残存記憶と現実

2011年11月25日 23時59分59秒 | 日記
11月も25日です。
例によって「クリスマスまで1ヶ月!」と言っていたのですが…
三島由紀夫の命日であることを忘れていたのは、文学部生としてどうなのでしょうか。(^^;

ここ数日ですが、また急に本が読みたくなりました。
普段から読んでいないわけではないのですが、いわゆる昭和期の有名な文学作品をあまり読んでいないんですね。
(川端の『古都』にしても、小集団クラスでの教材に指定されていなければ読むこともなかったと思う)
先週の発表では、そういった作品が存在した上での現代文学が成り立っていると強く認識しました。
一応は国語科の免許取得も考えているので、むしろ読まなければならないと思っています。現代文学から過去を遡っていくのはある意味では珍しいパターンかもしれませんが。
また、最近あたかも新書のような装丁で売られている過去作品の文庫本が気になるので、時間的余裕が出来たいま、本屋さんを覗いてみたいと思っています。

今日はバス通学でした。
通学バスそのものは通常の混雑具合なのですが、シーズンに突入したせいか、道路は渋滞。
タイミング悪く赤信号が続いて、大学まで通常20~25分で着くところ、32分もかかりました。
おかげで2限のゼミには遅刻、今まさに発表が始まるところだったのでギリギリ最初から聞くことが出来たのですが、やはり遅れて入るのは申し訳ないことです。
なお、自分の他にも遅刻が目立ち、最後に先生が「紅葉シーズンですから、もう1時間早く家を出ましょう!」全体に言われて終わりました。
そういう意味では、やはり1時間(うち徒歩30分)かかりますが、到着時刻が確実な電車通学が優勢なのかもしれません。

5限は突然休講になったので路頭を彷徨っていたのですが、たまたま友人に誘われて久々にキャンパス西側の地下食堂へ。
ここは2回生の前期まではそれなりによく来ていた覚えがあるものの、しばらく来ないうちに周りは知らない顔ばかり、すっかり馴染みの薄い空間と化していました。

「そういえば、前期のとても天気がいい日に2人で授業をサボってここに来たよね」
「あぁ、水曜日の健康心理学だったよね。それ以来だよね」
「1回生の頃なんか、月曜の2限がみんな空いてたから、お昼はここにずらっと座ってたのにね」
「今や月曜日なんか大学に来てる人の方が少ないよ」
「4回生になったら、好きな授業を入れて、来たい時に大学来て、お昼はここで食べたいな」
「でもきっと一人だよ」
「その時は付き合うよ」
「あれから一体何が変わったんだろうね」
「或いは何も変わっていないのかもしれないね」

そんなことを話したような気がするのですが、僕たちが久々にここに来て感じたこと、そしてようやく声に出した思いは、もはや誰の起こしたものかも分からない喧騒に消えていきました。
週末は紅葉を見に行こうと思います。


写真は昨日乗った225系の普通列車。
ようやく当たりました。隣には321系、ほんの数年で地元車両はだいぶ変わりましたね。