崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

ヘビを飼いたい人

2009年08月12日 05時45分05秒 | エッセイ
 本屋で偶然に山口前民団団長の李相福氏に会った。彼は体格のいい人なのですぐ目に入った。団長時代以来初めて会ったので、嬉しく握手をして立ち話をした。彼は聖徳太子などに関心があることを想起しながらそれに関して話をし始めた。団長在任の時、いろいるな朝鮮人犠牲者儀礼などに何度も誘われたことを思い出した。彼が深くそれらに関心をもって本を求めるために来たのかと思い、「本屋にきたわけは?」と聞いた。彼はヘビの餌に関する本を求めに来たとう。自分の家は古宅であるから屋根から両手で丸く輪を作って見せて太く長い蛇が出て皆がキャーと驚き、嫌だと言ったが自分は好きであり飼いたいというのだ。そして餌のやり方を知りたいという。
 私は子供の時、雀の鳴き声がうるさい時、蛇が現れたかと思い注意して見て回り、家の梨の木に絡んでいるのを見つけたり、庭にいるのを見つけて大騒ぎしたことを思い出す。蛇は家の守り神だと母から言われ去って行くのを待った。蛇は雀の巣を襲うものとして雀に驚異の動物であった。台湾や東南アジアでは食料に売られている現場も多く目撃した。日本ではウナギ料理は好まれるのに蛇は嫌がる。なぜであろうか。人間がどの動物を食料にするかは文化である。さらに愛玩動物にするかは文化であり、趣味である。蛇をなぜ飼いたいのかより詳しく聞きたい。