崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「親旧の印輔吉」

2019年07月07日 05時48分13秒 | エッセイ

 私の朝は例外なくコンピューターの前に座ることから一日が始まる。まずメールやフェースブック、ヤーフ、ネバー、ツイッターなどで内外のニュースや情報をチェックする。日韓関係は望ましくないニュースが多い。子供が育つためには喧嘩するのは当たり前。昨日20年前シベリア調査旅行をした加藤敬氏と交信した。嬉しい。当時の日記とを写真を探した。思い出が懐かしく嬉しい。

 最近、目にする韓国の友人「親旧」の印輔吉君の動画が目に留まった。彼は忠清南道の海岸の出身、高校時代のクラスメート、私は彼の田舎を訪ねて行ったことがある。満員バスで長時間のノンストップ、オシッコを我慢するのに苦労した。生々しく覚えている。僕らは文学少年、彼はドイツ文学、私は評論家を目指して、限りない対話。私が彼の下宿に同宿など世話になったことがある。新聞配達も一緒にした。また二人の間に故鄭孝燮君(記者、出版社社長)がいて三羽烏となった。彼は私の『親日と反日』を出版してくれた。印君は朝鮮日報の記者、社長、定年してNewDaily創業、発行人、今彼は世界へ向けて発信している。毎日彼の動画を見ている。韓国語で友人を親旧」という。「旧」を「親」しむ、その通りである。写真はそれを思い出させる。