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一茶を読む:七番日記(34)

■旧暦10月14日、金曜日、、二の酉

(写真)Lavaux

早朝から、仕事に入る。一段落ついて、江戸川ウォーキング。叔母の食事の関係で、ヘルパーさんに伝言など。午後、昼寝。夜、仕事。

最近、マエストロに刺激されて英語の詩を試みている。ご興味のある方は、こちらから>>> 今、二冊翻訳しているのだが、偶然にも、両方とも、インタビュー集である。話された言葉は書かれた言葉よりも、行動に近くて面白い。書き言葉は、座って机に向かって書かれるが、話し言葉は行動しながら状況に向って話される。しかし、訳す方にとっては、かなり難しい。



ムチヤクチヤやあはれことしも暮の鐘  文化十五年十二月

■暮には早いが、十一月の半ばを過ぎて、一茶のこの句が目にとまった。己の人生をふり返っての感慨とも、人の世の一般的な感慨とも取れるが、たいてい俳句では、自分のことを詠んでいる。自分の人生を「むちゃくちゃや」「あはれ」と突き放せる人間は、どこか、信頼できるものを持っているのではなかろうか。



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