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芥川龍之介の俳句(4)

■旧暦10月20日、木曜日、

(写真)mime in Bern

朝から、仕事に入る。昨日、レクチャー後、石塚先生に、ヘーゲルの検討をしたいのだけれど、なにから読むべきか、尋ねてみた。先生は、フランスのヘーゲル研究の第一人者、ジャック・ドント教授と長年、ヘーゲルの共同研究をしてきている。即答してもらったのが、『精神現象学』だった。ここに、ヘーゲルのすべてが入っていると。なぜか、ヘーゲルは全集で持っていて、哲学史的な検討が必要だと、この頃、思っているのである。そもそも、哲学史なるものを創始したのが、ヘーゲルである。ヴィトゲンシュタインとは正反対であるが、世の中で、「正反対」と思われているものを同時に読み、相互に批判してみるのである。その合わせ鏡の中には、意外に、近いものも見えてくるかもしれない。

北の砲撃のことも話題になったのだが、これがニュースとして一面トップになっていることを、考えるべきだとの指摘があった。つまり、こういう衝突事件は、過去何度もあった。しかも、民間死傷者の数や倒壊家屋の情報のような軍事機密が軍からメディアに流れている。これは何を物語るのか。マスメディアは、われわれの社会認識のカテゴリーを形成している。その形成の背後には、メディアも組み込んだ利権構造がある。その中心は石油と並んでもっとも儲かる商売、「死の商人」である。アメリカの死の商人たち(日本も含む)が、そろそろ戦争をしたがっていると。現代の戦争は、国際法をクリアし、道義的な問題をクリアできれば、実行することができる。その結果、だれが潤うのか。日本の猿のようなキャスターやチンドン屋まがいのテレビ局が「いい仕事」をしているわけである。メディアの大騒ぎには、自分たちも気がつかない「目的」がある。「死の商人」の最大のマーケティングツールは、「人間の恐怖と怒り」である。こんな話になった冬の夜であった。



夕空や凍て杉しんと立てりけり   大正六年

■「しんと」という措辞で、この杉は、夕焼けを背景にして、一本立っている。そんな印象がある。しづかな冬の夕方の情景に惹かれた。


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11月24日(水)のつぶやき

07:20 from web
poetic fragments15 #poem #poetry >>> http://bit.ly/ePqJeL
07:46 from web
interesting. Does that mean the tea party? RT @apwpoet Pigs in the Meadow / Cows in the Corn / Glenn Beck
11:16 from goo
芥川龍之介の俳句(3) #goo_delfini2 http://bit.ly/e1iIpU
23:24 from web
Vielen dank @tiniaden für rt. Ich freue mich darüber, dass Sie verstehen mein Gedicht. Das wurde inspiriert mit ein Haiku.
by delfini_ttm on Twitter
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