崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

KBSとNHKの相反する言動

2019年07月19日 05時40分17秒 | エッセイ

 韓国からの留学生、1年生が私の研究室をノックした。私の『慰安婦の真実』について話しを聞きたいという。すぐ2年生「アジア言語文化」の講義で私の研究を紹介を兼ねて触れることと言い、講義に参加しても良いと言った。彼は出席した。彼のコメント、途中から白君の通訳で話をした。日本の植民地と戦争が悪いというメディアの影響が強く、私の研究成果にコメントは少なかった。毎晩KBSとNHKの相反する言動が流れる。私は慰安所帳場人の日記を分析して、売春、慰安所経営者は軍人ではなかったということは学問的な結果だと言った。そして学生たちの意見を求めた。彼等は私の講義には一切触れなかった。韓国や中国のメディアからの情報が一杯で他の話は入る余地がないのだろうか、理解していないのか。  
 慰安婦は残酷な歴史の証である。[日本が嫌い]という。中国では20万人の慰安婦の中生存者は90歳以上の高齢8人。謝罪を受けるべき。慰安婦は歴史的事実、否定できない。ベトナムでは売春が合法化され、戦争中、米軍を慰安しようとティー大統領はスナックバー、サウナ、ナイトクラブ、ディスコなどを許可した。売春宿「ブタ市場」となった。
 日本政府は、女性を虐待したことを認めるべきである。タイは慰安婦がなかった。日本との関係が良かったからである。日本は効率的なやり方を取った。軍人の性欲処理、自国から女性が足りないと敵の女を使えた。などのコメントあり。
 学生たちは私より倫理、道徳的である。