どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ルビー・スパークス」

2024年05月31日 | 映画
ブックオフでジャケットのデザインに惹かれ安かったから衝動買いしちゃった映画「ルビー・スパークス」のブルーレイを5.1ch 日本語吹替版で大画面にて鑑賞。
色々スランプ気味の小説家が理想の女性像を原稿に書いたら突然家にその女性が現実に現れて…というミステリーゾーンみたいな内容の物語です。そこから色々な事が起きますが主人公は結構ウジウジとして女性を自分の都合の良いように原稿書き換えたりして支配してゆきます。気持ちは分からないでも無いがなんか酷いなぁと感じたりもしつつ正しい道を取り大切なものを失ったりと結末はまぁ読める展開に。オチも想定内ではあるが前向きで良いものがありました。
SF的要素もあるんだけど変にCGとかに頼らないシンプルな映像表現だったのが良かった。撮影が美しく各役者の魅力が上手く捉えられていた。要所要所で流れる音楽と映像の編集も気持ちのよいものがありました。
ルビー役の女優さんがとても良かったですがエリア・カザン監督の孫でもあり脚本も彼女が書いたらしい。実際に今作の主人公の男優さんと付き合ってて子供もいるんだとか!
主人公の役者さんは「フェイブルマンズ」のお父さん役の人でしたね。なので何かその役が印象的だったのもあり引きずって見ちゃいました。似た感じの性格の役でもあったので。






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「デッド デッド デーモンズ デデデデ デストラクション 後章」

2024年05月28日 | 映画
仕事帰りに「デッド デッド デーモンズ デデデデ デストラクション 後章」を観に行きました。何も知らずに前章を見て新感覚というか現代の日本社会に生きる若者の日常というか感覚みたいなものを感じれて面白かったんだけど間が空いたのもあり内容をかなり忘れちゃっていた。
案外前章だけでも満足感のある内容で続きが気になる!みたいな感じじゃなかったので後編って何なんだろう?どんな話になって行くのだろう?とフワッとした期待と共に新鮮な気持ちで見れました。
見てると前章の事も少しずつ思い出したり出来ました。声優のあのちゃんって声も聞き取り易かったし凄く良かったです。
見てる時と見終わっての感想としては、モヤッと感じる何かよく分からない感覚に不思議な共感出来る何かがあって感動とは違うんだけど良いものを感じた。
かなり変な事が日常として描かれ凄い事が起きたりするけど、何処か現実に置き換えれる別次元の話として面白く見れました。
基本的には友情物語ですね。
物語としての全貌はちゃんとは理解出来ないまま勢いに呑まれて見てた印象もあり、突然終わっちゃった感もありましたが新感覚のアニメ映画だったと個人的には楽しめました。




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「ローズマリー」

2024年05月28日 | 映画
ホラー映画が苦手だった頃に予告編を見て凄く怖かった記憶のある映画「ローズマリー」をDVDで5.1ch の大画面にて改めて見直す。
今や沢山のホラー映画を大好きで見ておりますが今作は今見てもスラッシャー映画の中でも完成度と衝撃のある映画だと感じれました。脚本の構成や焦らす見せ方の緊張感とかトム・サヴィーニの特殊メイク効果が実に良く出来ていると思います。音楽もとても緊張感を煽り効果的でした。一部間が長過ぎて緊張感が途切れる所もあったけど緩急の差や同時進行の流れとか飽きずに見れました。
犯人は誰か?という興味も惹き怪しげな人物が色々と出てきたりで味のある役者達がそれぞれ存在感を出しております。
血もたっぷりな殺害場面も実に生々しく効果的にリアルに描かれてます。メイキング映像見て、どうやって撮られたのかは知っているんだけどね。
大画面と大音響で見直せて良かったです。
迫力と緊張感も増しました。






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「フレディ vs ジェイソン」

2024年05月27日 | 映画
「ジェイソンX」を見た勢いで「フレディ vs ジェイソン」もDVDの5.1ch 大画面にて久しぶりに鑑賞。
今作も劇場で見た時からお気に入りな何でもありな展開が楽しくホラー的な緊張感もありアクションもコメディの要素もありで面白い映画です。今日見直してもやっぱり面白かった。エンディングのヘビメタな音楽もゴキゲンでした。色々と工夫を凝らした脚本が素晴らしく展開に驚きやワクワク感を持って飽きずに見れました。
今迄のそれぞれのシリーズ全部見てるから理解もしやすかったしね。
今作のヒロインの女優がとても良く最後は突然闘う強き女性として活躍するのもスカッとするものもあって良かったです。
オーバーな顔芸のような表情や芝居も見所。フレディにジェイソンにヒロインにそれぞれ見せ場と魅力が出た娯楽作でした。






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「ジェイソンX 13日の金曜日」

2024年05月27日 | 映画
ガチャガチャで13金のジェイソンのメタルリングのものがあり欲しくなってガチャったら「ジェイソンX」の変身後のマスクのデザインのものが出てきてホッケーマスクのが欲しかったんだけどメタルの色とかはジェイソンXのも悪く無いなと久しぶりに映画も見直したくなりDVD5.1ch 大画面にて鑑賞。公開時に予告編見てコレはハズレな予感がするなぁと思いつつ見たのですが予想外の無茶苦茶な所が可笑しくて結構楽しめた案外お気に入りな映画です。
久しぶりに見ると中盤までは何か退屈な印象も受けましたが後半はやっぱり楽しい映画でした。役者陣も個性的で憎めない連中で次々に殺されちゃいますが良かったです。後半は完全にお馬鹿映画状態でそこが
個人的に今作では憎めなくも好きな所です。舞台は未来で宇宙という事で何でもありで特撮やCGも何気に当時としてはしっかりしていて見応えがあるものでした。
異色なシリーズでの現在での最終作となりますが、この続きのシリーズ最新映画が見たいですね。






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「CARNE カルネ R指定完全版」

2024年05月26日 | 映画
ギャスパー・ノエ監督の「CARNE カルネ」をR指定完全版というので久々に鑑賞。屠殺場面はそのままでいきなりショッキングな場面で始まります。その後の出産場面のアソコはボカシ処理がされてましたね。時間経過や進行の編集のジャンプが効果音と共に進んでゆき独特の緊張感と先の読めない展開で惹きつけられます。
撮影の構図や照明も良く分かりやすくも色々な意味を感じれる的確な効果を出していて物語も多くを語らずとも映像で理解出来る演出となっていました。
随分と忘れていた部分もあって、尺は約40分とテンポが良いので短いがしっかりとした物語構成やドラマがあるのが改めて見ると凄いなと思った所です。
初めて今作を見たのは劇場だったかなぁ。
六本木のミニシアター的な所でフィルム上映で見たようなVHSのレンタルだったのかは記憶が曖昧な所です。








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「ボブ・マーリー ONE LOVE」

2024年05月26日 | 映画
隣駅の映画館に「デッド・デッド…」を見に行くも機器トラブルという事で全作品の上映が中止されていてガッカリ。払戻しの長い列に並びに来たようなもの。その後ラーメン食べたり猫達の写真展見に行ったり色々としてから戻ると映画館が復旧していたので時間的に丁度良かった「ボブ・マーリー ONE LOVE」という伝記映画を見る事にした。
ボブ・マーリーという人は名前と顔は知ってたけど音楽をちゃんと聴いた事も無く殆ど知らなかったので新鮮に興味深く見れました。
何曲か聴いた事ある曲もありました。シンニード・オコナーが歌っていた曲とか歌詞もちゃんと理解して聴けたのも良かった。
映画を見て凄い人だったんだなぁと今更知る事が出来ましたが奧さんも凄い人だったんだなぁと感じれました。ドラマ的には奥さん絡みの場面が盛り上がるものがありました。
もっと沢山の楽曲を聴いてみたい感じもありましたが、そんなに沢山は流れなかった気もしました。後で帰ってからエクソダスというアルバムを聴きましたが良かったですね。どの曲も似てたけど。レゲエって大体同じような感じだけど歌詞が良かったりしますね。
歌詞分からなくても独特のテンポとリズムを聴いてるだけでもなかなか良いけれど。本来は歌詞が重要だったりするんでしょうね。
政治的な当時の背景とか知らなかったですが、音楽で対立を平和的に解決させるという事を命がけで成し遂げたというのが、どこまで真実なのか分からないけど凄い事だと思います。癌で亡くなられたそうです。
息子さんの挨拶が映画の冒頭に付いており家族公認の伝記映画だと紹介されていました。






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「シティー・ハンター CITY HUNTER」

2024年05月23日 | 映画
Netflixで配信されてる新しい実写版映画「シティー・ハンター CITY HUNTER」を大画面にて鑑賞。
ジャッキー・チェンのとフランスの実写版は見た事あったけど今回のは日本で新宿が舞台という事で前半は特に面白そう!と楽しく見れました。段々と日本ぽさが無くなってきて変に洋画っぽいTVドラマ見てるみたいな感じになってきて良いんだけど何かなぁ〜みたいな感覚もありました。
今作で最も良かったのはアクションで編集やパターンのカット割で見せるのでは無く、しっかり見応えのあるものを見せてくれた。色々な工夫や見せ方に役者の頑張りも好印象。
アホっぽいギャグもあったり漫画的な面白さも良かったのだが個人的にはもっとアホなギャグいっぱいにしてくれた方が楽しめた気もします。
全体的に楽しい娯楽作に仕上がってはいるけれど何かちゃんとし過ぎてるというかぶっ飛んだものも欲しかったかな。
役者陣は皆良くて知らない女優さんが多かったけどそれぞれ良かったです。




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「シチリア!シチリア!」

2024年05月22日 | 映画
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の見た事無かった映画「シチリア!シチリア!」をDVDで5.1ch 大画面にて鑑賞。
美しい撮影に風景に個性的で魅力的な人々が描かれたトルナトーレ監督らしい作風の映画でした。少年時代から大人になって恋して結婚して子供が出来て政治運動に励んで歳取って…と回想録のような内容でイタリアの当時の背景とか知らないと分からないような部分もあったりで物語としてはあまり共感出来る所や劇的な展開も無いのでそんなに面白くも無く感動するものも無かった印象です。
今迄に見た彼の映画でも見たようなユーモアや光景は良かったけど。
次々に時代が変わりますが最終的に過去から未来と未来から過去が少年時代で交わるという構成で纏められていました。
最後は何か「ラストエンペラー」と同じっぽい印象でした。
エンニオ・モリコーネによる音楽が相変わらず良くて流れるように音楽と共に回想を眺めるような鑑賞でした。






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「コーマン帝国」

2024年05月22日 | 映画
先日亡くなられたロジャー・コーマン監督についてのドキュメンタリー映画「コーマン帝国」を追悼の意を込めて久しぶりに鑑賞。見始めたら止まらなくなって最後まで見ちゃいました。低予算で自主映画のように自分でコントロールして自由に反骨の精神とビジネス感覚で沢山の映画を作った凄い人です。改めてその凄さと学ぶべきものが感じられるものがありました。真剣な眼差しと柔らかい笑顔が印象的な方でしたね。刺激的で面白い映画を沢山見せてくれてありがとうございました。








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「ハウス・バウンド」

2024年05月21日 | 映画
「ミーガン」の監督のデビュー作って事でジャケットの文言にも惹かれ興味を持ちレンタルDVDを借りた映画「ハウス・バウンド」を5.1ch 大画面にて鑑賞。ホラーコメディーの幽霊屋敷もののようでしたが何かギャグも微妙で滑ってる感じでなかなか物語の面白さみたいな惹かれるものも無くハズれかな?という感じでズルズルと眺めるように見てました。音で脅かすベタな演出が続き途中で睡魔にも襲われもしました。それでちょっと付いて行けない感じにもなりましたが段々と無茶苦茶な展開になってゆきどんでん返しとかあったりで変な面白さが出てきて後半は楽しく見れました。色々と工夫された脚本でしたね。今作で良かったのは音響効果でサラウンド感を実に満喫出来る仕上がりでした。
中盤までもう少し興味深く面白い流れがあれば良かったのになぁ〜と思える最終的にはちょっと憎めないホラーコメディーでした。






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「イノセンツ」

2024年05月21日 | 映画
ポスター見てちょっと気になってた映画「イノセンツ」をDVDで5.1ch 大画面にて鑑賞。
前知識殆ど無しに見れました。綺麗な映像で静かに淡々と子供らしい残酷な一面が描かれてゆき間は長かったけど興味深く集中して見れました。だけど中盤辺りから体感時間が倍に感じられるような長いなぁという感覚もありました。
超能力に目覚めた子供達が最初は遊び感覚でしたが徐々に力も大きくなるにつれ邪悪なものが肥大して恐ろしい展開になってゆきます。その地味で静かな怖さがジリジリと描かれたどうなってゆくんだろう?という緊張感で見せるちょっと斬新なホラーサスペンス映画でした。口の聞けない姉役の女優の芝居が特に印象に残りました。






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「ボーンズ・アンド・オール」

2024年05月20日 | 映画
気に入らなかったリメイク版「サスペリア 」のルカ・グァダニーノ監督の劇場で予告編を見て気になっていた映画「ボーンズ・アンド・オール」をDVDで5.1ch 大画面にて鑑賞。今作はとても良かった。人を食べるという習性の吸血鬼っぽい存在の人間の自分のルーツを探る旅と恋愛物語で哀しい背景がジワジワと明らかになりつつ展開してゆく興味深い内容でした。恋愛物語として一段落して終わるのかな?と思ったら恐ろしくも哀しい怒涛の結末が待っていました。骨の髄迄愛して食べるというような愛の形が描かれて美しいラストカットが切なかった。
前情報入れずに見たのでジェシカ・ハーパーが出てるとは知らなかったので驚きでした。
役者陣は皆とても存在感のある良い芝居を見せてくれました。音楽も何気に良かったです。






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「アフター・ダーク」

2024年05月20日 | 映画
大好きな映画「ロンリー・ブラッド」のジェームズ・フォーリー監督の見逃していた映画「アフター・ダーク」を配信の大画面にて初鑑賞。綺麗な撮影に緊張感のある展開に魅力的な役者陣でどうなってゆくのか興味深く見れました。食後すぐだったからか前半で少し睡魔に襲われてしまい誘拐計画の詳細についてあまり理解しないまま見続けたのですが徐々に明らかになってゆく背景とか面白く最後迄どうなるのか?と惹き付けられました。最後は切なくも強い愛を感じれるものがあり重くジーンと来るものがありました。
後で睡魔に襲われた箇所も見直すがあまり誘拐計画については詳しくは説明されてはいませんでしたね。主人公が精神病院から脱走していたというような背景は理解せずに見てました。結構曖昧な部分もあって色々な捉え方も出来る映画だったようにも思えるので間を置いて見直したいとも思いました。
久しぶりに見たレイチェル・ウォードという女優さんが美しくファム・ファタールな魅力が滲み出ていて素敵でした。






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「メイジーの瞳」

2024年05月19日 | 映画
知人にお薦めされて気になっていた映画「メイジーの瞳」をDVDで鑑賞。両親の離婚で複雑な環境の中、不安な気持ちで健気に愛情を求めるメイジーの姿が描かれた時々胸締め付けられるような映画でした。最終的には少し前向きで気持ち良く見終える事が出来て良かった。両親も娘を愛しているんだけど自分の事で精一杯で愛し方が分からないという酷くも哀れな存在でした。両親の方が幼稚でもありましたね。メイジー役の女の子の芝居が素晴らしく瞳から色々な感情も伝わりました。昔、姪っ子が同じような瞳をしたのを思い出しました。
映画でメイジーは様々な環境の変化がありますが順応しつつも両親に気を使いながらも愛情を求めていました。周りの人達の愛情も沢山あり恵まれた嘘みたいな展開もありますが本当に求めていたのは両親と一緒に過ごす事だったと思います。だけど、それが叶わないなら別な生き方もある可能性も感じれるエンディングでした。
両親の互いの再婚相手が嘘みたいに素敵な人でした。
期待通りのとても良い映画でした。






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