崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

孤立・孤独を楽しむ人

2013年04月12日 04時55分14秒 | エッセイ
 真冬のような寒さの中、北朝鮮の挑戦への挑発が高まっている。ロンドンでの主要8カ国(G8)外相会合の議長声明は、北朝鮮に「それはさらなる孤立を招くのみだ」と指摘し、挑発するとさらなる北朝鮮を孤立化するしかないと声明を発表した。戦争準備が完了したとか戦争状態だと宣言が続いても韓国や日本は比較的に平穏である。今日か明日か待っているような気持ちの人も多いようである。戦争は国民を外部へ向けながら「総和」させる効果が大きいことは独裁者はよく知っている。戦前の日本の「国民総和」や「五族協和」のような状況の再版といえる。上の写真はニューヨークタイムズに載っている目下北朝鮮の金氏偶像化の現場写真である(North Koreans danced in honor of the leader Kim Jong-un)。悲しい。
 私の周りの人にもこのような大げさな事ではないが、自ら人に棘を刺す行動を繰り返し孤立化していく人がいる。彼らはそれなりに正義感を持っているが、同時に否定的な人生観を持っているのが特徴である。ますます否定的な「正義感」を高め、職場を去っていくか、「孤立・孤独を楽しむ」ように暮らしている。このような人はどこの職場でも存在するはずである。
 昨日山口日韓親善協会連合会が所蔵していた200冊ほどの本を東亜大学東アジア文化研究所に運んだ。協力してくれた伊藤巧氏、礒永氏、家内の幸子に感謝したい。小さい「和」を広げること、その場を作っていると感じた。