日本茶インストラクター兵庫県支部企画、美作番茶の製造見学 弾丸ツアーに参加しました。
晴れの国 岡山県の茶処 美作市海田地区 黒坂製茶さんのご協力で、今では少なくなった伝統製法を見学することができました。
室町時代にはすでにお茶の栽培がされていた美作で古くから受け継がれてきた「美作番茶」
一番茶を摘んだ後に伸びた枝葉を大釜で煮て、むしろに広げて天日に干します。
暑い夏、晴れの日が続くこの季節にしか製造できない特別なお茶。
大きな釜でお茶を煮た煮汁はタンニンがたっぷり。
乾き具合を見ながら釜の煮汁をじょうろで何度もかけては乾かし、飴色に輝くお茶に仕上げるそうです。
お茶の葉同士がくっついてしまわないように・・・炎天下の作業は大変です。
完成した伝統製法の美作番茶
ふるまってくださった冷やした美作番茶の美味しいこと!!
お日さまとお茶と人の手、天地人のたまものです。
茶畑にも案内してくださいました。
「やぶきた」のほか、「はるみどり」「りょうふう」「ふくみどり」「ふうしゅん」
違う品種を育てているのは中山間地とはいえ遅霜などの被害を減らし、摘採期を少しずつずらして効率よく茶摘みをするためだそうです。
まだ6年目の「はるみどり」「りょうふう」
ふくみどりの新芽は少し赤いのが特徴
レールがしいてある茶畑があります。
このレールを利用して機械で茶刈りをするそうです。
場所によっては乗用の茶刈り機も使うそうです。
兵庫県にはこういう茶畑がないので思わずテンションが上がりました(笑)
美作番茶はギフト、スイーツやパスタ、チャノベーゼにも加工され活用されていました。
伝統製法のお茶、飲むだけでなく新たな姿で楽しませてくれます。
日本茶インストラクター兵庫県支部のみなさんとの大人の遠足。
とても楽しく勉強させていただきました。
ありがとうございました!