崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

感動と友愛の晩

2011年08月14日 05時33分42秒 | エッセイ

 夕べ2011年8月13日の関門海峡花火大会が盛大に行われた。家内は韓国の緑豆の皮を剥いてミキサーにかけ、キムチなどを入れてチジミのように焼いた。時間と手間がかかる手料理を始め焼き肉、ナムル、鶏肉の煮込みサラダなどを用意した。私は参加者15人全員が座れるように配置を変え、テーブルを準備し、環境を整備した。しかし今度は花はいけなかった。花火を観覧するメインポイントであるベランダから観葉植物を適切に配置した。。この暑さでも冷房をしてなかったので、クーラーを掃除して今年初めてスイッチオンにした。5時過ぎから下関新老人クラブの事務局を担当している山本猛彦氏夫妻、亀松氏家族、坂田氏家族、教会の方々、李良姫氏などからチャイムが鳴るたびに訪れた。
 8時から花火は上がった。ベランダは超満員、収容キャパシティを越えて歓声が上がった。部屋の電気をオフにして部屋で見る人、エレベーターのある外側から見る人もいた。今度は連続性と花の輪が大きく感じた。重くて使うことがほぼなかったカメラを出して写真で記録した。良いタイムとスイッチがなかなか合いにくく不慣れな画像ばかりになった。日本式では全体で話すことなくそれぞれスモールグループで話すので部屋は爆音と雑談で居酒屋の盛業の雰囲気であった。熱心に大声で話す人、分からなくとも微笑する人もいて実に和気藹々であった。
 お客を送るのが最後のしごとであった。家内がコース別に3回送った。しかし道路は混雑しており、時間がかかり、最後の方を送って帰りには12時が過ぎていた。感動と友愛の晩であった。ただ残念で寂しいことがあった。例年花火大会に主役を果たしてベランダでじっくり見ておられた村岡氏が世を去っていないことである。一緒に映った写真を見ながら思い出を語った。