どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「アンフレンデッド:ダークウェブ」

2020年10月31日 | 映画
全編パソコンの画面の中だけで進行するというちょっと画期的な試みの映画「アンフレンデッド:ダークウェブ」を鑑賞。前作があるようで2作目との事。だけど今作だけで完結する前作との繋がりもない内容との事。
ネットで出来る事の僕からしたら高度な技術を駆使した内容で色々とリモートで出来る時代なんだと勉強になりつつネット犯罪の恐ろしさや可能性を感じる事が出来ました。だけどやっぱり色々と都合の良い展開で突っ込み所も満載でした。色々とアイデアに溢れた展開で以外と飽きずに見れますが情報量が多すぎて字幕も全てに付いている訳でもなく少々ついていくのに混乱をきたす映画でもありました。最終的に救いの無い結末を迎えますが色々とそんなに都合良くいきますかい!みたいな面も多くてアイデアとしては良いけどなんかイマイチ真実味に欠ける印象も拭えない中途半端なホラー映画という感じもしました。
パソコンやネットをバリバリ使いこなしている人にはもう少し面白く見れたかもしれないし逆に更に突っ込み所満載と感じたかもしれないですね。


コメント

「チャーリー・セズ/マンソンの女たち」

2020年10月31日 | 映画
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を見てシャロン・テイト殺害事件の詳細に再度興味を持ち色々と関連作品を見たが「チャーリー・セズ/マンソンの女たち」という映画は見逃していた。本日ようやく初鑑賞。シャロン・テイト事件そのものはさらりと描かれますが、その後の実行犯の行方やどのようにチャールズ・マンソンの洗脳に染まっていったのかの背景なんかが分かりやすく描かれていました。だけど何か役柄と各役者が一致しにくいというか再現ドラマを見ているようで誰にも感情移入も出来ずに傍観したような鑑賞でした。
後半に刑務所の教師のような女性の心情は伝わるものがあり複雑な気持ちにもなれました。一部オウム事件とかも思い出される宗教的な妄信と洗脳の恐ろしさや指示した者と実行した者の関係性やら罪というものについても考えさせられるものがありました。
何にせよ惨い殺人を犯した女たちであり許し難いものがあります。
一方的な再現ドラマという印象もあり本当の女たちの心情や背景までは伝わらない映画だったように感じました。


コメント

「デヴィッド・ボウイ 最後の5年間」

2020年10月26日 | 映画
先日見たデヴィッド・ボウイのドキュメンタリー映画の後篇にあたる映画「デヴィッド・ボウイ 最後の5年間」を鑑賞。こちらの方がリアルタイムで知ってるボウイの活躍や晩年の知らなかった事柄等が詳しく知れて興味深く見れました。スターとしてでなく本来の姿でやりたかった事を自分のペースでコツコツと楽しむように生きるような生き方や表には見せなかったけれど闘病の片鱗が見えて歳を取ってどのように生きるのが幸せなのか?本当の幸せとは何なのか?みたいな事を色々と考えさせられました。
晩年に演劇に情熱を注いでいたというのが何か本当にやりたかった事のひとつだったんだなぁというのが伝わりました。亡くなった直後に最新アルバムがリリースされて★になったというか印象的なタイミングで当時見たミュージックビデオや音楽を聴いたのを良く覚えています。


コメント

「ベスト・キッド4」

2020年10月25日 | 映画
続けて「ベスト・キッド4」を鑑賞。
昔テレビ放送で見て以来かな。今作は女性がカラテをするという内容で出演女優は若きヒラリー・スワンクでした。男勝りや役所を見事に演じていて時折可愛らしさも出た憎めないものがありました。だけど話の内容は何だか取ってつけたような感じで悪役になる連中も何だかアホみたいな理由付けや行動で下らない感じがありました。
まぁ娯楽作としては普通に楽しめる映画でベタなユーモアや青春恋愛要素を盛り込んでうまく纏めてはいたと思いますが、全体的には微妙な印象の映画でした。だけど何か憎めなさもあるカラテ・スポーツ根性映画。
今作もミヤギが良い味出してます。


コメント

「ベスト・キッド3/最後の挑戦」

2020年10月25日 | 映画
何となく久しぶりに見始めたら見入ってしまった「ベスト・キッド3/最後の挑戦」ですが結局、最後まで見ちゃいました。ノリユキ・パット・モリタ演じるミヤギがとても良い。内容はベタだけど大切な事を多くを語らずとも分かりやすく伝えてくれる人生教訓物語でした。昔、試写会で劇場で見たのを思い出します。全体的にはまぁまぁな印象で何故か盆栽は良く覚えているという映画でしたが娯楽作としては良く出来た楽しめる作品でした。
なんか今「コブラ会」というベスト・キッドのスピンオフ的なドラマがあるようでちょっと興味深いですがパット・モリタのミヤギの出てないシリーズって何か特別見たいとも思わないのが正直な所ですね。


コメント

「コーラスライン」

2020年10月24日 | 映画
ブルーレイで久しぶりに映画「コーラスライン」を鑑賞。高校生の頃だったかな?劇場に前売券買って観に行きました。公開日は誕生日だった筈。
キラキラ金色の衣装のラストのダンスはとても記憶に残ってる映画でした。
内容は随分と間が開いたので忘れてる部分も多かったけど見直すと音楽とかかなり懐かしいというかよく覚えていました。カセットテープで聴いていたと思います。ミュージカルのゴージャス感とダンサー達のダンスの魅力にそれぞれの若さとか背景が見応えありました。無理矢理入れたような演出家と元恋人のエピソードは正直あまり要らないような気もしました。ダンサー達のそれぞれの物語で良かったと思ったり。急に話に入り込んで来る元恋人の行動は何だか自己中心的で他のダンサー達にとって正直邪魔な存在でしか無かった気がしました。だけど彼女の境遇や気持ちも分からなくはないですが…。驚いたのは「クリッター」のロック歌手型宇宙人を演じていたテレンス・マンが重要な役で出演していた事でダンスも上手かったです。
マイケル・ダグラスも若くて当時活躍されてましたね。目を惹いた女性ダンサーは最後にオーディションに合格!と思いましたが落ちちゃいました。
色々と今だとコンプライアンス的にどうなの?みたいな部分もあったりしますが当時らしさが出ていて目標に向かって頑張る者の姿が見ていて好感持てました。色々と当時の事とかも思い出しつつ久しぶりに楽しく見れました。
ラストの大人数のゴージャスダンスな場面は鏡効果も効いててやはり良かったです。


コメント

「赤い無」上映

2020年10月17日 | 告知
創造館自主制作映画祭2020にて「赤い無」が上映されます。


コメント

「デヴィッド・ボウイ 最初の5年間」

2020年10月10日 | 映画

デヴィッド・ボウイのドキュメンタリー映画「デヴィッド・ボウイ 最初の5年間」を鑑賞。デヴィッド・ボウイは好きで昔よく聴いてましたが初期の頃というのはあまり知りませんでした。なので興味深く見れたけど売れなかった時期が結構あったんですね。
ベルベット・アンダーグラウンドの毛皮のビーナスにもろ影響受けたような曲とかパントマイムもやってたとか初めて知りました。昔からハンサムで目の左右の色が違って中性的な独特の個性がありましたね。目の付け所というのが人と違っていて新しかったんだと思いましたが自分のものにして理解されるまでに色々な試行錯誤があったのが分かりました。最期の5年間というドキュメンタリー映画もあるようなのでそちらも見たいです。

コメント

「LONDON CALLING/ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー」

2020年10月10日 | 映画
「クラッシュ」のボーカルのジョー・ストラマーのドキュメンタリー映画「LONDON CALLING/ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー」を鑑賞。
監督はジュリアン・テンプルで編集や短いコラージュのような映像効果や見せ方は面白く、なかなか見応えありました。「クラッシュ」はベスト版と「LONDON CALLING」は何度も聴いていたのですが、そこまで詳しくは知らなかったので色々と興味深く見れた。だけど「クラッシュ」として輝いていた頃よりもその後の生き方みたいな方が見ていて良い感じがしました。
昔はちょっと嫌な奴みたいな面も感じたが晩年は人としても良い面を感じれた。


コメント

「ゾンビ [ディレクターズカット版]」

2020年10月08日 | 映画
劇場で見て以来に「ゾンビ」のディレクターズカット版を鑑賞。色々と細かいディテールや興味深い描写が加わってはいるが全体的に長いしちょっと冗舌な感じで怠く感じてしまうものがあり、見直す事も無かったのですが久しぶりに見て長いと感じていたゾンビの出ない閉鎖されたスーパーマーケットの中での日常のような風景からの外は相変わらずゾンビだらけみたいな対比とかゾンビになったロジャーがゾンビを引き連れて戻って来る辺りがより良く感じた。ニュース番組の内容とか細かい描写も興味深かったけど、このバージョンにしか無い場面が何処だったのかというのはあまり分からなかった。なんかどれも他バージョンでもあったような気もして。
何やかんやで僕が好きなバージョンは米国劇場公開版かな。音楽だけならアルジェント監修版が好き。
ディレクターズカット版を劇場で見た時に購入したデカい銀色のパンフレットがあったのを思い出しました。




コメント

「ジャック・ニコルソン 怪優の素顔」

2020年10月06日 | 映画
大学時代に大好きで顔写真だけを素材に「jack」という実験映画まで作ったジャック・ニコルソンのドキュメンタリー映画を鑑賞。フランスの映画のようでした。尺は1時間弱と短いが知らなかった事柄も知れて特に生い立ちとかは驚きもありました。出世のきっかけにはやはりロジャー・コーマンが大きく絡んでいたのですね。その後の大スターぶりからは想像しにくいけど。
コーマン帝国でニコルソンが泣く場面に僕もつられて泣かされたのだが本人にしても成功の第1歩だった大切な時期だったんだと思います。
僕がリアルタイムで沢山見ていた彼の出演作はこのドキュメンタリー映画では安全軌道期みたいな紹介されてましたが人間離れしてるような極端な役を演じるジャックが好きでした。
久しぶりにジャック・ニコルソンの映画を見たくなりました。初期の見て無かった作品群を。


コメント

「ルイスと不思議の時計」

2020年10月04日 | 映画

ホラー映画ばかり撮ってたイーライ・ロス監督が子供向け?のファンタジー映画を監督してるというのが意外でどんな映画になってるんだろう?と興味があった映画「ルイスと不思議の時計」を鑑賞。ユーモアある映画で面白かったけど子供の頃に見たらトラウマになりそうな怖めな描写とかもありましたね。そこが楽しかったんだけど。
CGも丁寧に計算されて作られていて撮影や照明のトーン等、映像的にも良く出来ていたと思います。キャスティングが良くて個性的な役がドタバタと暴れ回りつつハートウォーミングでちょっぴりイカれた楽しい映画に仕上がっていました。

コメント

「ルームメイト」

2020年10月04日 | 映画
昔テレビかレンタルビデオで見たけど「コピーキャット」という映画と混同して記憶も曖昧になってた映画「ルームメイト」を鑑賞。ブリジット・フォンダとジェニファー・ジェイソン・リー主演の映画です。思ってたよりヌード場面が沢山ありましたね。ルチアーノ・トヴォリによる「サスペリア」を上品にしたような撮影や照明がとても良くて冷たい独特の空気感と哀しくも嫉妬深い内容の物語が上手く出ていた。話自体はその後に似た映画を色々と見たせいもあり、よくある感じもしたりしたんだけど主役2人の演技と存在感が見応えある作品にしていたと思う。恐ろしいんだけど悪者の方にも感情移入出来るような一面はありました。


コメント

「 TENET テネット」

2020年10月03日 | 映画
久しぶりに映画館で映画鑑賞「テネット TENET」というクリストファー・ノーラン監督の新作です。IMAXで見た方が良いとの評判ですが近所の普通の劇場にて。内容とか殆ど知らないまま見れたのですが情報漏れてきて、また時間軸関係の映画みたいで難解とも聞いた。またそっち系の映画か!とそれ程興味をそそられなかったんだけど見始めました。まぁノーラン監督らしい映画だなぁと思いつつ見てましたが新しい感覚もありちょっと混乱しつつも必死に付いていこうと見てました。
しかし両サイドの客のポップコーンをボリボリ食う音が気になってしまい会話場面に集中出来ませんでした。しかも片方は靴脱いで裸足で脚伸ばして何かイライラさせられた。まぁ集中力のいる映画だったようにも感じたけど後半から前半の流れの意味が分かる展開が待っており分かりやすく描かれていた。なる程、と面白くは見れたけど何かやられた!って感じの面白さは感じられるけど同時にだから?みたいな部分もあったかな。なんか面白いんだけどふ~ん、そうかぁ。正直ハッキリとは分からんけど…って感じ。撮影・映像も良く音楽も迫力があって劇場で見れて良かったです。
原題のTENETは左右から読んでもテネットっていうのが面白いけど教義・信条って意味らしい。


コメント

「サスペリア・テルザ 最後の魔女」

2020年10月03日 | 映画
3作収録出来るBOXパッケージに惹かれてブルーレイで買い直してしまった映画「サスペリア・テルザ 最後の魔女」を久しぶりに鑑賞。ブルーレイ画質は暗部の表現も絶妙で気持ち良く見れました。5.1ch のサラウンド音質もヘッドホンで聴くと良い感じ。シリーズでは1作目が1番好きなのですが今作も何か憎めない良さはあって見る度に良さを感じたりもしています。初めて見た時には少し物足りなく感じた照明の色使いなんかも1作目のドイツ風な原色とコントラスト。2作目のニューヨークのポップアート風カラフルな色使いときて3作目のローマの微妙な色使い絵画風と考えれば、それぞれ新しい試みも感じられて良いと思えました。展開も早くテンポ良く進む編集が何気に良かったりも感じました。色々と「え?」と思えるトンデモ展開に初めて見た時は驚きつつも違和感も感じたものでしたが知ってるとまぁ素直に受け入れつつそれなりに理解もしつつ見れたので可笑しさも感じながら面白さを感じれました。何度見ても魔女弱すぎ!って感じちゃうのですが憎めない笑いの要素のようなものもあって好きです。無茶苦茶残酷でエグい描写も逆に可笑しさを感じたり見る度に感じれるようにも。そして最後の安っぽい合成の絵面に狂ったような笑い声で突然終わるラストカット不思議な良さがあり騙されたような満足感も感じられるのでした。それと1カットで屋敷をウロウロする流れが映像も音楽も好きな場面でした。猿もキーキー煩くて良かったです。変な部分が憎めない印象的な映画であります。




コメント