どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「プラン9・フロム ・アウタースペース」

2019年01月09日 | 映画
DVDで「プラン9・フロム ・アウタースペース」を鑑賞。映画「エド・ウッド」が公開された頃にこの映画が凄く見たくて輸入盤VHSを購入して見たのが最初でしたが字幕無しでも色々新鮮で面白く見れました。史上最低の映画って噂で興味を持ったのですが実際に見ると色々と荒はあるけどしっかり作られてる映画で編集も怠くなく話もなかなか面白く見れて全然最低映画じゃないではないか!と好感が持てて既存映像との編集等の発想なんかが凄いなと感心したものでした。数年後にDVDで日本語字幕付きのを購入したのですが画質が酷すぎて見る気になれず全編通してちゃんと見直す事が出来ませんでした。そんな訳で今回ようやく台詞の意味もちゃんと理解して見れたのですが台詞が分かったから良くなったとかいう事はそんなに無かったけど後半に戦争とか人類の愚かさなんかを語る案外社会派なテーマを扱ってもいたというのは驚きであり良かった所。
だけど台詞をちゃんと理解せずに想像で補って見てた時の方が面白く見れてた気もしました。
久しぶりに見ると結構荒もこんなにあったっけ?っていうぐらい無理矢理な所がありましたね。だけど細かい事は気にせずに物語として映画として1本形に仕上げている点で立派だと感じました。最小限の素材でも拘りや情熱は感じられるので憎めません。
カメラの移動撮影やスモークによる雰囲気作りや糸で吊ってるんだろうけど糸は見えないUFOの動きや音等、結構ちゃんとしてる面と安っぽい美術や衣装に芝居が合わさり絶妙な見た事あまりない自主映画みたいなハリウッド映画というものが見れました。
映画というより舞台劇みたいな印象も強いです。


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