どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ネバダ・スミス」

2020年04月30日 | 映画
スティーブ・マックイーン主演の西部劇「ネバダ・スミス」を鑑賞。監督はヘンリー・ハサウェイ。カール・マルデンやマーティン・ランドーも出てました。悪党3人組に両親を殺された男が復讐するというシンプルな物語ですが裏切られたり失敗を繰り返し人との出会いで成長してゆき前進してゆく展開で前向きなテーマや教訓を含みつつ描かれています。展開もスムーズで都合良いものでもありますがマックイーンの存在感と芝居で面白く見れました。ちょっと心の奥底の深みのようなものは感じられなかったけれど、とても分かりやすい善意のようなものも感じれる映画でした。


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「男はつらいよ 柴又慕情」

2020年04月29日 | 映画
今日は昭和の日という事で昭和の映画と言えば寅さん!が見たいなと「男はつらいよ 柴又慕情」を鑑賞。マドンナが吉永小百合の1972年の第9作です。寅さんの何とも言えない間と佇まいにお決まりのやりとりが可笑しくて笑えて、そして切ない一方的な勘違いの愛情の結末にしんみり。だけど最終的には温かい気持ちになれる定番の寅さん映画でした。街や人の雰囲気なんかも何処か懐かしいものがありました。吉永小百合もとても綺麗で魅力的でした。そして、いつもの助演陣が全員勢揃いで皆が生き生きと良い芝居で楽しませてくれました。
久しぶりに映画見て笑えました。




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「フランケンシュタイン 1910年」

2020年04月29日 | 映画
昔から一枚の写真だけ見て存在は知っていた100年以上前に作られた最初のフランケンシュタインの映画がネットで見れる事を知り早速鑑賞。
思った以上に画質も良く見やすくて揺れを止めたり色々やってるのも分かりました。昔の映画なのに特撮も見事で逆回しや画面分割合成等が上手く効果的に使われていました。鏡を使った見せ方なんかも固定カメラの舞台的な見せ方に広がりを持たせていた。
そして何よりフランケンシュタインといえば怪物が興味を持たせるのですが、そのデザインや存在感は見事でした。誕生する過程も新鮮で逆回で骸骨から肉体が再生される所が描かれてました。今見てもグロテスクなイメージがあります。物語は小説のようにしっかりとは描かれてませんが小説での印象的な部分だけを映像化した感じです。短い映画ですが興味ある部分だけをちゃんと見せてくれる作品でした。
100年以上も前の映画とは思えない凄い映画でした。トーマス・エジソンの映画がキネトグラムと呼ばれていた初期の頃の作品です。監督はエジソンじゃなく別人だったようです。




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「ノイズ」

2020年04月28日 | 映画
マスターズ・オブ・ホラー第2弾で13というタイトルでDVD化されてた一編?「ノイズ」を鑑賞。詳細は忘れてたけど部分的には印象に残ってました。
ホラー映画というより先がどうなってゆくんだろう?オチは?という興味で見れました。神経質で異様に聴覚が良くなって色々な音にイラつくという感覚はストレスがある時や徹夜明けの時に僕もよく感じる事があったので、その感覚を思い出させるものがありました。その表現や演出が興味深く面白く見れました。オチとしてはホラー映画的にまとまっていたと思いましたが、なるほどね。という感じで途中経過の一部は興味深かったけど全体的にはまぁまぁだった感じでした。




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「災厄の街」

2020年04月28日 | 映画
トビー・フーパー監督の「災厄の街」を鑑賞。一度見てるんですが全く忘れちゃってました。フーパー版の「シャイニング」や「悪魔の棲む家」みたいな内容で親父が突然狂って家族を襲うみたいな展開があります。ホテルや家が邪悪な存在なのでは無く街というか土地が邪悪な存在だったのですが霊的なものでは無く実体というか分かりやすいモンスターのような形で見せてくれました。石油の化身ですかね?CGで描かれてました。「ポルターガイスト」の幽霊の見せ方とかと同じくそこら辺がフーパーらしい見せ方ですね。
最後は突然断ち切られるように終わってしまい何だかスッキリしませんが、画面振れ振れのスピーディーな映像や演出がこの頃のフーパーの流行りというか好きな部分です。だけど映画としては今作は他の監督作と比べるとあまり面白いとは思えませんでした。




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「虫おんな」

2020年04月27日 | 映画
マスターズ・オブ・ホラーのラッキー・マッキー監督作「虫おんな」を鑑賞。昔、一度見てる筈だが殆ど忘れていて新鮮に見れました。何か不自然なユーモアも感じれる映画で後半には納得のいく脚本の伏線の回収があり、上手くまとまった面白い映画でした。
虫おんなの姿は異様で滑稽でもあるが目が気持ち悪くて不気味。元が美人だっただけにギャップが効いてました。
その夢世界とかも変で良かった。
最終的にはハッピーエンドとも取れる変な可笑しさと気持ち悪さがあったりユニークなホラー映画でした。


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「幻魔大戦」

2020年04月26日 | 映画

随分と昔の公開時から予告編やCMを見て気になっていたアニメ映画「幻魔大戦」をようやく初鑑賞。アニメの映像に音楽がとても素晴らしく動きや表現方法が今見ても新鮮でスケールも大きく見応えありました。物語も全然知らなかったのですが、とても良く興味を引くもので最後まで新鮮に見れました。内容もとても良く大切なものを描いた前向きなものでした。悪の象徴の姿の声が最後はゴジラになってましたね。アニメでしか出来ないような表現や色使いや美術が良かったです。また時代が昔の昭和の街並みや風景をリアルに表現していて懐かしく感じるものがありました。当時見ていたらかなり印象に残った映画だったと思います。
サビしか聴いた事なかった主題歌も記憶に残っていて初めて全曲聴けました。キース・エマーソンによる音楽もとても良かったです。
ポスターやチラシも印象的です。やっと見れて良かったです。「AKIRA」という映画も気になってるけど見れてないので機会があれば見たい一本です。

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「ペット・セメタリー2」

2020年04月26日 | 映画
VHS持ってたけど行方不明になっててなかなか見れ無かった映画「ペット・セメタリー2」を久しぶりに鑑賞。
昔、見た時は良い所もあったけど全体的にはイマイチだった印象の映画です。見直してみて印象は大きくは変わらないけど何か憎めない映画であったと思います。死について考えさせられる教訓も含まれていてB級な内容なんだけど良いです。
今日見て気がついたのはお母さん役の女優さんって「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の冒頭で殺された美人女優さんだったのですね。
映画に回想シーンで使われていました。今作でも冒頭で死んじゃいます。
懐かしいハードロックが沢山流れて結構昔の映画なんだと気付かせてくれます。


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「デストラップ/死の罠」

2020年04月25日 | 映画
中古ソフト屋でジャケットは何度も目にしていて気になってた映画「デストラップ/死の罠」をようやく鑑賞。
タイトルからホラー映画なのかな?とも思ったりしましたが演劇を映画化したものらしくスリラー映画でした。
役者陣が豪華で話も興味深く展開して面白く見れましたが、やっぱり舞台劇的というか途中で先が直前で読めたりしたり突っ込み所が目立ったりもしました。最終的には予想も付かない展開でしたが驚きというよりもちょっと飽きかけてた部分もあり物語としては面白かったけど何か物足りない感覚も残りました。もう少し短くても良かったんじゃないかな…ってね。
ちょっとユーモアもある殺人ミステリーでやっぱり舞台劇向きの内容だと思います。


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「ヘレディタリー/継承」

2020年04月25日 | 映画
最近見たホラー映画の中でも斬新で何とも絶望的なジワジワと不安な感覚にさせてくれた映画「ヘレディタリー/継承」を久しぶりに見直す。後半の流れで忘れていた面もあり再度まったりと悪夢のような流れに惹き付けられました。直接的な描写や演出に恐怖や驚きというものは感じにくいのだが、その前後の不穏な空気感に唯ならぬものがありました。音楽や音響効果に役者の表情にカメラワークによる静かなる恐怖感が感じられました。
物語も良く練られていて一度見てるからオチは知ってるのでじっくりと伏線も見直せました。初めて見た時は妹に起きる突然の展開には唖然と衝撃と喪失感を味わったものです。
同じ監督の新作「ミッドサマー」より個人的にはこっちの映画の方が好きというか印象深いです。


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「愛しのジェニファー」

2020年04月24日 | 映画
先日ランディス監督の「ディア・ウーマン」を見てダリオ・アルジェント監督の「愛しのジェニファー」も見直したくなりAmazonでポチッと購入しちゃったDVDが届き早速鑑賞。昔、字幕無しでは見ていたけど字幕付きで見るのは初かも?内容は知ってるのですが改めて見ても良く出来た映画だったと思います。最初はジェニファーにも感情移入して見れたりもするのですが、猫ちゃん食べてからはドン引きの連続です。どんどん悲惨な展開となってゆき恐ろしくもちょっと切ない物語です。内臓とソーセージとSEXが大好きな身体だけはセクシーで顔は異様なジェニファーちゃん。最初にタイトルだけ知った時はジェニファー・コネリーを連想したりしたんだけど全然違ってました。途中までは先が読めずに、途中からは先が読めるけど1番嫌な展開に突き進む感じがゾッする映画でした。だけど何か憎めない印象深い映画です。


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「メアリーの総て」

2020年04月24日 | 映画
公開時から気になってたけど見逃した映画「メアリーの総て」を鑑賞。
大好きな小説「フランケンシュタイン」の作者メアリー・シェリーの伝記映画です。エル・ファニングがメアリー・シェリー役を演じています。
イメージでは「フランケンシュタインの花嫁」の冒頭で描かれていたような作者や背景を想像してましたが全然違って波乱万丈の恋愛物語でもあり男に苦労させられるが色々な感情を作品に込めた執筆経緯なんかが知れました。前半はそこまで感情移入出来るような流れは少なかったけど積み重なる哀しみや苦悩から生まれる感情なんかが徐々に伝わり後半では気持ちも分かり最後には涙が溢れてしまう場面もありました。映画の流れだけだと女性の立場や境遇なんかについて女性監督が描いた映画という部分しか伝わりにくいけどフランケンシュタインの物語を読んで知っているから怪物に込めた想いなんかも理解出来て悲劇的で哀しいけど視点を変えれば救いとも感じれる部分なんかもあったり、そんな誰かに共感して貰えるという所の大切さを描いた映画だったように思います。
後で調べてみると結構、時系列とか期間とかは史実とは違ってましたね。


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「ディア・ウーマン」

2020年04月22日 | 映画
「マスターズ・オブ・ホラー」のジョン・ランディス監督作品「ディア・ウーマン」を久しぶりに鑑賞。肩の力を抜いて楽しめるホラーというよりコメディです。くだらない事を大真面目にやってる所が好きです。独特のユーモアがありますね。連続殺人事件を追う刑事の物語ですが犯人は鹿なのか?みたいな展開になってゆきます。そんなアホな!ってなるのですが鹿女が登場して…何かイマイチ締まらないまま終わってしまう映画です。だけど鹿女がセクシーで魅力的だったりして印象に残る映画なのでした。


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「マウス・オブ・マッドネス」

2020年04月22日 | 映画
DVDで久しぶりにジョン・カーペンター監督の映画「マウス・オブ・マッドネス」を鑑賞。初めて劇場で見た時は先の読めない悪夢のような世界観に飲み込まれてゆく感覚がとても恐ろしくもワクワクドキドキさせられたものです。今日見直してオチは知ってるけど忘れている面も結構あって面白く惹き込まれつつ見れました。思ってたよりユーモアというか笑いも感じられる部分もありました。首が逆になってブリッジして動く女とか手の込んだクリーチャーよりも異様でインパクトありました。結構見せる部分と見せない部分がありましたが映画的な効果や展開が面白く見れます。現実の当たり前と思える日常なんてあっという間に変わるという事柄が今のコロナ・ウィルスの流行している現在ではリアルに感じられもした。最終的に人類がいなくなるとか全く絵空事とは言えない感覚も感じられましたね。どうせならこの映画の主人公のように狂気の異様な世界にでも迷い込んで狂って何もかもが可笑しくて笑える状態になるのも幸せかもですね。最後に狂気の笑いで終わる映画って好きなものが多いです。
「悪魔のいけにえ」「サスペリア・テルザ」とか他に何があったっけ?
自作「赤い無」もそんな終わり方ですね。




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「スプリット・セカンド」

2020年04月21日 | 映画
ルトガー・ハウアーとキム・キャットラルが主演の映画「スプリット・セカンド」を日本語字幕は無いけどネットで見つけて見始める。フォギー・フィルターと印影の効いた映像や美術や衣装なんかも良く役者陣の魅力もあってズルズルと最後まで見ちゃいました。監督は「バーニング」のトニー・メイラムで死体の描写とか特殊メイク効果もなかなか血まみれです。「ブレードランナー」を思い出させる世界観やルトガー・ハウアーの存在感が良かったです。キム・キャットラルも美しくチラリとヌードも披露してました。字幕が無いので理解出来ない部分もありましたが結構分かりやすい台詞のやりとりも多くて話も分かり易かったと思います。謎の最強連続殺人鬼を追う刑事という筋ですが、なかなか殺人鬼の正体が見れず最後まで引っ張られます。その辺はちょっと長くて飽きそうな面はあった。刑事の相棒が頼りにならない奴で途中で死んじゃったりするのかな?と思ったりしましたが徐々に変化してゆき重要な相棒となってゆきましたね。後半に都合良く急展開を見せますが映画的な面白さは炸裂してエイリアンみたいなモンスターが登場したりチームワークで戦ったり見せ場を盛り上げてくれました。
物語よりキャラクターと世界観が魅力の憎めない映画でした。




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