どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「エリック・クラプトン 12小節の人生」

2020年02月29日 | 映画
エリック・クラプトンという人は何曲か有名な曲を知ってたぐらいで詳しく知らないままでしたがドキュメンタリー映画「エリック・クラプトン 12小節の人生」を見て壮絶というか凄い山あり谷ありの人生を送った凄い人だというのを知りました。
ギターのテクニックも一流で音楽も色々聴けて良かった。「レイラ」の曲の背景に複雑な問題があった事や麻薬やアルコール中毒の問題や息子の事故死等、信じられないような波乱万丈の生き様が知れました。子供時代の苦しい背景?とかも。音楽に救われたというのが印象的。現在はようやく幸せな家族関係を築けているという事で終わり方は気持ちの良い映画でした。エンドロールにかかる曲が気に入りました。
実らない恋に悩む所、レイラのインスト部分の曲が流れる虚無の表情の場面と亡くなった息子さんの無邪気な表情の映像が流れる場面では泣きそうになりました。


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「スカイライン ー奪還ー」

2020年02月29日 | 映画
劇場で見て何度も睡魔に襲われイマイチだった印象の強い映画「スカイライン」の続編「スカイライン ー奪還ー」を鑑賞。前作のラストは面白くなりそうな結末でそこは印象に残ってましたが、その流れの続きが見れて前作より楽しく見れました。VFXも盛り沢山でした。今回は唐突でしたがアクション映画の要素も入ってきて後半からそんな見せ場も沢山でした。「ザ・レイド」に出てたアクション俳優が出てたからね。
前作と繋がっているような部分の何処で前作忘れてて?って所もあったけどまぁ普通に面白く見れました。
デザインや美術も良かった。


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「ミッドサマー」

2020年02月24日 | 映画
映画「ミッドサマー」を鑑賞。明るい綺麗な世界観の映像ですがホラー映画だという事と「ヘレディタリー」の監督の新作という事で期待しておりました。タイトルが出るまでの展開が重く暗い内容で見せ方も良く一気に惹き込まれました。その後は明るい世界観でじわじわと何か不穏な雰囲気が来る感じで集中して見れて案外長い尺の映画でしたが飽きずに見れた反面、やはりちょっと長いかなとも感じたり。
美術でさりげなく結末に繋がりそうなヒントがあったりして、まぁやっぱり…な展開が待っておりました。
この手のカルト宗教ネタの映画って今迄にもあったので特別な驚きは無かったけれど明るい綺麗な世界観で描かれている所や美しさやら見せ方が新しく面白いと思えました。怖いというより可笑しくて笑ってしまうような部分も結構ありましたが内容的には悲惨な方向にまっしぐらでした。視点を変えると皆で喜びも悲しみも全て共有した一体感というものかもしれませんが。
意味深に訳の分からない歌や言葉を集団で儀式的に行う光景って不気味でもあり可笑しくもありました。
変わったホラー映画でした。


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「パフューム ある人殺しの物語」

2020年02月23日 | 映画
DVDで買ったままで見てなかった映画「パフューム ある人殺しの物語」を鑑賞。長い映画とは知ってたけど見始めたらグイグイと惹き込まれて最後まで飽きずに面白く見れました。撮影や照明に美術に編集も実にしっかりしていて監督は名前聞いた事あるけど何撮った人だったっけ?と思ったら「ラン・ローラ・ラン」の監督でした。こんな大作を撮れる監督になってたんですね。どうりで編集も上手いんだ。と納得。ただ最後のオチは聞いていたので知ってて衝撃は無し。映像的には凄いと思えたけど。内容は殺人犯の物語でホラー映画みたいな要素はあるものの屈折した恋愛映画でもあり変態映画でもありました。美しい映像と汚い映像と臭ってきそうな描写が良かった。
変なユーモアも感じられる所もあったりして陰惨な内容なのにお洒落に面白く見れる映画でした。


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「ブロークン 過去に囚われた男」

2020年02月22日 | 映画
DVDでアル・パチーノ主演の映画「ブロークン 過去に囚われた男」を鑑賞。
深みのある感動系の映画かと思ってたけど終始落ち込んだ鬱系のパチーノの表情を延々と凝った編集で見せられる映画でした。正直途中で飽きも来ました。最終的には前向きな感じにはなるのですが内容的にあまり面白くは無かったな。アル・パチーノの佇まいにホリー・ハンターの芝居は見応えありました。とても孤独を強調した演出でしたが冷静に見ると主人公ってそんなに孤独じゃないし息子も孫もいたりで…孤独ぶってんじゃねーよ!って感じもしちゃったね。猫飼ってて幸せじゃん!って感じも。僕も将来は孤独だろうからいずれは猫飼いたい。


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「HALLOWEEN」

2020年02月20日 | 映画
UHDソフトの4K出力検証も兼ねて劇場で見て以来に「HALLOWEEN」を鑑賞。海外盤のソフトだったので日本語字幕は無しでしたが英語字幕を付けて見ました。4K出力は綺麗でしたがタイトルの文字とか斜め部分とかギザギザした感じがありました。劇場でも気になったのですが4Kでも変わらずでしたね。2Kで作られた映画を4Kにコンバートしてるだけかもしれませんね。
映画は前半結構忘れてる所もありましたが後半は結構覚えてました。後半は台詞も少なく夢中になって見れました。音楽がとても良くて盛り上がります。ジェミー・リー・カーチスが迫力があって良くて孫を心配するお婆ちゃんの心情が伝わってきたりもした。
だけど最後は強引な展開です。しかしそれが何だかスカッとする婆ちゃん家族強し!というものがあり良かった。
一度見てるから驚きや面白さは半減した印象もありましたが楽しめました。


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「ホワイトアウト」

2020年02月16日 | 映画
テレビ録画していた映画「ホワイトアウト」を鑑賞。10年程前の映画でしたかね。CGとか合成の多い映画だったように思いますが荒も目立った印象。
派手で効果的に使われてましたが寒さが役者の芝居にあまり無くて伝わって来ませんでした。話の内容は南極を舞台にしたサスペンス・ジャーロ映画って感じで飽きずに惹き付けられて犯人は誰だ?と面白く見れましたが最終的に犯人は薄々予想した人物でやっぱりねーって感じでした。途中で怪しい人物が登場したりするので、誰だ?どいつだ?と確信は持てずに見れたので良かったけれど。
死体描写とか特殊メイクはなかなかリアルで真実味がありました。
最後は美しいオーロラ映像で綺麗に締め括ります。
南極を舞台にしたサスペンス映画だと「遊星からの物体X」の方が良い出来の映画だと思います。


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「ジャッカルの日」

2020年02月16日 | 映画
随分と前にテレビ録画していた「ジャッカルの日」を初鑑賞。と思って見てたのですが途中でコレは昔一度見てた映画だと気が付きました。
だけど最後はどうなるのか?とかかなり忘れてたので再度緊張感を持って見れました。詳しく無いけれど実話を元にしたりしてるんだろうか?
当時の風景や背景も興味深く暗殺者の賢さVS警察の捜査の駆け引きも見応えありました。刑事がなかなか頭の切れる男で面白く見れました。
そういう見方でも充分楽しめる映画ですが時代背景や政治的な側面をより理解して見るともっと面白く見れる映画だったと思います。


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「1917 命をかけた伝令」

2020年02月15日 | 映画
レイトショーで「1917 命をかけた伝令」を鑑賞。全編1カットで作られた映画で話の内容は走れメロスのようで単純明快。戦場に見てる側も一緒に入り込んで体験するように見れる凄い映画でした。アカデミー賞の撮影賞・録音賞・視覚効果賞を受賞した映画です。
思ってたよりカメラはスムーズに流れるように移動しまくりで飽きずに対象を捉えて物語にも惹き込ませてくれました。フォーカス送りとかアングルとか撮影技術は凄いと思いました。1カットで撮影したと言われてますが要所要所で1カットに見えるように編集されているのだろうと思いますが、その繋ぎポイントは何処かみたいな見方もしちゃって時々物語よりも技術的な部分に注目しちゃったのは職業病みたいなものですね。背景の消し込みやCGでの足したりしたであろう部分も何処がそうだとは単純に言えないけどやってるんだろうなぁみたいな見方もしちゃいました。
物語の展開は途中からは大体予想通りではありましたが最後まで没入感もあり集中して見れました。
ざっくりとした感想では物語の内容よりも撮影技術や映画として凄い映画だったなぁという印象が強いです。


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「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」

2020年02月14日 | 映画
友人の紹介記事を読んで興味を持った映画が近所の映画館で公開中だったので仕事帰りに観に行きました。「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」という映画です。物語や内容は殆ど知らなかったのですが映画が作られた背景は記事で知りました。ダウン症の役者の人が映画スターになりたいと友人の監督に相談し、監督がなかなか難しいよ。と言ったらじゃあ監督が僕主演の映画を撮ってよ!みたいなやりとりから始まり脚本書いて監督も初監督作品を撮る事になったというもの。企画に賛同したプロデューサーが付きハリウッドスターも出演する事になり出来た映画だそうです。
映画はとても暖かく気持ちの良いものが感じられるロードムービーでした。
話の内容も先が読めずどうなるんだろう?とユーモアもあったりする展開で楽しく見れました。だけど途中からは先が読めちゃうというかやりたい事に突き進む感じが都合良すぎというか単純で不器用に描かれるのですが、そのやりたい事、描きたい事に真っ直ぐな姿勢というか展開が何とも憎めなくてとても好感持てるもので不器用さが愛らしいというか素敵な映画に仕上がってました。
主演のダウン症の役者も素晴らしい演技でしたがシャイア・ラブーフにダコタ・ジョンソンも他のハリウッド大作の主演映画よりも印象に残る好演技を見せてくれていたと思いました。
ダコタ・ジョンソンって「サスペリア」リメイクの人っていう印象でしたがドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの娘さんだったんだと初めて知りました。言われてみれば似てます。
素敵な女優さんだと今作で気付かされました。


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「魔島 The Slayer」

2020年02月12日 | 映画
友人がFBで紹介していた映画「魔島」が気になり見たくなる。原題は「The Slayer」で字幕無いけどYouTubeで全編見れる所があり鑑賞。内容は分かりやすいスラッシャー・ホラーな作りで夢が絡んできたりで台詞の詳細まで理解出来ずとも面白く見れました。
クラシックなホラー映画にあるような印影の美しいしっかりした撮影に照明が良く音楽も雰囲気を盛り上げてくれました。登場人物は少ないですが殺される場面の特殊メイクは画像見て知ってたけど実にちゃんと作られてて短いながらハッとさせられる効果もありました。特殊メイクはロバート・ショートによるものでした。「コクーン」の人の皮やイルカとか担当してた方だったと記憶してます。シルビア・クリステルとシガーニー・ウィーバーを足して割ったような主演女優の眼力が凄くて怯える表情とかホラーならではの緊張感というか惹きつけるものがありました。
最後のくだりは拍子抜けというかちょっと良く分かりませんでしたが変なインパクトは残しました。
最終的に犯人は誰で何の為にだったのかとか唐突過ぎる展開で理解出来ぬまま終わった印象です。1982年の作品との事。



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「インフェルノ」

2020年02月10日 | 映画
ブルーレイでアルジェント監督でなくロン・ハワード監督による「インフェルノ」を初鑑賞。
「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」の続きになるのかな?「天使と悪魔」は見てないけど、まぁいいや!と見たのですがブログを調べると劇場で見ていた事が判明。しかし全く覚えてないのでした。さて今作は新型ウィルスが流行ってる現在の状況で見るにはピッタリというか恐ろしい殺人ウィルスを巡っての物語で謎が謎を呼びつついきなりノンストップで事件に片足突っ込む感じでグイグイと惹きつけられ見て行けました。何やら難しい話やこじつけたような展開が進みますが最終的にはシンプルで分かりやすい内容でした。何が何だか分からないけど面白く見れた前半に比べて後半は謎は解けるも大筋ではちょっと読めてたような展開だったりで上手く解決に向かって進むけど成る程と納得するだけで特別な衝撃は無かった。色々なロケ地が見れたり飽きずに面白く見れたから満足なんだけど今作も暫くすると完全に記憶から消えてしまいそうな気がしてます。


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「未来世紀ブラジル」

2020年02月09日 | 映画
先日テリー・ギリアム監督の新作を見て久しぶりに見直したくなった映画「未来世紀ブラジル」をDVDで鑑賞。
昔、大毎地下劇場で見て部分的には覚えてるけど物語とかは忘れていました。CGの無い時代の特撮や美術による未来世界がとても見応えがあって恐ろしくもあり夢世界は素敵でした。
1人の女優さんが夢世界と現実世界と2役で出てますが夢世界での美しさは印象に残ってました。とぼけたユーモアも随所にあってロバート・デ・ニーロの役所も印象に残ってた部分です。
ブラックな内容で最後もバッドエンドですが何処か素敵な夢世界も余韻に残り複雑な良さも感じられます。
新作の「ドン・キホーテ」にも似ている面が沢山感じられましたが個人的には今作「未来世紀ブラジル」の方が良かった。




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「大脱走」

2020年02月09日 | 映画
子供の頃にテレビで前後篇に分けて放送されてて親と共に見て最高に面白かった記憶が強い映画「大脱走」を午前10時の映画祭でスクリーンにて初鑑賞。満席でした。朝早かったので前篇で睡魔に襲われたりもしましたが内容は知ってるので問題は無し。途中に休憩が入って後半は集中して見れました。大画面で見れて良かったけど古い映画なのでリマスターしても思ってた以上にピントが甘いのが気になったりしました。やっぱり最初に見た時の面白さには敵わないというか日本語吹替で見た方がスムーズに見れた気はします。この映画でのスティーブ・マックイーンは格好良くてバイクで逃亡する場面は音楽も盛り上がり大好きな場面です。他にもドナルド・プレザンスやチャールズ・ブロンソンにジェームズ・コバーンやリチャード・アッテンボローがそれぞれ印象に残る良い芝居を見せてくれます。
昔は夏になると毎年恒例のように放送されてた印象ですが最近はテレビではやってないですよね。長いからかな。
DVDも持ってるんですが長いからちゃんとは見直せて無かった気がします。
劇場で見直せて良かったけど何だか確認作業のようで集中して見れなかったのはちょっと残念。ポップコーン食う音とか周りも煩かったしね。


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「ブロークン フラワーズ」

2020年02月08日 | 映画
随分と前にテレビ録画していたジム・ジャームッシュ監督の映画「ブロークン フラワーズ」を鑑賞。ビル・マーレイ主演で彼の自然なとぼけた表情と佇まいを延々と捉えた特に何が起きるでも無いような間をまったり眺めて楽しむような映画でした。その間の取り方が上手く飽きずに見れちゃうんだけど、大凡の先や結末は想像出来ててやっぱりね!っていうような結末でした。
しかし可笑しさはありました。
後で知ったけれどカンヌで賞を獲ってたんですね。カンヌってこういう映画好きですね。個人的にはちょっと味のある面白味のある映画って印象で特別凄い映画だとは感じられなかったな。
ジャームッシュ監督の映画なら他の作品の方がもっと好きな映画があります。


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