どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「マネキン」

2022年08月31日 | 映画
昔、大毎地下劇場で何かの映画と二本立てで見て大好きになった映画「マネキン」をブルーレイで大画面にて久しぶりに鑑賞。
VHSとLDで何度も見てましたがブルーレイで見るのは2度目かな。楽しく夢のある物語でキュンと来るものや切なくなるものもあったりしつつ最後は暖かい気持ちで見終われます。最後の主題歌も良いですね。
マネキンのエミー役のキム・キャットラルの魅力がとても出ています。表情も素敵。
全体的にコメディ調で音楽と共に楽しく展開します。
殆ど覚えていたけどラスト直前にエミーが指指して「この人が誘拐したのよ!」みたいな台詞言う所が自作映画「油揚げの儀式」で真奈美ちゃんが「約束よ!絶対忘れないでね!」と指さす場面と同じ動きと雰囲気で撮影時にこの映画意識してたんだっけ?って思ったりして忘れてたからちょっと微笑ましくも感じました。
久しぶりに大画面で見れて良かったです。




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「ダークマン」

2022年08月30日 | 映画
大学時代にバイトしてた映画館で公開された映画「ダークマン」を久しぶりに鑑賞。
なんか色々と懐かしいです。主演のリーアム・ニーソンは現在も大活躍されていますが彼のイメージはやはりダークマンが個人的には強いですね。アナログな特撮の場面展開や映像効果が面白く皮膚再生技術のマシンのくだりは現在の3Dプリンターみたいでした。覚えてる印象的な場面は多いですが久しぶりに見て凄いなと思ったのはヘリコプターにワイヤー1本でぶら下がってあちこち飛び回る所でした。コミカルでもありスゲーな場面でした。哀しみのあるダークヒーローでアメコミ映画の漫画っぽい楽しさと暗い人気味が良かった。
そして今作のラストカットはやっぱり何度見ても良いですね。






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「ラストナイト・イン・ソーホー」

2022年08月30日 | 映画
52歳の誕生日に劇場で観て以来に映画「ラストナイト・イン・ソーホー」を鑑賞。
映像・照明・編集・音楽が良くて見始めるとズルズルと最後まで惹き込まれて見れました。一度見てるからオチとか知ってたけど忘れていた所も多くて再度楽しめました。悪役に哀しみがあるのが良くてゾクゾクする背筋が冷りとするような感覚も感じられました。共感と同化に時間の感覚が一体化する目眩く映像表現が見応えがあり、かなり完成度の高い映画だと改めて思いました。初めて見た時は何が起きているのかよく分からない時間が多かった気がしましたが改めて見ると知ってるから更に興味深い部分もあたりしてより理解も深まり、かなりお気に入りの映画となりました。






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「マニアック・コップ」

2022年08月29日 | 映画
久しぶりに映画「マニアック・コップ」をブルーレイで6.1ch音声・ 大画面にて鑑賞。
音楽がサラウンド環境だと、とても良く感じれてカーアクション場面なんかも迫力があって良かったです。サム・ライミ監督がテレビ・レポーター役で出てたのですね。忘れてました。ブルース・キャンベル主演だしね。今作の監督ウィリアム・ラスティグもホテルの受付役で出てましたね。
忘れてた所は新鮮に見れましたが重要な場面はかなり覚えていたので驚きは無く確認のように見てましたが単純に面白いアクション・ホラー映画です。
ニューヨークの街の危なさみたいなものも「マニアック」程じゃないけど出てました。
警察官が殺人鬼という設定が普通に恐ろしいです。アメリカでは殺人鬼では無いけど警察が黒人を射殺したりという事件が最近も起きたりしてるので映画の中だけの話じゃないというのが今や考えさせられる一面もあります。
顔がなかなか見えないマニアック・コップの顔出し場面もなかなかインパクトがありました。
パート2に3も見たけど1が全体的に1番好きかな。




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「トカレフ」

2022年08月28日 | 映画
ニコラス・ケイジ主演の映画「トカレフ」を鑑賞。内容とか殆ど知らずに見始めたのですが最後まで一気に見れました。娘を殺されたニコラスが誰が犯人か分からないまま復讐してゆく内容で色々とどうなるんだろう?という危ない雰囲気と哀しみと無茶な行動で見せ切るハードボイルド系アクション映画でした。犯人と真相が判明して因果応報というか虚無感を味わい複雑な感覚のままエンディングを迎えます。
哀しみと怒りを爆発させるニコラスの熱演も見応えあり。刑事役でダニー・グローヴァーや奥さん役にレイチェル・ニコルズが出てたり助演陣も地道に豪華でした。




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「ノウイング」

2022年08月28日 | 映画
ニコラス・ケイジ主演のアレックス・プロヤス監督の2009年の映画「ノウイング」を鑑賞。数字と予言と大災害とSFが混じったなかなか面白く興味深い内容でした。最後はちょっと読めはしたんだけど全貌が明らかになってゆく流れや凝った映像等、予想の付かない部分が面白く見れました。役者陣も皆良くてニコラス・ケイジも最近作のような狂った芝居では無い落ち着いた芝居で魅せてくれました。
10年以上前の作品でCG臭さも少し感じる所もありましたが災害場面の映像は迫力があり最後の街全体が…の場面は圧巻でした。何とも哀しい結末に向かいますが救いのようなものも感じれる複雑だけど暖かい良さもあった。
全体的に結構好みの映画でした。
同監督の「ダークシティ」に似た良さみたいなものがありました。




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「NOPE ノープ」

2022年08月27日 | 映画
ジョーダン・ピール監督の新作「NOPE ノープ」を鑑賞。ネタバレしちゃうから話の内容とかは書きませんが面白かったかどうかだけ書くと面白かったです。
予告編見てたからアレが出るのは分かっていたけれど、はっきり見えない時の方が面白く興味深く見れた。だけど予告で見た印象的なカットはいつ出るんだろう?的な感じもあったので予告編とか見ないで見れた方が良かったかもしれない。
内容に触れずに個人的に感じた感想としてはデジタルとアナログの対決のような映画だったようにも思えた。独特のユーモアや皮肉のようなものを加えつつフィルムとビデオそして空気のように実体の無いCGと昔ながらの西部劇映画のような映画の対決のようなね。馬とバイクの対比もあるし。
そして監督がどちらを勝者と考えているのかは映画から感じるものがありましたがネタバレになるので書きません。
今作はIMAXで撮影されていて画面比率がちょっと違うから通常の劇場では額縁上映となっているという情報を知人から聞いていたのですが近所の普通の劇場で見ました。事前に分かっていたので前の方の席で見て左右の黒があまり気にならないぐらい画面いっぱいに見れたので良かったかな。
本来ならIMAXの劇場で見た方が良い映画です。通常劇場でも上下合わせで画面いっぱいに調整出来る筈なのに額縁上映にしちゃうという拘りの無さがシネコン劇場の嫌いな所です。カーテンの遮蔽もしないし。




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「カミーユ・クローデル」

2022年08月26日 | 映画
昔ビデオで見て詳細は忘れていたけど良かった記憶のあるイザベル・アジャーニ主演の映画「カミーユ・クローデル」を4Kリマスター版のブルーレイで大画面にて鑑賞。女彫刻家でロダンの愛人だったカミーユ・クローデルの伝記映画。3時間近くある映画で撮影が綺麗で見応えはあるけどやっぱり長いって感じて前半はあまり惹き込まれずでした。だけど後半になってアジャーニが壊れてゆく圧巻の芝居を見せてくれる辺りからは惹き付けられて悲しくも切なく恐ろしくて複雑だけど印象に残り良い映画だった〜って気分で見終われました。長いのでなかなか見直す事は無いだろうけれど。
この映画でカミーユ・クローデルの事を知りフランス旅行に行った際にロダン美術館に行きカミーユが作った作品の実物も見ました。ロダンの彫刻も好きだけどカミーユの彫刻もとても素晴らしかったです。
精神を病んでしまい30年近く作品も作らず精神病院で孤独に過ごし78歳で亡くなったそうです。昔の作品も殆ど映画で描かれていたように本人によって破壊されてしまったので現在残っているのは90作品程との事。実に勿体ないですね…。
ロダン役はジェラール・ドパルデューで安定の芝居と存在感がありました。
そしてイザベル・アジャーニはやっぱり素晴らしかった。愛を失い壊れ狂気に走るような芝居をさせたらピカイチな女優さんです。





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「愛しのジェニファー」

2022年08月23日 | 映画
「マスターズ・オブ・ホラー」のダリオ・アルジェント監督作品「愛しのジェニファー」をDVDにて5.1ch 大画面で鑑賞。
何もかもが信じられない程の最悪な方向へ向かう哀しくも恐ろしい内容です。初めて見た時は衝撃でした。だけど何回か見ているので展開もオチも知っている為、衝撃というのは無しでした。もう猫ちゃん食べた時点で僕はもうドン引きしちゃってアウトでしたけど主人公の男はそれでもズルズルと深みにハマってゆきました。流れは知ってるからダメだぁ〜あぁぁ〜って感じで見てました。
クラウディオ・シモネッティによる切なくも美しい音楽が何とも言えない悲しさと恐ろしさを盛り上げていました。
音楽とジェニファーの唸り声が複雑な気持ちにさせます。
まさかの展開の異色なホラー映画です。
アルジェントのテレビ用映画の中では1番印象的な作品で嫌いじゃないです。






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「愛と欲望の毛皮」

2022年08月23日 | 映画
「マスターズ・オブ・ホラー」のダリオ・アルジェント監督作品「愛と欲望の毛皮」を久しぶりに鑑賞。内容はかなり忘れてたけど見ると結構思い出しました。かなりスプラッターなグロい描写とエロい描写がある作品です。主演はミートローフでジョン・サクソンも出てます。2人共何年か前に亡くなられましたね。アライグマの毛皮の呪いによって関わった人物がおかしくなって自滅してゆくお話です。後半はヘビメタ・サウンドに流血にエレベーターに血だまりというアルジェント監督らしい要素が炸裂します。特殊メイクにCGが生々しく上手く使われています。
原題は「PELTS」毛皮って意味でした。






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「ゾンビの帰郷」

2022年08月22日 | 映画
「マスターズ・オブ・ホラー」のジョー・ダンテ監督の一編「ゾンビの帰郷」をDVDにて5.1ch 大画面で鑑賞。
アメリカの大統領選挙とゾンビを絡めた風刺の効いた内容で好きな作品でした。久しぶりに見て忘れていた所もあり兄とのエピソードが改めて良いなと思ったりしました。今作のゾンビは基本的に人を喰ったり襲ったりはしません。戦死した兵士達が選挙の投票の為に蘇るというものです。
選挙で戦争反対を訴えるという反戦がテーマでもある映画です。トランプ大統領をイメージする大統領を落選させるような感じでダンテ監督の「セカンド・インパクト」という別なテレビ映画と似た政治への風刺の効いた力作です。
実際にはトランプ大統領の時には戦争はしなかったんですけど色々とありましたね。
ユーモアも交えながらも考えさせられる映画になっていたと思います。
マンネリ化したゾンビもの映画の中でも新鮮さもあって好きな映画です。




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「ミリィ 少年は空を飛んだ」

2022年08月22日 | 映画
DVDで大好きな映画「ミリィ 少年は空を飛んだ」を大画面にて鑑賞。初めて見たのは随分と昔で後にバイトしていたSY角座で「ミスター・ソウルマン」と二本立てでした。VHSでもDVDでもその後何回も見ています。ブルーレイで発売されたら買い直したいです。
改めて見直しても良い内容でウルッとくる場面もあります。今日は父親の話をする所でウルッと来た。そしてラストの飛ぶ所はやっぱり感動でした。家族のそれぞれの悩みや苦難があり上手く描かれていて映像や表情で伝えているのが良くあまり深刻にでなくユーモアも交えているので気持ちよく見れました。
特撮も美しく素敵な映像を見せてくれました。夜の星空や夕焼けの空がとにかく美しい。そして音楽が素晴らしく良くて場面を盛り上げでくれます。高いけど輸入盤でサントラCDも買いました。
登場人物の皆が個性的で魅力がありましたが主演のミリィ役のルーシー・ディーキンスは格別の良さがありました。
主役級の映画は今作のみですが心に残ります。調べると現在は弁護士となっているのだとか!写真も見ましたが面影ありました。相変わらずお綺麗です。
家には直筆サイン入りの写真があり飾ってあります。
前向きなテーマの明るいファンタジー映画でラストのミリィの素敵な表情に癒され前向きな気持ちで温かく見終えれる大好きな映画です。







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「マイケル・ジャクソン 最期の一日」

2022年08月21日 | 映画
ドキュメンタリー番組「マイケル・ジャクソン 最期の一日」を鑑賞。マイケル・ジャクソンが亡くなったというニュースを知った時の驚きはよく覚えている。同じ時期にファラ・フォーセットやプロレスの三沢選手やデビッド・キャラダインも亡くなったので色々と衝撃が続きました。
メディアに色々と書かれて大スターの大変さや苦悩を感じるものがあり何が真実で嘘なのか分からなくなるものがありました。
後にニュース等で薬のせいで亡くなったと知りましたが久しぶりに今作を見て死への経緯を振り返り再確認出来ました。
80年代のペプシのCM撮影での頭が燃える事故の映像が見れたのは興味深かった。
最後のコンサートは実現させて欲しかったです。
プレッシャーで眠れなかったりで肉体的にも精神的にも辛かったんだろうと思いますがリハーサル映像で作られた映画を見るとやっぱり凄いパフォーマンスを見せてくれていたので…まさか急死するなんてという想いが強いです。
だけど今作での最後に語られていた通り本人にも大きな責任があると思います。




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「アメリカの影」

2022年08月21日 | 映画
ジョン・カサベテス監督が即興演出で撮ったという映画「アメリカの影」を鑑賞。
白黒の古い映画ですが当時のニューヨークの街や生活感の雰囲気が出た映画でした。
正直話の内容はたいして面白くも無くてダラダラと見ていた感じでしたが群像劇でそれぞれの性格付けがしっかり出ていたと思います。兄弟と妹の人間臭い関係がニューヨークらしい距離感で描かれています。
妹役の女優さんが場面によってとても美しく魅力的に見えました。
若さと漠然とした悩みや葛藤が感じられました。全体的には特別な良さや面白さは感じられなかったけれど学生時代とかに見てたら印象も違ったかもしれない。
何かジム・ジャームッシュの映画みたいな雰囲気も感じました。






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「オープン・ウォーター2」

2022年08月21日 | 映画
「オープン・ウォーター2」を初鑑賞。
登場人物の殆どが自分勝手で馬鹿な行動を取って勝手にそれぞれ死に直面するという見ていてイライラする内容の映画でした。
サメも出ないし何も海そのものは危害を加えて来ないので何か助かる方法はあったんじゃないの?って感じで行動が理解不能系。服でロープを作って…の方法を思い付くのが遅いし何で一回こっきりで諦めるかなぁとか色々と思ったり。
撮影は前作よりしっかりしたものとなっておりましたがドキュメンタリー・タッチの生々しさは無くなってましたね。
とにかくヨットの船長というかアイツが全て悪いですな。最低で後悔してもしきれないものがありました。




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