崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

送別会で挨拶

2008年10月27日 06時46分32秒 | エッセイ
 在日小倉教会でYMCA理事長小林省三氏の送別会があり、礼拝に参席した。彼は古くから在日広島教会の教友であって彼が小倉に転勤した。その後、私も下関に住むようになり近くなった。小林夫妻は小倉教会の信徒になった。御夫婦は日本人でありながら在日教会の信徒になり東アジアとの交流に貢献した人として高く評価されながらも在日教会ではマイノリティとして長老になれなかったことは私は残念だと思うが、彼らは本当のキリスト教の眞心で信仰生活をしている。在日や日本の教会でもまだ民族などを超えていない。
 彼はYMCAで日本語学校教師課程を創立した人であり、そこを定年して広島へ帰ることになった。私は定年の先輩として挨拶をした。定年が「仕事から解放か」、「仕事(職)を失うことか」の感じ方は人それぞれだとは言えるが、その二つの混合の感情を韓国語でシオンソプソプハダ、すなわちさっぱりして未練のあることである。これからは人に頼り、神様に頼ることが多くなり、精神的により自立した生き方が可能な新しい時期を迎えるのではないかと語った。韓国料理の盛大なパーティが続く中、帰宅して日韓結婚夫婦の家族5人を迎えて話の花を咲かせた。