どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「パラサイト」

2020年06月30日 | 映画
久しぶりにロバート・ロドリゲス監督の「パラサイト」を鑑賞。劇場で観てDVDも持ってた好きな映画だけど結構忘れてる部分が多かった。誰が出てたのかも忘れてたのもあり懐かしき役者の若き姿や豪華な面々の出演を楽しくも見直せました。見ると思い出す印象深い場面も沢山ありオチは読めましたが「遊星からの物体X」みたいな展開や場面があったのは忘れてて面白くみれた。全体的には「ボディ・スナッチャー」を現代風な学園ものにした内容でしたね。映画オタク的なネタの台詞とかもあったり脚本のアレンジが面白い。役者の個性を活かした楽しいSFホラー学園クリーチャー映画に仕上がってました。クリーチャーの特殊メイク効果やCGやVFXも結構昔なのに良く出来てました。久しぶりに見てもやはり面白い映画でした。




コメント

「SEX PISTOLS グレート・ロックンロール・スウィンドル」

2020年06月29日 | 映画
DVDで久しぶりにアニメの部分を見直そうと見始めて頭から結局最後まで見ちゃいました。セックス・ピストルズの「グレート・ロックンロール・スウィンドル」というドキュメンタリーと新撮映像やアニメを組み合わせた音楽映画です。大学時代にハマって何度も見てました。ピストルズがいかにしてマルコム・マクラーレンによって売り出されたか?みたいな内容ですがボーカルのジョニー・ロットンは不在で作られてる中途半端な映画です。だけど興味深い映像も沢山あり当時の人物やニュース映像とかが次々と編集されて見れて音楽が聴けるのが映像ジュークボックス的な良さがありました。
シド・ヴィシャスの楽しそうに演じてる寸劇みたいなパートも面白く印象的。最後のマイ・ウェイを歌う所が大好きでした。今になって見てみると当時の社会や政治への不満とかが色濃く出ている感じがした。今の日本も同じような問題や不満が渦巻いてるからパンクのようなものが生まれてもおかしくは無いとも思うけど今の日本人は骨抜きにされている傾向がします。
心にパンク魂を!FUCK OFF!!




コメント

「地底王国」

2020年06月28日 | 映画

昔見た事あったかどうか忘れちゃってる映画「地底王国」を鑑賞。特撮場面が面白く色々と特撮ならではの世界を見せてくれました。着ぐるみはチープな印象も受けましたがミニチュアとかは良く出来てた。合成はブルーバックとかでなくリア・プロジェクションかな?人物周りのエッジも自然でした。
ピーター・カッシングがユーモアある芝居を見せてくれていて楽しげ。そして出番は中盤無くなりますがキャロライン・モンローも出てました。他の作品とも似た衣装での役でしたが相変わらず胸元がセクシーで素敵でした。
CGでは無いアナログな作り物の面白さや不思議な展開が楽しい映画でした。地底には鳥みたいなボス的なのがいてテレパシーで地底人を操っていて人間は奴隷のような扱いを受けてる世界がありました。何やかんやと一致団結して人間は自由を勝ち取りましたとさ。という物語。ずる賢い裏切り者は最後に死んじゃいます。

コメント

「レディ・バード」

2020年06月28日 | 映画
ポスターは目にしていて評判良いのも知ってたけど見て無かった映画「レディ・バード」を鑑賞。監督は「フランシス・ハ」の主演女優だった方だったんですね。監督の自伝的な内容だったのかな?とてもリアルに感情の流れが伝わる実物大な物語でした。編集のテンポも良く何気ない日常が無駄無く描かれていて知らず知らずのうちに展開に惹き込まれているという面白い映画でした。だけど凄く感動したとか感情移入出来たという訳でも無く良く出来た映画だったなぁという印象の強い映画でした。家族の物語です。


コメント

「レネットとミラベル/四つの冒険」

2020年06月28日 | 映画
エリック・ロメール監督の未見の映画「レネットとミラベル/四つの冒険」を鑑賞。柔らかいフィルムの質感と色彩と出演してる女優が相変わらず良くて淡々と進む日常スケッチ風な監督らしい不思議な自然な良さのある映画でした。しかしフランス人って議論というか会話が好きなんだなぁと再認識。印象に残ってるのは何でもない部分なんだけど農家のおじさんの素朴な笑顔とか嫌味なカフェ店員とかやたらと喋る画廊の親父とか何気に脇役的な存在が良かったです。凄く面白い映画っていう訳ではなく退屈な部分も結構あるのですが憎めないクスッとした笑いがある映画でした。
公開時のチラシを見ると国名小劇で上映してたんですね。懐かしき小さな劇場でした。あの劇場に似合う映画だと思います。




コメント

「ハッピー・デス・デイ2U」

2020年06月27日 | 映画
ブルーレイで「ハッピー・デス・デイ2U」を続けて日本語吹替版で鑑賞。
前作の設定やキャラクターを活かした新しい物語でホラーというよりSF映画みたいでしたがアイデアも脚本も素晴らしく、まさかの泣ける感動的な部分もあったりの面白い映画でした。
前作と同じキャストが役を演じているので自然に感情移入も出来て間を置かずに見てるから新たな展開にもスムーズに入ってゆけました。主人公の女の怒りの変顔が可笑しくて笑顔は可愛かったです。前作の犯人でさえ前向きに良い方向に向かったり意外性はあるけれどちゃんと説得力のある展開で良く出来てるなぁと感心しちゃいます。
母とのエピソードでは涙しちゃいました。前作見てないと面白さは分からないかもですが前作ありきの見事な続編だったと思います。
特典映像でのNG集とか現場も楽しそうで素敵な映画だと感じました。


コメント

「ハッピー・デス・デイ」

2020年06月27日 | 映画
1度見ているが面白かった映画「ハッピー・デス・デイ」のブルーレイが安くなってたので購入。今回は日本語吹替版で見直しました。オチは知ってるから意外性の面白味には欠けたけど結構忘れちゃってる面もあったので楽しく見直せました。性格悪い女のキャラクターが見てゆくうちに憎めない存在に変わってゆき最終的には好感持てるキャラクターになっているという流れが良かった。周りの連中もまた憎めない存在になってゆきました。ホラー的な要素から徐々にコメディの要素も増えてきてグイグイと飽きさせずに見せる脚本も演出もお見事!犯人探しの面白さやどんでん返しも良かったです。
ブルーレイの特典映像には別エンディングも収録されていて楽しみにしていたのですが別エンディングはイマイチでした。公開版のエンディングで正解だったと思います。


コメント

「ランボー ラスト・ブラッド」

2020年06月26日 | 映画
ランボーの最新作「ランボー ラスト・ブラッド」を公開初日に観に行ってきました。随分と前からメキシコの麻薬カルテルと戦う物語となるとのアイデアは聞いていてミッキー・ロークに出演を依頼しているとの噂も聞いていたが実現せずという感じでしたので遂に出来たんだなっという感じでした。
冒頭でランボーの前作から後の生活や近況が描かれていて、ようやく落ち着いた感じもあり何だか良かったねぇという感じと共にランボーというより何かロッキーっぽいというか性格が変わっているような違和感もありました。
予想された展開に物語は進んでゆきましたが、その後が意外で悲惨で無茶苦茶な展開で話に深みは無くランボーの物語じゃなくても良かったんじゃ無い?って思える別ジャンルの映画みたいでした。まぁ背景や設定は活かせていたけど。怒りや悲しみには感情移入は出来たけど違和感もあり変な感覚で見てました。後半はスカッとする面もある反面、哀しみとランボー映画じゃない感が入り混じる感覚。13日の金曜日のジェイソンばりの殺戮場面のオンパレードで映画としては面白く見れたけど今までのランボー・シリーズにあった人間的な秘めた孤独感のようなものが無くなってしまった残念感も残りました。エンドクレジットの背景に今迄のシリーズの名場面が使われてますがシリーズの流れとやっぱり何か違うんだなぁと感じてました。僕の中では前作で終わった方が良かった気もしてます。
今作ではランボーが可哀想過ぎました。悪役のボスはちょっとミッキー・ロークっぽい印象もありましたね。
あまり深い事考えずに見れれば充分に面白い映画だったとは思うけれど脚本がやっぱり弱すぎた感のある最新作でした。




コメント

「E/T エクストラ テレストリアル」

2020年06月25日 | 映画
安かったからブルーレイで衝動買いした映画「E/T エクストラ テレストリアル」を鑑賞。思ってたよりしっかりした作りの映画でなかなか楽しめました。この手のエイリアン悪人アブダクト系映画は久しぶりでしたがスマホ映像やらを取り入れたり見せ方とかの工夫や照明での実体をはっきり見せ無い描き方とかが面白かった。だけど恐怖感というのはそんなに感じれず見たいような映像が連続する展開を傍観しつつも楽しんだ感じでした。何やかんやとやってますが昔何かで見た事あるような映像やイメージの羅列のような印象も拭えなかった。オチも効いてて全体的に面白く見れて良く出来てた憎めない映画でしたけど。
マイケル・アイアンサイドが相変わらず癖のある良いキャラを演じていましたが途中でいなくなっちゃいます。彼の着てるTシャツの柄が面白かったです。実際に起こったら恐ろしい内容なんだろうけど映画で見る分にはなんかワクワクするものが感じられる映画でした。途中からサラウンド・ヘッドホンで鑑賞したのですが音響効果がとても良く最初からヘッドホンで聴けば良かったと思いました。音と色彩激しい映像が良い効果を出してました。全体的に画面は暗めで部屋も暗くして見ないとちゃんと見えない感じでした。


コメント

「NY心霊捜査官」

2020年06月24日 | 映画
劇場公開されてた時にポスターを見て何?ホラーなの?刑事もの?と興味をそそったものの、どちらにしても何だかつまらなそうだなぁとスルーしていた映画「NY心霊捜査官」を鑑賞。
最初の方はどうなるんだろう?と心霊ものと刑事物との絡みが徐々に進み実話を元にしているという事で真実味も持てて興味深く見れていたのですが、段々と悪魔とか神とかいかにもな映画的な展開となり特殊効果やメイクが派手になればなるほど真実味が失われていき最後の方はエクソシストの特殊効果派手派手版って感じで映像は盛り上がってるけど見てる方は感情や物語展開には取り残されているような覚めた傍観的に結末を見届けるような感じでありました。最終的には音楽も優しくまとまりますが全体的にやっぱりイマイチな印象の残る映画でした。
どうも悪魔とかキリスト教の神との対決的なものは怖さを感じないのでした。幽霊とか実態が見えないものの方が僕には恐怖を感じれます。
悪魔に乗り移られた人の描写が必要以上にグロい描写だと真実味を失い首がグキッてなる描写なんて死んじゃってるでしょ今のは!って悪魔払いが成功しても元には戻らないだろ!とドン引きしちゃうのでした。


コメント

「シェルブールの雨傘」

2020年06月23日 | 映画
テレビ録画していた映画「シェルブールの雨傘」を鑑賞。昔、大毎地下劇場で何かと2本立てで見て以来です。
ミュージカル映画で全編台詞は歌となっており歌います。フランス語でフランスらしい明るいというよりじめっとした恋愛物語です。だけど色彩豊かな壁紙や美術に衣装。そして美しい女優にハンサムな男優という見た目に綺麗な映画でした。始まって暫くは何でも歌う流れに違和感を感じて取っ付きにくいものはありますが流れるような展開とカメラワークと映像に次第にハマってゆき途中からはすんなりと流れに入ってゆけました。途中色々とそれってどうなのよ?っ思えたりする部分もあるのですが結果的にはそれで良かったんじゃない…って思える展開がありました。そして結末はどうなるのか?と興味深く見れましたが複雑で切ない部分も残しつつもハッピーエンドというか悪くない気持ちというか良いものが感じられました。
ミュージカル映画って綺麗で見て楽しい美しいもののイメージがありますが正にそんなイメージ通りな映画でした。最近アカデミー賞獲ったりして大好評な映画「ラ・ラ・ランド」で僕には何か物足りないと感じたものっていうのは今作のようなミュージカル映画らしい美しさや流れや色彩という普段のドラマ映画とは違う何か魅力だと感じました。


コメント

「ウルヴァリン:SAMURAI」

2020年06月22日 | 映画
「ウルヴァリン:SAMURAI」を初鑑賞。見始めたらノンストップであっという間に最後まで面白く見れました。
舞台が日本だったりして背景も興味深く違和感も興味深く楽しんで見れた。ストーリー展開も面白かったけど後半のオチみたいなものは読めました。
案外もう古めの映画になるんだけどCGとかVFXも良く出来てたと思う。
日本人の俳優も沢山出ていて存在感もしっかり皆あって良かった。
あまり期待して無かったのもあり全体的に面白かったけど見終わって暫くすると詳細は思い出せない不思議な映画でもあります。
今作の続編になる「ローガン」はまだ見た事無いので見てみたいです。


コメント

「恐怖のメロディ」

2020年06月21日 | 映画
クリント・イーストウッド監督・主演の映画「恐怖のメロディ」を鑑賞。
実に恐ろしいストーカー女に付き纏われるホラーみたいな映画でした。
最初の方はどうなるのか分からず緊張感を持って見れましたが後半は伏線やら結末の流れも読めてしまい、やはりそのような展開だったので驚きは少なかったですが緊張感を持って見れました。途中のジャス・フェスティバルの描写が長いですが嵐の前の緊張感の緩和のような緩急の効果が出てたと思う。昔からこういう演出をしていたんだな…と最新作と比較したりも出来ました。この手の映画の悪役であるストーカー女は同情出来る切ないものがあったりもするものが最近は多いですが工作の女には同情出来る所は無くただ恐ろしい存在でした。
撮影が実に良く空撮や車や海辺で歩く姿とか絵になる映像が沢山あり音楽も実に上手く使われていて良かったです。結構昔の映画だけどストーカーという現代的な問題を扱っている先駆的作品だと思います。




コメント

「マンハッタン物語」

2020年06月21日 | 映画
スティーヴ・マックイーンとナタリー・ウッド主演の映画「マンハッタン物語」を鑑賞。モノクロの古い映画で男女の関係性もちょっと古い価値観も感じられました。物語的には最終的には良い話として纏まりますが冷静に見ると男が酷い面が目立つものでした。
イケメンでモテモテのマックイーンの都合の良い恋愛物語ですが徐々に本当の愛に気付くという展開とラストのゲリラ撮影のようなハプニング的なハッピーエンドの結末が良い映画でした。
ナタリー・ウッドも久しぶりに見ましたが目力のある女優さんですね。
時代性を感じる恋愛映画でしたが、この手の恋愛映画は手を変え品を変え現代でもよくありますよね。




コメント

「民衆の敵」

2020年06月20日 | 映画
スティーヴ・マックイーン主演の映画「民衆の敵」を初鑑賞。マックイーンのいつもな短髪の印象とは大きく違い長髪で髭で眼鏡という役を演じていました。元は舞台劇だったようですね。
物語は実に真面目な内容ですが現代にも通じる普遍的なもので考えさせられるものでした。政治や大衆やメディアという関係性等が分かりやすく描かれてます。この映画での正しい者は誰なのか?検査の結果というものが正しいのか、どうなのか?という点が焦点となり映画ではマックイーン側が正義だろうものですが現代だとそこから疑って正しい情報を得る事から始めないといけない状態ですね。
オーソドックスな演出の映画ですが、見始めると飽きずに見れる見応えある映画でした。役者陣も皆、しっかりした芝居を見せてくれてました。


コメント