西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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高樹 のぶ子 インタビュー

2010年06月17日 | その他 autres
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3640

高樹 のぶ子
1946年生まれ。1984年『光抱く友よ』で芥川賞、95年『水脈』で女流文学賞、99年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞を受賞。現在、芥川賞をはじめ数々の文学賞の選考委員を務める。2005年より九州大学アジア総合政策センター特任教授。(写真:前田せいめい)

説家の高樹のぶ子さんが著した『ショパン 奇蹟の一瞬』(PHP研究所)はなんとも贅沢な本である。

 高樹さんはスペインのマヨルカ島、フランスのパリ、ノアンなど、ショパンのゆかりの地へ飛び、数々の名曲が誕生した瞬間を小説の形で描写した。


『ショパン 奇蹟の一瞬』(高樹のぶ子著、PHP研究所、1300円、税別)
 それ以外に、本書にはカラー写真付きの紀行文、ショパンの周囲にいた人々の解説も加わり、さらには当代一流のピアニストが演奏したショパン名曲集のCDも付いている。さながらショパンへの究極の愛情表現みたいな本なのだ。

 実は、本書の主人公はショパンだけではない。ショパンに匹敵する、いやそれ以上の強烈な存在感を放つ人物がもう1人登場する。その名はジョルジュ・サンド。フランスの女流作家で、約10年にわたってショパンの恋人だった人物だ。

 高樹さんは、ショパンとサンドの関係を、男と女の最も安定した形の1つだと言う。「現代にも通じる」という男女の理想的な関係。それは一体どのようなものなのだろうか。

コメント
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