早春の伯備線を撮る【その1・豪渓】

2024年02月14日 20時02分27秒 | 鉄道関係
1月は行く、2月は逃げる……とあって、今年最初の更新です。

2月13日(火)、代休がとれたので10ヶ月ぶりに伯備線を訪れました。
行きは京都から始発の新幹線。ちょうど1時間で到着した岡山は通勤ラッシュのど真ん中で、やって来た山陽線の列車は大混雑。それでも岡山を境に乗客が入れ替わるせいか、岡山以西は比較的空いており、前回と同様に2駅目の庭瀬で下車しました。
ここで「スーパー」な「やくも4号」を撮影する予定でしたが、行程の都合上、ここでは撮れないことが判明したのは降りてから。
隣の中庄でなら撮れていたようです。


仕方なく、貨物列車を一枚。
かつては中線があったであろうスペースや、木造の跨線橋など、往時の「幹線の小駅」的雰囲気を色濃く残しています。


後続の列車で移動します。
伯備線に直通する列車は少ないので、ここで移動しておかないと伯備線内で折り返しの5号が撮れません。
「やくも4号」とは移動中にすれ違い。悔しい!

倉敷で一気に乗客が減り、総社でさらに減り、その次の豪渓(ごうけい)で下車。




伯備線ではよく見かけるタイプの、コンクリート造の無人の駅舎。
駅前にはタクシー会社があり、景勝地「豪渓」への二次交通を担っているようです。

駅から総社寄りに少し歩き、撮影地へと向かいます。


ここは上下線が離れており、カーブを曲がってくる下り列車を撮ることができます。
当然、381系であれば振り子を効かせて通過するわけですから、これは期待できそう。


30分ほどして「スーパー」の「やくも5号」が通過します。
ようやくパノラマ先頭をカーブ区間で撮ることができました。逆光は承知のうえですが、このカラーリングは光の中でこそ似合う気がします。

ここで予定していたのはこの1本のみ。
駅に戻ります。


柱の紫のカラーリングは「スーパーやくも」の登場に合わせたものでしょうか。
現在は路線ごとのアルファベット記号とラインカラーが設定されていますが(伯備線は緑色)、こういう構造物は塗り替えられず各地で意外としぶとく残っています。

穏やかな平日の朝。
誰もいないので京都で買った朝食のサンドイッチをここで食べましたが、そうこうしていると、列車の時間ではないのに接近放送。


そういえば、伯備線では貨物列車が現役でした。
381系の完全引退後は、この機関車もより注目されるようになるのでしょう。山陽筋に比べると短編成の貨物列車は、何とも模型的です。

さて、後続の普通列車で北上します。
何が来るかと待っていたら、昨年登場したばかりの227系。


昨年登場したばかりの227系「Urara」がやって来ました。
じわじわと勢力を拡大しつつあるこの顔。今回岡山に投入されたことで、新潟県(糸魚川)から山口県(下関)までがこの顔で結ばれたようで、まるで令和の湘南フェイス的存在と言えるのかもしれません。

【その2】に続きます。

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