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飴山實を読む(117)

■旧暦5月21日、土曜日、、桜桃忌

(写真)紫陽花の径

早朝に起きる。英語俳句を5句投句。朝の散歩。川でぼーっとする。歯医者、午後、病院。なんだか、何もしないうちに日が暮れた。朗読会が終わったので、今後は、F巻さんに提案した仕事に専念する。




夜の秋小皿に越の黒作
    「花浴び」

■「夜の秋」という季語は、夏の夜の中に秋の訪れの気配を感じ取る鋭敏さが好きだが、いざ使おうと思うと、なかなかうまくいかない。この句は、小皿に出された越後の黒作に、晩夏の中の秋を感じ取っていて、心惹かれた。黒作が秋の象徴になっているというよりも、黒作の「黒」が小皿の白さを引き出した点に感応したのではないだろうか。そんな気がした。
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