崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

CBCラジオで「巫女ーシャーマン」について語る

2011年08月06日 05時33分15秒 | エッセイ
 CBCラジオ『多田しげおの気分爽快!』で二回目のインタビューを受けた。前回と同様女性アナウンサーの古川氏と40分ほど「巫女ーシャーマン」について電話で話した。日本の神社の巫女(赤い袴)から下北半島のイタコ、沖縄のユタに触れ、朝鮮半島のムーダンというシャーマンへと話を深め、さらに世界のシャーマニズムと言う宗教現象にまで広がった。その話についてくるアナウンサーも大変だろうと感じた。普通の人が音楽のリズムなどによって神かかる話には彼女は異様な印象を受けたと言っていた。日本ではシャーマンが少なく、研究者は多い。韓国ではシャーニズムがキリスト教へ影響し、民族の伝統文化の固有信仰として、国家の人間文化財として、ナショナリズムの本源にもなっており、それを研究して博士号を取得した人がシャーマンになることもあり、シャーマン自身が著述することもあり、日本とは異なることを語った。(写真は番組から)
 私はシャーマニズムの分析から韓国文化を理解することができると述べてきている。これは私の独創的なアイデアであるが、韓国のドラマでショックを受けると気絶する場面が多く出てくる。それはシャーマニズムの現象から出る要素の一つであろうと考えている。これから分析していこうと思っている。これらの重要なポイントをどのように放送されるか楽しみにしている。