西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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『サルトル伝 1905-1980 上』『サルトル伝 1905-1980下』

2015年05月30日 | 新刊書(国内)
アニー・コーエン=ソラル/〔著〕 石崎晴己/訳  藤原書店 2015   

本の内容
20世紀最高の哲学者の全体像。サルトルは、いかにして“サルトル”を生きたか。「世界をこそ所有したい」―社会、思想、歴史のすべてその巨大な渦に巻き込み、自ら企てた“サルトル”を生ききった巨星、サルトル。“全体”であろうとしたその生きざまを、作品に深く喰い込んで描く畢生の大著が、満を持して完訳!
サルトルは、いかにして“サルトル”を生きたか。
数多あるサルトル評伝のなかでこれが決定版!! 幻の決定版サルトル評伝が遂に完訳!

歴史、社会、思想のすべてをその巨大な渦に巻き込んで、自ら企てた“サルトル”という試みを生ききった巨星、サルトル。既存の文法を破壊し、打ち立てた新しい規範をまた破棄し、無限の闘いに捧げたその生涯を、作品に深くくいこんで描く畢生の大著! 自らの内部で輝く知性のみを恃んで生きる世紀の天才・サルトルを描ききった、世にもダイナミックな伝記。(「近刊情報」より)

内容紹介
世紀を越えてなお暴力とテロリズムが横溢する現在、一層の存在感と影響力を増す20世紀最大の思想家サルトル―気鋭の研究者たちが芸術・文学・哲学などの多面的角度から、いまを生きるサルトル思想を解読する。生誕百周年にあたって開催されたシンポジウムの全容を記録する画期的論集。

目次

ヒューマニズムと反ヒューマニズム―『サルトルの世紀』をめぐって
文体への郷愁?―ジャン=ポール・サルトルの哲学的文章に関する考察
他者による自伝―『言葉』と『家の馬鹿息子』をめぐって
『家の馬鹿息子』と発達心理学
作者と読者の間―「交わり」commerceの概念の文化的源泉
解放された芸術
ティントレットの空間―サルトルにおける「奥行き」の問題
サルトルの美術批評とアメリカ滞在
サルトルと映画の詩学―ロマン/vs/レシ
サルトルとロボット〔ほか〕

5月31日付け『日経新聞』の書評欄で大きく取り上げられていました。

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