崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「土亭秘訣」

2008年10月12日 06時39分10秒 | エッセイ
 韓国では토정비결 「土亭秘訣」という毎年の運勢を占なう、韓国特有の占ないの本(朝鮮王朝時代土亭の著)がある。この本は日本の御神籤のような構造になっている。昔それを分解して項目を分類してみたことがある。大きい項目には人の幸せや出世は「人との出会い」であるという項目がある。ここでいう人とは赤の他人を意味する。前欄で紹介したカーネギーの秘訣と通じるところがある。
 私は妻、先生、友人、弟子、同僚、知人などと巡り合ったことが私の人生にとって大事な「出会い」であった。しかし大事な出会いを粗末にすると意味がない。声をかける、会う、行動する、離れる、切る、裏切るなどさまざまな人間関係がダイナミックに行われながら生きる。今日も新しく誰かとの出会いがあるかもしれない。人との出会いを大事にしよう。