西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
本ブログ記事の無断転載および無断引用をお断りします。
 

もうひとつの朗報

2009年06月08日 | 日本ジョルジュ・サンド学会(SJES)
日本ジョルジュ・サンド学会にとってもうひとつのうれしいニュースは、日本のサンド研究に大きな前進がみられたことです。サンド学会会員の高岡尚子氏(奈良女子大学・日本フランス語フランス文学会役員)が文科省の基盤研究助成金を見事に獲得され、文学と女性学を横断する画期的な研究により日本のサンド研究に新たな一歩を築かれました。その結果は、下欄のような研究成果となって開花しています。いずれも日本では翻訳されていない作品を非常に丁寧に読み込まれ、そこに描かれているヒロインを中心に緻密な分析を進め、各テーマに沿って説得力あるサンド論を展開されています。地道な信頼に価するご研究です。機会がありましたら、皆さんも是非お読みになってみることをお奨めいたします。

ー「母ー娘関係が語ることージョルジュ・サンドの小説作品を通して」『Gallia』 大阪大学フランス語フランス文学会 第48巻 2009.03 pp.31-40

ー「ジョルジュ・サンド『アンドレ』・『オラース』に描かれる19世紀フランス女性労働者たちの空間」in『女性学研究』 第16巻、大阪府立大学女性学研究センター 2009.03 pp.1-26

ー「ジョルジュ・サンドの作品世界にみる母と女のセクシュアリティ」『研究教育年報』第5巻 奈良女子大学文学部 2008.12 pp.71-82
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書評¨Les heritages de G.Sand¨ (RHLF)

2009年06月07日 | 日本ジョルジュ・サンド学会(SJES)
このところ、サンド学会にとってうれしいニュースが続いています。

2006年10月にサンド学会が日本で出版した日仏合作のサンド論文集¨Les heritages de G.Sand¨ の書評が、RHLF(REVUE D'HISTOIRE LITTÉRAIRE DE LA FRANCE)という、フランスの由緒ある極めて学際的な文芸批評誌に掲載されていたということが判明いたしました(2007年第3号、p.710-711)。

書評が出るという噂をそれとなく風の便りに耳にし、RHLFの該当すると思われる号に当たってみていたのですが、2008年号を調べてみて見あたらなかったため、このようなことはよくあることと思い、単なる噂に過ぎなかったのだと思い込んでいました。貴重な情報をお寄せくださいました宇多様、誠に有り難う御座いました。先日、いつもRHLFが置いてある図書室に行ってみたのですが、2007号以前の号は違う場所に移転してしまっていてお目文字叶いませんでした。が、できるだけ早く確認してみたいと思っています。

とりわけ、非常に好意的な書評をお書き下さったというリール大学教授のMartine Reid 氏には、日本サンド学会の著者一同からの深い感謝の意をお伝えしなくてはなりません。

¨Les heritages de George Sand aux XXe et XXIe siecles-les arts et la politique¨ については、次のサイトでご覧になることができます。非常に高価な著書で恐縮ですが、運良く文科省の科研費や在日フランス大使館の出版補助を得ることができ、それにサンド学会会員の寄付と日本人著者全員の個人負担金を足して、ようやく出版に至った汗と涙?の研究成果なのでした。

http://www.fabula.org/actualites/article17188.php
http://blog.goo.ne.jp/admin.php?fid=newentry
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2009春季サンド学会と新型インフルエンザ

2009年05月18日 | 日本ジョルジュ・サンド学会(SJES)
新型インフルエンザの感染者が関西で見つかり、神戸はマスクをした人々で異様な雰囲気とのことです。

今週末は、春季仏文学会の枠組みで日本ジョルジュ・サンド学会の研究会も開催されることになっているのですが、関西地方の会員の方が多いこと、また関東にgrippe porcine が波及するのは時間の問題と言えそうなことから、雲行きが怪しくなってきてしまいました。桝添厚生大臣によれば、毒性は一般のインフルエンザ程度ということなので、当局もマスコミもあまり大騒ぎしないで年に1回しか開催されない学会や研究会くらいは片目をつぶって大目に見てほしいなというのが、あまり大きな声ではいえないのですが、正直なところです。

日本ジョルジュ・サンド学会では下記のように2009年度春季研究会を開催いたします。
今回は会の新たな企画に関する議論が中心となるため、研究発表はありません。


      2009年度春季研究会

場所 中央大学・後楽園キャンパス・6326室(6号館3階)
時間 10:00-11:30  新企画に関する討議
   11:30-12:00  総会
              1) 会計報告
              2) その他

12:15~14:00 懇親会



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Les Amis de George Sand

2008年12月24日 | 日本ジョルジュ・サンド学会(SJES)
まったくあっという間のこと。一週間もすれば、2008年が終わってしまうとは。
歴史は繰り返される、驕れる者久しからず、盛者必衰の理、といった言葉を思い起こす一年だったように思います。

最近、大変、美しくリニューアルされたフランス・サンド研究学会のホームページご担当のThierry Derigny氏から
うれしいお知らせが届きました。 
日本のサンド研究 (Les activites de la SJES) に関する情報をホームページに掲載してくださったそうです。
サンド学会員の2007-2008年度の研究業績を見ることができます。

          http://www.amisdegeorgesand.info/


          Un grand merci a Monsieur Derigny !







      ----------------



祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことはりをあらはす。おごれる人も久しからず。
唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。遠く異朝をとぶらへば、秦の趙高、漢の
王莽、梁の周伊、唐の禄山、是等は皆、旧主先皇の政にもしたがはず、楽しみをきはめ、諫をもおもひいれず、天下の
みだれむ事をさとらずして、民間の愁る所をしらざしかば、久しからずして、亡じにし者ども也。(平家物語より)


                                     読み方;趙高 ちょうこう
                                         王莽 おうもう



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2008年度春季サンド研究会

2008年05月23日 | 日本ジョルジュ・サンド学会(SJES)
今年もサンド研究会は、春季日本フランス語フランス文学会の枠組みで、下記のように研究会を開催いたします。
ドラクロワが描いたサンドとショパンの肖像が二つに裂かれたことはよく知られていますが、
今回は『ショパンとパリ』の著者であり本研会会員でおられる河合貞子氏がこの作品に関するご研究を発表して
くださいます。関心がおありの方は、ご自由に参加くださいますよう、お知らせいたします。

 2008年度春季研究会

日時 : 2008年5月24日(土)  
場所 : 青山学院大学 1230号室

11:15 - 12:15 研究発表 - 河合貞子会員 (司会:西尾)
「ドラクロワの描いたジョルジュ・サンド像に付託した意味-
        《ショパンとジョルジュ・サンド》(1838)の作品を中心に-」
12:30 - 懇親会兼 昼食会 

*会員の方は、10時からの総会出席もお忘れになりませんように。
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2007年度サンド研究会の足跡

2007年12月02日 | 日本ジョルジュ・サンド学会(SJES)
Société Japonaise des Etudes sandiennes 2006-2007
Le plus grand événement de notre société en 2006 fut la publication des actes du colloque : ¨Les héritages de George Sand aux XXe et XXIe siècles - les arts et la politique -¨ que nous avons organisé en 2004 en commémorant le bicentenaire de la naissance de George Sand. Le volume a été publié aux frais des auteurs japonais aidés par les subventions du Ministère japonais de l’Education et l’Ambassade de France au Japon ainsi que les dons de notre membre A.Yoshida et de quelques librairies japonaises qui s’occupent de la publication des manuels français. (Le sommaire a été publié dans la George Sand Newsletter 2005.)
Le compte-rendu de lecture par Marielle Caors a paru dans les Amis de George Sand, no.29.

Nous avons organisé une journée d’études sandiennes à l’université Meiji (Tokyo) dans le cadre du Congrès du printemps 2007 de la SJLLS (Société japonaise de Langue et de Littérature), le 19 mai 2007.
Lieu : Liberty Tower 1209 à l’Université Meiji (Tokyo)

Communications :
(1)Femme et mère dans Julie ou la Nouvelle Héloïse, Jacques et Mémoire de deux jeunes mariées - ce que l'on peut constater à travers la disposition des enfants dans la fiction- Naoko Takaoka
(2) La modernité que symbolise le déguisement dans Mattea-Haruko Nishio

Travaux individuels de nos membres :
* Chikako HIRAI
- « Les images des femmes dans Le Meunier d'Angibault de George Sand ― Fille, femme, mère » , Espace des Femmes, no. 24 Spécial : vivre une époque《sans bornes》, Centre de Documentation Franco-Japonais sur les Femmes (Société Franco-Japonaise des Etudes sur les Femmes), 2007, pp.102-113.
- « Pourquoi George Sand a-t-elle modifié le titre de son roman? : De Au jour d'aujourd'hui au Meunier d'Angibault » in The Essence of Language, Culture, and Education : Essays in Honor of Prof. Reiichi Horii's Eightieth Birthday Party. Language, Culture, and Literaure, no. 11, pp.153-168, Osakakyouiku tosyo, 2006.

• Murata, Kyoko : « George Sand à travers le regard de Balzac : Camille Maupin »
Human Sciences: Bulletin of Osaka Prefecture University, No.2,
pp.115-139, 2007.

« Akiko Yosano et George Sand. Une même lutte pour la liberté et l'indépendance » in France-Japon : regards croisés (ed. Catherine Mayaux), Peter Lang, 2007, pp.121-131.

• Takaoka, Naoko : « Quels enfants ont survécu ? – de la Nouvelle Héloïse à Jacques » in Studies in foreign literature, Volume 25, Nara Women's University, 2006, pp.85-110.

• Nishio, Haruko : « L’espace romanesque ‘sans bornes’ dans Mattea de George Sand »
« De la critique du mythe de l’amour maternel à la transcendance de soi », Espace des Femmes, no. 24 : Spécial : vivre une époque « sans bornes », Centre de Documentation Franco-Japonais sur les Femmes (Société Franco-Japonaise des Etudes sur les Femmes), 2007, pp.33-43.

« Rapport des activités de la Société Japonaise des Etudes Sandiennes »
Revue de Langue et Littérature française, No 42, Université Keio, 2006, pp.137-144.




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2007年秋期研究発表会報告

2007年11月18日 | 日本ジョルジュ・サンド学会(SJES)
Rapport de la journee d'etudes sandiennes du 10 novembre 2007 a l'universite de Kansai
Intervenente : Keiko INADA
Titre de communication :Problemes du mariage dans "Le Meunier d'Angibault" et "Le Peche de Monsieur Antoine"
Moderatrice : Chikako HIRAI

研究発表 稲田啓子 (司会:平井知香子)
題名:サンド小説『アンジボーの粉挽き』『アントワーヌ氏の罪』における結婚問題をめぐって― 強い父親と家族の揺らぎ 
(発表要旨)
 稲田さんは、二月革命も間近に迫った1845年の、サンドの2作品『アンジボーの粉挽き』『アントワーヌ氏の罪』を取り上げ、異身分結婚(mésalliance)を軸に、七月王政時代の家族のあり方とその問題を明らかにした。
 「強い父親」の像は、『アンジボー』では成り上がり者のブリコランを通して描かれ、『アントワーヌ』では実業家カルドネに現れている。ブルジョワの父親にとって、子供の結婚は富の発展や、経営の拡大の手段でしかない。
 若い男女が異身分結婚を望むとき、それぞれが属する階級や集団での衝突は不可避である。社会的、経済的に不利な結婚を、家族や、周囲が反対する。親子は対立し、若い男女はその偏見に立ち向かい、新たな価値基準を打ち立て、やがて自立していく。この自立の背景にあるのが、彼らが小説の最後に手にする「予想外の財産」である。主人公たちの新しい家族は、『アンジボー』では二組のカップルがともに働き一緒に暮らすひとつの家族像であり、『アントワーヌ』ではさらにイデオロギー的で、当時の空想的社会主義思想の反映でもあるアソシアシオン、コミューンといった形をとる。サンドが、長い執筆活動の中で扱い続けた「結婚」という主題は、様々な価値観が交錯する現代にも通じる普遍的な問題である。

稲田さんの発表の後、以下のような活発な意見の交換があった。
* 結婚と金銭問題:ブルジョワにとって「持参金のない貴族の娘」は価値がないとする当時の世相。しかし、一方では「貴族の称号」が欲しいブルジョワがいた。当時は、貴族とブルジョワ、ブルジョワと平民間の結婚はあっても、サンドが描いた「貴族」と「平民」との間の結婚は、まれであった。
* 結婚と法律:持参金制度。サンド自身はどうであったか。当時の法律により、土地の売買などには、別居後も夫カジミールの許可が必要だったという事情があった。
* 「異身分結婚」という訳語についてはどうか。音感だけの場合は、わかりにくいかもしれないが、女性学などにも現れているように、新語として問題はないと思われる。
* サンドには養女がいた。1845年当時、「家長」はサンドであった。作品と娘ソランジュの結婚問題との関連は? 『アンジボー』は娘に献じられている。サンドはこの小説を通じて、娘に愛による結婚の大切さを教えようとしたのではないか。
* 守銭奴ブリコラン像には、モリエールの「アルパゴン」が影響している。
* 物語の最後に「予想外の財産」が出てくる点は、『愛の妖精』、『棄て子フランソワ』にも共通している。(モリエールの『守銭奴』も同様) 
* 「異身分結婚」のサンドの小説全体での位置づけについて。
               
稲田さんは当時の社会事情にも詳しく触れられ、今後このテーマはサンドの他の作品にも繋がる重要なもので大変興味深い発表であった。 
(文責: 平井知香子)


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11月10日Gサンド研究会

2007年11月08日 | 日本ジョルジュ・サンド学会(SJES)
11月10日(土)に開催されるサンド研究会の場所についてですが、関西大学(千里山キャンパス)の第1学舎 E304室です。

関西大学へのアクセスは、新大阪駅から30分、大阪駅からは20分となっています。
  http://www.kansai-u.ac.jp/Guide-j/access.html

日本フランス語フランス文学会、秋季大会のプログラムについては、次の案内をご参照ください。
  http://wwwsoc.nii.ac.jp/sjllf/taikai/taikai.html

------------------------------
日本ジョルジュ・サンド学会は、2007年度秋季仏文学会(於・関西大学)において、サンド研究会(10時半~11時半)を開催いたします。扱われる小説は、サンド文学の代表的作品『アンジボーの粉挽き』および『アントワーヌ氏の罪』です。

Nous avons le plaisir de vous annoncer que la SIES orgnisera le 10 novembre
la Journee d'etudes sandiennes annuelle (10:30 ~11:30 ) dans le cadre
du congres d'automne tenu par la SJLLF (Societe Japonaise de Langue et
Litterature Francaises) . Toutes celles et tous ceux qui s'interessent a
George Sand seront bienvenus.

発表者 Intervenante : 稲田啓子 Keio Inada (Chargee de cours a l'Universite Kwansei Gakuin)
タイトル Communication :
「サンド小説『アンジボーの粉挽き』,『アントワーヌ氏の罪』における結婚問題をめぐってー強い父親と家族の揺らぎ」 
Problemes du mariage dans "Le Meunier d'Angibault" et "Le Peche de Monsieur Antoine"

稲田啓子さんは、リヨン大学の院を終えて帰国されたばかりです。ご留学の成果である今回の発表は、とても楽しみです。研究会にはどなたでも参加できます。大勢の皆さんの参加をお待ちしております。
関西大学・千里キャンパスへの行き方については、次の日本フランス語フランス文学会のHPをご参照ください。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/sjllf/
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11月10日(土)関西大学

2007年09月28日 | 日本ジョルジュ・サンド学会(SJES)
日本ジョルジュ・サンド学会は、2007年度秋季仏文学会(於・関西大学)において、サンド研究会(10時半~11時半)を開催いたします。扱われる小説は、サンド文学の代表的作品『アンジボーの粉挽き』および『アントワーヌ氏の罪』です。

Nous avons le plaisir de vous annoncer que la SIES orgnisera le 10 novembre
la Journee d'etudes sandiennes annuelle (10:30 ~11:30 ) dans le cadre
du congres d'automne tenu par la SJLLF (Societe Japonaise de Langue et
Litterature Francaises) . Toutes celles et tous ceux qui s'interessent a
George Sand seront bienvenus.

発表者 Intervenante :
稲田啓子 Keio Inada (Chargee de cours a l'Universite Kwansei Gakuin)
タイトル Communication :
「サンド小説『アンジボーの粉挽き』,『アントワーヌ氏の罪』における結婚問題をめぐってー強い父親と家族の揺らぎ」 
Problemes du mariage dans "Le Meunier d'Angibault" et "Le Peche de Monsieur Antoine"


稲田啓子さんは、リヨン大学の院を終えて帰国されたばかりです。ご留学の成果である今回の発表は、とても楽しみです。研究会にはどなたでも参加できます。大勢の皆さんの参加をお待ちしております。
関西大学・千里キャンパスへの行き方については、次の日本フランス語フランス文学会のHPをご参照ください。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/sjllf/
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2007年春の研究発表会

2007年08月10日 | 日本ジョルジュ・サンド学会(SJES)
サンド研究発表会
[ G.サンド研究 ] 2007年05月20日
日本ジョルジュ・サンド学会開催の2007年度春の研究会journee d'etudes(明治大学-5月19日)は、サンド、バルザック、女性学研究、美術、美学専門の方々の参加を得て、和やかな雰囲気の中、活発な議論が交わされ、無事に終了しました。遠方よりお越しになられた皆様方、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
「日本のジョルジュ・サンド研究は、非常にダイナミックだ。今後の活躍を期待している」と世界各地のサンド研究や国内のフランス文学研究に携わっておられる方々から、よく励ましの言葉を頂戴いたします。このようにうれしい評価をいただけるのは、ひとえに研究会が国内外の博士号や修士号を取得された方、取得中の方、サンド学や女性学に関する書物を著された方、サンドに関する研究論文を発表され続けている方、様々な形でサンド研究や会に貢献してくださっている方など、業績、人物ともに素晴らしく優秀なメンバーにより構成されているからに違いありません(私自身はその末席を穢しているにすぎませんが)。
今回は、地道な研究発表会を重ねることに意味があること、またその重要性が再確認された研究会だったと思います。
秋の学会は、10月末の関西大学(吹田市)です。次回の研究会を楽しみにいたしましょう。
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