どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」

2019年10月31日 | 映画
前から気になってた映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」を鑑賞。内容は少し知ってはいたけど興味深く見れました。役者陣が豪華な顔ぶれでした。知らなかったのでこの人も出てたんだ!って色々新鮮でした。
奥さん役のダイアン・レインがとても良かった。それとジョン・グッドマンもね。ハリウッドの赤狩りの時代の背景は幾つかの映画で見て少しは知ってはいたけど正直分からない面もありヒステリックに弾圧され被害に遭った者やうまく逃げやり過ごした者がいそうですね。今の日本にも似た部分はあると思うけど、どちらも強く出れない感じはありますね。
そういう政治的な部分は実際どうだったのかは分かりませんがトランボという人の脚本家としての才能は本当に凄いものがありますね。今年スクリーンで見直した「ローマの休日」とか。
「スパルタカス」はDVD持ってるけど長いのでまだ見た事ありませんが見たくなりました。


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「デモンズ」

2019年10月31日 | 映画
ブルーレイで久々にゴブリンの音楽を聴きたくて5.1ch サラウンドヘッドホンで映画「デモンズ」を最初の方だけでもと見始める。結果面白くて最後まで見ちゃいました。初めて試写会で観た時はデモンズが沢山出てきて次々と人が死ぬけど怖さという点ではアクション映画みたいで物足りなさも感じつつも勢いと意外性が面白く印象に残ってました。オチとか知った後に見てもこの映画は面白さも感じれて音楽と特殊メイクと物語展開に惹き込まれて何度見ても楽しめる個性の強い映画だと思います。前半の映画と劇場のシンクロしてゆく展開はシリアスに雰囲気も盛り上がり好きな部分。中盤から後半にかけてはエンタメで笑いもある変な展開で最後は何か振り切った勢いでホラーというよりアクション映画みたいな面白さがあります。他の映画でもあったような面白い部分を一つに全部詰め込みましたみたいな感じがこの映画の魅力だとも思いました。
銀色のデモンズのマスクのレプリカが欲しい。試写状も。


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「百万弗の人魚」

2019年10月30日 | 映画
DVDで映画「百万弗の人魚」を大画面で鑑賞。「ザッツ・エンターテインメント」というミュージカルのダイジェスト場面集みたいな映画で紹介されていたプールと水泳ショーのような場面が印象に残っており主演女優さんも綺麗だったので興味を持ったのでした。
偶然ブックオフで見つけてきっとコレだ!と購入。主演はエスター・ウィリアムスという女優さんで水泳が得意でこの手の映画に多数出演との事。しかし水着を脱げばただの人と言われたらしく水泳絡みでは無い映画では人気が無かったとの事。綺麗な女優さんでしたけどね。DVDは安かったけど古い映画で画質的にはあまり良く無かったのは残念。殆ど内容知らずに見たのですが実話を元にしたものでアネット・ケラーマンという水中ショーで人気だった女性の半生を描いた作品でした。全然知らなかったので色々な意味で驚きでした。映画は昔ながらのハリウッド映画って感じで的確でオーソドックスなドラマと煌びやかなショー的な見せ場のある娯楽作品でした。
楽しく見れたけど前半の成功の第一歩までの部分で睡魔に襲われてしまいました。途中からはしっかり見れました。でもこの映画で1番目を惹き印象的だったのは豪華水泳ショーの場面でした。凄く高い所から飛び込んだりショーとして凄いと思える技と美しさと楽しさがありました。ここだけでも見応えあります。何にせよこのような映画は見た事無かったので新鮮で魅力的でした。4Kリマスター高画質版とかで見てみたい映画。


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「シャドー」ゴブリン・ライブ

2019年10月28日 | 舞台、ライブ
川崎クラブチッタへゴブリンの生演奏付き映画上映で「シャドー」を初めてスクリーンで鑑賞。まだ怖い映画が苦手だった頃に観に行った映画の前にこの映画の予告編が上映されてショックで暫くお目当ての映画本編に最初の方では集中して見れ無かった記憶があります。後に深夜のテレビ放送で見て先が読めず驚きと恐怖の連続でドキドキしながら見れた思い出深い映画。
DVD持ってて何度か見ましたが全編見直すのは凄く久しぶり。覚えてる場面は多かったけどドラマ部分の流れで忘れてた箇所も結構あって面白く見れました。ゴブリンの生演奏はラストの車から刑事が犯行現場に戻ってからの曲と映像のシンクロ具合が盛り上がり最高な勢いと叫び声で終了しました。
映画はオチも知ってるので初めて見た時のような衝撃や恐怖は味わえなかったけれど無茶苦茶な展開ながら脚本や構成がしっかり練られていると感じたり出来ました。
そしてあらためてこの映画に出てくる女優さんって皆んな美人だなぁと思いました。そして殺された後も美しい。
映画後はゴブリン・コンサートを堪能。90分超えてたかな?聞き応えたっぷりで最高でした。「サスペリア」のアルバム再現ライブと聞いていたので楽しみにしていましたがメドレー形式で短く全曲やるという感じでした。
だけど他に違う曲が沢山聴けて良かったです。今回はドラムの方が変更になっててちょっとシャカシャカした音が多かったのは違和感も感じたりはした。低音のドーンという音とかベースが昨年最高だったのでちょっとその良さが今年は感じられなかったのは残念。だけど新しいアレンジや新曲も聴けて満足な映画&ライブでした。


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「栄光のランナー 1936ベルリン」

2019年10月25日 | 映画

映画「栄光のランナー 1936ベルリン」を鑑賞。実話を元にした陸上選手の物語です。全く知らなかったので凄い人がいたんだなぁとそれが知れただけでも興味深く面白く見れました。
ベルリン・オリンピックの舞台裏の話や黒人やユダヤ人への差別が激しかった時代の問題提議がしっかり描かれた作品でした。何気にラストシーンのアメリカ国内での人種差別が描かれた場面が印象的で考えさせられる場面でした。映画は有名役者が登場してたりCGがしっかり作られてたりハリウッド制作映画って感じで過去の背景等しっかり映像で見せてくれてました。
良く出来てたけど人物殆ど合成じゃん…と分かってしまう場面も目立ちました。

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「こころに剣士を」

2019年10月25日 | 映画
映画「こころに剣士を」を鑑賞。どんな映画なんだろう?と予告を見たら実話のようで真っ直ぐな眼差しをした女の子が印象に残り見たくなったのでした。内容は戦争直後の混乱した生き辛い時代の話でフェンシング選手だったドイツ人が身分を隠し教師として潜んでいた際に子供達からフェンシングを習いたいと言われ指導していくうちに…というものでした。
物語として分かりやすく実話だからそうなんだろうけど驚く程、出来た話みたいな部分もありましたが気持ち良く見れる静かな気持ち伝わる良い映画でした。映像も美しく印象的。
予告編でも印象的だった女の子の存在感が素晴らしかった。


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「五日物語 3つの王国と3人の女」

2019年10月24日 | 映画
ポスター見て気になってた映画「五日物語 3つの王国と3人の女」を鑑賞。
美術にロケーションに衣装が美しく格調ある感じだが内容はけったいなダーク・ファンタジーで魔女やモンスターも登場するという結構グロテスクな要素もありました。そういうの好きだから楽しめたかというとそうでもなく何というか長い印象。部分的には可笑しくて独特の面白味を感じれたんだけど展開が行ったり来たりで集中出来ない感がありました。後で知っだけどイタリア最古の御伽話をベースにしていたようです。美男美女は良いけど不細工は悲惨な結末を迎えるというリアルだけど哀しい物語でもありました。
欲を手に入れるとその代償を払わないといけない…というような夢の無い教訓物語ですね。
VFXや特殊メイクやクリーチャー効果はとても良く出来ていて独特の世界観を表現していたと思います。


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「ボリジョイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏」

2019年10月23日 | 映画
映画「ボリジョイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏」を鑑賞。バレエについては詳しく無くそんなに興味も無かったのですが見てみました。ロシアのボリジョイ・バレエ団で起こった芸術監督が硫酸を顔にかけられるというショッキングな事件についてとバレエ団の実情を描いたドキュメンタリー映画でした。事件も知らなかったしバレエ団の裏側もよく知らないので色々と興味深く見れた部分はあるのですが全体的に芯というものが感じられず何を描きたいのか?がはっきりせず全ての事柄が中途半端で結論が無く見終わって何だったんだろう?みたいな映画だと感じました。
厳しいバレエの世界の裏側は「ブラックスワン」なんかの映画の方がしっかり描けていたしセンセーショナルに煽る事件の詳細は曖昧に終わり別な話題なんかが沢山挟まるので何だかよく分かりませんでした。
色々と闇がありそうですが誰が悪いとか何とも答えの出せない事情とかありそうです。ワイドショー的な内容のドキュメンタリー映画でした。
描きっぱなしで興味を煽って答えを出さない感じね。バレエ好きな詳しい人とかが見ると見方も違うでしょうがどうなんでしょうか?


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「ふたつの名前を持つ少年」

2019年10月23日 | 映画
映画「ふたつの名前を持つ少年」を鑑賞。詳しくは内容知らずに見たのですが実話を元にした作品で作りもしっかりとした厳しい戦争時代に逞しくもキリスト教絡みの親切な人々に助けられながら生き残ったユダヤ人少年の物語でした。次々と色々な事が起きて流れるように展開しますが途中で少し睡魔に襲われてしまいました。犬が殺されてナチスに捕まった辺りから川で逃げる所までが記憶に無く気がついたら片腕が無くなっていました。なので後からその部分は見直したのですが少し睡魔に襲われたと思ってた箇所は30分くらいあった事に驚きました。
撮影が綺麗でVFXも上手く使われていて格調ある仕上がり。内容的に重いのもあり大ヒットするような映画ではないとは思いますが実に良い映画でした。主役の子役の芝居も見事でした。
しかしSSナチス親衛隊は恐ろしい存在でしたね。そうじゃない人も描かれていたのは良かったし親切な人々だけじゃない人も描かれていたのも良かった。エンディングに登場する人は実在の本人でしょうか?重たいまま終わらずに見れたのも良かったです。


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「ガス燈」

2019年10月22日 | 映画
DVDで映画「ガス燈」を鑑賞。昨日イングリッド・バーグマンのドキュメンタリー映画を見て久しぶりに彼女の映画が見たくなったのでした。随分と昔に見たきりでしたが一番印象に残ってる映画でした。だけど内容は殆ど忘れていてヒッチコック映画のようなスリラーで謎がたっぷりの展開に飽きずに見れました。白黒の印影の美しくまた不気味な照明や撮影がクラシック映画ならではの良さがありました。
バーグマンの美しさと芝居に釘付けになりどうなるのか?と物語も楽しめ脚本がしっかりしているなぁと感じました。だけど最終的に思い返してみると嘘みたいに都合の良い展開ではありました。でも見てる間はドキドキハラハラしながら見れたので満足でした。
刑事役のジョセフ・コットンも良かった。「疑惑の影」という映画でも良かった印象が強いのでブルーレイ買ったけど見れてないから見直したくなりました。結構昔の映画ですが実にしっかりとした作りのサスペンス・ロマンス・スリラー映画でした。




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「イングリッド・バーグマン 愛に生きた女優」

2019年10月21日 | 映画
映画「イングリッド・バーグマン 愛に生きた女優」を鑑賞。中学・高校の頃に色々な映画を観ていた時期に凄く美人で演技も上手い素敵な女優さんだなぁと大好きだったイングリッド・バーグマンのドキュメンタリー映画です。本人の日記やホームムービーに子供達の回想話等で綴られる内容でカメラで撮り撮られる事が好きだったという貴重な映像が沢山見れたのが良かった。そしてざっくりとは知っていたけど何度も結婚した恋多き女だったという詳細が改めて初めて知れた事とかエピソードが盛り沢山で興味深く見れました。イメージダウンしそうな部分もありますが女優として新しい事に常に真剣に挑戦する姿勢や勇気に影響を与えた人々との出会い等が知れて人間味を感じられたり子供達が可哀想にも思えたり複雑な部分もありつつ凄い女優で母で女だったんだなぁと感じました。若い頃の美しさは今見てもハッとするものがあり歳を重ねてからの自然な姿も素敵でした。とても笑顔がキラキラしていてエンディングの音楽が入る所での映像のノスタルジー感と不思議な幸福感のようなものが心揺さぶられました。
見た映画は結構忘れているものが多いですが何作かはDVDで購入済みなのでまたちゃんと見直してみたいです。


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「恋するリベラーチェ」

2019年10月21日 | 映画
映画「恋するリベラーチェ」を鑑賞。
コメディー映画だと思って見始めたのですがゲイの人気ピアニストのシリアスな物語でした。「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディ・マーキュリーのゲイのオブラートに包んで描いたような部分が赤裸々に描かれているような内容でした。時代的にも知ってる時代が描かれていてフィクションだと思って見ていたのですが実在した人物の伝記映画なのでした。後で調べるとテレビ映画のようです。主演はマイケル・ダグラスにマット・デイモンという豪華キャストでメイクとかも良く出来てて何気に最後まで飽きずに見れちゃう映画でした。監督はスティーブン・ソダーバーグで実にそつなくしっかり仕上げていますが特別面白いとか感動するとか印象に残るようなものは感じられはしませんでした。役者の芝居は見応えありました。そしてゲイの恋愛ってあんな感じなんだ…という事が知れた。マイケル・ダグラスはセックス中毒で話題にもなってたりしたから役と本人の悩みに重なる皮肉なユーモア感じる部分もありロブ・ロウも出てたりとキャスティングの面白味とマット・デイモンの上手さが光ってました。
カミングアウト出来ない時代性も感じられました。少しは事前に情報入れて見た方が良かったかもと思う映画でした。


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最新作「ヒント」が上映されます。

2019年10月19日 | 告知
創造館自主制作映画祭2019にて最新作「ヒント」が上映されます。


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「クロール 凶暴領域」

2019年10月16日 | 映画
先日の大型台風の被害も冷めやまぬ中、ワニ映画「クロール 凶暴領域」を観に行きました。主人公の行動は結構無茶で予想通りの災害に巻き込まれてゆきます。ざっくりとした感想だとワニ版の「ロング・バケーション」みたいな映画でした。
この手のB級パニック映画っていくつかありますがワニのCGの出来はしっかりしてるし雨風水の災害CGも良く出来ていて見応えがありました。
音で脅かす演出が多かったですがワニ出現場面は見事なタイミングで久々にビクッと反応させられちゃいました。
主人公の女優さんは眼力が強く素敵。パパは強し。犬は可愛く良かった。警備員やってた友人は可哀想過ぎる扱いでした。
分かりやすい内容と都合の良い展開でしたけどしっかり90分間ドキドキハラハラ楽しませてくれる映画でした。
ワニ映画では個人的には「アリゲーター」という映画が大好きです。


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「ボーダー 二つの世界」

2019年10月15日 | 映画
予告編を見て気になってた映画「ボーダー 二つの世界」が公開されたので仕事帰りに観に行きました。「僕のエリ」という切なく哀しいけど印象的だった吸血鬼物語と同じ原作者による物語という事で期待したのでした。
今回はあえて事前情報を頭に入れないようにして見たので全く先が読めずに静かに淡々と描かれる展開に興味を持ちつつゾクゾクしながら見れたのですがなかなか全貌が見えて来ずで中盤で睡魔に襲われてしまったのが残念でした。だけど中盤を超えると前半の展開の意味や内容が徐々に判明してゆき繋がってゆくものがあり気持ち的にも内容的にも驚きや理解と共に凄く興味深くも面白く惹き込まれ見れました。
久しぶりに予想も付かない展開と流れを楽しめ色々と染み入るように考えさせられ先を想像しつつ見れた。
「僕のエリ」と似た展開もありましたがどうなってしまうのだろう?とか謎な解放感とか色々な感情を不思議に揺さぶる展開でした。そんな中での人間性とか見応えがありました。どちらかというとホラーな展開の映画なんだと思いましたが人間ドラマとしてしっかりした理性的な物語でした。
特殊メイクによる効果が実にリアルで見事な出来で芝居も素晴らしく自然に感情移入しつつ見れた。一部完全には理解出来てない部分もありましたが全体的に流れるような感覚や空気感みたいなものが伝わる映画でした。
ちょっと描き方が単調な部分があり集中力がいる映画だったようにも思うが時間を空けてまた見直してみたい映画です。だけどオチを知っちゃってると面白さも半減するのかなぁ?逆にオチを知って見ると更なる発見もありそうな気もしてます。


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