「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」

2023年04月29日 | 映画
ケネディ暗殺に纏わる人物達を描いた映画「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」を鑑賞。
パークランド病院の医師達、妻ジャクリーン・ケネディ、オズワルドの兄や母、8mmで暗殺を撮ってたザップルーダー、FBI、シークレットサービスの暗殺前後の出来事が描かれていて知らなかった事柄も知れて興味深く見応えある内容でした。
当時の映像も織り混ぜていて色々と真実味を持って見れました。真実の暗殺犯は誰か?とか陰謀はあったのか?といった所を描いた内容では無く上記の人々がどのような状況でどう行動したかという所がしっかり描かれていて、それぞれが混乱した中で感じたであろう色々な感情や視点が伝わって来るものがありました。最後にその後どう生きたのかもテロップで記されます。オズワルドのお兄さんは今作の制作時点で御存命だったんですね。








コメント

「ショック療法」

2023年04月29日 | 映画
随分と昔にテレビ放送で見たような記憶のあるアラン・ドロン主演の映画「ショック療法」を鑑賞。ホラーっぽい映画で裸の場面があった事は覚えてましたが、それ以外は完全に忘れていました。
フランス語のボブ・ディランっぽい音楽に構図の良い綺麗な風景の撮影が素敵な熟女版サスペリアみたいな内容の映画でした。
謎のある怪しい療養施設と次々に起こる死の匂いにどうなるんだろう?と興味をそそります。何気に社会派の移民問題や貧富の差に若さを保つ秘訣とその代償があるならばどうする?という考えさせられるテーマも含んでいます。
なかなか緊張感に恐怖感もある優れた映画だと思いました。






コメント

「明日に処刑を...」

2023年04月27日 | 映画
ロジャー・コーマン制作・マーチン・スコセッシ監督の映画「明日に処刑を...」を鑑賞。役者陣が皆良く個性的で撮影も音楽も良くて見応えありました。どんな内容の映画なのか全く知らずに見始めたのですが反骨精神が素敵なちょっと楽しい強盗達の映画でした。だけどそれぞれに暗い影の部分というか哀しみがあり優しさがあるのが良かった。
キャラクターは良かったけど少々怠い所もありましたが最後はアメリカン・ニューシネマもどきなすっきりしない余韻を残す映画でした。バーバラ・ハーシーとデビッド・キャラダインの生き様とショットガンをぶちかます黒人がちょいちょい心に響くというか沁みる印象的な所を見せてくれました。








コメント

「オンリー・ゴッド」

2023年04月26日 | 映画
「ドライブ」という映画と同じ監督・主演の映画「オンリー・ゴッド」の中古DVDをジャケ買いして鑑賞。タイを舞台にした映画でした。映像は色彩豊かな照明だったり綺麗で良かったのですが物語展開がゆっくり過ぎて見るのが何か焦ったくしんどい映画でした。
全編凝った拘り写真をスライドショーで見せられてるような感じです。
それでも惹き込まれるような部分もあったりはしますが物語の流れや結末は概ね想像出来てやっぱりそうなるのね。というものでした。そもそもの設定自体が想像もつかない強引なものが多かったですけど。
正義とは何か?という事をまともじゃない登場人物達で絵空事のように描かれた何と言ったら良いのか分からない映画だったと思いました。







コメント

「es エス」

2023年04月26日 | 映画
友人の小演劇で見て印象に残っていた物語があって、別な小演劇を観に行った時も同じ物語だった事があり何か演劇界で有名な物語なのか?と思って質問したら元ネタは映画だったという事を知りました。正直あまり気持ちの良いものでは無く胸糞悪くなるような内容だったのでわざわざ見る気にはなれなかったのですが随分と間も空き忘れている面も多いので元ネタとなっていた映画「es エス」を中古DVDで衝動買いして初鑑賞。
2000年のドイツ映画で回想場面等が映画的で見せ方にも工夫を凝らした映像的にも興味深い仕上がりでした。でもやっぱり脚本と役者陣の芝居が見応えあるものでした。
カメラ内蔵の眼鏡を付けたり外したりとか不自然で怪しかったり色々とその流れは不自然とか都合良すぎ等と突っ込み所は多かったですがある程度は内容知ってるからまぁ気にせずに見る事は出来て面白くは見れました。
実際に昔行った事がある実験を元にして物語が作られていると聞いた事があったので後で調べてみたけど映画や演劇みたいな悲惨な事件にまでなったとは書かれたものは見つけられなかったので殆ど創作なんだと思います。
本当に起こった話だとしたら凄いなと思ってたのですけどね。だけど近い集団心理の恐ろしさとかはリアルにもあると思います。
映画の中の物語としては実験を始めた教授の無責任な行動とそもそものシステムが問題でしたね。色々と約束が違うじゃないか!って感じです。まぁ、まさかあんな風になっちゃうとは思わなかったというのも分かりますが。






コメント

「愛されちゃって、マフィア」

2023年04月23日 | 映画
ジョナサン・デミ監督のロマンチック・コメディ映画「愛されちゃって、マフィア」を大画面にて鑑賞。綺麗な撮影に軽快な音楽で明るく楽しく見れる娯楽作に仕上がっていました。80年代のポップで明るい雰囲気が出てますが内容はマフィアものでした。主演はミシェル・ファイファーとマシュー・モディーンでマフィアのボス役はディーン・ストックウェルでした。他にも脇役も皆主演映画があるような豪華な顔ぶれです。役者陣の華やかさと伸び伸びとした芝居っぷりが軽やかで楽しい全体的に何だか憎めない映画でした。
物語の内容は深みは無いけど楽しく見れるから良かったと思います。
エンドクレジットで映画の未使用シーンのダイジェスト映像みたいなのも見れて楽しく撮影されたような雰囲気が伝わってきました。ちょっと長くて締まりは無かったけど。ジョー・スピネルの名前をクレジットで発見しましたが気付かなかった。それっぽい役はありましたが、何処に出てたんだろう?






コメント

「フランケンフッカー」

2023年04月20日 | 映画
大好きな変テコ映画「フランケンフッカー」を5.1ch 大画面にて久々に鑑賞。
ぶっ飛んだ物語でチープな特撮が味があって生々しくじゃなく良い感じでコメディとして面白く見れる映画に仕上がっています。キャラクターも活き活きしていて特にフランケンフッカーの変顔芝居が何度見ても好きだったりします。演じるパティ・マレンも可愛いです。
何でかドラッグ吸ったら爆発するとか頭にドリル刺してアイデア捻り出したり突拍子もない事を当然のようにやってゆく所とノリノリの役者陣の悪ノリみたいなものが今作をより憎めないものにしていると思いました。






コメント

「裸のランチ」

2023年04月19日 | 映画
クローネンバーグ監督の「裸のランチ」を公開時に劇場で見て以来に鑑賞。正直話の内容は殆ど理解出来ない映画でしたが強烈に印象に残る場面があったりして、そこだけでももう一度見たくなってたのでした。
クリス・ウェイラスによる奇怪なクリーチャー効果が素晴らしくてエロくグロく、そして何か笑えもします。
改めて見直しても良くは理解は出来ない内容ではありましたが麻薬中毒で誤って妻を射殺してしまい苦悩し、もがきながらも小説を書き創作活動と快楽に逃げつつ更に苦しみ現実でなく幻覚の方の世界にどっぷりハマり、その中で書き記す行為を続けて、あっちの世界に受け入れられた。というような内容ですかね?
ロイ・シャイダーの登場場面が何とも異様で笑えました。






コメント

「スリーピー・ホロウ」

2023年04月19日 | 映画
DVDは持ってたけど中古ブルーレイが安かったので衝動買いした映画「スリーピー・ホロウ」を5.1ch 大画面にて久々に鑑賞。ゴシック調の雰囲気ある美術や風景に撮影の影と光の表現が実に良く素敵映像が沢山ありました。だけど変化の少ないトーンで睡魔にも襲われての鑑賞ともなりました。何度か見た筈だけど話の詳細は忘れててどうなるんだろう?と結末が分からない状態で見直せました。脚本は面白く惹き込まれたものの人物関係が複雑でどういう繋がりで沢山人が殺されているのかがイマイチ理解出来ないまま見てました。
案外、首切り場面とか生々しく血も沢山出てグロいです。だけど何か変なユーモアも感じたり出来るのが今作の魅力です。
同時にラブストーリーも展開します。
後半で色々と思い出してオチも展開も分かってしまいましたが再度楽しめました。
ティム・バートンらしい映画でジョニー・デップが飄々と良いキャラクターを演じていました。クリスティーナ・リッチも綺麗でした。音楽も派手に盛り上がる曲で血生臭い物語ですが娯楽作としてしっかり纏まった映画だったと思います。




コメント

「殺し屋たちの挽歌」

2023年04月18日 | 映画
「殺し屋たちの挽歌」を鑑賞。結構古い映画だけど画が良くて見入ってしまう映画でした。案外淡々と台詞も少なく展開するのですが、どうなるんだろう?という読めない緊張感があって最後まで引っ張られます。役者陣が皆良くて深みのある芝居を見せてくれました。若きティム・ロスが出てます。タランティーノが好きそうな映画でしたね。
音楽も良くてオープニングはエリック・クラプトンのギターでした。
スペイン女の逞しさが最終的には全てを持ってゆく素敵映画。






コメント

「ハード・ウェイ」

2023年04月17日 | 映画
昔VHS持ってて見た映画「ハード・ウェイ」を途中からだけど久しぶりに何となく見始めたら止まらなくなって最後まで見ちゃった。ジョン・バダム監督らしい娯楽映画に仕上がっていました。
アクションもなかなか派手だし役者のキャラクターが活きていて面白く見れました。
脚本がよく出来てて印象に残る台詞もありました。凄く久々だったけど途中から見ても前半の流れも思い出せて普通に見れた。
こういう痛快娯楽アクションコメディ映画って最近も作られてるのかなぁ。あまり最近は見てない印象です。






コメント

「エンドレス・ラブ」

2023年04月17日 | 映画
映画は見た事無かったけど大ヒットした主題歌は良く覚えている「エンドレス・ラブ」を今になってようやく鑑賞。
主演のブルック・シールズが美しかった。
話の内容は最初はラブラブで甘い甘いイチャイチャぶりをずっと見せつけられて若さゆえの止まらない愛が描かれますが中盤から何ともエゲツない展開となってゆきます。若きトム・クルーズもチョイ役で出ていて彼の一言がきっかけでヤバい方向に進んでゆきました。そんなこんなで両親は離婚そして死亡という事に。色々と悪い流れになり苦悩するのですが最後はエンドレス・ラブという事で愛を貫くというようなストップモーションと主題歌で終わります。ラストは捉え方次第ではどのようにも続きは考えられそうで良かったです。
良く言うとシェークスピアのような悲劇のラブストーリーで悪く言うと馬鹿ップルの暴走映画でしたね。






コメント