崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「ふぉーく三昧」

2013年04月08日 03時40分53秒 | エッセイ
 冬に逆戻り,春の嵐で死者2名、怪我30余人という悪天候の中で下関黒井の鬼ケ城・鬼やんま野外劇場(下関黒井鬼ケ城登山口から山道500m)へ向かった。戦前炭焼きが行われた森林豊富なところである。運転は医師の倉光誠氏、小倉在住の文学者の朴仙容氏が同乗した。教会での礼拝が終わり次第に出発、鍬野保雄氏が先導してくれた。公演場所は緊急交流センターに変わっていた。そこに到着、車の中で弁当をたべたが半分しか食べる時間がなくぎりぎり間に合った。この悪天候では10人でも集まったら良い方かと思っていたが駐車場は既に満車であった。100人を超える盛況であった。
 フォークシンガー李陽雨氏が主宰し、歌手行脚40周年を振り返る「ふぉーく三昧」(4月7日(日) 13:00-17:00大人2000円/中高生1000円)であった。照明、音響なども拙劣な中に田舎の祭り風な公演が李陽雨氏の立ち話のようなイントロ話で始まった。一組のシンガーたちが5曲も歌い放題になっているようで最初から居眠りする人もいたがファミリーや夫婦のDUOたんぽぽ、SAYAN/猿舞座/MIU&AYA/B3/吉原達也などの出演、徐々に田舎の土間が華麗な芸術の舞台化し、拍手で盛り上がった。寒くても風でも野外舞台がもっと似会うと思った。
 帰りは心配が一つ。倉光氏の新車の完全電力乗用車の充電量の限度が気になった。ブレーキとアクセル、暖房などでは電力消耗が激しく、暖房もせず節電運転で無事に帰宅した。本当にロングストデ―、長い一日であった。得たものは大きい。地方が、田舎が廃れて、共同体が壊れていると言われるが、まだまだ地方は活力を持っているということを新しく認識することが出来た。素晴らしき出出であった。