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After Dry Silence : Valery Afanassievの詩(4)


(写真)Bernの精神分析医、ゲオルク・ルカーチ博士

ついにジェルジ・ルカーチまで、つぶやきはじめたか。アメリカ発というのがなんとも可笑しい。




A candle, overhead,
Under my feet.

The city lights
In the distance.




頭上のろうそくを
足元へ

街の灯が
遠くに




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一茶を読む:七番日記(28)

■旧暦10月4日、火曜日、

(写真)蔦紅葉

早朝から、仕事。一段落つけて、外出。帰宅して、いくつかの書類を作って投函。夜、冷え込んでくる。仕事。



恋人をかくした芒かれにけり   文化十二年十月

■時の経過が「かれにけり」という措辞に出ていて惹かれた。この句で気になったのは「恋人」という言葉である。この言葉は、かなり最近のものではないかと思っていたが、文化十二年(1815年)にはすでに使用されている。現代と同じ使い方なのだろうか。ちょっと、調べてみた。

「恋人」の文献上への初出は、1251年の「閑窓撰歌合」であった。「こひ人の心は遠くなりにけりわする計の月日ならねど」(藤原信実女)13世紀半ばから、言葉としては存在している。ただ、現代で「恋人」と言えば、両方がそう思っているケースが普通であるが、昔は、「その人が恋しく思っている相手」という使い方もあった。したがって、片思いにも使えたわけである。



Sound and Vision




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