どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「シェルタリング・スカイ」

2023年03月31日 | 映画
昔、公開時に大阪松竹座で見た映画「シェルタリング・スカイ」を久しぶりに鑑賞。
砂漠の美しい風景と坂本龍一の音楽がとても印象に残っていました。話の内容はかなり忘れてましたが見直すと案外思い出せたりもしました。主役のデボラ・ウィンガーが魅力的で眼力ありました。全体的にすんなりと理解出来るような内容では無かったけれど女性の自立というのか強い女性像が描かれていたと感じました。同時に何か切なく音楽と共に沁みるものがありました。
今見ると撮影はやはり美しく印象的だけど照明無茶苦茶沢山つけて撮影してるんだろうなぁなんて思ったりもしました。
何か分からないけど「ラストエンペラー」より今作の方が好き。






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「A Symphony of Sound: The Velvet Underground and Nico」

2023年03月30日 | 映画
PAL方式のDVDを持っているがテレビで気軽に見れないのでresolveで NTSCに変換しつつ少し緑がかっていた映像を白黒にして音のボリュームを上げてDVDに書き出す。それをブルーレイ・レコーダーに読み込んで「A Symphony of Sound: The Velvet Underground and Nico」をダラっと鑑賞。何度も見てるけど見始めたらズルズルと最後まで見ちゃいます。音楽がとても良く、雑なカメラワークが音楽の気分で変化するのが不思議と飽きない。
この映画は昔、渋谷の劇場まで観に行ったのも覚えています。16mmでの上映でした。音楽演奏では曲の後半が特に好き。映像ではニコの子供の活発に動き回る所が何か好き。演奏は途中で警察の介入によりストップされて、その後はグズグスな流れがずっと写ってます。ピントも合ってて自然体の人々が眺めれます。何でもない時間が過ぎてゆく感じも今やなんか好き。
アンディ・ウォーホルの映画で本人も最後の方で出てきます。







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「キラー・インサイド・ミー」

2023年03月28日 | 映画
マイケル・ウィンターボトム監督の映画「キラー・インサイド・ミー」を鑑賞。
役者陣もなかなか豪華な顔ぶれでした。
内容はサイコパスの警察官が暴力的な衝動に目覚めて殺人を犯す流れが描かれていて、こんな映画もウィンターボトム監督は撮れるんだと驚きもありました。
内容全然知らずホラーかスリラー映画?って感じで少し設定や関係性が掴み辛い感じで見てましたが途中で残酷で恐ろしい急展開がありました。その後少しして一旦中断し風呂に入りました。なかなか衝撃的でこの後どうなるんだろう?と湯船に浸かりながら想像すると1つの結末が浮かびました。この時点では誰も予想しないだろう展開だけど映画としては大どんでん返しとして良いアイデアじゃないか!と。
そして風呂上がって続きを見るが、もしかしたら当たってるかも…って流れもありましたが後半でまたしても衝撃的な殺人場面が連続して起きて僕の予想は完全に外れたな!と思いどういう結末になるのかな?と更に興味深く見れました。
そしてラストのどんでん返しな場面がやっぱりあったのですが何と僕の想像した展開が大当たりでした。
当たったのは良いとして、それなら警察が早く動けば後半の殺人は防げたんじゃないのか?と釈然としない感じもありました。
その後、更に救いの無いエンディングを迎えました。サイコパス感がリアルに良く出た映画でした。








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「シャザム! 神々の怒り」

2023年03月26日 | 映画
前作を昔見て面白かった記憶があり話の詳細なんかは忘れてたけど続編にあたる「シャザム!神々の怒り」をレイトショーにて鑑賞。子供が大人の姿でスーパーヒーローになるというコメディ色の強い娯楽作で深い事考えずに楽しむ事が出来ました。
VFXも派手で良く出来てて子供の頃に大好だったヒーロー映画「スーパーマン」とゴジラみたいな怪獣映画の両方が見れちゃうような楽しさがありました。ネタバレになるから書かないけれど最後にあのキャラクターも登場したりもしました。
ダメでドジなヒーローで1人だと記憶してたけど沢山ヒーローいたんですね。マーベル映画は沢山あり過ぎて付いていけてませんがDCの方は何とか付いて行けてる感じです。今作は前作忘れていても単体でもちゃんと楽しめる映画になっているのが良かったです。
音楽とかTシャツの柄とか80年代の僕ら世代に響く細かいマニアックな拘り?もあったりしましたね。




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「THE FIRST SLAM DUNK」

2023年03月26日 | 映画
大人気漫画の映画化作品「THE FIRST SLAM DUNK」を評判良いので気になり鑑賞。漫画は読んだ事無かったけど物語も分かりやすく各キャラクター達の背景が徐々に明らかになり感情移入も出来て面白く見れました。そして最後は感動もしちゃいました。見ていて感じたのは何か匂いを感じるような汗や草や昔見た光景を思い起こされるものがありました。アニメーションも手描き感があったり独特の3DCG映像で今迄見た事無い不思議なリアル感というか没入感もありました。脚本の流れと構成が見事で何も知らないまま見始めてもズルズルと惹き込まれて話に入ってゆけるのが良かったです。音楽も何かゴキゲンでした。
ちゃんとユーモアもバランス良く入ってて楽しく見れて色々と考えさせられるものもありました。青春の葛藤や親子や兄弟姉妹に友人や学校での関係性が見事に描かれた娯楽作だと思います。
この映画は原作者が脚本も監督もやっていました。原作者には随分と昔に仕事絡みで会った事があり従姉妹が漫画の大ファンだったのでサインをして貰いプレゼントしました。




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「マッド・ナース」

2023年03月26日 | 映画
何かのDVDの予告編で見て気になってた映画「マッド・ナース」をGYAOで見つけて日本語吹替版にて鑑賞。エロいナースが連続殺人を行うエログロ・ホラーで無茶苦茶な展開はコメディ的でもありました。
FBIの統計では医療の関係者に殺人者が多いとの事。死が日常に近く麻痺して来るのかな?殺人の手口も薬を使ったり医療的に凝ったものから肉弾戦まで色々とありました。病院は殺人に使える道具が沢山ありますね。漫画みたいな展開で男達は次々に簡単に色仕掛けに引っかかって殺されてゆきます。
主演女優はスタイル良く脱ぎまくりでブラジャー付けてても下は無しだったりしますがボカシが入ってました。他にも手の切断場面もボカシが入ってました。ブルーレイは無修正との事。新人ナースはシャワーでも何故かパンティ履いてました。
なかなか面白く見れました。




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「キャンディマン」

2023年03月25日 | 映画
2021年に作られた新しい「キャンディマン」を鑑賞。リメイク作品だろうと思って元の映画が好きだったから見る気にはあまりならなかったのですが見てみるとリメイク作品では無く続きの物語で興味深く見れました。たしかパート2とかもあった筈だけどそれは見てない。繋がりはあったのでしょうか?元の「キャンディマン」は部分的に印象深い映画ですが内容は結構忘れてたのでそんな設定だったっけ?って思える所もあったけど徐々に明らかになる展開に元との繋がりが判明したりで面白く見れました。アートとの関係とか鏡の映像やカメラワーク等の見せ方も面白かったけれど元にあったようなストリートアート系の良さみたいなものや神話や伝説的な謎の魅力なんかは感じにくく最近のホラー映画っぽい直接的に見せる定番な印象だけが残る感じでもありました。今作の注目点としては黒人と警察の関係や差別なんかがメッセージとして色濃く出ている所でしたね。






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「ヴァイラル」

2023年03月25日 | 映画
コロナが流行る前の2016年のウィルス感染系映画「ヴァイラル」を鑑賞。ウィルスというより寄生虫が人を乗っ取り凶暴化して目の見えないゾンビみたいになるというものでした。コロナ前だとただのゾンビ映画の一種のようにしか見れなかったかもですがコロナ禍を体験してから見たので興味深くも見れました。物語も家族と姉妹関係に恋愛とサバイバルの要素が上手く絡み面白く見れるものとなっていたと思います。
何気にスケールの大きな内容ですが少人数のロックダウンで閉鎖された状況を上手く使ってまとめられていました。
役者陣は初めて見る人達でしたが皆良かったです。






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「ミッドナイト・キラー」

2023年03月25日 | 映画
ポスター見る限りブルース・ウィリスとミーガン・フォックス主演の映画だと思う「ミッドナイト・キラー」を鑑賞。
でも実はブルース・ウィリスは殆ど出ません。役としてもあまり意味のあるものでも無かった。何となくそんな気はしてたけどね。主演は別な若き刑事役のエミール・ハーシュという人でした。なかなか彼の芝居や存在感は見応えあって普通に見れました。娼婦ばかりを狙って殺す連続殺人事件を追う地元警察とFBIの女性囮捜査官の物語でした。実際に起きた連続殺人事件を元にもしているとの事ですが実際の方が人数とかもっと酷いもののようです。
犯人探しのミステリー的な面白さは無く犯人は直ぐに判明します。犯人役を懐かしの役者ルーカス・ハースが異様なサイコパスをリアルに演じてました。そして、ちょい役でスタローンの娘さんも出てました。
撮影が綺麗で役者陣もなかなか良かったし興味深く見れたのですが物語としては定番というか深みの無いB級映画って感じでした。







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「マウス・オブ・マッドネス」

2023年03月23日 | 映画
DVD持ってるけどブルーレイで買い直した映画「マウス・オブ・マッドネス」
パッケージには5.1ch と書いてあったけど7.1ch分、音があって7.1chの大画面にて鑑賞。効果音や音楽が大きく派手で迫力がありました。何度か見てるので結末も知ってるから衝撃というのは無いが何がどうなってるのか分からない混乱した感覚や異形の怪物の登場に不思議なワクワクするものもあったりします。悪夢を見ているようですが今やちょっと楽しくも見れちゃう世界です。冒頭とラストの音楽はご機嫌なロックで大好きでしたが本編中の音楽はあまり印象に残らないおとなしい曲が多かった気がします。中盤では睡魔に襲われちゃって印象に残っていた顔をページのように剥ぐ場面も見逃しちゃいました。
最後は狂気の笑いで終わるという僕の大好きなパターンで締めくくられる、お気に入りの映画です。
後に特典の監督と撮影監督による音声解説も全て聞きました。撮影技術の専門的な会話を興味深く聞けて色々と勉強になりました。






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「恋のエチュード」

2023年03月22日 | 映画
大学時代に大毎地下名作鑑賞会で見て、とても心に響いたフランソワ・トリュフォー監督の映画「恋のエチュード」を凄く久しぶりに大画面にて鑑賞。恋愛映画の中でも1番好きで切なく泣けるラストは何度もDVDで見ていた。今日はラストでは泣けなかったけど後半のミュリエルが姉とクロードが付き合ってると知って倒れる場面で泣けました。真ん中は結構忘れてたので新鮮に見直せました。結構ナレーションでの説明が多くフェードアウトとフェードインの多い編集でした。何かフランス語の台詞の響きと音楽がとても良くて胸に染みます。
主人公の男の優柔不断さに複雑な気持ちにもなりますが色々と歯車が噛み合わない切なく哀しい結末に向かってゆきます。
誰も幸せにならなかったけど想いは消えないそんな幸せと哀しみの物語です。
撮影が美しくて絵になる場面が沢山あります。僕は姉の方に特に惹かれて見てました。なので姉の転末も悲しかった。
今見るとまた違った視点でも見れましたが、やはり大学時代に見た時の方が年齢的にもより心に響くものがありましたね。






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「インシディアス」

2023年03月21日 | 映画
前から良い評判聞いてて気になってたホラー映画「インシディアス」をようやく鑑賞。5.1ch サラウンド・ヘッドホンでの試聴でしたが音で脅かす演出が効いてました。話の内容は「死霊館」と「ポルターガイスト」を足して割ったような感じで展開が面白く恐怖感と何かJホラーに通じるような嫌な不穏さがあってゾクゾクするホラーに仕上がっていて見応えありました。
来るぞ来るぞ!というような見せ方が実に良くて色々と謎が後半に繋がってゆきました。心霊っぽい怖さはあるのですが悪魔がモロに登場したりもしてアメリカっぽい感じもしました。だけど恐ろしかったのはババァでしたね。






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「ジェニファー8」

2023年03月21日 | 映画
DVDでジャケ買いしたアンディ・ガルシアとユマ・サーマンとランス・ヘンリクセンとジョン・マルコビッチが出てるスリラー映画「ジェニファー8」を鑑賞。
ちょっと人物背景や事件について理解がし難くて混乱しながら見ている感じでした。
殺人事件の捜査に都合の良いラブ・ストーリーまで絡んで色々と盛り込んだ内容です。撮影もしっかりしていて役者も豪華で見応えはあったんだけど全体的には脚本がもう一つな印象でもありました。最後はドンデン返しがあったり後半で一気に進み普通に面白くは見れたけど何か色々と説得力に欠けた物語のように感じてしまいました。
目の見えない役のユマ・サーマンの儚い美しさが光ってました。ヌード・シーンもありましたがカット割りで全体では見せて無かったから吹替かな?






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「アイ・アム・ユア・ファーザー」

2023年03月20日 | 映画
スターウォーズのダースベイダー役の俳優のデイブ・プラウズ氏のドキュメンタリー映画「アイ・アム・ユア・ファーザー」を鑑賞。マスクを被ってるから顔は見えないけど中に入って演じていた俳優で素顔を見せるジェダイの復讐では本人じゃなく別俳優が演じる事となって無念だったとかいう想い等が語られます。色々と口が軽く喋ってしまう癖があったとかで結末なんかを公開前に言ってしまったとかでルーカス・フィルムとの関係は悪化してイベントにも呼ばれず無視された状態が続いているとの事。なのでこの映画ではルーカス側の許可が下りず映画の場面の映像等は全く使えずでイラストだけで紹介されていました。
その経緯は何があったのかは本当の所は分かりませんが役者自体が結末を知らないまま演じさせられてたとかで結末も知らなかった筈だし偶然当たっていたとしても彼だけが悪かったとは思えませんでした。
素顔の出る場面で彼を使わなかったのは役柄の年齢設定等から当時の彼は使わなかったというのはルーカス側の主張に理解は出来ます。
今作の制作者はこの点に深い拘りがあるようで許可が下りずとも幻となった彼本人による素顔出しの場面の再撮影を企画・実行します。年齢的に今なら設定的にも近いので良い感じもしますが撮影した映像は許可が無いので見れませんでした。どんな感じだったのか見たかった気もします。
既に亡くなられたと記憶しておりますが、その前にやり残した希望が形として実現出来たのは良かったなと思いました。
ルーカス公認のイベントには参加出来なかったようですがサイン会等は精力的に活動されていました。
彼のサイン入りダースベイダーのミニ・ヘルメットを持ってます。大切にします。















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「レーシング・ブル」

2023年03月20日 | 映画
ロジャー・コーマン制作のロン・ハワード初監督・主演映画「レーシング・ブル」をDVDで鑑賞。原題は「EAT MY DUST!」で俺の埃を喰え!って意味ですね。車が砂煙を上げながらひたすら走り回るようなアメリカらしい脳天気で楽しいカーアクション映画でした。話は単純ですが沢山車が暴走する痛快さがあって誰も死なないという娯楽作に仕上がっています。若者達の自由な暴走とラブストーリーと間抜けな警察と理解ある酔っ払いが織りなすドタバタ低予算コメディでドライブ・イン・シアターで若者達が見るのに最適な感じでしたね。当時大ヒットしたようです。
中盤は少し怠くも感じる所はあったけど後半は勢いも増して沢山車がクラッシュしたりで面白く見れて最後は少ししんみりもしつつ、また走り回って気持ち良く見終えれました。
ドタバタ・カーアクションの元祖になるのかな?この時代にはこんな映画沢山作られてました。昔テレビでこの手の映画を好んで沢山見てたから放送されてたら一度見てたかもしれないです。
ロン・ハワードの弟に父親も出てましたね。
特典映像で制作秘話なんかも色々と聞けて面白かったです。




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