どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「FALL/フォール」

2023年10月30日 | 映画
気になってた映画「FALL/フォール」を夕飯にローメン食べつつ鑑賞。リアルな高所にて撮影された映画かと思ってましたがCG合成でしたね。それでもやっぱり高い所は恐ろしいというかヒャッとゾクっとするものがありました。自分だったら絶対に嫌な感じで登りたくない所でしたね。そんな場所に命綱もちゃんと付けずに安易に登る主人公達には止めとけ止めとけと思うのですが映画だからまぁ行くわな。そんな訳で死亡フラグが立ちまくりの展開です。
見てて思ったのは今迄色々と見てきた海で遭難して鮫に襲われて…というパターンの「オープン・ウォーター」とかの映画の定番の流れを高所に置き換えて作られた映画って印象でした。鮫の代わりに禿鷹が似た役割を担ってました。視点は面白くこの先どうなるんだろう?と興味深く見れましたが高所の怖さが出てたのは最初の方だけで、その後は案外普通に行動していたのは何か感覚的にどうなのかな?と感じました。高所というだけでもっと色々とスリルが感じれたと思うのだけど…主人公達の取る行動も何かご都合主義で助かる目処が見えない気がして覚めて見てしまいました。
後半で定番の流れではありますがちょっとしたどんでん返し的な展開があり急展開で強引に前向きな結末へと向かいました。
期待した割には全体的にはまぁまぁな印象の映画でした。
劇場で3Dでもし上映されていたら高所感もより感じられてゾワッとする体験が出来たかもしれないですね。






コメント

「DOMINO ドミノ」

2023年10月29日 | 映画
ロバート・ロドリゲス監督の新作「DOMINO ドミノ」を前知識を殆ど入れずに鑑賞。なかなか全貌の見えない興味深い展開でしたが現実味の無い流れで薄っすらとオチは想像出来ちゃうものもありました。そのせいか何なのか90分程の映画なのに息つく暇が多いのか分かりませんが体感時間は2時間ぐらいな印象でした。
斬新な面もありましたが過去にも似たような映画見たような感じもありロドリゲス監督らしい弾けた遊び心のようなものや尖ったものがあまり感じられず上手く纏まった映画になっていたように感じました。
午後のロードショーとかTV番組でダラっと見ると充分楽しめる娯楽作だったと思いますが色々とご都合主義で話の内容的には深みの無い映画だったように思います。






コメント

「ザ・クリエイター/創造者」

2023年10月29日 | 映画
「ザ・クリエイター/創造者」を鑑賞。「ゴジラ」「ローグ・ワン」のギャレス・エドワーズ監督作でこれまで何かもうひとつな印象を残すものがあったのですが、今迄見た中でも1番良かったかな。ある程度は先が読めるのですが脚本が良く出来てて興味深い内容だったのとVFXを駆使した映像のデザインの良さが魅力でした。色々と日本のアニメとか街とかシド・ミードのデザインとかが混ざったような未来都市が描かれてました。主役も良かったけど子役の芝居に後半で泣かされました。
圧倒的な軍事力で正義の名の元に侵攻するアメリカの姿がベトナム戦争を彷彿させるものがありました。そもそもの発端も真実は隠蔽されているというのがリアルに感じれました。SF娯楽作としても楽しめますが結構考えさせられるものもある映画だった。






コメント

「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」

2023年10月28日 | 映画
マーチン・スコセッシ監督の新作「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」をレイトショーで鑑賞。3時間越えの大作って事で長いなぁと身構えつつ見始めましたが映像と音楽の流れるようなリズムに乗って案外飽きずに集中して見れました。台詞で説明しなくとも映像と流れで伝わるものが結構あって、そうかぁ〜と事実関係を淡々と見るような感じがありました。スコセッシ監督の映画ってそんな感じのものが多いですね。ディカプリオとデ・ニーロの芝居が見応えあって奥さん役の女優さんも存在感があり表情の芝居がとても良かった。
実話が元になっているようでFBIが生まれた起源だとか。捜査員達が頼りになる感じがあって良かったな。映画としては最後のテロップで紹介されてしまうような、その後の流れをショー形式で描くというのが面白いなと思ったり、そこも見たかったとも思ったりでした。
長期的な視野の犯罪でしたが細かい部分では結構雑な犯罪でしたね。
見応えあったし面白い映画だったけど大きな驚きや感動というものまでは感じられない安定のスコセッシ監督っぽい映画だったと感じました。






コメント

「暴走機関車」

2023年10月26日 | 映画
ブルーレイで大好きな映画「暴走機関車」を久しぶりに大画面にて鑑賞。マニー役を演じるジョン・ボイトの芝居が素晴らしくて見応えがあり台詞や仕草に凄みを感じつつ胸を打ち泣かせる場面もあり今日もいつもな場面で涙が溢れました。重く深いシリアスな物語ですが娯楽作としても飽きずに見れる作りとなっていて台詞でグッと来る場面と映像と音楽でグッと来る場面が交互に来る感じでした。ラストはとても深い後味を残し圧倒されるものがあります。
結構古い映画ですが暴走機関車の迫力もあり寒そうな景色とか張り詰めた緊張感があります。なんか電子的な音色の入った音楽が内容にはちょっと合ってないような感じもありましたが今やあの音楽があるからこそグッと来るものがあります。
テンポ良い迫力がある曲と優しくも切なく思い曲が印象に残ってます。
アラン・ハワースが関わっているようですね。彼の電子音楽の音色はどれも素晴らしくグッと来ますなぁ。
深みのある内容の脚本と役者陣の見事な芝居が素晴らしい傑作映画!






コメント

「シック・オブ・マイセルフ」

2023年10月25日 | 映画
仕事帰りにお薦めされてた映画「シック・オブ・マイセルフ」を鑑賞。あまり内容とか知らなかったんだけど昼の情報番組で紹介されてたのを見ちゃって勝手に物語の展開なんかを想像したりしてました。
前半部分は孤独感や疎外感がとても伝わり主人公に感情移入も出来る良い流れでしたが、段々と付いていけない感覚と感情移入出来ない感じとこんなヤツ嫌いだわ〜って感じが強くなってゆきました。案外テンポ良く進んでゆき、どうなるのか?と見てましたがまぁまぁ想像した通りな展開でちょっと期待し過ぎたかな…って中盤で思ったりしましたが後半で視点を変えた見せ方や広告業界や上っ面だけの考えてますよ配慮ししてますよ平等だからというような最近の変な風潮とか気持ち悪い感覚を皮肉ったような面があったり面白くなってきました。そして再度主人公の内面に感情移入も出来てきて何とも悲しくも恐ろしい複雑なものを残してくれました。
疎外感なんかは分かるのですが、そこまでして注目されたいのか?という感覚はなかなか理解出来ないものがありました。無理して目立つよりはありのままでいる方が楽で良いとも思うんだけどなぁ。
全体的に撮影も綺麗でアート系というか広告っぽい感じのクオリティーの映画でした。とても良い所ともう少し説得力があったらという両方の感じのある個性的で憎めない作品だったと思います。





コメント

「イングリッド・バーグマン 愛に生きた女優」

2023年10月25日 | 映画
女優イングリッド・バーグマンのドキュメンタリー映画「イングリッド・バーグマン 愛に生きた女優」を久しぶりに見直す。
沢山のホームムービーや日記等が残っていて貴重な映像が見れるのがとても良い映画です。そして子供達がインタビューに答え証言する内容も興味深かった。恋多き女優で子供もいるのに不倫して離婚して異国にて新しい事に挑戦したり子供が更に出来て安定するかと思いきやハリウッドで女優業で再復活してアカデミー賞授ったりしてまた離婚して結婚したりと後悔しない生き方を前向きに突っ走って行ったある意味で格好いい凄い女優さんでした。昔のハリウッド映画を色々と見ていた学生時代に特に好きだった女優さんです。凄く綺麗で演技も惹き込まれるものがありました。特に白黒映画の頃が好きな作品が多いです。




コメント

「フェイブルマンズ」

2023年10月24日 | 映画
劇場で観て以来にスピルバーグ監督の自伝的映画「フェイブルマンズ」を日本語吹替版で5.1ch 大画面にて鑑賞。
内容は知っちゃってるので新鮮な驚き等は無く確認作業のような見方となってしまいました。映画という見たいものを創造して夢を見せるという事と逆の見たく無かったものを見てしまう現実というものが描かれています。そんな映画だったとは初めは知らなかったので期待していた夢や努力のサクセス物語じゃなく吐き出さずにいられなかった告白みたいな個人的な映画のように感じられました。若い頃のスピルバーグはコレとは真逆な夢やファンタジーの映画が多かったですね。それらの映画が大好きでした。今作は歳取ってからじゃないと作れなかった映画だと思います。
だけどユーモアとファンタジーの要素も上手く盛り込んで娯楽作として仕上げているのがらしい感じはしました。
家族の物語ですが個人的に好きなのは何気にラストの撮影所のくだりのエピソードなんですけどね。
日本語吹替は自然に見れて良かったけどデビッド・リンチ演じるジョン・フォード監督の声だけは元のインパクトが強いので何か違和感を感じちゃいました。






コメント

「オットーという男」

2023年10月23日 | 映画
劇場で観て感動して涙もした映画「オットーという男」を久しぶりに5.1ch 大画面にて見直した。ストーリーは知ってたけど流れるようにキャラクターとその過去が明らかになる展開に惹きつけられて見れる映画でした。何度も涙しちゃう場面がありました。最後も不思議な幸福感も感じれる、やっぱり良い映画でした。
原作の小説があって映画になっていたもののハリウッド版リメイク作品だったようで元の映画も興味がありますが今作で初めて知った物語なので今作の良さで満足しているから改めて見る事も無いかなとも思ってます。
音楽も良くて久々に聴いたケイト・ブッシュの歌声にも感動しました。
そして猫ちゃんが良かったなぁ。





コメント

「エクスプロラーズ」

2023年10月23日 | 映画
大好きな映画「エクスプロラーズ」を久しぶりに鑑賞。日本ではDVDしかソフト売ってないけどBS放送で録画したHD画質の5.1chサラウンド音声のものを大画面にて。久しぶり過ぎて忘れてる所も多かったけど新作自主映画にも意識せずとも影響与えてるような印象を受ける部分がありました。役者陣が若いので凄く昔の映画だったんだと改めて認識させられますが、あの当時の特撮に初期のCG映像が今や安っぽくも味わい深いものがあって個人的にはとても素敵な楽しい映像でした。
初めて見た時は予想の斜め上を行く変テコな展開に置いてきぼりにされたというか期待してたのと違う感じと驚きに戸惑う感じもありましたが後に見直す度に好きになっている映画です。
音楽も最高です。久しぶりに見て前半よりも後半の宇宙での部分がかなり好きなのを認識しました。だけど中盤のディック・ミラー演じる子供心に理解のあるような警察?のエピソードとそのラストカットに心揺さぶられるものがあり幸せ感のある涙が溢れました。
それと戦争をする人間の恐ろしさや映画のモンスター達の哀しみとか切なくも考えさせられるテーマも含まれていて心を打ちます。宇宙人の造形にキャラクターが可笑しく楽しく大好き。そして手作り感あるサンダーロード号も素敵。
色々と好きな要素満載の変な映画です。






コメント

伊那市創造館自主制作映画祭2023にて新作上映!

2023年10月21日 | 告知
伊那市創造館自主制作映画祭2023
10月21日(土)
今年は「INA Ⅱ」を上映させていただきます。
昨年、制作し上映した映画「INA」の続編です。
過去に撮影した素材や前作の未使用カット等を加工・編集して前作以上に変な映画を作りました。
今回の裏テーマは癒しです。

謎の囁きに導かれて女が向かった先には…
まだ続きがあった。









コメント

「ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティー」

2023年10月19日 | 映画
テレビ放送されてたのを前半少し見て何か面白そう…と途中からだけど録画していた映画「ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティー」を随分と間が開きましたが続きを最後まで鑑賞。元々前半は見逃してるから何でそうなったのか分からない部分もありましたが男の死体をどうするのか?っていう女達のドタバタぶりが楽しい映画でした。昔「バーニーズ」って映画があったけどアレには負けますが。
女優陣の面子が豪華でスカーレット・ヨハンセンとか出てます。後半は見逃してた前半の伏線回収な流れの展開となり全体の内容も掴めました。色々と都合良くハッピーエンドに落ち着く娯楽作でした。
深い事考えずにダラっと見るのに丁度良いガーリー映画。






コメント

「めだまろん ザ・レジデンツ・ムービー」

2023年10月19日 | 映画
ブルーレイで1回見たきりで内容殆ど忘れてたドキュメンタリー映画「めだまろん ザ・レジデンツ・ムービー」を5.1ch 大画面にて鑑賞。見直しても全体的に掴み所の無いマニアックな色々と正体不明な内容でした。大学時代にレジデンツのレコードを聴いて大好きになったのだがジャケットの写真にあった変な笑顔のおっさん達がメンバーだと思ってた。でも違ってました。
後に目玉のキャラクターが有名と知りましたが僕の自主映画のプロダクションのマークの目玉とそっくりで不思議な親近感も湧きました。アートとしてのデザインや音楽の実験的な感じと変なユーモア感じる面白さがとても魅力的でした。
本編のドキュメンタリーはインタビュー映像ばかりで興味深くはあるがそんなに面白いものでは無かったんですが特典映像として収録されていた短編映画が独特の面白さがあって好きでした。
レジデンツは大好きなアルバムをレコードで1枚。ベスト盤のCDを1枚持ってます。
レコードは簡単に聴けないけどまた聴きたくなりました。








コメント

「サスペリア ・テルザ 最後の魔女」

2023年10月19日 | 映画
ブルーレイで「サスペリア・テルザ 最後の魔女」を7.1ch 大画面にて久々に鑑賞。
初めて見た時よりも何度も見る度に好きになっているという不思議な魅力のある作品です。全く予想外の展開が続くのが面白くキャラクターや小道具等が普通じゃないのが楽しい。案外脚本が前2作との繋がりのある部分の説明なんかもありシリーズとしての物語としても興味深く見れました。
だけど何か分かったようで分からないようなまま勢いで結末に向かい魔女との対決は唖然とするぐらい魔女弱っ!で決着が付き何だ?と思ったら最後は笑っておしまい。
何か分からないけど今や大好きな終わり方です。小難しい話の繋がりや突っ込み所について考えたりする気にもなれない程、まぁいいや!ってなるエンディングです。
良い母魔女と娘の会話する場面では本当の母娘というのもありウルッと来るものもあって涙しちゃいました。
全体的に音楽の音量が大きい印象でしたがサラウンドで聴く音楽はとても良かったです。
エンドロールの音楽も良くて初めて見た時にはその間に自主映画のアイデアが降りてきて「3人の魔女」というのを作りました。なので何か思い入れも強い映画となってます。






コメント

「デス・サイト」

2023年10月18日 | 映画
DVDで久しぶりにダリオ・アルジェント監督の映画「デス・サイト」を5.1ch 大画面にて鑑賞。
20年近く前の映画でインターネットとかが本格化した頃だったかな?当時としては新しい部分に切り込んだアイデアがなかなか良かった気もしましたが謎解きものとしてはオチや理由付けがイマイチだったかな。だけど結構忘れていたのもあって犯人誰だったっけ?あいつじゃなかったっけ?という感じで見直せました。まぁやっぱりアイツでしたが…結構ツッコミ所も多く強引な展開ですが色々とアイデアを詰め込んでいるのは分かります。だけど何か今作は中途半端というか効果的で無かったような印象。音楽はゴブリンのライブ演奏で何度も聴いたからよく覚えていて昔より気持ち良く聴けましたがピコピコと緊張感のあまり無い音楽でしたね。
全体的に微妙な出来の映画でしたが何か憎めない面もある映画です。テレビ映画みたいな感じもありました。






コメント