「ザ・ショック」

随分と昔に見たきりの映画「ザ・ショック」のDVDを見つけて衝動買い。
部分的には覚えてるけど内容は殆ど忘れてると思ったが見てみると結構覚えていて物語としては先の読めるものでした。ゴブリンのような音楽がとても良くて久しぶりに曲を聴いてこの映画の音楽だったのか！と懐かしくも驚きと共に思い出されました。
たしか5分に1回のショックシーンがある等と宣伝されてた気がするのですが実際見てみると「ファンタズム」の場面とこの映画の場面が記憶の中でごっちゃになってた事が判明した。指をカッターナイフで切ったら黄色の血が出るというのはこの映画じゃなかったですね。
昔の怪奇映画のような雰囲気と主演のダリア・ニコロディの発狂演技っぷりが実に良くてドロドロなおぞましい結末に向かう謎解きスリラーとしても面白く見れる映画でした。
ショックシーンの衝撃っていうのは今やそれ程無いのですが後半の展開での子供がいきなり大人に変身する描写は音楽も盛り上がりショッキング。ここは名場面ですね。
昔見た時はそこまで面白さも感じれなかった印象ですが久しぶりにヘッドホンで大音量で鑑賞すると音楽や効果音でのこけおどしも効いてとても楽しめたしなかなか良く出来た映画だと再認識出来ました。
ホラーに音は重要ですね。

「ザ・ミューティレーター/猟奇！惨殺魔」

パッケージのイラストを見て昔から気になってた映画「ザ・ミューティレーター/猟奇！惨殺魔」のブルーレイが日本でも発売されたがちょっと値段も高いので躊躇してた。輸入盤セールで日本盤の半額以下で中古を見つけたので字幕無しだけど衝動買いしちゃいました。「THE MUTILATOR」もしくは「FALL BREAK」っていう原題です。
80年代のスラッシャー映画で話の展開は単純で字幕無しでも分かります。
若者のたわいもない会話の面白さは少し字幕がないと味わえなかった感もありますが展開に特別な驚きや仕掛けもなくじれったい程の典型的な内容でした。殺人鬼の正体がすぐに分かってしまうのもなんだかでした。
しかし特殊メイクは見応えあるもので唐突でパワフルな効果を見せてくれました。そこがこの映画の1番の魅力でしたね。
後で特典映像でメイキング映像を見たのですが若いスタッフが多く和気藹々と楽しそうに映画作りをしてる雰囲気が伝わってきて好感を持てました。映画の画面からもそんな空気感は伝わりました。

「アウトサイダー」

ブルーレイで5.1ch 大画面で映画「アウトサイダー」のディレクターズ・カット版を鑑賞。
学生時代から好きな映画でしたがディレクターズ・カット版は尺が20分程伸びて音楽が差し代わってたりして印象がかなり違う。個人的には元の公開版の音楽のイメージが強くラストは元の音楽じゃないと感動出来ないようです。追加されたシーンは興味深く良い所もあったけどちょっと長い印象になりました。
だけどラストではなく途中の場面場面で結末を知ってるからか芝居の感情が良く伝わり感動してじわりと涙したりして見れました。人間ドラマとして物語や感情がしっかり描かれた良作です。劇場公開版のブルーレイは発売されてないのが残念。
そして今日見たブルーレイはイタリア盤だったのですが日本語字幕の訳が一部おかしくて字幕の出るタイミングも2つまとめてとか残念な仕上がりだったのでちゃんとした訳での劇場公開版のブルーレイが出たら買い直しても良いとも思ってます。値段によるけども。

「プライベート・ライアン」

ネットの記事見て映画「プライベート・ライアン」を久しぶりに見たくなりDVDで最初と最後の方だけ鑑賞。
サラウンド・ヘッドホンで。
DVDの画質も音質も良く迫力がありました。目を背けたくなるような戦場の緊迫した狂気の世界が味わえます。
そんな前半の凄まじい場面は初めて見た時はかなり衝撃的でした。
ネットの記事にあったように、この映画以前と以後では映画での戦場の描写は変わったのかもしれない。
「スターシップ・トゥルーパーズ」もそんな印象を受けたのですが、この映画の前だったか後だったか？近い時期だったように思います。
そんな場面が印象的ですが戦闘場面では無く移動してる時とか待ち伏せしてる時の何気ない日常の中での人間ドラマがしっかりしていて深く考えさせられるものになってる所が流石スピルバーグといいますか良かったです。
また音楽も素晴らしく沁みます。
今や主役級の個性的な役者が沢山出てましたね。そして今見ると皆若いと感じたりもしました。

「トゥームレイダー ファースト・ミッション」

ポイント鑑賞を利用して映画「トゥームレイダー ファースト・ミッション」を鑑賞。
ポスター見て新しい女優さんによるララ・クラフトの映画に興味を持ったので。
期待以上でも以下でも無く普通に楽しめる娯楽作品だった印象。
今回の女優さんも身体を張ったアクション等頑張っていてなかなか魅力的だったけど、アンジェリーナ・ジョリーが演じた役の方が個人的には良かった気はします。
VFXや美術は良い感じに仕上がっていて気持ち良く見れたけど色々と都合良く展開します。まぁ深い事考えずに見れば良いでしょう。
結果的には駄目な父親を持つ娘が父親の言う事聞かずに行動して父親に再会出来てハッピーと思いきや最悪の事態となりアレやコレやと何とか解決したかと思ったら何も解決してなかったかも。っていう駄目駄目親子の物語でもありました。
話は滅茶苦茶だけど冒険と頑張るアスリートお姉ちゃんの活躍が見てて憎めない映画です。
格闘技関節技系アクション映画
銃で簡単に倒す展開じゃないのが面白かったです。
ぶら下がったり登ったり軽々やっておられましたが僕なら無理だなぁ～自分の体重を持ち上げられない気がします。w

「マラヴィータ」

テレビ録画していた映画「マラヴィータ」を鑑賞。ロバート・デ・ニーロとミシェル・ファイファーとトミー・リー・ジョーンズが出てて監督がリュック・ベッソンという事でなかなか豪華な顔触れの映画ですが、全然存在を知らないでいました。
見ると典型的な娯楽アクション映画でユーモアもあり楽しめるものとなってました。各キャラクターも個性が出てたし。若者の方も良い味出してた。
日本語吹替で見たのですが凄く自然に見れました。
深い事考えずに楽しめる分かりやすく御都合主義の娯楽作！

「地中海殺人事件」

テレビでアガサ・クリスティ原作のドラマをやってて最後だけ見てたら何か映画も見たくなってきてDVD買ったけどまだ見て無かった一枚を鑑賞。
「地中海殺人事件」という映画です。
随分と昔にテレビで見た筈だが内容は忘れてました。なので普通に面白く見れたのですが殺人が起こるまでの展開が長くて少々怠く感じた。だけど豪華な俳優陣と美しい風景は見応えありました。見ながら徐々に犯人についての記憶も蘇り後半の一気に見せる謎解き展開で成る程と思い出せました。
更にその先の展開は完全に忘れてて、そんな終わり方だったかぁ～と思いつつも楽しめました。
謎解き、伏線、ポアロのミステリー映画として楽しめる作品。

「コマンドー」

部屋の掃除してたら懐かしいモノが出てきた。大阪の思い出の映画館スバル座でのクイズに答えて「コマンドー」を見よう！の用紙。答えは「風と共に去りぬ」で公開年度は本屋で調べて行き正解でタダで映画が見れたのでした。最初には前売り券買ってて南街劇場だかで見たんだけど、2度目3度目とスバル座でタダで見た記憶があります。そんな懐かしいモノ見てたら映画も見たくなってきてDVDで鑑賞。
ちょっと最初だけでも…って見始めたら面白くてテンポも良いのでズルズル見てしまう。遅いので一度止めて風呂入ってから続きを見ました。
音楽も盛り上がる面白いシュワちゃんアクション映画。
何度見ても飽きずに楽しめちゃいますね。
ブルーレイでディレクターズ・カット版ってのが出てるから欲しいんだけどちょっと高いしDVDあるから手を出してません。少ししか尺も違わないみたいですね。

「アメリカン・グラフィティ」

DVDで久々に映画「アメリカン・グラフィティ」を鑑賞。物語は随分と忘れてたけど印象的な場面は沢山ありました。内容は若者のたわいもない一晩の話でオールディーズの音楽がラジオから流れる中、進行します。
思ってたより露出不足というか暗い場面の多い映画でしたね。
役者に個性がそれぞれ出ていて良かったです。
だけど前半途中で睡魔に襲われてウトウトしながら見てました。昔見た時もそんな感じだったように思います。
サントラは良く聞いたので懐かしくもあり良かったけど映画としてはレース場面を除いてはなんか消化不良気味な印象の映画でした。
映画に出てくるMel's drive inっていう店にはロスに行った時に行きました。
店員さんはローラースケートは履いてなかったけど店の雰囲気はそのままで良かったです。

「ブリット」

今度ブルーレイで発売されるという映画「ブリット」欲しいけどちょっと高いなぁ～と躊躇してLＤ持ってるから久しぶりに見てみようと再生してみたら面白くて最後まで見てしまいました。
スティーブ・マックイーンはやっぱり格好良いですね。なんか理想的な男らしさを感じます。物語は全貌としてはちょっとすんなりとは理解しにくい面はあるけど惹きつけるものがあり集中して見れました。
カーアクション場面は今見ても迫力があり見応え充分。何度見ても良いですね。
緩急ある編集と展開が映画的な面白さをしっかり見せてくれる作品。
役者の顔が皆良い味出してました。

「フェリスはある朝突然に」

なんかジョン・ヒューズ監督の映画が見たくなりDVDで久々に「フェリスはある朝突然に」を鑑賞。
能天気で無茶苦茶な映画ですが前向きなテーマもしっかりしてて楽しみつつちょっと考えさせられるユニークな憎めない作品。
編集や音の使い方が独特のセンスが光り台詞やキャラクターも生き生きしてます。
今回見て笑えたのは妹と校長とのやりとりで三連発キック（編集の妙）やドタバタ展開が絶妙な可笑しさでした。
脇役が個性的で楽しい映画でした。

「あなたの旅立ち、綴ります」

公開前に観てたので感想書かないでいましたが公開されたので感想を書きます。タイトル知ってポスター見た時は暗い展開のお涙頂戴の映画なのかなぁ～ぐらいの気持ちで見たのですが、明るい展開の予想以上に楽しく憎めない映画でそして泣けもする映画で今年見た中でも1番良かった映画となりました。
懐かしいシャーリー・マクレーンがちょっとパンクな憎めない婆さんを素敵に演じてます。役柄としては嫌味な所もあるけど彼女の芝居やキャラクターが魅力を出していました。
対する若き記者のアマンダ・セイフライドも大きな目と細い身体の自然体なキャラクターと芝居が生き生きしてて良かったです。子役も生き生きしてて役者のキャラクターの魅力で映画がより憎めない魅力的な作品になっておりました。
物語や撮影や音楽も良かったけど、やっぱりこの映画の良さは役者によるものが大きいと思います。

「オペラ座の怪人」

久しぶりにVHSをDVD変換しつつ昔のサイレント映画「オペラ座の怪人」を鑑賞。僕はこの映画のロック版の「ファントム・オブ・パラダイス」の方が大好きなんですが、こちらもなかなか良いものがあります。
怪人の切なさは少しはありますが怪人もヒロインもどこか自己中心的に感じました。だけどラストの投げやりなリンチ場面には集団心理の恐ろしさと自業自得の勧善懲悪的なものが複雑でショッキングな後味も残します。
怪人がイケメンの恋愛ミュージカルとして描かれてたりもした映画もありましたが怪人はやっぱりブサイクであるべき。この映画では独特のメイクとサイレント映画ならではの大袈裟で激しい動きの芝居や表情がとても良かったです。
リマスターされていないフィルムの傷や埃でいっぱいの画質や焼き付けられた字幕のフォントが今や味があり懐かしくもとても雰囲気があって好みでした。

「ブラック・レイン」

ブルーレイで6.1ch dtsっていうののチェックを兼ねて久々に映画「ブラック・レイン」を鑑賞。
随分と昔の映画になりますが今観ても色褪せない見応えある映画でした。
大阪が舞台となり懐かしい風景もちょくちょく見れます。
高倉健と松田優作の芝居も見事です。
サラウンド効果はバイクの場面で効いていて日本語の台詞は一部聴き取りにくい箇所もありました。
忘れていた展開もあり最後まで集中して楽しむ事が出来ました。
人間ドラマとしてしっかりしている娯楽作品。

「ミリィ 少年は空を飛んだ」

DVDで大好きな映画「ミリィ 少年は空を飛んだ」を久しぶりに鑑賞。
見始めたら止まらなくなり最後まで見ちゃいました。
ドラマとしても前向きなテーマにしても好感持ててユーモアもうまくブレンドされて描かれていて役者のキャラクターも良くとても完成度の高い映画だと思います。音楽もとても良くて流れるように盛り上げてくれます。
ルーシー・ディーキンスも可愛く美しくラストの笑顔に暖かい気持ちになれます。
空飛ぶ場面のある映画って好きなものが多いです。吊ってるワイヤー見えてても良いものは良い。
ワイヤー綺麗に消してあっても最近の映画で空飛ぶ場面の素敵なものってあまり印象的なのが無いのが残念。