どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ムンク展」

2018年12月09日 | アート
前から気になってたけど行けてなかった「ムンク展」を見に上野の東京都美術館へ行ってきました。「叫び」が有名でそれ以外の作品をあまり知らなかったので良い機会だなと思って。
休日だったからか結構混んでて入場するまでに20分待ちでした。全体的に色々な画風を試してたりの変化だったりが興味深くて死をテーマにしたものや孤独を感じさせるものが多くありました。
死とか月とか夜とか湖とかホラーやファンタジー映画なんかにあるような美も感じられました。他の客の感想や会話が聴きたくないけど聞こえてきて病んでる!だの気持ち悪いだの声が多かったけど僕はそうは思わず逆に可笑しいと感じたり静かな美を感じたり。
色々と解説とか読むと本人も孤独では無く結構当時から成功していたみたいだしね。
だけど人の孤独感なんかをちゃんと感じれる人だったんじゃないかなぁと思いました。版画の吸血鬼とか印象深かったです。「叫び」は空の具合とかがとても良かったです。その絵の前は混雑してて一例で移動しながらの鑑賞でした。リトグラフという画法にも興味が湧きました。
気に入った3枚のポストカードと「叫び」の赤い手ぬぐいを売店で購入。
帰りに日本の書道展もやってたので見てきた。数年前に僕もやってた正方形の紙に意味不明の文字のような落書きを描くというような事を書道でやってた作品があって似た事やってた人いたんだなぁと驚いたりした。書道の文字は読めないものが多いけど独特の味というか良さや勢いがありますね。筆使いがアナログで魅力があります。



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「マルセル・デュシャンと日本美術」展

2018年10月07日 | アート
大学の授業で小便器を「泉」という題で展示したというマルセル・デュシャンという現代アートの人を知り記憶に残っていました。友人がその展覧会を観に行ったという文を読んで興味があったので上野の国立美術館へ行ってきました。「マルセル・デュシャンと日本美術」という展覧会。
知らなかったデュシャンの作品も見れて興味深いものがありましたが忘れていた遺作の作品が前から知ってたものでそうかコレもこの人だったんだね。
と驚きと共に見れました。結構視点や考え方について深く考えられているのが分かりそれは凄いなと感じた。
遺作はブラック・ダリア事件を連想させられゾッとするものを感じたりもしました。
常設展で日本美術等も沢山見れて北斎とか土偶とか良かったです。こちらは数が膨大で全部をじっくりと見るには時間が足りなかったです。


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「藤田嗣治展」

2018年09月12日 | アート
映画「foujita」に関わったのもあり興味を持っていた画家、藤田嗣治の大規模な展覧会が上野で行われていたので観に行ってきた。様々なスタイルを実験していたりして色々な作品が見れました。自画像の変化も見所でしたね。
自分の売り込み方とか細い線の表現とか猫とか初期のアンディ・ウォーホルに影響を与えているんじゃないかな…なんて感じた。
フランス、ブラジルだったかな?と日本と世界を巡り色々な作品を残してましたが、それぞれの時代と場所と歴史的な背景による変化や変わらないものが興味深かったです。
案外身近なものを描いていた印象で猫は特に個人的には気に入りました。
創作ノートやポスターや彫刻なんかも面白かったです。
折角なので近所の他の美術館にも入って色々見たかったんだけど、じっくり見てたら時間も無くなり行けなかったけど西洋美術館で見たかったロダンの彫刻は敷地内の無料で入れる場所にあったのでそれらが見れたので満足でした。


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生頼範義 展

2018年02月03日 | アート
上野の森美術館で生頼範義展に行ってきました。美術館に行くは久しぶり。
初めて音声ガイダンスという機器をレンタルしてみました。女優のんさんが解説してくれるもの。興味深い情報が知れたりして良かったけど近くにいた人がその情報を絵の前で喋ってるのが聴こえてくるのでその人の近くにいれば全部知れたかも。
生頼さんの絵は映画のポスターとかで昔、よく見ていた。洋画のポスターが多かったので外国人では無く日本人が描いていたというのを知った時は驚いた。昔から彼の描くポスターの絵は写真のようというか今にも動き出しそうな印象の絵で映画が観たくなる期待感をとても与えてくれました。絵からアレコレ想像して楽しめる感じ。
実際の絵を見るとやはり緻密で光の表現とレイアウトのセンスの見事さに唸ってしまう圧倒的な画力で興味深く鑑賞出来ました。映画ポスターだけでなく数々の目にした事のある本の表紙イラストとかも良かったけど見た事無かった絵画がサイズも大きく内容も凄味があり良かったです。
写真のようだけど見た目の良さを重視した嘘や強調に省略と配置や色彩が絵画ならではの美しさや世界観があり素晴らしいと感じました。
最近の映画ポスターでは彼のような魅力あるものがあまり無いですね。


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ジャン・フォートリエ 飲み飲み飲み

2014年06月22日 | アート
今日は久々に大学時代の友人ミルクマンと上ちんと共に東京ステーション・ギャラリーという所で開催されてるジャン・フォートリエ展に行ってきた。知らない画家で初めて見たのですが色々と年代毎に新しい事に挑戦しているのが分かり絵に版画に彫刻等あった。何処かダークな印象の抽象的な作品が多かったが作風が面白かったです。
だけど何か強烈に気に入った作品があったかというとそうでも無かったな。何枚かミルクマンの絵画に似た感じのものもありました。
午前中は芸術鑑賞でしたが午後からは飲み会。一駅歩いて店入りビール飲んで食ってまったり。その後また一駅歩いて別な店に入ってビール飲んでまったり。その後また一駅歩いて別な店でビール飲んでまったり。と昼間から三軒もハシゴして飲みお腹いっぱいで苦しい。6時間もグダグダと飲みまくりました。昼間からまったり飲めるって幸せな時間でした。最後にアイスクリームを食ってから帰る。
家帰ったら即ダウン。そのままグッタリと眠りにつきました。
最近忙しかったから良い息抜きになりました。






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「アンディ・ウォーホル展」

2014年02月15日 | アート
続いてアンディ・ウォーホル展にも行く。ラファエル前派展の半券提示で1000円で入場出来ました。両方行くとお得でしたね。
ウォーホルは大学時代に凄くハマって影響受けました。そんな訳で今までもウォーホルの展覧会は殆ど行ってたし作品も殆ど見てるのが多かったけれど今回の美術展では今まで見た事が無かったようなものも見れたし、なかなか盛沢山で見応えありました。昔程の衝撃や感動というのは感じられなかったものの、やっぱり好きです。
今回の美術展のポスターの柄にもなってるマリリンのシルクスクリーンはサンデーモーニング版という複製版だがお家に所有している。家にあるものと美術館にあるものを比べても違いが分からない。そこが面白い所でもあります。美術館で見るのと狭い部屋で服やガラクタに囲まれてるものとで見え方も変わってきますね。一枚なら部屋に乱雑に転がってる感じが案外好きです。沢山あると美術館みたいに並べてあると素敵ですね。
展示方法も面白くてVUの曲が流れる中ファクトリーを再現したようなスペースがあって良かった。思ってたより狭いスペースでしたが、あれって実際のファクトリーと同じなんだろうか?やたらトイレの存在が大きく感じた。SCUM2000の倍ぐらいのスペースでしたね。
映像コーナーでは見た事無かったルーペっていうイーディの出てる作品とかも見れました。映像もじっくり見たかったけど歩き疲れたのもありそれなりに見たぐらいで出ました。
フィルム上映でなくDVD上映だったのでなんか映像の良さも半減。フィルム上映で見るフィルム粒子の独特の良さが本当の作品にはあるしそこが何気に好きだったりしたのでね。
売店では特に何も買わなかった。というのは既に似たの持ってたりするものが多かったから。
久々にウォーホルの世界にどっぷり浸れましたとさ。
帰りに寒いので六本木ラーメンって店で味噌ラーメンを食べてから帰る。





お家のマリリン

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「ラファエル前派展」

2014年02月15日 | アート
今日は昼から仕事。昨日の大雪のせいで電車は遅れてて、いつもより1時間以上早く出発したのに着いたのはギリという時間。作業は簡単ですぐに終わり、別作業の気になってた箇所を更に少し直したりもする。
早く終わったので前々から行きたいなと思っていた美術展に行く事にした。バスで六本木へ向おうとバス停まで行くが雪の為バスは運休してるとの事。しょうがないから歩いて雪の中、六本木へ向かいました。
森ビル内の美術館で初めて入りました。
まずは「ラファエル前派展」という方から。高校生の時に大阪で美術展に行き、そこで見たプロセルピナという絵画が印象に残っていて好きな作品だったのですが、同じ絵画に何十年ぶりかに再会しました。
この時代の絵画の描写力は凄くて、しかも美しくて絵画としての完成度としては今まで見てきたものと比較してもダントツに優れていて素直に絵画としての良さを感じる事が出来ました。他にも美しくハッとするような絵もありました。モデルの女性が同じだったりまとめて見る面白さもありました。
売店でプロセルピナのポストカードを購入。なんか高校生の時にも買ったような気もしますが。
何気に豪華な装飾の額縁も作品と共に素敵でした。これは実物でしか見れない良さですね。



「プロセルピナ」
個人的には「モナ・リザ」よりも良い絵だと思います。

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アンディ・ウォーホル展 パフォーマンス・キャバレー

2003年06月14日 | アート

渋谷パルコにアンディ・ウォーホル展を見に行ってきた。大体はすでに見た事あるものばかりだったが久々に本物の実寸の作品群に囲まれる環境は良かった。BGMにルー・リード、ニコ、ボウイが延々と流れていたし。今回初めて見れたのが映画作品「SCREEN TEST」シリーズ。銀色のファクトリーみたいな空間での上映でした。沢山あったけど見たので覚えてるのはイーディ・セジウィック デニス・ホッパー イングリット・スーパースター ヘンリー・ゲルツァーラ ポール・アメリカ テイラー・ミード オンディーヌ アレン・ギンズバーグ アーバン・コープ アイビー・ニコルソン ジョン・ケール等 面白さではテイラー・ミードぐらいで彼のアホ面は坂田師匠みたいでいい味を出しとる。見たかったイーディはほとんど動かずにカメラを見つめてる。目に吸いこまれそうでした。にらめっこ映画としてすばらしい。デニス・ホッパーは若い!だんだんと芝居を入れて涙を流してみせるところが役者だなあと思うが名前を知らない涙流しっぱなしの女性の方がインパクト大でした。

そして今日はプレ興行の「パフォーマンス・キャバレー」でした。どんなものになるのか予想もつかず逆に期待していました。結果はまあ成功じゃないかなと思います。色々な劇が沢山見れるというのが楽しいと思う。シリーズ化するものなんかもあって次回も楽しみ。普段の劇では失敗とされるような事もそれが面白ければ別にそれでいいじゃんというような楽しみ方が出来る人向きの物が多かったのが特徴かもしれない。集団の劇団での役者バカな人達には向かないかもしれないが、こういう楽しみ方面白さっていうのも僕はありだと思う。色々と課題は残るがこれからも続けていきたいです。今日は大阪から清水がわざわざ見に来てくれた。
常連のお客さんでイメージフォーラムのHさんの8mm映画のビデオを借りて帰り会社で早速見てみた。コマ撮りでぐるりと花を刺したお尻に回りこむ映像はなかなか凄かったです。あっという間に終わっちゃいました。scum2000から色んな才能が生まれてくるのが面白い。アンディ・ウォーホルのファクトリーみたいな
空間にどんどんなっていくといいね。写真とかいっぱい撮ってscumマガジンみたいなのを作るといいかも。

 
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