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飴山實を読む(119)

■旧暦5月8日、火曜日、、夏越

(写真)無題

朝から、病院へ。どうにか、新しい仕事に着手する体制が整った。秋までには、めどをつけたい。Udo Wenzelに下手な俳句を送ったら、丁寧に直してくれた。ネイティブが手を入れると、生き返ったように良くなるな、と感心してしまった。日頃、欧文俳句をけなしているが、いざ、書いてみろ、と言われると、なかなか、美しいものは書けない。

『ハイク・ガイ』(三和書籍)を書いたデイヴィッド・G・ラヌーの一茶のサイトは、面白い。一茶は、海外の俳人に人気があるが、どんなところに惹かれるのだろう。興味のあるところである。ここから彼の書籍のオーダーができる。




梅が枝に神を移して川祭
   「花浴び」

■シーンがはっきり見え、しかも動きがあって惹かれた。「梅が枝に」という措辞は、「梅の枝に」という意味だが、「の」が「が」という古い言い回しになっている。この助詞の使い方は、今はないが、それが消えたということは、一つのニュアンスが消えたということだろう。「が」の方が、「梅が咲いている枝」ということが強調され、梅の花が一輪はっきり見えたように感じられる。大阪の天満祭を詠んだ九句の一つ。
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