崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

また風邪か

2009年08月29日 10時53分53秒 | エッセイ
 アフリカ専門の旅行社が飛行機の座席を指定してくれたので足を延ばせてかなり楽であった。私の座席周辺は中国四川省からのグループの旅行者たちであるが、言葉が通じず英語や筆談で若干コミュニケーションがとれた。機内食が二回も続いて出るので、1食をとらなかった。その後10時間以上の消灯時間になり、お腹がすいた。そこでまた坂田さんがくれたお握りを食べた。このお握りが危機食になった感がした。
 ヨハネスブルグに現地時間で朝7時ころに着いた。全く黄土の平野に降りるときは見下ろしていたアフリカにやっとたどり着いたような気持ちであった。冬から春へと季節は移りつつあるといっても庁舎内も寒かった。家内から「ジャンパーを持って行きなさい」といわれたのに最後に入れなかったことを後悔した。3時間待って飛行機に乗るときは鼻水が出た。2時間飛行した後ケープタウンに着いたら春というより初夏のようである。
 シャトルバスの利用者は一人でホテルまで走る車窓の左側には岩山の絶景があり、その下に見えたオレンジ色の屋根の建物群がケープタウン大学、右側が海であり美しい。気温と景色の良いところに金やダイアモンドの鉱山が多く西洋人たちが早くから移住し、植民地化したところである。どこへ行っても黒人たちが主流であり何も違和感がない。そこに白人や黄色人種が混ざってバランスをとっている。多人種、多文化が調和されたここの社会と文化を見ていきたい。