どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「皆はこう呼んだ、剛鉄ジーグ」

2024年07月17日 | 映画
先週見た映画「フリークスアウト」が良かったので同じ監督の前作「皆はこう呼んだ、剛鉄ジーグ」を5.1ch 大画面にて鑑賞。日本のアニメ剛鉄ジーグを元にした内容かと思ったらモチーフとして意外な展開を見せてくれるヒーロー誕生物語でした。
剛鉄ジーグは子供の頃に見てた筈ですが内容とか殆ど忘れちゃってます。なので、何処までが引用なのか分かりませんが愛着が伝わりました。内容的には僕的には「悪魔の毒々モンスター」と同じ流れだなと感じたな。悪役がコミカルだったのが微妙でイマイチに感じたけど「ダークグラス」の主演女優の方の役がとても感情移入出来るものがあり物語にも深みが増しました。
そこからの主人公の優しさや行動がジワジワと来る切なくも素敵な映画に仕上がってました。ちょっと長い印象も受けたけど最終的には気持ちの良い終わり方で締められる映画で良かったです。この監督には今後も注目ですね。だけどまだ名前までは覚えてはいませんけど。






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「逃げる天使」

2024年07月16日 | 映画
デニス・ホッパーの最後の監督作品「逃げる天使」のブルーレイを購入して7.1ch 大画面にて鑑賞。数年前にフィルム上映で見て以来に久々に見れました。全体的に軽いノリの肩の力を抜いて楽しめる娯楽作に仕上がってます。キャスティングが良かったですね。デニス・ホッパーも脇役でおいしい印象に残る役を楽しげに演じてました。
構図の良い風景と音楽との気持ちの良い編集でテンポ良く展開します。ちょっと中盤は似た展開も繰り返されてた感もあるけど飽きずに見れました。「バックトラック」のような感じのコメディ寄りな映画で、しっかりホッパー印なテイストがありました。
凄く良いとかそういう映画では無いけど憎めない楽しい娯楽作でした。
ブルーレイの画質はフィルムゴミや傷も目立つものでしたがそれはそれで良い感じ。特典映像は予告編だけというのはちょっと残念。
メイキングとか収録されてると良かったのになぁ。94年の映画だったようで30周年になりますね。






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「ピープル vs ジョージ・ルーカス」

2024年07月13日 | 映画
GEOで見つけた中古DVDで「ピープル vs ジョージ・ルーカス」というドキュメンタリー映画を鑑賞。スターウォーズのファンと創造主ルーカスとの主義主張や願望に失望等の対立がYouTubeのチャンネルまとめのようにマニアックに描かれた内容でした。思ったより前半は作りもしっかりしてて内容的にも興味深く見れたのですが段々とルーカスに対しての批判や中傷が酷くなってきて分からない事無い意見もあったけど、ちょっと付いていけないものがあったな。
だったら見なきゃ良いじゃん!が結論ですが思ってたのと違う感というのをエピソード1.2.3ではあったのは事実。だけど新しい試みや挑戦なんかに刺激を貰えたし凄い!と喜んで見れた部分もありました。
個人的にはエピソード7.8.9もルーカスに作って欲しかったし何か新しいものに期待していました。
ディズニーに買収されてからルーカスの手を離れたスターウォーズはドラマシリーズとして量産されてますが悪くは無いけど興味や期待というのが個人的にもう失われた印象です。
特典映像が沢山収録されててインタビューの長いバージョンを見ると批判もあるけど愛情もあるもので前後の話の流れも聞くと納得出来る興味深い内容でした。
切取りされて使われると印象は変わりますね。






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「フリークスアウト」

2024年07月10日 | 映画
気になってたイタリアのSF戦争映画「フリークスアウト」を5.1ch 大画面にて鑑賞。
特殊な力や才能を持ったサーカスにいた仲間達が戦争に巻き込まれてナチスと戦うという内容で、もっと安っぽいB級テイストの映画だと思ってたのですがVFX満載で映像の質も色彩も役者も音楽もサラウンド感も物語の内容も予想以上に良くて驚きと感動に見終わっての満足感も貰える映画でした。
物語やキャラクター設定なんかは結構無茶苦茶ですが、それぞれ魅力があって物語が進むにつれて感情移入も出来て良かったです。特に主人公の少女が良くて使いたく無い力を最後に大覚醒させてしまう場面はグッと来るものがありました。「炎の少女チャーリー」や「ダーク・フェニックス」とかこの手の内容の映画に僕は弱いのです。
流れるように展開してゆく編集や音楽の使い方や斬新な設定や演出でユーモアも随所にあったりで楽しく見れました。
この監督の他の作品も見てみたくなりました。








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「ソフト/クワイエット」

2024年07月07日 | 映画
ブラムハウス社の制作という事で興味を持った映画「ソフト/クワイエット」を鑑賞。全編1カットで見せるという興味深い内容の映画でした。フォーカスの移動とか技術的にも良く出来てて後処理で深度をいじっているのか?とか1カットに見えるけど何処で別テイクを繋いでるんだろうとか興味深くも見れました。本当に1カットだとしたら凄いな。
内容は白人至上主義の女性達が集まって会合を開いて宗教の洗脳みたいな気持ちの悪いヘイトで繋がる連帯感と共にエスカレートしてゆき最低最悪な行動に走ってゆくという物語。
役者陣の芝居もリアルで嫌悪感も感じる程の最低でムカつく恐ろしく気持ちの悪い女性グループの醜態を見せつけられた感じでした。最後はもう少し先の顛末まで見せて欲しかった気もしますが微妙な所で投げっぱなしで終わった印象でした。
実に全体的に後味悪いものを残す胸糞悪い映画でした。






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「フェラーリ」

2024年07月06日 | 映画
マイケル・マン監督の新作「フェラーリ」をレイトショーにて鑑賞。イタリアのレース・カーで有名なフェラーリの伝記映画で車やレースに賭ける情熱と執念にペネロペ・クルス演じる妻や愛人とその子供の人間ドラマが濃厚に描かれた映画でした。
ペネロペ・クルスの芝居に存在感が凄みがあって恐ろしさと頼りになる強さのようなものを感じれた。後半のカーレースの場面は迫力があって見応えもあり、少し前に嫌な予感はあったけど油断してたら衝撃のクラッシュ場面がありました。
同じ列の離れた席にいたおじさんの客が思わず声が出て「えっ!えっ!嘘?嘘?」と暫く呆然とした反応をしていたのが印象に残りました。衝撃な展開でもありましたが描写もなかなかキツいものがありましたね。
色々と知らなかった事が知れて今とは違う昔ながらの生き方や考えに生活なんかを興味深く驚きも持って見れました。
長めの映画でしたが飽きずに一気に見れました。






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「ルックバック」

2024年07月06日 | 映画
後輩に良かったとお薦めされてたアニメ映画「ルックバック」を都知事選挙の期日前投票を済ませてから観に行く。尺が1時間弱という短い映画で内容とか詳しい事は知らずに見たのですが、なかなか見応えがあって物語の展開に驚きもあり面白く見れました。
色々と先を想像して見ていたのですが、まさかの現実に起こったあの悲惨な事件なんかを連想させる展開があったりして複雑な気持ちになりました。そこからはまるでミュージックビデオのように音楽で感情を盛り上げる紙芝居みたいな感じだったような記憶がありますがいつの間にか別展開になって、こうだったら良かったのに…という展開を見せてくれます。だけど最終的にはやっぱり現実はそうじゃなくて…と悲しく複雑な余韻を残すラストでした。
個人的には凄く感動したとか良かった!という感じでは無く地味に心に刺さる複雑な感覚にさせられる映画でした。
アニメの絵のタッチとかにも変化が結構あってアナログな手描き風な味が良かったです。




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「アトラス」

2024年07月05日 | 映画
Netflixで映画「アトラス」を大画面にて鑑賞。A.I.と戦うジェニファー・ロペス主演のSFアクション大作でVFXのデザインとか質も良く内容的にも良くて考えさせられる部分もありグッと来て涙する事も出来た久々に良いなと思えるNetflix映画でした。
基本的な物語は「エイリアン2」みたいな筋で「ターミネーター」みたいな敵を相手に「キャスト・アウェイ」みたいな人じゃない相手との絆が描かれたものでした。
A.I.を信用出来ない主人公とA.I.の互いが心を寄せ合い最適化してゆく流れが良くて感動的でもありました。
殆ど1人芝居のジェニファー・ロペスでしたがとても良かった。
最後のA.I.の相手の名前を言わない脚本が色々と想像出来て良いと感じた。個人的には別A.I.だけど相手の記憶を読み取り適切な返事をしたのだと解釈したが結果的にSmithと同じ役割を果たすものだと。
その後のエンドクレジットの肩書の文字のフォントがSF映画でよく見たもので懐かしい感覚と好感を持てました。映画全般的に80〜90年代のSF映画にオマージュを感じれました。






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「ザ・リング/リバース」

2024年07月04日 | 映画
「ザ・リング/リバース」を何となく見始めたら主演女優が綺麗で映像のトーンも良くてズルズルと結局最後まで見ちゃいました。
日本の「リング」のアメリカ版のリメイク映画「ザ・リング」の3作目になります。貞子じゃなくてサマラって名前になってます。
ざっくりとはオリジナル版と同じ筋で特別新しい面は無いですが主人公の強引で無茶な行動にツッコミ所はあるにせよ余計な説明無しに展開してゆく流れとイメージ映像のフラッシュバックとか案外面白く興味深くもあり懐かしいホラー映画ならではの気分を味わえました。日本のジメッとした陰湿な感じは無く何かカラッとした洋画的エンタメ感を普通に楽しめました。
冒頭の飛行機を舞台にしたエピソードはなかなか新鮮でした。後半にも新たな展開を期待はしましたがまぁありがちなアレでしたね。でも定番な良さはありました。






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「ビバリーヒルズ・コップ アクセル・フォーリー」

2024年07月04日 | 映画
Netflixで「ビバリーヒルズ・コップ アクセル・フォーリー」を大画面にて鑑賞。パート4になる久々の新作で音楽なんかが懐かしい。アクション場面なんか派手で見応えあったけどコメディの要素がちょっとキレが悪いというか昔はもっと笑える映画だったような気がしたものです。随分と忘れちゃってますけどね。ドラマ部分も何か頭に入ってきにくくて吹替版で見れば良かったかもと思ったりした。何度か睡魔に襲われてしまい後で戻して見直したりしました。全体的に良く出来た娯楽作に仕上がっていて楽しいんだけど、ちゃんとし過ぎてるというか結果的に普通な印象しか残らないのでした。ケビン・ベーコンが出た時点で悪役はコイツだね!って分かっちゃうし似た展開が繰り返されるし。
エディ・マーフィーは思ったより歳を感じさせられず自然に見れたけど他の同僚役とかの役者達は歳とったなぁーって思ったな。だけど久しぶりに御健在の姿が見れたのは嬉しかった。もっと話に関わり活躍する場面を見たかったんですがメインは娘との物語でした。娘って今迄のシリーズで出てたっけ?っていう印象ですけど。
結構今迄のシリーズの詳細は忘れちゃってるので見直してから見たら色々と関連の分かる部分もあったとは思います。






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「ヘンゼル&グレーテル」

2024年06月30日 | 映画
「ヘンゼル&グレーテル」という映画を鑑賞。有名な童話のその後の物語というかアメコミ・ヒーロー映画っぽい内容の新解釈なファンタジーアクション系映画でした。
案外主人公達の行動にドジな所もあったりコメディ要素もあり魔女とか血生臭いゴア場面や派手なワイヤーアクションや銃撃場面もある娯楽作に仕上がっていました。
凝った武器のデザインなんかも魅力的で3D映画として作られていたようです
VFXも沢山使われていて斬新な世界感やキャラクターが表現されてました。
殆ど顔はCGのトロール役は「唐獅子仮面」の悪役だったデレク・ミアーズさんが演じていたようです。悪役の黒魔女役でファムケ・ヤンセンも出てましたが素顔の場面は少なく魔女顔の方が多く誰だか分からない感じでした。何気に白魔女の女性が綺麗でしたね。こちらはずっと人間の姿です。
全体的に割とお金のかかった普通に楽しめる娯楽大作って感じの映画でした。







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「獣は月夜に夢を見る」

2024年06月30日 | 映画
「獣は月夜に夢を見る」という映画を鑑賞。邦題から狼男の物語かな?という期待で見始めたのですが狼女の物語でした。綺麗な撮影で静かに展開するドラマで主演女優のクールな表情が自然体の美しさがあり、なかなか直接的に狼女に変身したりはしませんが、産毛レベルの細かい変化なんかは絶妙でどうなるのだろう?と心情も伝わりつつ興味深く見れました。
最終的な狼女の変身後の姿はちょっとイマイチな感じもしたけれどホラー映画というよりも肉体の変化に戸惑う思春期の少女の物語として恋愛感情や職場の理不尽な苛めや複雑な家庭環境の中、健気に生きる姿に切なく哀しいものを感じれる味わい深い映画でした。
思った以上に全体的に良い雰囲気のある映画で気に入りました。







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「クワイエット・プレイス」

2024年06月30日 | 映画
映画館で最新作を見て帰ってから最初のパート1にあたる「クワイエット・プレイス」ってどんなだったっけ?って見直す。
結構詳細は忘れていて普通に面白く見れました。案外パート2で描かれていた事や設定にオチまで既に描かれていたんですね。
アイデアの発想や描き方が良くて完成された一本となってます。DAY1から順に見るのも良いかもです。
お父さんはラストああいう感じで退場となってたのを思い出せました。
コレ見直しちゃうとパート2は二番煎じ感を感じちゃいますね。DAY1は別物語として新鮮に見れますが…。
見始めたら一気に見れちゃう映画でした。






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「クワイエット・プレイス DAY1」

2024年06月29日 | 映画
レイトショーで映画「クワイエット・プレイス DAY1」を鑑賞。一応PART2を見てから観に来ましたが怪物の弱点やその後に繋がるキャラクター等が分かり繋がりも理解しやすかったけど何も知らずに今作だけ見ても楽しめる完結した物語だったと思います。変に色々なキャラクターとのドラマとか家族愛みたいな展開に持っていかず1人の女性視点の物語として個人的な小さな目的の為にサバイバルしてゆく様を一緒に体験するように色々な事を考えさせられながら見れたのがとても良かった。
台詞も少なくサイレント映画のように映像で語る流れと凄く効果的な音響効果が劇場で見る醍醐味も十分に感じさせてくれた。
今日の他の観客達はマナーの良い客で余計な音とか気に触るものも無く気持ち良く没入して見れました。
VFXも派手に描かれていて見応えありました。
色々と細かいツッコミ所はあったんだけどシリーズ中でも単品として1番面白く感情移入も出来て見れたと思います。
そして猫がとても良かったです。






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「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」

2024年06月29日 | 映画
「クワイエット・プレイス」の最新作を劇場に観に行く前にまだ見て無かったPART2を見ておこうと「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」を鑑賞。前作は釘踏んで痛ーい場面は覚えてましたが内容は結構忘れてました。冒頭で全ての始まりが描かれてから前作の続きが丁寧に描かれてゆきました。色々とそうだったっけ?みたいな設定が出てきて確認作業のように見た感じ。
まぁ最新作は前日譚なのであまり関係無いかもですが予習としてはOKだったと思う。
怪物の弱点が何だったかが知れたというか思い出せたので。
静かな緊張感ある場面が続きますが昼間に暑いので窓開けてテレビて見てると外の音の方が気になって集中して見れ無かった印象はあります。本来は劇場のちゃんとした音響で見るべき映画ですね。他の客に煩い音出す奴がいなければ良いですが最近はマナー悪い人も多いので何ともですが。
映画は集中力無く見たせいもあるかもですが何か特別良いものも無い続きの物語だったという印象でした。






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